本澤二郎の「日本の風景」(5822)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>39
イラン情勢緊迫どこ吹く風の亡国内閣に1億2000万人の日本人が泣いている。犯人はトランプのアメリカとイスラエルのネタニアフ。しかも、イラン攻撃は「国際法違反」だと安保理決議まで出た。やくざ・マフィア・ギャングも驚く「ユダヤのアメリカ」に対して、人類は恐怖の息をのんで怯えている。
しかし、日本政府は全くちがった。閣僚の不倫疑惑が発覚、同時に正力・ナベツネの野球嫌いは、サナエ内閣がWBC選手権に浮かれていた事実を知り、口から泡をはいてしまったように驚愕している。要するに、イラン危機による原油暴騰にさえも無関心。サナエ本人もWBC始球式に出て、試合開始の一球に賭けていた。もはや日本政府の機能不全を世界に発信していた。

A級戦犯の岸内閣を後継した池田護憲リベラル内閣発足時の官房長官・大平正芳は、池田にむかって「これより夜の宴会とゴルフはやめてください」と釘を刺した。サナエお好み男とされる「核兵器武装論者」の官房長官・木原実は、WBC観戦のため、正力・ナベツネ自慢の東京ドームへ。浮かれていたのは皇室も同様で、天皇一家がスタンドに顔を出したらしい。

木原だけではなかった。財政危機下の「積極財政」という借金予算で、日本国を地獄の底に追い込もうという財務相の片山さつきも。さらには存在価値ぜろの経済財政担当相の城内実までも、ナベツネが感謝する?東京ドームに押しかけていた。まさしく亡国の日本政府を演技・パフォーマンスしていた!
昨日のYOUTUBE動画で確認した野球嫌いの「茅野部落」の仙人は、その衝撃で声も出なった。

<国民操作の手段は野球スポーツのヒトラー顔負け>
ナベツネの盟友で国家主義者の中曽根康弘は、天皇の政治利用を東京タイムズ政治部長単独インタビューで口を滑らしたものだが、ドイツのヒトラーは先行して、スポーツを利用した国民統治に長けていたことを裏付けていた。むろん、日独伊三国同盟下の内務官僚・正力松太郎も戦前に学んでいた。敗戦後に国民を裏切ってCIAのスパイになり、読売新聞社長になると、アメリカのスポーツを日本に持ち込んだ功労者?となった。
彼は読売のスポーツ新聞化にあきたらず、傘下の日本テレビで野球放送をがんがん流す。そしてジャイアンツ・巨人軍をたちあげた。ラジオ・スポーツ紙も動員する。
これによる部数増をねらって朝日新聞打倒へと邁進する。権力との妥協が功を奏した。

<片山・木原・城内の3閣僚が危機化の野球観戦=正力・ナベツネ効果>
国民をスポーツ好きにする統治効果は絶大だ。政府による愚民化政策である。これにいち早くとり組んだ読売グループは、必然的に岸の保守傍流と関係が強まる。
保守傍流の改憲軍拡派閥の中曽根・福田派と、格別な関係が構築された。ナベツネの実績だ。
興味深い写真を記憶している。首相官邸の大平が新聞をみている写真だが、なんとそれは筆者が書きまくっていた東京タイムズだった。大手の新聞内容はほとんど大差がない。
東京タイムズ政治部長は、その内部に切り込む記事をほぼ毎日載せていた。
同僚の社会部長は、やくざ暴力団と右翼の取材を得意としていた。彼は福田赳夫と右翼の仲良し写真を1面に大きく載せて、自民党に衝撃をあたえた。筆者も岸の別動隊の右翼議員の動向を、厳しく指摘する記事で他紙を圧倒した。

朝日新聞政治部長に何度かお茶を誘われた。これは反省している。右翼の朝日攻撃には、正義の取材記事が不可欠だった。猛省してもはじまらない。むろん、ナベツネの読売は「われ関せず」の態度をとり続けた。いま背後に統一教会勝共連合の黒い姿を知るに及んで、余計に悔やまれる。かくして新聞界は、ナベツネ一強で日本は崩壊、清和会体制となってしまう。

<文科相に不倫議員起用のサナエ人事>
《高市内閣に衝撃不倫スキャンダル》松本洋平文科相(52)が既婚女性と“W不倫”〈ラブホテルや議員会館の自室に彼女を…〉
現在はいい記事を見つけても載せる正義の新聞がない。ナベツネ効果である。したがって内部情報は文春へと流れる時代だ、新潮は政権批判力が弱い。文春の特ダネはしばらく続くだろうが、一瞬にして政界を衣替えさせる爆弾は無理だ。
いまの日本には、本物の特ダネを発射する言論は悲しいかな存在しない。
とはいえ、文科相の不倫スキャンダルによるサナエ内閣のダメージは大きい。統一教会がらみともいえる。
サナエのMT文書を炸裂させれば、内閣は終わるしかないのだが。
日本沈没回避は厳しいかもしれないが、速度を落とせるだろう。鍵は亡国の「積極財政」を阻止できるかどうかにかかっている。財政法4条死守が、この国の戦争阻止と関係している。正義の財務官僚の双肩にかかっている。

<危機管理どこ吹く風のサナエ内閣>
サナエはそこら中にいる極右女でしかない。トランプとネタニアフのイラン電撃戦争さえも
振り切って、「神の国」宣言の森喜朗配下の石川県知事選に飛び込んだ。実にお粗末きわまりない、首相らしくないおばちゃんであることを内外に暴露した。
形だけの首相でしかなかった。権力に奉仕する、まさにナベツネ流統治を暴露したことにも。
2023年3月12日記(茅野部落の仙人)