本澤二郎の「日本の風景」(5874)
<護憲リベラルの旗手と戦争遺児は同根>7
「憲法9条は守るべき」、「武力を準備してドンパチで負けないのが強い国なのか」そう語る自民党の元重鎮がいる。古賀誠元幹事長、85歳。国会で行われている憲法9条の改正議論、そして政府が大きく舵を切った殺傷能力のある武器輸出について語った。
忘れていた。宏池会の護憲リベラルの継承者・元自民党幹事長の古賀誠は健在だった。彼は憲法記念日インタビューで、池田勇人・前尾繁三郎・大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一・加藤紘一・池田行彦ら先輩たちの保守本流自民党きっての名門派閥の真髄を現在も死守、清和会の皇国史観論者・サナエに鋭い一撃を加えていた。
古賀は苦労人だ。原因は父親を戦場で奪われ、戦争未亡人の手一つで育てられた本物の平和主義者。木更津市の栄養士・影山T子とまったく同じ運命の星のもとで、この世に生を受けた。
後者は集団的自衛権行使に突っ走る当時、安倍内閣の公明党国交相の太田や党代表の山口の裏切りに対して、ひとりNOと叫んでブレーキを掛けた勇気ある人物。古賀もまた、サナエの暴走に怒りの釘を打ち込んでいる。父親を戦場で奪われたものたちの共通の叫びが消えることはない。
<女性と若者が官邸を埋め尽くす!サナエ打倒デモ>
ほぼ毎日のように繰り広げていた反たこいちデモについて、ほとんどの国民は知らなかった。理由は政府批判デモを報道しなかった新聞テレビによる。新聞テレビが右翼政府寄りに変身し、批判しなくなっていた。権力と言論の一体化で国民は盲目を強いられる。
「言論が正常に機能しないと、民主主義も正常に機能しない」という宇都宮の不安が的中したものだ。
言論が衰退すると、民間の政府系財閥企業にも及ぶ。311の東電フクシマ3号機(東芝製)核爆発による被害は、世界最大だというのに、司法は政府に屈服し、現在も東電は存続し、新潟県の柏崎刈羽原発を再稼働させる。主権者・国民の思いは100%無視されている。政府に支配される司法も政治不信の元凶だ。
しかも、復旧に向けての資金である東北復興資金は、東電からではなく血税でまかなわれている。憲法が保障する主権者は、愚民・棄民に追いやられている。その悲劇は房総半島の水源地(袖ヶ浦市)にも及び、放射能汚染ゴミが大量に不法投棄され、今も人々を泣かせている。その過程で不法投棄現場の数年前から住民がガンで命を落としている。
なぜ房総半島が狙われたのか?4年ほどの取材で判明したことは「やくざが跋扈する房総半島」「東電関係者の暗躍」と住民は分析し、現在も覚悟の原状回復運動に取り組んでいる。
悲しいことにやくざの暴走に警察も行政もにげる。木更津署はアメリカ禁酒法時代のシカゴ警察レベルだという事実を学んだばかりだ。議会も首長も市民運動も抵抗しない。まさしく無法無天、法治も絵に描いた餅だ。
正力松太郎・渡辺恒雄の読売新聞は、核開発・核武装に熱心だ。自民党保守傍流の岸信介・児玉誉士夫・笹川良一の戦争犯罪勢力の後継派閥・清和会の「神の国」という神がかり政治を信仰し、宗教界にも絶大な影響力を誇示している。
ここにきて幸いなことに、対抗する大教団も出てきた。近く紹介したい。
サナエの言う「強い日本」とは、国家神道の復活である。戦後80年を期に復活を夢見ている。それがサナエの憲法改悪、戦争する日本である。すでに政府は武器弾薬国家と武器輸出大国にむけて、イケイケどんどんよろしく閣議決定で強行している。
平和憲法解体の先に国家神道復活実現を夢見ていることも、一部の宗教界が暴いたようだ。
かくしてサナエ打倒デモには、戦争を忌み嫌う女性と戦場に狩りだされる若者が、多数派になってきていることが分かってきた。彼らの命がけのサナエ打倒運動は、60年安保闘争に匹敵するとみられている。の野党が多数参院憲法審査会で活躍する奥田ふみよの奮戦は、早くも注目を集めている。
<じわり軌道修正みせるサナエ批判もするYOUTUBE動画>
インターネットのYOUTUBE動画が面白い。神道・生長の家・統一教会のサナエ周辺が繰り出す動画が、人々の判断を狂わせる嘘の動画を流している。ここ数か月継続しているが、最近になってサナエ批判動画も目立って増えてきた。彼女の素顔も。官邸デモに若者が増える原因かもしれない。
最近、サナエが繰り出す「神の国」戦略は、国民の人権をあらぬ口実で縛り付ける動きがめだつ。これは由々しい一大事だ。なんとなんと日の丸損壊罪?という馬鹿げた法案も用意していることも分かってきた。
日本を秘密監視国家にしようという、とんでもない法律も成立させるという。
サナエの狂気は、晋三レベルをはるかに上回る。日本会議の焦りだろうが、明らかに平和国家の日本を独裁国にしようとしている。
繰り返すが、こうした危険すぎる今を作り上げた元凶は、安倍ナベツネと公明の太田と山口である。すなわち日本は公明党創価学会の裏切りで、地獄へと真っ逆さまに墜落している。改めて木更津市の戦争遺児の平和の戦いに敬意を評したい。
もはや公明党創価学会はその存在価値も失い、大義もなしか。戦争遺児に謝罪し、やくざ浜名を除名し、極刑にする努力をすべきだ。
<改憲改憲と叫び続けるナベツネ亡霊の読売は「神の国」お抱え新聞>
読売新聞社は3~4月、憲法のに関する全国世論調査(郵送方式)を実施した。憲法を「改正する方がよい」とした人は57%(昨年調査60%)だった。高市首相の在任中に、国会で憲法改正の議論が進むことを「期待する」と答えた人は54%で、直近の首相に比べて高く、憲法改正に向けた首相への期待感がうかがえた。
以上は昨日の、読むに値しない政府広報紙レベルだろう。調査に下駄を履かせたサナエお抱えの記事であることを、天下にしらしめている。古賀に言いたい。護憲リベラル派・宏池会の結集に向けて、最後の人生に奮戦してもらいたい。われも1972年以来、宏池会とともに生きてきた人間として、サナエ打倒に汗をかきたい。アジアと人類のためである。
昨日は実話映画を見た。神道氏子総代のような腐ったやくざまがいの人間が、地方にはいくらでもいることを学んだ。今もいる。今どきの氏子の気が知れない。
(村八分(前編)【昭和28年|1953年】<実話>女子高生が告発した静岡県上野村・村八分事件の真実とは?〔出演:山村聡 乙羽信子 中原早苗 監督:今泉善珠〕《なつかしい名作映画・感想・リアクション動画》
なつかし映画リアクション)
今日は知り合いが埼玉県大宮に案内してくれる。明治維新期薩摩の大久保利通の弟分で、首相になった松方正義の別邸という小旅行。彼は戦争屋ではなかった。財政通で知られる。一見の価値があろう。
2026年5月4日記(日本記者クラブ会員)
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