本澤二郎の「日本の風景」(5631A)

<「南京に立つ」11>

表の権力を握った男と闇の権力を力で掌握した改憲軍拡派の暴走に対抗して、中国とロシアは接近し、上海協力機構を立ち上げ、その首脳会議が8月31日、天津市で開かれ、久しぶりに元気な習近平がプーチンと握手する写真が登場した。政治は「誰がやっても同じ」ではない。為政者次第で激しく動く。その国の表と裏の闇の権力で、国民生活は変わる。究極的には、国民の民度に左右される国際・国内政治なのだ。


<「日中友好・不戦のために」と日高嘉江さん>

わが人生遍歴を眺めると、やはり信頼できるのは男性よりも女性である。戦争の被害者は常に女性や子供だ。優しくて率直で計算しない。本心を爆発させてくれる。むろん、例外もある。自民党の女性議員は大半が違う。なぜか右翼ばかりだ。男の洗脳に弱い。


今回登場する日高さんは1945年生まれ。日本降伏の年に生まれた戦争を知らない敗戦直後の戦後世代。

「父は兵隊で中国へ。詳しいことを語ることなく、それでも耳にしたことは、自分は国のため、天皇のため、若い命を賭けた。ばかばかしいことだ。騙されてはいけない。自分が接した中国人は、みんないい人だった」と悔やんだ一言だけだが、真実を語っている。

彼女の結論は日中友好と不戦に尽きる。


<はめられた洗脳教育にもがく地域の闇>

明治の体制による、巧妙な罠による洗脳教育を裏付けている。宗教と教育である。日本軍国主義のこれらの装置は完ぺきだった。今の若者は、そのことに思いを巡らそうとはしない。逆の意味で、戦後教育の過ちを裏付けている。


昨日は「小さな町に潜む闇は、誰にも止められない。暴力と嘘が支配する街で、悲劇は連鎖する」というテーマの「裁かれる街」を観賞した。いまもアメリカのみならず、世界で繰り広げられているおぞましい小さな町の事件事故は、木更津や袖ヶ浦、君津、富津、南房総、館山、鴨川に限らない。ムラ社会を牛耳る、煎じ詰めると神社神道の氏子という信仰集団であることも、ほぼわかってきた。


油断していると、米国の西部劇のような悲劇を見聞することができる。犯罪をもみ消す野蛮な組織が、警察や自治体にまで潜んでいるのである。千葉県警と木更津署に警鐘を鳴らしておく。地域の闇が人々の暮らしを、押し包んでいるのだから。

日高さんは、無事に戦場から生きて帰還してくれたおかげで、この世に生を受けた幸運を感じ取っているに違いない。二度と戦争を繰り返してはならないとの思いで、選挙と向き合っているのであろう。

それというのも、彼女の生活圏は木更津市。問題の多い政治屋が跋扈している地域だ。



<上海・和平賓館のジャズに酔う>

彼女を感動させてくれた上海の夜は「和平賓館」の1930年代のジャズ演奏だった。ここは筆者も大のお気に入りの場所で、鄧小平にそっくりなおじさんミュージシャンの見事な演奏がたまらなかった。

本場のニューオリンズのジャズに引けを取らない。友人へのお土産におしゃれなシルク製品にも翻弄させられた。中国のお酒の紹興酒にも大満足。悪酔いしない健康酒は、中国では女性に人気。上海での収穫を詰め込んで、いざ南京へ。



<「日本軍国主義の仕業、日本人も被害者」の説明に感謝>

日高さんは、大虐殺記念館訪問前にバスガイドの説明を記憶していた。「大事件の犯人は日本軍国主義。日本人も被害者」という説明に安堵したようだ。彼女の父親も中国で鉄砲を担いだ。その癖が、生涯体に残った。首が片側に傾いてしまうのだ。


大虐殺の悲劇を彼女はメモしており、それを活字に残していた。「機関銃での集団殺人19万人。個々に殺害された者11万人。その他日本軍による略奪・放火・強姦の証拠の写真と遺骨も。たくさんの資料も展示されていた」「館内では二人の老人が当時の日本軍の様子を証言していた」。日本人は辻田さんだ。



「それにしても、人間がこれほどまでも狂ってしまうことができるのか。善悪・正邪転倒の世界、自国のために他国人民を踏みにじり、それでいて反省もしない。人間のおごり・傲慢さ・日本軍部の魔性。記念館の見学を終えた時には、日本人としての生きざまを深く正された」と本音を思い出に残した。


さらに「盧溝橋の抗日戦争記念館を見学している最中も、多くの犠牲者の無言の叫びが聞こえてくるようでした」「これから私たちは何をしたらよいのか。真実を教えてほしい。学校教育で正しい歴史をきちんと教えてほしい。事実を事実として明確に教育する。そのうえで、心の通った友好活動で、初めて永遠に崩れざる平和が築かれるて行くと思う」とも。

日高さんの思いを共有したい。人間らしい善人の思いではないか。研修計画立案者としては、苦労が報われた思いだ。


<人間と人間に国境はない>

「今度の旅ではゆく先々で、中国の方々の真心に接して、人間と人間の間には国境はない。これからは微力であっても日中友好、不戦のために貢献できる日々にしていこうと固く心に誓いました」

本ブログを彼女にも読んでもらいたい。連絡が取れるだろうか。

2025年9月1日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


トランプのFRB支配=安倍は10余年前に日銀黒田起用トランプ政権がFRB(米連邦準備制度理事への政治介入を強めています。クック理事の解任騒動から、人事を通じたFRB支配、そして州兵派遣を巡る世論調査まで。独立性を失う中央銀行、揺らぐドル信認、深まる党派対立――いまアメリカ民主主義の根幹が問われています。

天津では反米機構が開幕

 【天津=吉永亜希子】中露が主導する上海協力機構(SCO)首脳会議が31日、中国の天津で開幕した。議長を務める中国の 習近平(シージンピン) 国家主席は、米国のトランプ政権に反発する新興・途上国「グローバル・サウス」を引き寄せ、米国主導の国際秩序に対抗する姿勢を強めている。

要望!岩田明子VS国谷裕子のNHKの闇を知りたい!