本澤二郎の「日本の風景」(5607)
<「木更津市は消えてない」地元有力者の嘆き節の真実>
手元に「木更津駐屯地周辺地域等振興交付金交付要綱」(令和2年9月告示)がある。同市にたった一人の市民に寄り添った市議会議員が、市の違憲交付金について、やんわりと監視の目を光らせてくれていた。一部報道したが、市民の財産である交付金が違憲違法に使用されていた事実を、より具体的に改めて浮き彫りにした。
確か旧水田派後援会幹部のH氏に会った際、彼が肩を落として口にした言葉が「木更津市は消えてしまった」。その事情が判明した。
今年は戦後80年、国も地方も過去を振り返る大事な節目の2025年。日本国憲法を正しく理解し、実行してきたか。几帳面な公僕が、不浄の塊のような議員の過ちを是正して、国政も地方行政も民意に沿ったものだと信じたいが、どっこい違った。特に木更津市は狂ってしまっていた。
<歴史の教訓は9条と財政法4条によるかんぬき+近代法の大原則である政教分離死守が公僕の使命>
この80年間、日本が戦争に巻き込まれなく過ごしてこれた最大の理由は、憲法の存在である。アメリカの属国といわれながらも、自衛隊が武器弾薬を行使する機会はなかった。改めて憲法の偉大さに敬意を表したい。先人の先見の明のお陰である。
憲法は非戦を貫いている。A級戦犯の岸内閣やその後継者の安倍内閣が誕生しても、戦争する改憲は実現できなかった。戦争のための国債発行もギリギリのところで死守した。9条と財政法によって、日本の戦争は具体化しなかった。もう一つの靖国神社参拝という戦争神社参拝も、中曽根康弘や小泉純一郎が風穴を開けたが、国民の抵抗と海外世論の力がそれを押し返した。安倍が毎日のように改憲を口走ったが、無駄なことだった。戦争ほど悲惨なことはない。
現在の日本は、核廃絶に取り組む使命を帯びている。誰もがそう思っている。「日本人の平和主義はいい加減なものではない」という宇都宮徳馬や、「わしの目の黒い間は改憲させない」という後藤田正晴の信念は、現在も国民生活の中に浸透して、ナベツネのゴミ売り新聞の野望を封じ込めてきている。
<怖いアリの一穴=自治体と神社神道の暴走が木更津市で>
どのような鉄壁の要塞でも、アリの一穴で崩壊する。先人の叫びである。結果論だが、天皇が靖国参拝を禁じて、憲法を擁護、尊重して、極右の安倍派残党や日本会議の野望を封じ込めてきた。防衛省の靖国参拝も見られるが、世論どころか隣国の人民が実力行使で食い止めている。
だが、その一方で自治体と戦前の怖い「国家神道」の流れをくむ現在の「神社本庁」傘下の地域の神社(神主)と信者の氏子自治会役員が、アリの一穴よろしく執拗な暴走を繰り広げていることが、ついに木更津市で発覚した。
その突破口が駐屯地周辺交付金という、怪しげな市の公金を特定の教団(神社神道)に垂れ流ししていた。真っ向から憲法20条違反行為である。油断大敵である。この恐ろしい犯罪行政を田中紀子市議が察知し、市民に伝えていた。それに筆者も気づいた。
<公金を神社に支給する違憲の大馬鹿公務員と愚民市長>
木更津市新宿区に神社祭礼用品の購入に69万円、中里2丁目区には、神社祭礼用品保管倉庫の修繕など184万円、吾妻区祭礼用具修理や防災対策事業を実施するための積立などが、あろうことか氏子信者の自治会から要求され、それが難なく交付金として支給されていた!
自治会は公正公平で中立的な公的組織である。だが、現実は神社神道という一宗教団体信者が、不公正な使命を帯びて暴走している。いうなれば戦前の国家神道の信者として、公的な公正な住民のための組織を、勝手に悪用し、それを公僕である公務員も関与している。
<神主と自治会役員と市当局がグル=違憲OK体質に驚愕>
令和5年決算審査特別委員会の抜粋議事録(2023年9月14日)を開くと、質問委員の追及は実に甘い。「例えば新宿区は祭礼用具を購入するための積立、吾妻区は祭礼用具修理(獅子台塗装)とか、これが地域振興というんですが、やっぱり宗教的意味合いも感じる。本来は氏子とかそういう人たちがお金を出して維持していくもの」などと政教分離のさわりに触れながら、市のいかがわしい違憲違法の立場にボールを投げた。
答弁者は企画課係長の青木講士。市長の出番だが、むろん答弁能力はない。幹部も逃げた。
<自治会管理であれば違憲認識ゼロ強弁した係長は裏口組?>
「自治会管理であれば問題ない」という青木答弁に市民は衝撃を受ける。こんな出来の悪い役人は、裏口組の可能性が高いが、あまりにもくだらなすぎてコメントもできない。
自治会管理は憲法の上に存在するというのか。近代法を全く理解していない無知無能の役人のもとで「木更津市は消えた」のであろう。やくざ暴力団に牛耳られる市政そのものか。
<天下の物笑いの種で済まない中学校レベル答弁に衝撃>
パソコンを打つ人間も、力が抜けてきた。こんなにもお粗末な市政が存在してることに対して、木更津市民は胸を張ることなどできない。こんな自治体が房総半島だとすると、日本丸の航海は確実に右旋回して、また沈没するかもしれない。
そういえば木更津市には共産党議員が一人もいないという。たとえいたとしても袖ヶ浦市の核汚染ごみ不法投棄を真正面から追及しない二人の議員のことを知っている陣場台住民は納得する。
そして戦争遺児がやくざ暴力団に強姦殺人される重大事件を捜査しない木更津署は、警察に値しない。
仙人はいま2000円の備蓄米を探している。「おどや」というスーパーに並んだが、すぐになくなったことを知った。進次郎よ、房総半島の全スーパーで販売するよう手配してほしい。
無念至極だが、木更津は本当に消えた。善良な市民は泣いている。中学校レベルの質疑の市議会と憲法を知らないバカな役人とやくざが支配する木更津に変質してしまった。知らぬは市民と市議会議員に他ならない。
<日本国憲法を理解しない役人と地方の腐敗>
国も地方も腐ってしまった。アメリカではトランプが日々叫びまくっているが、国民生活は安定していない。世界各国がアメリカ化している。しかし、日本の惨状も哀れだ。国家神道の暴走について、誰も不安を感じていない。そこが危険なのだ。腐敗の元凶といえる。木更津市の腐敗行政が、ついに神社神道と無能役人と暴力に支配されていることに、恐怖を覚えてしまう8月7日なのではないか。仙人もうろたえるばかりだ。
2025年8月7日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
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