本澤二郎の「日本の風景」(5813)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>30
依然として新聞テレビは、権力者の闇を追及しない。ようやく今朝のネット情報が真相を明かした。そうサナエの「カタログギフト」およそ1000万円は官房機密費。国民のカネを流用したと誰もが感じている。
官房長官室の金庫を開いたのだ。首相スキャンダルに相違ない。「神の国」信者は、公金横領は手慣れれている、と国民は判断せざるを得ない。
いわく「高市首相「カタログギフト問題」専門家が指摘する問題点「お金の出どころはどこなのか」…疑われる官房機密費」と。「スポンサーの軍需産業に肩代わりさせれば」との外野席からの声が聞こえてくるが、人類は新たなトランプ戦争による原油高で悲鳴を上げ始めた。彼の懐は膨らむが。
<反ナベツネ本第三弾「改憲陰謀」>
数十年ぶりに書棚から埃まみれの「改憲陰謀」(データハウス)を取り出した。正力とナベツネの改憲陰謀に対する警鐘を、声高らかに分析し、平和国民に警鐘を鳴らした内容である。1997年憲法施行50年に決起した中曽根と小沢と、外相就任で突如として改憲派を名乗った福田派(当時三塚派)の中山太郎らの暴走ぶりを紹介している。
具体的には、国会に改憲を目的とする憲法調査会設置を目的とした与野党の右翼議員が勢ぞろいしたものだ。筆者の目には計画立案者と思われる中曽根ブレーンの姿が、くっきりと映った。小選挙区制NO、ワシントンも反対した改憲軍拡NOの第三弾。
すなわちナベツネに対して、NOを突き付けた護憲リベラル派ジャーナリストの自信作である。それにしても、天を恐れない極右・日本会議とナベツネの共闘も見て取れる内容である。
<中曽根・小沢の「改憲議連」の旗揚げと背後の正体>
戦争犯罪人・A級戦犯の岸信介の悲願である小選挙区制を強行(細川護熙内閣)した、愚かすぎた小沢一郎が有頂天になっていたころだ。小沢と中曽根・ナべツネ新聞の威力を見せつけた場面で、彼らは超党派の改憲議連を旗揚げした。戦後否定されてきた国家主義者らの台頭である。
人間はいい加減な動物だ。君子豹変という。平然と他人(国民)を裏切る。そして「寄らば大樹」を決めこむ。房総半島では、そうした様子を毎日みせつけられている。
かくして1997年末に緊急に出版した。中国の出版社が翻訳本を出したい、と要請してきた。喜んで応じた。おそらく日本語本が中国で翻訳本となった作者は、筆者が一番ではないだろうか。わが読者は14億人のなかに、いまも多少存在しているだろう。大学図書館にはあるだろう。日中友好が目的だ。
この「改憲陰謀」は被害国民にとっては、深刻すぎる内容だからだ。これらは左翼の書き手は書けない。筆者は、運よく自民党派閥を知るジャーナリストだったことが幸いした。要するに中曽根とナベツネに盾突いた物書きは、本澤二郎ただ一人だった。これは運命的であろうが、すべては宇都宮のお陰である。
<スポンサーは血税吸血鬼の財閥兵器産業>
軍事利権は巨大だ。今だけカネだけ人間は、自らの信念・心情をドブに捨てる。
「永田町のおぞましい政治屋は、兵器産業の株を転がして儲けている」と昔からささやかれてきた。安倍だけではない。サナエも見習っているという。軍事費はGDP1%を、サナエが2%に倍増し、武器弾薬産業はウハウハだ。戦争ばかりするアメリカの兵器不足を支える日本企業に、自民党防衛族も浮かれて金儲けに奔走しているようだ。
米国日系二世のトクノシローの筆者への遺言は、すでにやぶれさられているだろう。カネのためなら人の命を殺めるやくざ暴力団のような政治屋さえも、この世にいるかもしれない。最高裁判事が政府に配慮するような日本は、三権分立が機能していない。いまだ政教分離について沈黙して恥じない。
「神の国」などという21世紀人間にとっては、漫画と夢幻のような存在しない世界を、心底信仰するサナエら日本会議・清和会政治屋が、国家権力を行使している日本でいいわけがない。
だが、彼ら国家主義者には血税を腹いっぱいに吸い込む吸決鬼が、カネをばらまいてくれる。そのような腐敗した日本の心臓を、恩師はいち早く教えてくれた。日本国民が目を覚まさないと、血税は改憲派に吸い取られていくのである。ヒロシマ・ナガサキの生存者は少なくなっている。彼らも政治的なノーベル平和賞に浮かれてばかりいられない。
危険すぎる原発再稼働と新たな核開発に狂奔する、経産省の腐敗官僚が官邸をきりもりする日本でいいわけがない。
<歴史の教訓を否定する国家主義者の群れと平和憲法の危機>
歴史の教訓を学ばない日本人と背後の戦前派の国家主義者の日本は、現在と未来に対して盲目である。
その結果、また過ちをくり返すとドイツの政治家は、日本に警鐘を鳴らしてきたが、事実は日々それを裏付けてきた。
国家主義の正体さえ理解しない政治屋は、カネに取りつかれて彼らのお尻にぶらさがる。改憲議連にそうしてからめとられていく。それの悲劇がどういうものか、知ろうとさえしない。
政治を知らない、教えられない若者を引き込むための、成人年齢の引き下げに抵抗もできない無残な野党、国民のために審議拒否すらしない野党へと落下してゆく。世界一の高給とりに満足する日本の政治屋に反吐が出るはずだが、当事者はきづかない。
平和憲法は危機へと真っ逆さまに墜落してゆく。
<公明党創価学会の変身に仰天>
本を開くと忘れていた史実が蘇る。なんと公明党創価学会は1997年の時点で、改憲派へと転落していたのだ。
4年前に目と鼻先に不法投棄したフクシマの東電核汚染ゴミ排除に立ちあがった袖ヶ浦市の御園豊らは、同市議会に原状回復を呼びかけた。その中に公明党市議二人もいた。
ところが彼らは「うちはそのようなことはしない」と冷たい言葉を残して去っていった。二度と現場には立ち寄ろうとはしない。公明党の自民党化である。あわてて「中道」を名乗っても手遅れだ。
ナベツネ・中曽根・池田大作のトリオの成果だと筆者はみている。
2026年3月3日記(政治評論家)
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