本澤二郎の「日本の風景」(5845)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>63
暴力・部数で読売新聞・日本テレビを制圧したナベツネは、ついでCIAを背景に言論界と政界を手玉に取った。筆者は言論こそが第一権力と認識している。言論の支援無くして権力をつかみ維持することは不可能だ。革命やクーデターの最初の任務が、言論機関の掌握だということは言うまでもない。
「そこいらに転がっている普通の石ころ(安倍内閣)を政権に長く温存できた理由は、ナベツネによるNHK奪取だった」という筆者の分析は、ごく当たり前のことであろう。日本から英国BBCのような公共放送は消えてしまった。筆者の家からテレビが消えることを意味した。
したがって、安倍の女記者の広報宣伝を見聞しないで過ごすことが出来た。安倍は改憲合唱するだけのナベツネの操り人形に過ぎなかった。当時既にサナエは改憲教育を松下政経塾で学んでいた。彼女は自民党の神道議員連盟の幹部として、石原慎太郎らと靖国神社参拝を行動で示していた。今のタコイチ内閣に石原の息子を起用し、極右の「神の国」内閣だと認識できるだろう。
首相として公然と靖国参拝した小泉の倅も起用し、戦争体制の日本に狂奔させている。その狙いは「インド太平洋」制圧作戦か。戦前の大東亜共栄圏の二番煎じかもしれない。
<天地がひっくり返った「ハマダ市」血税補助金の神社祭礼横流し事件>
森喜朗のいう「神の国」、すなわち戦前の国家神道の復活を見て取れる。その証拠が木更津市(地元有力者はハマダ市)で表面化していた。オスプレイ補助金が、神社の祭礼費用に流れていた仰天事件を指す。
憲法に違反する重大事件がわが故郷で強行されていた。問題はことの重大さを市長も市議会も全く認識していないことだった。市の幹部に指摘しても非を認めようとしなかった。本ブログで何度も指摘したのだが、逃げてしまった。日本国憲法を知らない、読んでいない市長・市議・市役所職員の死んだハマダ市だった。またこの地区では政教分離違反政党が、やくざ候補に投票するという、信じがたい史上最低の民度のもとで繰り返されていた。
史上最低の民度での、史上最低の首長と市議会、委縮するやくざを恐れる市民のハマダ市の唯一の福祉施設に風呂は、やくざ向けに入れ墨OKという、これまた仰天事実も発見した。
唯一の救いは、中川昭一の酩酊会見の真相について、ブログで堰を切ったように沢山論じられたいることである。ナベツネのいない読売の罠に批判が集中している。これは評価できる。読売凋落を予感させる。
<中川昭一と安倍晋三の誤解されている仲>
大野伴睦の秘書から政界に転じた中川一郎は、岸信介の別動隊の青嵐会を率いて田中・大平連合にかみついて、日中友好にブレーキをかけた。台湾の蒋介石資金が原動力だ。自民党右翼系議員として森喜朗ら岸シンパに暴力系議員までが、その金に群がった。官僚出身の中川を岸後継の福田赳夫が特に支援する。
グループは血盟団よろしく自身の指を切って血判するという大時代的な組織で、主流派の大角連合と
対峙した。
彼らの行動力に感動した福田は、すっかり中川びいきになる。岸の強い要請に一度は、岸の娘婿の安倍晋太郎をしぶしぶ後継者にしたが、自民党総裁選で福田派が安倍と中川の二人を擁立する予想外の事態が起きたことから判断できる。この当時、同派秘書会幹部のNは、晋太郎を数回面罵する現場に立ち会っていた。福田側近の田中龍夫は、岸・安倍批判の急先鋒だった。
要するに、安倍晋太郎と中川一郎はライバル関係だった。福田派事務総長の塩川正十郎は「安倍は清和会の人間ではない」と外部に公然といい放っていた。そんな安倍に従った人物が加藤六月。現在の加藤勝信の義父。安倍晋三内閣で重用されるのだが、清和会メンバーになれなかった。義母が金丸信の妻に接近して旧田中派のグループに所属したが、晋三は父親同士の関係で勝信を「安倍家のお庭番」として重用したものだ。
