本澤二郎の「日本の風景」(5805)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>23
(ブルームバーグ)2月24日の外国為替市場で、円の対ドル下落率が一時1%を超えた。高市早苗首相が日本銀行の植田和男総裁との16日の会談で、追加利上げに難色を示したとの毎日新聞の報道に反応した。

巷では「21世紀の東条英機かヒトラーか」「史上最低・最悪の安倍二号」とささやかれている。それでも怪しげな新聞テレビの世論調査は、不思議な高い内閣支持率を公表している。
反ナベツネ言論人は、権力監視を放棄した日本新聞協会・日本記者クラブに責任の大半が存在する、と指摘してきたが、それは現在も、これからも叫び続けなければならない。
「神の国」国家神道復活の積極財政が、一段と円安に追い込んでいる亡国日本の元凶である。自民党でただ一人正論を吐いている村上誠一郎に、政権をゆだねるくらいの大胆な政権交代が不可欠だ。サナエとサツキは政治も外交も無知・無責任の「神の国」「国家神道」「日本会議」の輩である。

国会前では19集会デモが繰り広げられていることを、凡人も初めて知ってそこにこの国の救いを感じた。足腰の強い日本人は、毎月の19集会に参加して、サナエ打倒に狂奔することが、日本再生・ナベツネ流御用新聞化阻止を可能にするだろう!村上は巨体をゆすって19集会の先頭に立て!と進言しようと思う!

00:00 開会~憲法99条読み上げ~2015年9月19日から始まる19日行動■菱山南帆子さん 憲法9条を壊すな!実行委員会02:25 シュプレヒコール 「戦争反対」「改憲反対」「戦争する国絶対反対」03:53 主催者挨拶~高市だましうち選挙■秋山正臣さん 憲法共同センター 共同代表

<「自民党派閥」に反応したワシントン>
地球も大地も刻々と変化する。先日の九十九里町での美しい河津桜、昨日は久しぶりに鍬を持ち上げて畑を耕した。フキノトウを3個みつけてスープにした。この季節最高の香りを、小さな口と鼻に運んでくれた。これは赤坂や新橋の高級料亭の板前も脱帽だろう。
筆者は東京タイムズに別れを告げると、即座に政治記者の卒業論文のような感じで「自民党派閥」を出版した。反応を見せてくれたのは、同じ赤坂でも米国大使館の日本政治担当外交官だった。

お陰で1992年はほぼ1年間、毎週一度、大使館の門をくぐり、彼に自民党派閥のそれぞれの特質と歴史を講義した。おそらく彼の本澤メモは、大学教授論文に化けたかもしれない。米国立国会図書館に眠っているかも?1年後、彼はフィリピン大使館に異動した。彼は別れに際して、何かお礼をしたいと言い出した。何かと問うと、アメリカ全土を1か月かけての取材旅行はどうかという、まるで天にも舞い上がるような提案に驚いた。
後でわかったことだが、これはワシントン・米国務省が、各国の有能な政治家や学者・文化人らオピニオンリーダー向けに、アメリカを知るために用意された制度だとわかった。中曽根や細川護熙も参加していた。
首都圏紙記者は、この20年間、ひたすら国会と官邸と自民党本部を駆けずり回ってきた派閥記者。いうなれば「井の中の蛙」だ。自転車会館の宏池会、砂防会館の田中派と中曽根派、赤坂プリンスホテルの福田派、番町の三木派は少し遠方だったが、それでも運動のため押しかけた。

