本澤二郎の「日本の風景」(5804)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>22
雑誌「女性自身」によると、憲法学者・小林節のサナエの憲法認識の稚拙さを紹介していた。要するに、サナエの歴史認識は皇国史観でお話にならないことを承知しているが、それだけではなく、日本国憲法も読んでいない、理解していない非常識な日本人、すなわち彼女は極右・日本会議の人物なのだ。
この手のおかしな人物を、正力やナベツネの日本テレビは起用した例はほかにも桜井某にもいえる。彼女はベトナム華僑と聞いた。昨日のネット情報では「某氏の女」とも報じられていた。この反共主義の闇の女性とサナエは馬が合うのだろう。むろん、安倍の仲間でもあった。
凡人ジャーナリストは、数年前までは「男よりも女の方が平和主義者」と思い込んで生きてきた。周囲の女性たちがそうだったからだが、こと早苗や桜井は、まさに戦争好きのナベツネが育て上げた極右の憲法しらずなのだ。
幸いなことに日本国民は、憲法改悪についての関心は薄い。「神の国」が笛や太鼓ではやし立てても、物価高の元凶であるアベノミクスを廃止しろ、と日本銀行に抗議している。最近知った顕正会という仏教の教団は、機関紙を日銀前で大量に配布して、亡国への積極財政批判を行っている。
統一教会・創価学会などカルト教団の行動力は、すさまじかったが、現在では顕正会270万人の行動力が、ずば抜けて他を圧倒している。
<「天は自ら助くる者を助く」=政治記者卒業本に米国外交官が注目>
今も思い出すと、中曽根後継人事における自民党総裁選挙で手を挙げた岸の娘婿の安倍晋太郎工作が、ナベツネ経由から毎日新聞そして東京タイムズにも及んでいたことを確認できる。最近判明したことは、統一教会も総力を挙げて「安倍晋太郎総裁」でうごめいていた。
カルト教団と新聞工作、それが首都圏紙の東京タイムズにも及んでいた。ナベツネは徳間書店と東京タイムズによる「安倍新聞」化で、晋太郎内閣実現を画策していた。
それは総裁選の直前に二人の毎日OBが入社してきた。一人は編集局長として、政治紙面を晋太郎宣伝に利用しようというものだった。しばらくしてそのことに気付いた。彼はA級戦犯の岸の長女と結婚している。したがって岸の亡霊であることは言うまでもなかった。
筆者は日本国民のためには、はるかに護憲リベラル派の宮澤喜一が優れていると判断し、社長の徳間と毎日OBと対立した。この場面では覚悟の決断を求められた。すでに在京政治部長会の最古参、東京タイムズでの仕事は終わっていたと解釈すれば、あっさりと辞めることが筋だと判断していた。
第一、相手がナベツネでは太刀打ちなどできない。右翼・暴力団のドン・児玉・笹川人脈を抱え込んできた悪党と戦っても勝ち目はない。
<恩師・宇都宮徳馬が助け舟>
この場面では恩師で反岸の宇都宮徳馬に相談を持ち掛けるしかなかった。彼の政敵は戦犯の岸だ。愛弟子が岸の軍門に下ることは、由としなかった。当座の生活費を彼は準備してくれた。これは救いだった。まだ子供たちは親離れする前だったのだから。
対してナベツネは、恩師の宇都宮を裏切って岸・児玉・中曽根・安倍晋太郎に食らいついたのだから、むろん筆者に助け船を用意してくれた。筆者はあくまでも正道・王道を歩く。現在も恩師に準じてペンを動かしている。平和軍縮は永遠に正義なのだから。改憲軍拡原発反対の論陣を張って、断じて屈しない反骨ジャーナリストである。
自民党派閥取材20年は、他社にだれもいない自分だけのひそかな勲章である。
いそぎ「自民党派閥」(ぴいぷる社)を出版した。これが意外な、新たな展開を作ってくれた。宇都宮だけではなかった。米国大使館政治担当外交官が、この本を手に取ってくれていた!
