本澤二郎の「日本の風景」(5725)
<ついに見つけた神道政治連盟=京都で改憲軍拡講演>
(参詣新聞)神社界を母体とした政治団体・神道政治連盟主催の「公開憲法フォーラム」が京都市内のホテルで開かれ、麗澤大特任教授の江崎OO氏が「尖閣・台湾危機と日本の国家戦略」と題して基調講演を行い、参加した約400人に「今は大きな時代の転換期。その動きを左右できるのは皆さんの力だ」と呼びかけた。
安倍襲撃事件の犯人だという山上法廷では、安倍晋三が標的にされているが、筆者は安倍の背後で、統一教会を日本で立ち上げた主役の彼の祖父の岸信介や笹川良一らA級戦犯を暴いたことが、最大の成果だと信じている。岸や笹川を抜きにして、世紀の犯罪カルト教団を想定できなかった。この点を新聞テレビは、例によって蓋をしている。彼らは統一教会ともう一つの国家神道の復活にも賭けていた。自民党の神道政治連盟・靖国神社参拝による戦争する日本の軍国主義復活狙いだ。
高市や安倍の台湾有事論をてこにした、改憲大軍拡の日本軍国主義復活に向けた壮大なる極右・戦前派の野望が、ついに80年を経て再び鎌首をもたげて、日本国民とアジア諸国民に立ち向かっている。その元凶の神道政治連盟がついに浮上した、それを産経新聞が昨日報じた。ここをしっかりと目を据えて理解しないと、憲法の政教分離規定を認識できない。隣国や欧米の研究者の以前からの鋭い指摘でもあった。
<神道政治連盟の母体は国家神道の後裔の神社本庁か>
中国で抗日戦争テレビを何度も見たが、常に印象に残る情景は、神社の鳥居と日章旗である。侵略戦争の象徴が神社神道の社で、それは台湾でも見られる。神道抜きに日本の侵略戦争は想定できない。
各戸の家々には今も神棚が見られる。自民党の各候補者の選挙事務所の中心にも神棚が祀られている。これは自衛隊の基地や財閥の本社屋上にも、現在も飾られている。正気の沙汰だ。
むろんのことで、侵略戦争を解放戦争にすり替える神道の大嘘に驚く。それが皇居の宮内庁でも?残念ながら宮内庁奥の院での天皇の舞いを知らない。もう戦後80年である。公開してはどうか。せめて平和の仏教に切り替えてはどうか。
自民党本部に巣食う神道政治連盟を現役政治記者として20年も取材してきたただ一人の政治記者も、全く知らなかった。靖国の国家護持運動の前進基地を知らなかった凡人ジャーナリストにあきれるばかりだ。戦前の国家神道は神社本庁に引き継がれ、政権党の中枢に神道政治連盟が発足した。間違いなく吉田茂内閣の後、保守合同後の異変であろう。
自民党はれっきとした政教分離違反の政党になった。
<自治会費を神道祭礼に引き抜く氏子勢力の詐欺横領事件>
その活動資金を全国の自治会費から引き抜いている。自治会役員はすべて神道信者の氏子によって運営されている。公金を宗教行事の祭礼に流用している。憲法に違反する。論外であるが、おおもとの神社本庁から派遣されている神社の責任者(宮司とか神主と呼ばれている)が自治会役員の氏子と相談して、住民の公金を公然と予算化している。壮大なる公金横領犯罪事件が、この80年にわたって繰り広げられている。この犯罪行為に進歩的法律家の自由法曹団の一部が、ようやく目覚めてきている。
日本には、悲しいかな正義の法律家が少ない。
「自由法曹団が全国で一斉に立ち上がれば、自民党は崩壊する」と指摘する弁護士にようやく出会って数年たつ。時代は安倍・高市時代に突入して、法曹界に緊張が生まれてきている。
<出そろった新聞テレビの正体=A級戦犯の改憲軍拡原発の読売=フジサンケイは神道機関紙>
信教は自由である。信仰する自由もあるが、その反対も自由である。
ただし、公人の特定宗教参拝は禁じられている。戦争と宗教は一体という歴史的事実による。
