本澤二郎の「日本の風景」(5559)
<改造ダンプ・過積載爆走に沈黙する警察庁・千葉県警>
房総半島の誰もが、改造ダンプ・過積載の爆走を目撃している。正しくは日本列島いたるところで、過積載ダンプが爆走し、道路を損壊し、騒音振動大気汚染公害をまき散らしている!これを警察庁、特に千葉県警と木更津署は完璧に無視している。
取り締まる側に政治の圧力がかかっている。業者からの闇献金が、中央と地方の政治屋にばらまかれている。カネに政治屋が屈し、それに取り締まり当局が配慮し、捜査をしていない。警察の腐敗を暴く内部告発する反骨警察官出でよ!
手元に全日本建設交運一般労働組合・関東ダンプ協議会千葉分会の高橋智書記長と共産党市原市委員会との懇談メモがある。現在ダンプ労働者4000人が、交通安全運動をしている。関東1都6県に約2000人以上の善良な労働者が、無法ダンプ反対に立ち上がっているという。知らなかった。
<同業者も過積載違法ダンプが目に付くと指摘>
現状はどうか。「ここ10年で過積載(改造)ダンプが目に付く」と当事者も違法ダンプの存在を指摘している。それでも警察は動かない。やくざ暴力団との深い仲を指摘される千葉県警、特に木更津署の不当な対応は断じて許されるものではない。市原署も同様である。違法ダンプ捜査に腰砕けの千葉県警に右ならえする関東管区の体質が、全国的に拡大しているに違いない。
新聞テレビが報じないことも、当局のいい加減さに追い打ちをかけている。言論界の死は、読売のナベツネ体制下、日本新聞協会さえも腐ってしまっている。断言したい。やくざ暴力団が跋扈する原因でもある。
高橋書記長の話だと、33年前には10トン車に40トンの山砂を積んだダンプと成田線の列車が衝突した、というのだ。違法ダンプ追放運動は不可欠だとの、当事者の叫びに驚く。
<違法ダンプに詳しい筆者と陣場台の御園豊元建設相秘書>
もう4、50年前のことだが、房総半島では「ダンプ公害」という文字が一般化していた。そのころ、何度も首都県紙・東京タイムズで、繰り返しダンプ公害の特集記事を書きまくっていた。紙面すべて1ページを使って、派手に書いたことも。これは警察向けの記事だった。環境庁長官の森美秀をJR馬来田駅前に立ってもらい、違法ダンプの監視もした。衆院環境委員長の八田貞義にも現場を見てもらった。政治部の特権で国会レベルで、ダンプ公害を追及した。むろん、警察は動いた。君津市に代官所を設置、ここで過積載ダンプを取り締まった。
のちに判明したことだが、ダンプ運転手や山砂業者から、カネをむしり取っていた闇の犯罪者がハマコーだった。当時は分からなかった。彼が半島出身者という素顔も最近まで知らなかった。浜田という姓名からも感じられるという。
御園豊も詳しい。彼は建設大臣の水野清秘書をしていたころ、自宅前の幽谷道路を舗装したり、房総半島の亀山ー鴨川線の整備予算確保や袖ヶ浦市の農道整備など、建設大臣の特権を活用して道路の整備に汗をかいた。しかし、過積載ダンプが道路を損壊してしまうため、必然的に過積載ダンプのことを調査し、その道の専門家となったようだ。
このあたりには旧鎌倉街道が、現在も残っている。蛇のように山道をくねくねと走っている。御園のひい爺さん・勇治が大変な働き者で、しかもやることなすことが本格的。この街道の整備に自費で回収し、大正坂と称した。また山林を開墾しては、近隣の農家に貸し、さらに養蚕業を興し、瞬く間に村一番の資産家となった。「傍ら牛馬商にも手を出して成功し、莫大な利益を上げ、郡内屈指の名望家にして、造林に趣味を有す」(千葉県議会資料室)とも記録されている。県知事折原巳一郎のころ、多田屋書店が出版。
先日自由法曹団弁護士や陣場台核汚染ごみ産廃場の原状回復に熱心な共産党関係者と懇談したあと、遅くなり二人で食事した。まずいラーメンに驚いたが、目の前の御園豊の表情は、ひい爺さんの遺伝子を継承したらしく、山林事業で日焼けし、健康そのもの。「毎日玄米食」に納得した。
「木更津レイプ殺人事件」被害者の栄養士・影山T子さんの「玄米食をとれ」という口癖を思い出した。富津市の創価学会系やくざ浜名に強姦性奴隷のあげく、恐怖の脅しに屈し、突発性大動脈りゅう破裂で即死状態、数日後に君津中央病院で無念の生涯を終えた。今生きていれば、筆者も玄米食のはずだった。
<ハマコー時代の連鎖今も?>
過積載の改造ダンプと公害まき散らしダンプの、違法取り締まりをしない警察の不条理を、だれが国会で追及するのか。袖ヶ浦市陣場台の核汚染ごみ不法投棄事件を処理し、原状回復する大運動は、事態は確実に前進している。
道路を破壊し、公害をまき散らす過積載改造ダンプの追放もまた、房総半島の喫緊の課題である。関東ダンプ協議会千葉分会は承知しているはずだ。ハマコー時代の連鎖に違いない。
「ハマコー運転手疑惑」に関心が集まってきている。
<館山市のがれき運搬は違法ダンプ!>
台風15号による大災害で、館山市は問題の和光(ワコーエコテック)に発注した。和光はそれを4社に配分した。使用された運搬車両は、改造過積載ダンプである。
先の市議会での渡辺雄二質問のさい、和光の前橋やいかつい仲間4人が傍聴していた、との報告が入った。木更津市に本社のある永朗建設のダンプがすべて改造車であることも判明したという。林・高谷区の原状回復対策委員会のカメラマンが撮影に成功した。
2025年6月19日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
笹川ギャンブル財団SOS!
国内でまん延する違法なオンラインカジノの規制を強化する改正ギャンブル依存症対策基本法が6月18日、参院で可決、成立した。
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