本澤二郎の「日本の風景」(5877)
<歴史に盲目=極右の清和会体制に驚愕する戦争遺児と顕正会>10
自民党神道政治連盟総会で、岸信介の保守傍流派閥の清和会首相・森喜朗が「日本は天皇中心の神の国」という、途方もない暴言を吐き、続く小泉純一郎が公然と戦争神社(靖国)に国際世論を無視し強行参拝、その小泉が後継者に岸の孫の安倍晋三を擁立、いままた「安倍の女」とささやかれていた高市早苗を、言論界を制圧した憲法改悪新聞(読売)の渡辺恒雄(ナベツネ)が、徹底的に清和会体制を構築した、この恐ろしい不気味な野望の筋書きを、父親を戦場で奪われた戦争遺児(影山T子)の無念を、今くっきりと理解することができる。
法曹界など世の識者は、戦後80年の日本に、天皇制国家主義の戦前派の極右勢力による、いわば革命的政治変貌(戦前回帰)が、いとも容易に民主主義の平和憲法下で、ものの見事にヒトラーも驚くような手口で実現したことに対して、どう対処し責任を果たそうというのか。言論界と議会の著しい衰退をうらづけている!が、いま宗教界の一角に異変が起きている。(本ブログは敬称略)

<脱帽!270万の顕正会会長が高市の正体を暴く!>
いま手元に富士大石寺顕正会機関紙「顕正新聞」2026年5月5日号がある。270万の会員を率いる会長の浅井城衛の、鋭くも史実をふまえた見事なサナエ分析に脱帽だ。いわば言論界と政界・宗教界の怠慢を尻目に、公然と、さながら一刀両断「神の国」国家神道復活に向けた日本会議の野望を斬って捨てるという。この浅井チームの獅子吼に、人々の熱い視線が注がれている。(例によってAIが邪魔してくる、しかし屈しない)
直前に小泉の倅の暴走が、マニラから届いた。父子同罪か。
小泉(防衛大臣)は、「今回の防衛相会談では、二国間および多国間の防衛協力をさらに強化していくことで一致しました」と述べたうえで、「フィリピンとの防衛協力を深化させて地域の平和と安定を確保するために尽力していきたい」と述べた。そのうえで、防衛装備移転の見直しについて、「今日の大統領との会談の中でも、この日本の防衛装備移転政策の見直しについて話題になりました」と説明したという。

<戦前派は死の商人と一体>
サナエと進次郎は日本会議の手駒でしかない。
武器弾薬で平和は手にできない。その反対だ。80年前の教訓は永遠に生きている。
それでも武器に執着する死の商人は、血税を独り占めにしようとする現代の吸血鬼だ。トランプのアメリカが繰り返して証明している。アメリカの時代は終わろうとしている証拠だ。
護憲リベラル派の宮澤喜一は、中曽根後継総裁選挙で核兵器の防護服は、非戦の9条にあると喝破した。保守本流派閥が戦争しない日本を維持してきたものだ。神道は好戦的原始お祓いカルトで危うい。

<「高市政権の「神の国」野望を喝破>
浅井講演を紹介したい。「高市政権は前のめりになって、邪な改憲を推し進めている」と事実を厳しく指摘したうえで、4月12日の自民党大会で「憲法改正を必ず実現」とわめき、極め付きは「時が来た」と。首相が主導して平和憲法を破壊するというのだから、政治評論家の目には「こいつ頭がくるったな」と感じるばかりだ。
しかも、結党70年記念の新ビジョンでは「改憲が死活的に求められている」とも吠えていたというから狂気の沙汰だ。また「国会発議にめどが立った状態で、来年の党大会を迎えたい」と。改憲日程を具体的に据えた異例の姿勢を見せつけた点を、顕正会会長は見過ごさなかった。270万会員に警鐘を乱打した。
日本の危機的運命に対して、政治家や憲法学者ならいざ知らず、これほどの警戒心で応戦する宗教指導者の存在に安堵するばかりだ。彼は開明派の仏教指導者にちがいない。

筆者は、自民党監視人のジャーナリストとして、以前に彼女の皇国史観論に驚いたものの、まさか総裁候補どころか首相になることなどは、想定外のことだったものだから、天皇主権復活させる戦前回帰、すなわち国家神道復活の日本による戦争国家復活計画に、背後で操る宇都宮徳馬を裏切ったナベツネ暴走の存在を軽視してきたことに猛省しきりだ。海外では、まさしく新軍国主義と警戒されて当然であろう。
安倍・サナエの道は、日本亡国を100%約束している。後継に手を挙げた進次郎も同様である。彼女は内外政無知の安倍に毒された悪女としか見えない。

