本澤二郎の「日本の風景」(5807)
<ナベツネ御用新聞化に抵抗した反骨秘史>25
エプスタイン島リストの日本人の実名がメディアは報道しない。NHKファンもむろん読売・朝日読者も知らない。ネットでは「なぜ日本だけが沈黙するのか」と突き上げているが、対応は統一教会事件と同様である。これこそがナベツネの「御用新聞化」だ。それでもいまだ渡辺恒雄をしらない日本人はいる!

【ロサンゼルス=後藤香代】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは24日、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が自身の慈善団体「ゲイツ財団」の職員に、少女らの性的人身取引罪などで起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏との関係を認めて謝罪したと報じた。また、アメリカの元財務長官、ローレンス・サマーズ氏がハーバード大学の教授を退職すると明らかにしました。

ワシントンでは「お次はトランプの番。蓋するためにイラン攻撃か」との観測が。他方で、米紙ニューヨーク・タイムズなどはトランプ大統領の一般教書演説について、「虚偽や不正確な主張を列挙」と真っ向から批判する。こうした当たり前の言論は、ナベツネ化してる日本では見られない。

日本の言論の自由は、たとえば「金権腐敗の神の国・清和会の高市・親衛隊20人で始動に批判」といった当たり前の報道さえも期待できない。「自民党の旧安倍派議員約20人が25日夜、東京都内で会合を開きました」だけだ。日本の新聞テレビは、国民のための報道を放棄している。
いわんや米エプスタイン事件に関与していたとされる千葉工業大学学長取材にテレビカメラが殺到する様子など考えられない。
「2026年、世界が震えている。元王族が逮捕。大手銀行トップが辞任。元財務長官がAI企業から姿を消した。そして——エプスタイン島リストに、日本人の名前があった。イギリスでは称号剥奪・逮捕とけじめが進む中、なぜ日本だけがこの問題に沈黙し続けているのか」という庶民の叫びは空を舞っているのだが!

<国会では奥田ふみよの叫びが聞こえた!>
日本の参院本会議では、2月26日新たに共同代表に就任した、れいわ新選組の奥田ふみよ議員が冒頭「子どもたちを守るのが政治です。私は去年の参院選で初めて国会議員になった、ピアノの先生をしていた3人の子どもの母親です。こういう普通の母親が国会議員にならなければ、市民感覚からずれた政治屋たちに丸投げしていては、子どもを守ると言って子どもを殺す暴力政治がそう遠くない将来に来るかもしれないと危機感しかなくって議員になりました」と。
さらに「私は、総理に去る12月16日の予算委員会で『政治家ってこの国に暮らす全ての子どもたちの命を守るために存在していますよね。子どもたちを絶対に戦争に行かせない、そして絶対に戦争に巻き込ませない、今ここで約束してください』とお願いしました。それに対して総理は『大切な子どもさんの命を守るために私は戦います』と答えました。戦う? 誰と誰が? 総理には『子どもや平和を守り抜く』とおっしゃっていただきたかった。子どもを守るのは、人を殺す武器ではありません。子どものお腹がいっぱいになるお米です。武器よりお米です」。
久しぶりにまともな庶民の叫びを聞いた。サナエは総理に値しない。

<ワシントンの国防総省幹部「日本はまたアメリカと戦争するつもりか」>
1993年3月、筆者はワシントンのペンタゴンに乗り込んだ。
日本のナベツネ新聞の改憲試案のことと、改憲軍拡の潮流は「あなた方の意思が働いていると考える日本人は少なくないが、この考えは事実なのかどうか」と率直に直球を投げた。目の前に米軍エリート幹部5人ほどが取材に応じてくれた。
案内人兼通訳のW・バレットの対応に感謝しながら、臆することなく質問しながら、ナベツネの背後の黒幕探索に切り込んだ。
すでにアメリカの真の権力機関が、強大な軍と膨大な軍需産業であるという事情を、繰り返し宇都宮から聞かされてきていた。いうところの産軍複合体である。アメリカの経済・軍事外交を動かす闇の権力に、軍人大統領のアイゼンハワーも恐怖を抱いた勢力だ。
戦前の日本だと、財閥と軍閥の連携である。もう一つが森喜朗の言う「神の国」・復活した国家神道である。この三要素がヒロヒトの侵略戦争を可能にした。サナエの政治基盤は、神社神道と統一教会、いうところの日本会議である。奥田ふみよも肌で感じたのだ。サナエの武器弾薬よりも、国民は生きるための米。彼女の叫びは、山本太郎より分かりやすい。

日本は軍事費をゼロにして、その資金を福祉にまわさないと、確実に亡国へと墜落する。積極財政が国を亡ぼす元凶である。
彼女がここを理解すれば鬼に金棒だ。積極財政はさらなる円安による物価の高騰、ハイパーインフレを招来させる。80年前の日本に引きずり込む。歴史の教訓だが、戦後の日本の教育は歴史を教えない。南京大虐殺や731部隊の生体実験をしらない。北京を旅しても盧溝橋には行かない。

小渕恵三は筆者の説得に応じてくれた。盧溝橋に「平和の森」をつくった。彼の失敗は健康問題と幹事長に「神の国」の森喜朗を起用したことだ。北京の人民大講堂で次期国家主席の胡錦涛から拙著「中国の大警告」を読んでほしいと懇願されていた。石橋湛山が倒れて岸、小渕が倒れて森。天に見放された日本が
悲しい。

歴史の教訓を学ばない日本に対して、天が日本に天罰を加えたサナエ内閣誕生なのか。大平・角栄連合に石破や村上が決起するかもしれない。サナエ暴走が自民を分裂させるはずだ。

ペンタゴンの軍官僚エリートの結論は「日本はまたアメリカと戦争するつもりか」!クリントン政権のワシントンは軍縮へと舵を切っていた。軍需財閥は生き残るために事業の縮小と合併に必死だった。うれしいことに正力やナベツネはいなかったのだが。
しかし、現在は森・小泉・安倍よりもおそろしい無知蒙昧の徒・サナエに人は気付いていない!
2026年2月27日記(政治評論家)