国会周辺の地理は詳しくなったが、いまから50年前に資本300万円で建築したわが埴生の宿は、単なる寝床だけで地元住民との接点はなかった。
まさかやくざが跋扈する野蛮な地域であることなど、全く知らなかった。この地域の首長が、ほぼ100%の確率でやくざか、やくざ系などという、19世紀の日本などとは知らなかった。共産党議員までやくざにひれ伏していたことには涙した。
ここでは民主主義のルールは、言葉だけで実態はなかった。なんとも恐ろしいおぞましい田舎・房総半島だった。そこにフクシマの東電核爆発した高レベルの放射能汚染残土ゴミが、こっそりと埋め立てられていたことを、4年真に知らされたが、やくざ系の首長によって現在も不問に付されている。警察は税金泥棒の組織そのもの。戦後80年の日本の姿を房総半島は、いち早くくっきりと見せてくれていた。
房総半島で暮らしている住民の多くが、やくざに清き一票を行使していた。本当の事実、真実である!
信じられないような無様すぎる千葉県に、いまもうろたえている。「身体極まった」とはこのことか?仙人になるしかなかった。

<1993年のアメリカと取材目的>
今のトランプのアメリカは大変だ。財政危機にうろたえている。隣国からのやくざギャングと大量に持ち込まれる麻薬と性犯罪と銃犯罪と精神を犯されている引退した軍人と、そこに物価高社会に対して抵抗力を失った日本人も、いたたまれず帰国している。
いいアメリカは見えない。バイデンのアメリカは隠されていたが、いまのトランプのアメリカは良く見える。まっとうな精神で暮らせない荒れ果てたアメリカ。武器弾薬で生き延びるアメリカへと、日本の史上最低のサナエ内閣も追いかけている。「神の国」「復活した国家神道の日本」についての正確な分析さえも、専門家は理解していない。

カルト教団は創価学会や統一教会勝共連合だけではない。カルト教の先祖は神社神道・国家神道である。国家神道と財閥と軍閥が共闘した21世紀日本の先頭に立っている戦争屋の高市早苗に、誰も気付こうとしていない。これこそが日本の危機なのだ。

無知は犯罪である!
ワシントンDCには、日本留学経験者のW・バレットが待機していてくれていた。彼には取材目的を説明し、理解してもらった。彼はリベラルないいアメリカ人だと、現在も感謝している。妻が日本人だ。日本事情にも明るい。最高の取材コンビである。

<平和軍縮派記者のワシントン取材は読売改憲試案の元凶探索>
時差ぼけ解消が最初の旅人の仕事である。早朝のワシントンを歩くしかない。ホテルを一人で外に出た。
さすがに人も車も少ない。
直前に東京の国会議員会館の水野清事務所で、主からアメリカ近況を聞いていた。宏池会の水野清は、60年安保当時の防衛庁長官で、首相の岸信介が自衛隊投入指示を蹴飛ばした旧制水戸高の赤城宗徳の秘書から政界に打って出た政治家で知られていた。今回衆院議長に就任した森英介の東北大の先輩だ。森は親類の三木武夫と水野の義理を放棄して、改憲軍拡のサナエに屈しようとしている。「恥さらしの政治屋」だと断罪する声を聴く。それはさておく、水野は「今のアメリカの道路は壊れている。驚いたよ」と打ち明けてくれた。彼が1993年当初のアメリカを訪問していたことを知ったからだ。元建設大臣はワシントンの道路が破損して、水たまりが出来ている深刻な事情を語ってくれた。
早朝散歩はその確認のためでもあった。

歩き出すと、突然目の前が薄暗くなった。犯人は長身の黒人青年が前をふさいだためだった。両手に持つ鯖缶のような容器を差し出した。最初は腰を抜かしたが、即座に悟らされた。あわててポケットに手を入れて、小銭をつかんで缶に入れた。日本だと乞食であろう。おそらく兵役を終えて無事に帰国したものの、生活に困窮する若者に違いなかった。

米国の首都は、微笑えましい豊かな美しいワシントンではなかった。
筆者の米国訪問の狙いは、ナベツネ改憲試案の元凶がワシントンに存在するとにらんでの裏付け取材である。「アメリカの大警告」はそのために書いた。一見の価値がある自信作品である。
2026年2月25日記(政治評論家)