本澤二郎の「日本の風景」(5785)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>3
「2013年以降のアベノミクス下で円安が進んだ際、企業は日本に戻らなかったという『失敗が立証されている事実』を紹介。今の企業は、単なる為替の損得だけで工場の場所を決めているわけではなく、人口減少による人手不足や重い税負担といった日本社会の根本的な弱さを懸念しているため、為替が変われば企業が動くという考えは、もはや通用しないのではと厳しく断じたのです」
以上の「円安で企業はホクホク顔」と明かした経済音痴の高市に対して、大手みずほ銀行が「おかしい」とくぎを刺した。今朝のネット情報に流れていた。
なんでも高市礼賛の右翼の御用新聞批判でもある。おわかりか、新聞が権力監視をやめると、経済も外交も狂う。今がそうである。
そういえば、珍しく産経が狂った新聞記者の暴走を記事にした。「毎日新聞は1月31日付で、記者が令和元年8月に夏季休暇を利用して韓国に渡航し、教団関連のシンポジウムを取材したと伝えた。会食に参加した際に「感動的な機会でした」と発言したとTM特別報告に書かれている。渡航費や宿泊費は主催者が負担していた。同社は「イベント参加と発言は不適切だった」と謝罪。また「朝日新聞は2月1日付で、報告に記者(退社)と週刊朝日(休刊)記者が教団関連イベントに感想を寄せたとの記載があったと報道。元記者らは聞き取り調査に、イベント参加や感想を送ったことを否定し、教団も「参加の事実はない」と回答したという。嘘つく記者は自民党政治屋そっくりだ。
統一教会批判どころか、統一教会宣伝の尻馬に乗っているナベツネ流が、筆者の脳裏かすむ。なにごともこっそりやれば許される、というのだ。今回の統一教会隠しの冒頭解散は、ナベツネの配下の仕業とにらんでいるが、これも同じ手口だ。彼が大野伴睦番記者をしてるとき、番記者と一緒に韓国を訪問した。同行した記者に小遣いを配っていた。むろん、財布は伴睦のものである。
これは当時の同行記者が、読売政治部長に報告して判明した。わが大学の先輩・多田実(三木派担当)が筆者に打ち明けてくれた。
左翼の人間は、右翼に転向しても倫理観に変化は起きない。こんな人物が永田町を支配していたことに驚きを感じる。あなたはどうか?
<左右両翼人間は国民・主権者に向き合わない=つぶされた官僚>
「最も重要な資質を欠くのに首相を続けるのか。自民党を勝たしてはならぬ」と衆院選(8日投開票)に向けて私見を述べた。霞が関の真っ当な官僚OBの田中均のことだ。彼は「高市・自民党を勝たせるな」と怒りのコメントを内外に発信している。
岸信介の周囲には、福田赳夫を除くと優秀な官僚がいなかった。笹川良一も児玉誉士夫ら右翼暴力団のドンが控えていた。60年安保騒動では、警察のほか右翼暴力団が学生や労働者に襲い掛かった。当時の防衛庁長官の赤城宗徳が、辞表片手に首相の岸と対決しなければ、東京でも恐ろしい事態が起きていた。
当時の読売の正力松太郎や児玉にぶら下がる渡辺恒雄記者の記録は見えない。公表できるものではないだろう。彼らは新聞人でありながら、岸の安保改定派だった。当時のCIAの手足の先頭に立っていたのは、正力だったのだから。おそらく正力は言論界を束ねてデモ騒動阻止に動いていたはずだ。
この時期、東大生の学生デモに参加した池田行彦や加藤紘一は、その後に池田勇人の保守本流リベラル派の宏池会に所属している。思えば宏池会の生き字引のような木村貢から「池田行彦をたのむ」と言われ、ずっとその気になっていた反骨ジャーナリストが、左翼から右翼に転向した読売のナベツネとぶつかるのは、ごく自然な流れだった。いまも朽ち果てそうな豚小屋の居間には、いまも行彦と二人の写真が飾ってある。
宏池会は池田から前尾繁三郎・大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一と継承する。大平は「日本の官僚は優れている」といつも評価していた。彼自身が大蔵省出身だったし、根っこは外務省出身の吉田茂。吉田内閣のもとで9条憲法が誕生した。その土台を幣原喜重郎内閣が作っていた。
その20年前に、わが上総の国の望陀郡茅野村の神童・松本英子が、当時の自由の大地・アメリカで非戦論をぶち上げていた。不思議な因果に駆られる昨今だ。
大平の言う「優秀な官僚」をぶち壊したのが、ナベツネ安倍内閣だった。その先頭に立ったのが、菅義偉である。安倍の泥かぶりが、公明党創価学会の太いパイプ役となって、太田と山口の公明党を「戦争党」に変質させた。この二人の悪党を処分できない信濃町には、現在も死が漂っているように思えてならない。
<昼寝して働かない官僚はナベツネ安倍体制>
小僧でしかない岸の孫を手玉に取るナベツネは、言論界と官界を封じ込める秘策を講じてゆく。
最初に断っておこう。渡辺恒雄は民主主義を破壊した言論人とはいえない、むしろ民主主義の破壊者である。国民に代わって権力を監視する使命を放棄させる悪魔である。
いち早く識者は「ゴミを売る新聞」と決めつけた。
もう一つが、憲法と財政法4条に忠実な霞が関の官僚を、官邸の人事権を行使して、善良な官僚を弾き飛ばす組織を作った。その先頭に立ったのが、官房長官の無能な政治屋の菅だった。
彼はそれ以前にNHK人事で、真っ当な記者を排除して成功を収めていた。
本丸が官僚排除、官邸に極右官僚を呼び寄せて、真っ当な官僚を排除した。
これが誰一人内閣の暴走にブレーキをかけられない独裁国の誕生だ。
内閣を持ち上げる言論と霞が関の今である。三権分立を完璧に崩壊させた。これにくぎを刺す最高裁は存在しない。人事とカネで身動きが取れない有象無象の政治屋の自民党本部。そこで一人正義の正論を吐いていた村上誠一郎は、まさに英雄である。彼が安倍を弾劾した「安倍国賊」発言は正しい。
<村上誠一郎は英雄=ナベツネは国賊>
村上の育て上げた河本敏夫が尊敬した、反軍演説の英雄・斎藤隆夫が、村上の五体にしがみついているのかもしれない。日中戦争を弾劾した1940年の帝国議会での斎藤の雄姿を河本は知り、それを村上に学ばせた。安倍国賊に筆者は、いまこの瞬間、渡辺恒雄こそが最悪の国賊だと弾劾したい。
いま宗教界にもさざ波が起きている。清和会安倍高市自民党の「神の国」(国家神道・神社本庁+統一教会)に対して、「亡国」と断じて「高市よ辞職せよ」と迫っていることを知った。270万の富士大石寺顕正会という。驚いたことに彼らの代表が、高市の演説会場に押し掛けて、辞職を迫る顕正新聞をかざし叫んだ、というのだ。国内の宗教界に波紋を広げていくだろう。昼寝する官僚と宗教界なのだから。
<高市「神の国」独裁は日本亡国=押しつぶす総選挙!>
自民圧勝は国を滅ぼしかねない。戦後80年にして先祖返りする日本の狂気に世界は必ず動く。
隣国の嵐がアジア全土に襲い掛かるかもしれない。
日本の危機に若者が目覚める2026年2月8日でありたい!
2026年2月5日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。