安倍晋三と中川昭一の仲良しは、単なる政友でしかなく、実際はライバル関係だった。
その根っこは対米関係で二人は水と油だった。昭一を苔にした理由は、米国債購入を拒んだからだ。CIAの要請に二つ返事で応じるナベツネだった。いま財務省犯人説は、読売擁護がベースにある。
<反ナベツネの中川と親ナベツネの安倍>
中川の失敗は、ナベツネのCIA代理人という、予想外のずば抜けた野蛮な人間という理解を有していなかったことに起因している。
彼は人柄の良さが取柄の実直な政治家でしかなかった。読売と日本テレビの記者がナベツネの配下という事実を甘く見ていた。しかも、女記者には甘い。CIAのスパイもどきの手口そっくりではないか!しかも、玉木林太郎という財務官僚と読売女記者の仲を知らなかった。はっきり言って「CIAのナベツネ」に気付いていなかった。
ナベツネにとって岸の孫は扱いやすいが、正論を吐く中川は打倒する相手だった。
筆者も同じ失敗を経験していた。財閥・東芝病院医療事故死事件に対して、反省も謝罪もしないため。警視庁に刑事告訴に踏み切った。そのことを警視庁社会部記者クラブに連絡し、記者会見をセットしたのだが、なんと真っ先に自宅に単独取材を求めてきたのが読売新聞だった。
これにすっかり満足して、すべてのことを時間をかけて説明した。ナベツネの罠に全くきづかなかった。中川昭一と同じだった。ナベツネ読売は、一行も記事にしなかった。財閥病院は読売の仲間だった。宇都宮言論の後継者を、彼は完ぺきにマークしていた。こと自己防衛と相手をわなに掛け、ねじ伏せる手口は、常に徹底していた。酩酊事件にも同様の対応を見せている。しかし、結果は読売の馬脚が露になろう。
<福田赳夫が嫌った安倍晋太郎>
清和会秘書会のNから安倍と福田の微妙かつ複雑な人間関係を聞くまで、福田も岸と同じ部類の政治家と判断していたが、実際は違った。
岸の意向を受けて、統一教会勝共連合の文鮮明を絶賛する演説には驚いたが、それでも日中平和友好条約を締結した。彼の全方位外交は平和憲法の基本である。大平と角栄に配慮したというより、戦後の日本外交史に偉大な実績をのこしたことになる。
文鮮明が晋太郎を内閣の首班にしようとしたが、福田は賛成しなかったはずだ。
<小泉が救い上げた安倍晋三=黒幕ナベツネ>
清和会から追放した安倍家を復活させた人物は、小泉だった。黒幕は日本会議とナベツネか。彼が晋三を官房副長官・官房長官・自民党幹事長に引き上げた。むろん、森喜朗もだった。A級戦犯の岸や笹川良一との関係が深い。
清和会の臭い人脈は、森と小泉と笹川である。背後に暴力がちらつく。
<カルト宗教にすがる狂ったトランプ=タコイチ清和会は神道「神の国」>
【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は対イラン軍事作戦を遂行する中、ホワイトハウスの大統領執務室でキリスト教の牧師たちと面会した。牧師たちは厳粛な面持ちで、トランプ氏の肩や腕に手を置き、祝福を与えた。合衆国憲法修正第1条で政教分離が定められているにもかかわらず、米国はイスラム教シーア派の指導者が率いる神権体制のイランとの戦いにおいて宗教を援用しており、トランプ政権の高官の一部は、対イラン攻撃をまるで神聖な使命であるかのように捉えている。
キリスト教の神と神道の神は、80年前に前者に軍配が上がった。いまは仲良しか?
<神よりも武器弾薬が頼りの日米政権>
(朝日)トランプ米政権は3日、2027会計年度(26年10月~27年9月)の政府予算の要望をまとめた「予算教書」を示した。国防にかかる軍事費は前年度比4割増の1.5兆ドル(約239兆円)を求める一方、教育や気候変動対策などに関連する支出を大幅にカットする内容だ。過度な「軍事偏重」の配分には、米世論の反発も見込まれる。
2026年4月5日記(茅野村の仙人)
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