<隠された真意と私たちの物語=80年前の国家神道の日本>
サナエのいう「理想の日本国」には、隠された真意があると決めつける、浅井会長の目は水晶のように澄んでいるのだろう。
筆者は気付かなかったのだが、サナエは「理想の姿を物語るものが憲法。私たちの物語を文字にして、歴史という書物の新たなページに刻もう」と作り話を口にしていた。

この「私たちの物語」とは何か。間違いなく平和を愛する日本人のことではない。それは武器弾薬に
特化した、莫大な借金予算を懐に入れた「死の商人」勢力と一体の日本会議だ。
彼は、日本会議の文脈で見ると、私たちの物語とは「天照太神を中心とする古事記、日本書紀の神話伝承のこと」だとし「理想の日本国とは、現人神としての天皇中心とした明治憲法的な国体、すなわち神の国のこと、それを文字にして、歴史という書物の新たなページに刻むとは、憲法前文に明記することだ」とサナエと日本会議の野望を見事にあばいているではないか。
さすがは宗教指導者の慧眼に拍手したい。

<21世紀の天皇現人神(神の国)の(侵略)日本の狂気乱舞>
古事記・日本書紀など一般国民はしらない。その物語のいい加減さは理解していても、神道信者は違うのだろうか。筆者はたまたま内務官僚として、戦争に深く加担した伊勢神宮を、敗戦直後にくまなく調査した渡辺一太郎(千葉県警本部長・副知事・参院議員)から、天皇家の墓所とされる伊勢神宮の真相を聞いた。
「天皇家は朝鮮半島からの渡来人だった」という意外な説明に、いまは納得している。岸・安倍・小泉など政界には、そうした者たちが少なくない。岸が解散を命じられた統一教会を、発足させ育成してきた理由もわかってきた。
闇だらけの神話でごまかす日本は、外来権力者の存在と関係が深い、そのためだった。戦後は身分を隠しての選挙が、新たな闇を作り上げた。たとえそうであっても、80年前に国民は民主主義を手に入れ、実践してきた。したがって現代人が、日本会議という暗闇の物騒な輩たちの野望である「神の国」という馬鹿げた神話の世界に埋没する!なんてことはありえないことである。
それでも洗脳された輩は「神の国」という神社神道の野望実現にむかって走り出した。神社本庁の活動資金が自治会費などから神主と氏子総代らが、巧妙に引き抜いてきている犯罪事実も判明してきた。若者は問題の自治会に入らない動きも起きてきている。いまさらの天皇現人神信仰の強要は、神道崩壊を約束する。

<不気味なサナエ改憲軍拡集団が発足へ>
それでも自民党極右の氏子議員が動き出した。TBSが報道した。
(TBS)自民党の麻生副総裁ら有志議員が、政府・与党で連携しながら高市政権が掲げる政策を推進するため、議員連盟「国力研究会」を発足させることが分かりました。「国力研究会」では、外交や皇室など中長期的に考えるべき問題について議論がされる見通しで、政府と与党が連携して高市政権の掲げる政策を推進したい考えです。発起人には、自民党幹部の▼麻生副総裁、▼西村選対委員長、▼松山参院会長のほか、去年の自民党総裁選で高市総理と争った▼小林政調会長や、高市内閣の一員でもある▼茂木外務大臣、▼小泉防衛大臣らが名を連ねています。

<大義は善男善女軍団にあり=その行動力は圧倒>
サナエと日本会議に大義はない。
もともと明治期の日本に民主の芽は入り込んだ。しかし、開明的な新芽は封じ込まれ、野蛮な覇権主義を時の薩長藩閥政府が取り入れた。好戦的な神道の、天皇復権による明治政府が、欧州の大英帝国の配下となってしまい、民衆を事実上、排除した。その先に侵略国家・軍国主義の日本が、天皇崇拝と教育勅語で「天皇のための死」を幼児から教え込んだ。ここにヒロシマ・ナガサキの原爆投下を約束したといえるだろう。
因果応報は亡国の日本。今同じ道をサナエは選択した。
二匹目のドジョウを「私たちの物語」と叫ぶサナエの狂気に、世界が同調するのだろうか。そこに手を貸した信濃町と反対した戦争遺児と、新たな270万の圧倒する行動力の攻防戦を明日も続ける!
2026年5月7日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)