本澤二郎の「日本の風景」(5665)
<ワコー前橋と神谷らの覚書=房総半島の闇第二弾>
自民党は戦後最悪の総裁を選んでしまった。2025年は恐ろしい盲目の時代の始まりだ、と指摘しておきたい。統一教会と日本会議による「第二の安倍」が始動する。天に唾する戦前回帰政権だとも指摘しておきたい。野党の出方次第で、日本国の代表になるのだから。品格のない女性首相の誕生は歓迎しない。
さて、日本の目下最大の事態の一つは、房総半島の水源地に不法投棄された核汚染ごみを、元に戻す作業である。正力松太郎・渡辺恒雄の悪しき体制新聞テレビが蓋をかけようが、袖ヶ浦市の陣場台住民が鉄の蓋を開けた。放射能はフクシマと陣場台から首都圏に降り注いでいる。形色においはないが、科学が証明している。
原状回復は急がなくてはならない。多数の日本人の命に係わる事態を、軽視することは、天に唾する行為である。
覚書によると、平成26年4月30日に住民から確信犯と指摘されている神谷敏夫も、林区の説明会に参加している。あと一人はだれか。山林所有者5人と購入者のワコーエコテックの、この地区ではいわくつきの人物である産廃業者前橋二三男、それに当時の林区長O谷不二男と高谷区長吉田茂夫らの大きな印鑑が押されている。なぜか元市議会事務局長の森田泰弘と同良充の二人の印鑑が押されていない。怪しい覚書を恐れて逃げたものか。
<今後残土埋め立て事業、産廃処理事業等他に影響する事業は、近隣区等に内容説明し、同意を得て実施する>
60万立方メートルの膨大な核汚染土ゴミ不法投棄を、あらかじめ想定していたかのような覚書であるが、いまだ前橋のワコーは真実を公表していない。そもそもフクシマの高濃度の汚染土投機そのものを認めていない。ずっと雲隠れだ。彼の武器はやくざ暴力団とみられている。暴力で法律をかいくぐる作戦なのか。
まるで房総半島は産廃のためのごみ溜め化と指摘されていることに、やくざ代議士の運転手の指南を受けている知事の熊谷俊人は、房総半島の自然破壊に対して、無関心をかこっている。その多くが帰化人脈によって、半島の自然は破壊されてきている。
スポーツから県政まで牛耳った帰化人脈と、奴隷化する日本人の確執を恐れる。
<転売してもこの条件は引き継がれる>
前橋は、ワコーをくるくる転売して雲隠れする。現在は、たしか沖縄に会社を移転したことも登記簿で判明している。こうした闇の産廃会社を知らないかのように、千葉県も沖縄の会社に問い合わせを行っていたことが判明した。
<違約は着工前に戻し、売買金を支払う>
この覚書をなぜ行使しなかったのか。神谷と森田と前橋の密約が存在したのだろうか。森林法違反を千葉県も袖ヶ浦市も、事実上放任したのか。
首都県民に半永久的に放射能を垂れ流す重罪犯を、行政も警察も司法さえも放置していることに、日本国民は不思議に思うだろう。凡人もそう感じる。「日本は民主主義の優等生だ」とアメリカ大使に言われ、それが大きく報道され、その気になった日本人の一人は、現実は全く違っていたことに猛省するばかりだ。
言論人のはしくれとして恥ずかしい。同時に核汚染ごみ発覚した4年前に、地元の御園豊らがNHKや朝日新聞に駆け込んでも、取材も報道もしないことに、この国が亡国へと突っ込んでいることに気づきながらも、なんら有効的な手を打てなかったことを恥じるばかりである。惰眠をむさぼる民に、民主主義は機能しない。
A級戦犯の政治的潮流と30年前から民意が反映しない小選挙区制で、この国は野蛮な国に落下、ついに皇国史観に凝り固まった松下政経塾OBに政権与党の座が用意された。安倍晋三が一番驚いてるにいにちがいない。腐りきった与野党の先行きも暗い。
<原状回復と行政責任・警察責任・政治責任追及不可欠>
国際社会で嫌われている日本人は「いや台湾独立派は違う」と反論するのであろうか。
この国は、もはや小さな改革では再生できない。議員の半減と報酬の半減、公務員の半減のような一大政行財政改革をしなければなるまい。やくざ暴力団は自衛隊の力で抑え込む。これくらいのことをしないと、この国は亡びるだろう。
地方は住民自治を、買収選挙暴力選挙から脱して、住民のための自治権の確立が不可欠である。
陣場台の核汚染ごみ不法投棄事件は、この国と地方の改革を待ったなしに要求している、民主主義を確立する世紀にしなければならないだろう。物価安定・減税国家は実現できる!
2025年10月5日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
4日に投開票された自民党総裁選で、高市早苗前経済安全保障相(64)が新総裁に選ばれた。千葉県内の党員・党友票でも、高市氏が最多得票で、衆院千葉2区選出の小林鷹之元経済安全保障相(50)は県内2位だった。(朝日)
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