本澤二郎の「日本の風景」(5790)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>8
(衆院選は比例東京ブロックで参政党とチームみらいが最後の議席を獲得した。小選挙区を含め、各党の議席は自民315、中道49、維新36、国民28、共産4、れいわ1、減ゆ連1、参政15、みらい11、無所属5で確定)。
戦後80年、正力松太郎・岸信介・渡辺恒雄ら極右の改憲軍拡派が夢見た世界が、議会を欺いて強行した電撃解散で、なんとあっけなく現出した。財政法4条を破壊する超インフレ・物価高騰を100%約束する積極財政が始動する。日本銀行の忠犬・植田和夫に対して前任者の黒田東彦までが「やめろ」と警鐘を鳴らしているが、彼らは聞く耳を持たない。敗戦時の恐怖を知らない高市・片山・植田は、日本を亡国へと追いやるだろう。
<恩師を裏切りツネが夢見た平和憲法破壊の日本>
国民は知らない。しかし、恩師・宇都宮徳馬と愛弟子は知る。沈黙しない。声を上げる!
海外の学者の中には「日本人はしっかりしている。戦争国家にならない」とあきれた分析をする者もいる。筆者もそうして平和国民を激励してきたのだが、2026年2月8日の選挙結果は衝撃で声も出なかった。日本国民が偏狭な民族主義に感染していたのだから。そこには次代を生きる若者が含まれていた。
外国人女性と結婚した友人の孫を、いち早く日本から妻の祖国に引き取らせたことを知ると、いたたまれなく悲しい。
2026年以降の日本は安全な国でなくなった!金持ちは紙切れの株式や円札を金や銀に変えて、海外逃亡に忙しいと聞く。中国の富裕層はずっと以前からそうしている。日本も?他方で、やくざ暴力団らと提携して小銭を稼ぐ不倫の人たちも、見方によれば哀れすぎよう。
<積極財政は軍国主義の日本の本格的復活=民は疲弊・呻吟する世界>
確かにヒトラーがワイマール体制を足場にして、ナチス政権を実現する階段と、安倍・高市の野望実現への過程は似ている。甘すぎる公約に酔いしれる愚かな民の生きざまを裏付けている。
戦後50年に50人の仲間と南京・盧溝橋を旅した。多くの感想は「中国人の怨念はすさまじく理解できる。日本人はこれからも反省と謝罪と誠実な貢献が不可欠」というものだった。森喜朗・小泉純一郎父子・安倍と高市も南京に立つ勇気などない。それでいて岸の戦争派は、野田佳彦の尖閣国有化と共に、被害国に喧嘩を売って恥じない。また、多くの有権者も暴走していた。
浮かれた高市は「単独政党としては自民党が316という過去最多の議席を獲得した今回の衆議院議員総選挙。自民党の高市首相が真っ先に感謝を表したのは投票した日本国民ではなく、海外のあの人物」と新聞は報じた。正力が設立し、ナベツネが育て上げた日本テレビは「小栗泉特別解説委員は、高市総理と中継を結んだ際に「選挙期間中、統一教会との関係については一言もお話になりませんでした。はっきりものを言う高市さんらしくないと思ったのですが、いかがでしょう」と聞いた。
ナベツネ・テレビが高市スキャンダルを報じなかったと自白したのだ!ナベツネ御用テレビに限らない。これが日本のナベツネ御用新聞化の正体である。ナベツネの電撃解散と統一教会スキャンダル隠しが、有権者に報じなかった。有権者を新聞テレビは、こぞって騙していた。そうして手にした315議席だった。無知な国民をだましだまし続けての、まやかしの大量議席だった。
騙されたのは野党、特に中道の大敗北は、野田に対して政治屋やめろ!の怒りが、日本列島にこだまし、渦巻いてもいる。戦争党の公明党創価学会も、高市改憲の功労者に違いない。「共産党の志位和夫も日本にいらない」と、房総半島で叫ばれている。
春秋の筆法をもってすれば、ナベツネ御用化新聞と与野党がこぞって実現した315だった。
<あせる成果と暴走する独裁と反発する国民の分断国家へ>
小選挙区制を悲願とした岸の野望が、護憲リベラルの宮澤喜一内閣打倒運動とも連携した、まやかしの政治改革論推進派が、底辺を支えていた。小沢一郎や細川護熙の罪も万死に値する。土井たか子・河野洋平もまたその責任を負っているだろう。
日本もまたアメリカ同様の分断国家として、大波乱が待ち受けている。その過程で軍部の突発的な暴走も懸念される。やくざとグルの日本警察も。改憲にブレーキをかけない御用司法も、この国を亡国の渕へと追い込んでいる!若いころからの高市を知る反骨ジャーナリストは、のんびりと昼寝もできない。誕生日も忘れていた!
2026年2月10日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
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