本澤二郎の「日本の風景」(5783)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>1
世の中は弱肉強食で動いている。人間の理性は暴力に勝るはずだが、現実は反対である。それでも民主主義は抵抗をやめない。そのことが社会を前進させる。左右両翼の争いは尽きないが、政治的には、一般にリベラリズムと保守・右翼勢力の権力闘争が戦後史を飾る。前者は法治・ルールに従っての対応だが、後者は手段を選ばない。
それでもリベラルは歩みを止めない。例えば「各政党の統一教会に対する姿勢を問う!旧統一教会問題についての「公開質問状」回答の状況について 全国霊感商法対策弁護士連絡会による記者会見 2026/1/30 #統一教会隠し解散」などは善良な弁護士集団の抵抗である。
この正義の記者会見に同調する市民は「統一教会という反日カルト宗教を放置し続ける自民党に対し怒りを覚える!いつまで放置しておくのかまた洗脳され被害に遭われた善良なる日本国民の心情を逆撫でする自民党と高市そうりにもその良識を疑わざるをえない!」と怒りを爆発させる。

右翼勢力の震源地は、1972年から永田町を見聞、活字に生きてきた凡人ジャーナリストは、恩師を裏切った言論界の大御所に単身、挑戦状をたたきつけた。敵もさるもので、意表を突く策略によって、言論界から排除するという悲劇を受けて、あたふたと生きる運命に落ち込む。しかし、それでも屈することはなかった。反骨に磨きがかかってきた。
今を生きる現役ジャーナリストに活を入れるために、この機会に正義の言論人の悪戦苦闘ぶりを初めて公開しようと思う。題して「ナベツネ御用新聞化に単身挑戦」!

<自民圧勝論は現時点では正しい>
手段を選ばない戦術を駆使する権力者は強い。違法行為すれすれの策略を平然と駆使するだけでなく、権力機構を悪用して野党を叩く。
高市内閣の致命傷は、韓国の統一教会との関係を暴露された極秘資料を韓国検察が見つけたことだ。それを日本の新聞テレビではない週刊誌が公表した。そのことを隠蔽するための大寒冒頭解散だった。知恵をつけた悪役を筆者は、読売新聞とにらんでいる。案の定、冒頭解散を流したのはナベツネの読売だった。
右翼の戦術は「意表を突く」!ヒトラーの電撃作戦も、日米開戦時の真珠湾攻撃もしかり!
相手が油断しているときにボタンを押すのである。学生時代に左翼思想にのめり込んだナベツネの戦術は、常に相手の裏をかくものだ。
内務官僚の正力松太郎(読売社長)と意気投合した渡辺恒雄が、A級戦犯内閣の怪刀である右翼のドンで知られる児玉誉士夫の懐に飛び込んだ背景である。ナベツネと児玉のコンビが、日本政治のみならず読売新聞を掌握させる原動力となった。

「自民党は"脱税グループ"」田中眞紀子さんが自民・裏金疑惑を語る!【裏金問題・官房機密費】との指摘は正しいが、そのベースを作り上げた人物のナベツネを口にしない。片手落ちであろう。
ナベツネと公明党創価学会の池田大作の仲も、知る人ぞ知るである。
安倍晋三と公明党の太田昭宏の国交相人事は、笹川ギャンブル財団と信濃町の関係強化狙いでもある。国交省を手玉に取る笹川一族と安倍清和会と信濃町、清和会と統一教会と安倍一族と高市の関係は、まさに80年前の日本を彷彿とさせるだろう。
今回の自公連立の解消は、ナベツネの死と無関係ではない。平和の公明党は、すっかり戦争党に変質していたのだから。立民と公明の弱者連合・中道の半端な連携に対して、老いたカルト教団はオタついていて、肝心のエンジンがかかっていない。自滅する中道が、自民圧勝論を予見させる。

<現在の創価学会のエンジンはかからない>
創価学会を800万とか500万と俗称されているが、最近の選挙から類推すると、せいぜい300万程度ではないか。しかし、カネがある。国税庁の公正な税務調査が待たれる。宗教団体とやくざに課税すれば、もうそれだけで消費税を上回る税収があるという話を最近聞いたばかりだ。第一、やくざ暴力団が宗教法人を買収しているとも聞く。
教団もやくざも脱税組織である。田中真紀子の言う「自民党は脱税組織」との指摘は正しい。この国の脳天が腐っているのである。安倍も高市も腐っている。ゆえに山上英雄論が列島を覆っている。

創価学会のカネ、池田の秘密口座に関心が集まっても不思議ではない。この機会に教団の財務にメスを入れる政治責任があろう。目下の信濃町についてライバル教団の説明だと、以前のような重要な会議も開かれていない。組織が機能していないのだ。
自民圧勝が裏付けられている証拠か。そうなると、高市の好戦的政策が具体化して、日中戦争が再び実現し、日本は太平洋の藻屑になるかもしれない。むろん、アメリカは手を出さない。わかりきったことである。片山さつきの元旦那は「外交も経済も無知な政権」と断罪している。これも真実である。

<松下幸之助の嘘と虚飾=高市も野田も政経塾で天皇信仰と神社参拝>
無知なジャーナリストは、幸之助の松下政経塾をずっとリベラルな民主的な教育をしているものだと信じ込んできた。それは「丁稚奉公の幸之助」という嘘を信じ込んでいたからだ。多くの中国人もそうだろう。北京大学前の書店前に山積みの幸之助本を見た記憶が、現在も残っている。

最近である。幸之助は日本軍国主義者・軍需産業でぼろ儲けした新興財閥商売人だと知った。右翼人間は、つねに自身を化けることで、周囲を欺くことに長けている。朝鮮半島から渡来してきた帰化人は、日本人だと化けることで、政治やスポーツ・芸能界に君臨する。そうだとしても岸信介・佐藤栄作兄弟から安倍晋三や小泉純一郎らもそうだった。最近ではやくざ代議士の浜田幸一までが登場し、自民党派閥記者も面食らっている。
かれこれ20年以上も前になるだろうか。雑誌編集長が「日本政界は半島出身者ばかり」という話を聞いたが、そのころは「まさか」と反発して馬耳東風でやり過ごした。
人間は長生きするものである。真実を知ることができるのだから。
松下が商標に「ナショナル」(民族主義)を用いていたのも、無知な日本人を欺く策略だったことも、今は理解できる。松下幸之助の政治塾は、いうなれば「80年前の日本に帰れ」教育だった。塾生の高市も野田も、要注意の右翼政治屋だ。

<反省謝罪なしの神道は壊れて傷ついた原始の天皇教=正力・ナベツネの御用新聞化>
ひとそれぞれである。内心の自由は完ぺきに保障されている。自由に信仰し、自由に信仰しない自由も、近代法の優れた制度である。押し付け・強制は信教の自由に反する。信濃町の信者は、政治的自由を奪われている。憲法に違反しているのだ。

神道は80年前の侵略戦争に主導的な役割を果たした。以前出雲大社の宮司に対し、戦争責任を詰問すると「確かに戦意高揚に貢献した」と白状した。それでも反省も自己批判をしていない。神道は壊れて傷ついた原始のお祓いカルト教団であるが、政経塾の高市も野田も伊勢神宮参拝に余念がない。
内務官僚の正力に追従して岸内閣と黒幕に食らいついたナベツネの御用新聞化は、民主主義を否定する大きな過ちである。筆者の小さいが壮大なる抵抗は止まらなかった。現在進行形でもある。
2026年2月3日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)