最近やくざが跋扈する木更津市では、危険なオスプレイを同市の自衛隊基地に駐機していたが、防衛省は補助金を出した。ところが、この血税を木更津市のぼんくら市長は、こともあろうに神社祭礼費用に流し込んでいた。驚愕すべき事件は、木更津市議の市政報告パンフレットで紹介されていた。腰を抜かすほど驚いた。法治が存在しない木更津市はやくざ系首長であることも、改めて判明した。この事件の追及はまだ不十分である。
新聞は公器である。一党一派に偏ってはならない。当たり前であるが、一般の無知な市民や役人も少なくない。その中で読売新聞は、岸の内閣から改憲軍拡原発推進新聞に変質した。犯人は正力松太郎。旧内務官僚だった。それを渡辺恒雄が継承した。もはや新聞ではない。権力の走狗に等しい。
今回の産経の記事は、自ら神道政治連盟の機関紙であることを内外に誇示した。読売も産経も公正無私の新聞ではない。日本の言論の自由を自ら崩壊させている。日本テレビもフジテレビも、である。
<戦後80年の日本の正体=政教分離違反国鮮明>
戦後80年にして日本丸は難破寸前だ。民主主義国家ではない。健全な民主主義が機能していない。
それを新聞テレビが強行している。「財閥の広告費稼ぎ」との指摘もあるが、その罪は万死に値する。主権者の価値判断を狂わせる情報操作の罪は計り知れないものがある。新聞社への刑事告訴も表面化するだろう。
<戦前の国家神道復活か=東アジア・欧米に衝撃=極右・国家神道かぶれの高市ルーツ>
筆者がひそかに恐れるのは、すでに国家神道が復活しているのではないか、すでに戦前に戻ってしまっているのではないか、という点である。
この深刻な懸念は、地域で暮らす中で一層強まってきている。
歴史を知らない人々の群れと、平和憲法さえ覚えていない無知な人々の羊のような群れ!
筆者だけではない。善良な一部の法律家やアジアを歩いてきた人たちも感じている。
どうやら首相を降りた石破茂も感じているようだ。国家神道かぶれの首相の登場と、それを受け入れているような無知蒙昧の徒の存在に悲鳴を上げる平和国民。近隣外交の破綻に心を痛めている識者は少なくない。
<有事の鉄砲玉の先頭に立つ面々か=神風は吹かない>
昔の思い出の一つを紹介したい。森英介の父親の美秀が自宅に10人ほどの記者を呼んで雑談に花を咲かせていた。その一つが憲法改正問題だった。右翼好きの記者はいるものだ。憲法改正すべきだ、と威勢よく発言した。ところが、最後に「改憲派は有事の際、真っ先に鉄砲を担いで戦える覚悟があるか」と問いかけた。一瞬、座は白けた。
これに「俺はゆく」という声はなかった。国家主義者の中曽根康弘にも、周囲の護憲リベラル派、たとえば竹下登などは「中曽根が戦場の戦闘で戦ったことはない。背後でカネの計算をしていて本当の恐怖を知らない」と批判していた。宮澤喜一は無条件降伏を喜んだ。「今晩から電灯がつく」といって。
高市は「神風が吹く」と信じ込んで、14億人の中国に喧嘩を売ったものか。恐ろしい狐目を好きになれない。
2025年12月5日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
日本軍国主義の正体を間接批判
(朝日新聞)防衛費の財源に所得増税、2027年から実施へ 政府・与党が検討
カネで動く自民党議員の正体
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トランプの狂気と本音
「名前は言わないけど日本と韓国だ!」対米巨額投資も…トランプ氏「米国を食い物にした」と罵倒
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