本澤二郎の「日本の風景」(5524)

<岸・文鮮明の統一教会事件が安倍から韓国ユン直撃>

「森友や加計学園などの悪質な事件のみならず、日本を韓国以下に落とし込んだ安倍晋三の罪は重い。高市や萩生田ら安倍残党組を叩き潰さないと、日本の再生はない」「銃撃事件の真犯人は山上ではない。素人でも、事件の動画でわかる。第一、急変した安倍日程を彼がわかるわけがない。組織的な犯罪だ」「安倍側近も関係している政治事件だ」いま韓国に飛び火した。


安倍銃撃事件で判明した岸信介と韓国人・文鮮明が、東京で立ち上げた宗教法人という名の集金組織・統一教会が、日本人の視覚に飛び込んできた政治的宗教的成果は計り知れないほど大きかった。

彼らの罠にかかって略奪された資金の全体像は、現在も不明である。文科省調査も曖昧模糊としている。いまも闇の部分が大きい。

50年以上前から顧問弁護士をしていた旧三木派の高村正彦の真相証言さえ、いまだ出ていない。


<日本の政教分離違反政権が韓国にも存在した!>

筆者の眼力で見えてきたことは、自民党の選挙と政治は統一教会カルトと神社神道カルト+財閥資金によって支えられてきている。政教分離違反政党であって、国民政党ではない。

アベノミクスによる金融政策(ゼロ金利+国債乱発円刷り)で、トヨタなど財閥輸出企業はぼろ儲けし、国民生活を超物価高で破壊した。財政法4条違反の連発によって、平和憲法を根こそぎにした。

自公政府は、また補正予算をやる。彼らは財政危機などお構いなし。子供や孫につけまわして、よしとする日本破壊に頓着なし。「いくらでも借金はできる」という一部野党と同じなのか?


<敗戦時の借金体質に追い込んだ財務官僚を始末すべし> 

無能無責任の財務官僚を刑事告発したい、と判断する国民は、昨今の財務省解体デモが証明している。

トランプ改革でも判明したが、政治の立役者は官僚である。官僚による官僚のための政治は、昔からだ。ただし、敗戦後の数十年の官僚は、かなりまともに政治の乱れを食い止める役割を果たし、国民生活を守ってきた。しかし、現在の官僚群はとくに安倍と菅のもとで、官僚人事を官邸が仕切って狂い始めた。

政治屋にとって与野党とも、官僚頼みが継続してきた。政治屋は派閥抗争に明け暮れ、政治は官僚が行ってきた。これは当たり前の真実である。集団的自衛権行使は憲法に違反する。これを破ったのは官僚なのだ。


自民党政治屋の選挙とカネを請け負ったのがカルトの統一教会と神社神道(神社本庁)。わかりやすく言うと、自民党は神主政党である。森喜朗のいう「神の国」という神話の世界が今も継続している。お笑いだが、これが事実なのだ。そうして統一教会は派手な霊感商法やらで、無知な女性を罠にかけて私財をすべて投げ出させた。その資金が、韓国の戒厳令前政権を直撃していたことが、いま判明した。反共右翼政権にまとわりつく統一教会の原資は、日本の山上家のような無辜の民の私財というのだから、純粋日本人はいたたまらないではないか。「反共右翼」を叫ぶことで、各国政府に食らいつく毛虫か。


<反トランプのワシントンでも表面化必至か>

米国の財政危機は日本レベルだ。ドル体制が崩壊して、昔のアメリカではない。すばらしい米国だと信じ、異国の地に移り住んでいた日本人が、いまどんどん帰国している。

米帝国の戦争経済も、戦後80年で経済と政治危機を迎えて、四苦八苦している。再生を夢見るトランプの意気込みは、軍事予算にも切り込んでいる。筆者はここで産軍複合体の崩壊をみて、感慨しきりだ。

沖縄や横須賀などに生きる市民に、希望が湧いてきている。ドイツもそうだろう。外国の基地に押しつぶされてきた80年の歴史がいかなるものであったのか!しかし、トランプへの献金で知られる統一教会との関係の行方は気になる。


<安倍銃撃事件は終わらない>

反共右翼新聞やテレビは、今も安倍礼賛記事を流している。彼らは安倍残党組の宣伝にも意欲的だが、日本崩壊に比例して効果は消えていくしかない。

第一、共産党らしい成功政権は、存在しないかのようだし、国内の日本共産党も活動資金不足で、チラシ配布さえもままならない。凡人はいまも女性党首の名前さえ覚えていないのだから。

不思議なことに、安倍銃撃事件の裁判が始まらない。狙撃手を特定できていない。有能な狙撃手は特定できるはずだが、アリバイがあるのだろうか。外国からの狙撃者は?

不思議なことに捜査当局の犯人捜しを聞かない。西田ら残党組の怒りは、沖縄に向けられている?

朝日新聞阪神支局襲撃事件は、言論の自由の名において迷宮入りさせていいわけがない。日本の公安当局は、失態続きではないか。正しくは政治の横やりというべきかもしれないが。「木更津レイプ殺人事件」もそうだが。日本の警察も検察も狂ってしまっている。


<被害者は善良な日本婦人ら=カルト宗教の恐怖>

日本も韓国も宗教カルトが、政治の原動力という。民主主義が確立していないという背景が、そうさせるものか。

なにかことをなすには宗教に限るとは、岸信介に限らない。彼は満州国ではアヘンを使った。敗戦後はカルト教団である。無知な民を動員する手口は、昔も今も変わらない。

無知な弱者を抱え込む猪突猛進の宗教は、人間社会の宿命なのだろうか。

統一教会問題が、統一教会の教祖の国で発覚し、法廷で決着をつけることになるのは期待できる。日本はいい加減だったが、韓国は日本と違うと思うので、行方を注目したい。

2025年5月14日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


昨日見つけたネット見出し(旧統一教会幹部が韓国前大統領夫人に“高級ダイヤ贈賄”疑惑 教会が推進するカンボジア事業への支援が目的か 注目される韓国政界と教会との蜜月)

《大阪・関西万博》会場内で“旧統一教会系企業”が製造する炭酸飲料を販売→SNSで物議…万博協会は「店舗は認識していなかった」と回答、販売停止へ

安倍家のお庭番の不可解対応

財務相、森友文書「廃棄不適切」 再調査は否定、決裁改ざん問題共同通信

加藤勝信財務相は13日の閣議後記者会見で、学校法人「森友学園」に関する財務省決裁文書改ざん問題で、開示された文書の一部が欠落していることについて「廃棄は不適切だった」と述べた。一方で廃棄の経緯は過去の調査報告書ですでに示しているとして、再調査は否定した。