<国会赤じゅうたんを肩で風切る怖いものなし痛快人生>
およそ勉強らしい勉強もしないというよりも、できなかった貧者は、しかし正道を踏み外すことはなかった。「ブンヤはブンヤでも、ナベツネのように企業スキャンダルに首を突っ込んで暴利を得るという悪党など無縁だった」と今でも言い切れる。
盆暮れになると、派閥の長から贈り物が届く。角栄は越後の漬物、大平は果物の缶詰、中曽根は下仁田ネギ、三木は記憶ない。むろん、水田三喜男もなし。だいたい社会通念上、許される範囲であろう。そうそう村上誠一郎を育てた河本は、ワイシャツだった。
かくして怖いものなしの官邸と国会を歩き回っての20年は、あっという間の最高の人生だった。この間、馬も食べきれないほどの活字を、東京タイムズや週刊誌のアルバイト原稿を埋めた。
徳間のために勲章まで取ってやると、たかが勲章にいい爺さんが喜んでくれる。東京タイムズ生活は、まさに順風満帆そのものだった。
宇都宮を知り、宇都宮を裏切ったナベツネを知った。
ロッキード事件で震え上がったナベツネ、日航機墜落事件の真相を墓場に持ち込んだツネの人生は、明らかに新聞人失格。読売はまことの新聞ではない。
<政治部長会が発起人「自民党派閥」出版会を日本記者クラブで実施>
考えなくても理解できる。倒産した貧乏会社・東京タイムズのお陰だ。本心から感謝したい。岸の娘婿が中曽根後継に手を挙げてくれたことで、新聞社をやめる機会をくれた。政治評論家で少しは暴れた。「自民党派閥」を熟知した政治評論家はほかにいない。素人がわめいている現在、政治は狂いまくっている。
NHKの女記者も20年、ずっと安倍晋三と共に生きてきたという。この不思議なNHKは、もはや公共放送ではない。官邸の言いなりではないか。英BBCとは天地の差がある。
筆者のもう一つの勲章は、政治部長会の全員がこぞってわが出版会の発起人になってくれたことだ。これも前代未聞だ。だれも真似できない。退職金は雀の涙で、妻や子供に心配をかけたが、1万円パーティーでなんとか乗り切った。千葉市の京成ホテルでも開催したが、その時は東京新聞から知事特別秘書を経て千葉日報編集局長・千葉テレビ常務を歴任した野村泰が音頭を取ってくれた。彼が政界に出てくれていれば、ハマコーの出番はなかった。
ハマコー逮捕に執念を見せていた渡辺一太郎元千葉県警本部長(副知事・参院議員)も、秘書の石井正子ともども応援してくれた。当時の沼田武千葉県知事ら政財界の面々も。まさに「天は自ら助ける者を助ける」である。
むろん、人生は厳しい。どん底に落ちる時もあるが、幸い現在も生きている。生きることが人間の幸せを約束する。先日は九十九里町でハマグリ定食を初めて食べた。だが、2026年からどうなるか。
わずかな年金制度が崩壊したら、という不安が全国民の脳裏によぎる。
<中曽根後継人事で社長と衝突=卒業本「自民党派閥」が機会>
安倍晋三の実父・晋太郎の毎日時代は、彼の友人によると「年中記者仲間とばくちに明け暮れていた」という。背広のポケットには万札がびっしり詰まっていて、それを配って仲間を生産していた。常識外れだった。彼の悩みの種は晋三の教育だった。家庭教師はいつも心臓の頭を叩いていたという。
国際ジャーナリストの藤原肇によると、彼はアメリカ留学中、統一教会や韓国の謀略機関などの世話を受けていたというから、安倍家と統一教会の関係は、長くて太い。
それはサナエにも伝染していたことが。総選挙中に発覚した。
彼女が仮病を理由に、NHKの日曜討論をすっぽかした。韓国の検察が暴いた統一教会との深い仲が表面化した場面だった。サナエと統一教会の深い仲を徹底追及する野党は存在するのかどうか。目下の新たな不安であろう。
それはそれとして「自民党派閥」本が新たな反ナベツネ批判の機会を作ってくれたことは、改めて多としたい。ぴいぷる社の恩田貢は、元週刊文春記者である。「塀の上を歩く金バッジの面々」と「総理大臣・宮澤喜一」も出してくれた。そういえば政治雑誌も出していて、彼から「早苗とインタビューたのむ」と言われて彼女と会ったのだが、彼女の皇国史観論には腰を抜かした。その人物を国民が支持している?信じられない。事実なら日本国民が偏狭なナショナリストになってしまった証拠になる?
次回は願ってもない30日にかけてのアメリカ取材を報告したい。
2026年2月24日記(政治評論家)
米ドル1強時代の終わりの始まり!
戦後80年でアメリカ帝国は終わりに近づいた。米ドル体制は終わる。「40%はBRICS諸国の安全な金庫に保管されている現物の金で裏付けられる。紙の金やETFではなく、監査可能な実物の金属で」「60%はBRICS通貨の加重バスケットで。中国元、インドルピー、ロシアルーブル、ブラジルレアル、南アフリカランドで」「40%は古くから信頼されている金による安全性、60%は発展途上国の経済力の高まりによる成長性で。
これは、1944年のブレトンウッズ協定以来のグローバルマネーの機能に対する、直接的な構造的な挑戦」トランプの暴走と悲鳴が聞こえてくる!
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