本澤二郎の「日本の風景」(5857)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>75
アメリカがイランとの戦争に突入した影響で、共和党の2026年中間選挙戦略に赤信号が点った。
米紙ワシントン・ポスト(WP)は4月13日(現地時間)、ガソリン価格の急騰と戦争の長期化懸念が重なり、減税と還付を前面に出した従来の経済政策の説得力が揺らいでいると報じた。
このワシントン報道は「明日のサナエ」であろう。戦前の国家神道「神の国」復活に向けた改憲軍拡草案を、こともあろうに憲法審査会でごり押しさせる、と先の自民党大会でわめいたのだから。これは読売新聞・日本新聞協会・日本記者クラブを乗っ取った渡辺恒雄の野望の結末を意味する!日本国民を愚弄した正力・渡辺の野望の最終稿にちがいない。
全国の多数老人も官邸と国会を包囲する事態へと発展する。善良な宗教団体もすでに決起した。官邸と自民党本部で孤立したサナエは、日々軽くなっていく。読売新聞は中川酩酊会見の罠をあばかれ、窒息死が待っている!
既に清和会のサナエ改憲派の代表となった古谷の小僧に、平和教団の顕正会が「機関紙の爆弾」を投じていると聞いた。翼賛的野党に代わって、強力な「神の国」改憲反対派の登場に、人々は喝采を送っている。
<宇都宮徳馬の心底からの怒りの原因=権力監視をやめたツネ(渡辺恒雄)の読売>
ここで改めて反骨ジャーナリストの読売・渡辺恒雄批判なのか、について解説したい。
ツネは宇都宮の存在なくして言論界に入ることは不可能だった。敗戦後の食うや食わずの東京で就職することは、絶望的に近かった。共産党に首を突っ込んでいたツネにとって、なおさらのことだった。
彼はツテをさがした。
学生運動で拘束され、拷問を受けた宇都宮は、すでに事業で成功していた。しかも、彼が読売新聞紙上で軍部批判をしていたことを知ったらしい。もう一人の共産党員と宇都宮のもとに駆け込んだ。一般的にナベツネと呼ばれているが、宇都宮はツネと呼んでいた。ツネの先輩の多田実はナベである。
高杉俊輔のペンネームで軍部批判をしていた宇都宮には、ただただ驚くばかりだ。水戸高では軍事教練の授業に高下駄を履いて校庭に出てきた宇都宮の反骨は、まさに前代未聞。天皇批判で拘束、拷問を受けても信念は変わらなかった。巷では軍部と官僚の圧政に人々は苦しんでいた。戦場では無数の若者が命を奪われていた。そのことにNOとかみつく、宇都宮の反骨にイキをのむ。誰もが沈黙する時代に反撃する日本人の存在に涙が出る。それを許した当時の読売新聞社長も命がけであった。
宇都宮はツネの保証人になって読売に入社させて安堵するが、ツネは恩師を裏切る。
保守合同で政権を担う岸のグループに身を置く。当時社長の正力の意向を受け手の変身であろうが、なんと岸の用心棒のような児玉や笹川に「正義のペン」を奉仕してゆく。
宇都宮の無念はいかばかりか!
<戦時中、読売紙上で軍部批判した宇都宮の反骨>
宇都宮は一身を顧みず軍部独裁と対決した。ツネは正義を捨て去った。
戦争犯罪の岸の流れに身を置く。事情知らずの筆者は「なぜ右翼政権に屈したのか」と聞いてみた。彼は「権力の仲間になれば、カネはもうかるし、苦労しなくて済む。奴は堕落してしまった。忘恩の徒だ」
<恩師の一撃「ツネは忘恩の徒」=人間失格の烙印>
それにしても「忘恩の徒」とは強烈だ。ツネに対する期待の大きさを裏付けている。
ツネに対する宇都宮の怒りの言動に身が引き締まる筆者は、ツネのような人間失格になることはない。
中央大学の数え歌の「ボロは着てても心は錦」は今も好きな言葉だ。
<権力批判しない政府広報は新聞でもジャーナリズムでもない>
宇都宮に出会えた凡人は幸せ者である。
中学校を卒業して上京する孫に「世のため人のために生きろ」と言い残してくれた、母方の祖父にも顔向けができる年代に入った。世の悪党から嫌われてもしかたない。
ジャーナリストの本分である「権力に屈しない人生」もまた楽しからずや!
<根っこからのナベツネ批判しない日本共産党の不甲斐なさ>
「そもそも日本は憲法9条のもと武器輸出を全面禁止していた。1976年、三木内閣が武器輸出の禁止を表明。理由として平和国家としての立場、国際紛争の助長を回避すると明確に述べている。1981年には衆参本会議で両院ともに全会一致で武器輸出禁止を決議し、国是とされてきた。その後輸出を可能とする例外は作ってきたが、2014年、安倍政権が武器輸出原則禁止を原則可能に変え、これが決定的な転換となった。それでも殺傷武器に関しては5類型で歯止めを設けざるをえなかった。今回それさえも、最後の制約を取り払ってしまうものになる。断固反対し、武器輸出禁止の国是に戻すために全力を挙げる」と語った。さらに「高市総理が武器輸出を経済対策に据えると、この立場を繰り返し表明していることも極めて重大だ。まさに死の商人の国になるのかと。どこかに戦争があって、国際紛争があって、そこに武器を輸出し続けることで経済活性化などということは、絶対に進んでならない道だ」と訴えた。(ABEMA NEWS)
以上は日本共産党の田村委員長の発言。
その通りだが、今の安倍・サナエの日本は右翼に転向したツネの野望の成果である。一度くらいツネの批判をしてみてはどうか。
2026年4月17日記(茅野村の仙人)
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。