本澤二郎の「日本の風景」(5754)
<270万顕正会有志が国家神道本山の戦争神社前で亡国政権批判機関紙配布>
東京・九段の靖国神社に参拝する、無知な人々に警鐘を鳴らす動きか本格化しているようだ。復活した国家神道の本山で知られる戦争神社として、常時内外の平和運動家らの注目を集めてきた。境内の軍国主義の展示館で知られる遊就館について、自民党護憲リベラル派の宏池会・加藤紘一元幹事長・同防衛庁長官は生前、この靖国の遊就館を見学して「この施設を見学した外国人は驚く」と予見していたが、自民党政権が岸・福田の清和会一色に染まる過程で、戦後廃止された国家神道が復活、最近では台湾有事論を展開して、国家神道復活を内外に誇示している。

2026年危機とは、復活した国家神道の暴走が、すでに新政権の下で具体的に動き出している。財政法を破壊して天文学的な借金予算を編成、武器弾薬メーカー財閥に税金を流し、国民に対しては超物価高で締め上げている。これを隠すための戦争危機を呼び込んでいる。

安倍内閣下、公明党の太田宏昭国交相と山口那津男のトリオで自衛隊参戦法を強行した、その延長線上に台湾有事という内政干渉で、中国との関係を完璧に破壊。これに野党は翼賛化していて有効な対応をしていない。そこにいま270万の会員を擁する顕正会が日蓮主義を掲げて、亡国内閣に怒りの抗議運動を始めた。その報告が昨夜届いた。 
なんと池田大作創価学会と高市亡国政権を真っ向から批判する顕正会機関紙を、国家神道の復活の牙城の参拝客に配布していた。ざっと1000人の有志がこれに参加したというのだ。しかも、1月1日にも九段に押し掛けていた、という。新聞テレビが死んでしまった日本での新しい反戦運動か。即断する材料は少ないが、政界・官界・司法界が腐敗まみれ、民主主義が崩壊している中で、やはり注目するほかない。

<共産党や右翼の動員を圧倒=およそ1000人の会員>
靖国というと、極右の小泉・安倍・高市・石原らの参拝が話題を呼んだが、最初は国家主義者で「平成の妖怪」と筆者が命名した中曽根康弘。この時も北京の怒りはすさまじく、中曽根は「二度としない」と約束して収まった。しかし、小泉は何度も繰り返し、日本の信頼度はひどく落下した。その前は森喜朗の「神の国」発言が、公然と内外に発信されて、内閣は崩壊する。
戦争神社参拝は、タブー視されてきたが、神社本庁が事実上、国家神道の地位を復活させた安倍内閣のもとでは、中国の内政の核心で知られる台湾を属国化するような対応を見せて、中国政府をきりきり舞いさせる。安倍二号がその先に走り抜け、日中関係は完全に破綻した。いまでは、一触即発の事態に突入、危機は拡大している。

万一の事態に対しても、両国間には太いパイプがない。野田内閣の一方的な尖閣の国有化に対抗して、中国は海洋進出を急ぎ、これが新たな危機を生み出している。高市の背後は、神道政治連盟・日本会議が固めている。まさに亡国政権そのものである。死の商人内閣ゆえに「撤回」もできない。
議会の翼賛化では、内閣打倒運動も表面化しそうもない。これこそが2026年危機を裏付けている。そうした中での270万の政治と距離を保持する不偏不党の、反高市と反池田の靖国NOの運動が話題と注目を集めるゆえんだろう。
1日に次いで3日にも1000人余の有志の運動に、右翼も手を出せなかったらしい。

<老人の公明党創価学会も形無し=市民団体も影が薄く>
本来は、公明党創価学会の初代会長は、国家神道に反対し獄中死、2代会長も投獄されているため、国家神道の牙城参拝を禁じてきたのだが、自公連立下、神社本庁批判もやめて、ゆでガエルのような状態になって、老人ばかりのカルト教団に朽ち果てている。

この日に配布した機関紙で、会長の浅井は「今の創価学会は重要な会合さえ開けなくなっている。崩壊状態にある」という趣旨の発言をしているという。昇る太陽と沈む夕日の顕正会と創価学会なのか。琵琶法師の平家物語の一節が聞こえてくるではないか。「残る500万学会員を救う」と威勢がいい。

そのうちに集金集票機関に堕した宗教法人を、健全化する方策を打ち出す活動も期待される。

<政教分離違反の自民・公明に打撃>
事実上、国家神道の復活は戦前体制そのもので許されない。いわんや好戦的原始宗教である。そこにぶら下がる自民党の氏子議員は、公人ゆえにこれまた憲法は許さない。公明党もそうだが、自民党もまた政教一致の政党となる。
政教分離違反政党は、日本の民主主義破壊政党ではないか。21世紀の世界に政教分離のない政党政治は断じてNOであろう。両党は解散・解党の義務を負っている。
いうまでもないが、国家神道の復活は亡国を意味する。国際社会は断じて許容しない。

<自由法曹団にも動き=自治会費横領疑惑の神社本庁>
神社本庁を名乗る国家神道の集金大作戦は、全国の30万と言われる自治会費(公金)を神社の祭礼として大金を横領している。これを正義の自由法曹団が法廷闘争に持ち込むという動きが出ている。すなわち神社神道の巧妙な金集めは、戦前の「神風が吹く」などという出鱈目教義で世人を惑わして金品を略奪する意味不明のお祓い教団。この手口は憲法に違反する。公金横領などもってのほかである。
顕正会は日本の腐敗し、乱れ切った宗教界を改革する旗手になれるだろう。
同時に、自由法曹団の正義の法廷闘争が、日本の民主主義の行方を決定する!
2026年1月4日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)