本澤二郎の「日本の風景」(5478)
<石破・防衛省の沖縄を巻き込む台湾有事謀略=超軍拡正当化>
崩壊寸前の石破茂内閣の安保防衛政策に多くの国民は、震え上がっている。「二度と歴史を繰り返さない」と誓った80年前の日本国民と吉田茂内閣。憲法を読んでいない日本人でも知っている敗戦時の真実を、A級戦犯の岸信介の孫の安倍晋三と公明党創価学会の太田昭宏が「戦争する自衛隊」法制を強行し、武器弾薬の倍増計画を打ち出して討ち死にした。
しかし安倍と太田の自衛隊参戦と大軍拡路線を、宏池会の伝統である護憲リベラル原則を放棄した岸田文雄も、信じられないような42兆円超軍拡政策を閣議決定までしてぶち上げた。財政破綻国家がこれらを正当化するための謀略が、台湾独立派との連携で打ち出した台湾有事のラッパだった。
ありえない幻想を内外に振りまく安倍の残党である森・萩生田・高市・世耕らは、背後のカルト教団・統一教会解散命令で政治力を低下させたものの、不人気内閣をよいことに、危険な防衛・軍事作戦に突き進んでいる。
この間、岸田はやくざ暴力団のレッテルを張られている浜田靖一を防衛相に送り込み、あろうことか多数の自衛官による靖国神強行にまで至っている。現在は、宏池会きっての「戦争屋」で有名な元自衛隊員を先頭に作戦計画を練っている。
安倍による沖縄・南西諸島のミサイル基地化に次いで、ついには先島諸島5市町村の住民12万人の避難計画まで作成し、列島に多大な大不安の網を投げかけている。
<南西諸島のミサイル基地化+12万人避難計画公表>
古来より為政者のたしなみとして、人々の生活が困窮した際は、真っ先に武器弾薬を投げ捨てて、福祉医療に力を入れることを教えている。大軍縮による住民生活安定が、人々と国を救済することが政治の要諦である。
いまのトランプ政権は、世界の警察官という野望を放棄して、信じられないような行政の無駄にメスを入れている。日本の自公内閣は、財政危機だというのに超軍拡と国債という巨額借金予算を、少数与党にも関わらず、愚かすぎる国民民主という不倫党を巻き込んで、威信と共に助舟を出している。
自民党から共産党まで軍縮平和という理念を放棄して、地獄へと真っ逆さまに落下している日本。「今だけカネだけ自分だけ」の世界が繰り広げられ、人間が生きる命の水が汚染し、生き物が生きる環境に放射能がまき散らされている日本に目を向けない。「第二のヒロシマ・第二のフクシマが起きないと目を覚まさない日本人」であり続けようとしている。
<平和軍縮派・宇都宮徳馬「死の商人は緊張を創る悪魔」>
「緊張がなければ戦争は起きませんね」「連中は緊張をつくるんだよ。死の商人は政界や言論界にもいる。政権監視をしない言論が民主主義のガンさ」
宇都宮も偉かったが、わが茅野村にも存在した。
<非戦の茅野村・旧松本英子宅に眠る母の墓参>
3月26日ふと思い立って、近くのブルーベリー街道を経由して、母の実家方面の七曲りに車を走らせた。青空にぽっかりと浮かぶ白い雲と、峰にもぽつんと白い山桜が浮かんでいた。山砂採取や産廃場・ゴルフ場を避ければ、平和そのものの美しい半島だ。だが、すぐ近くでは、袖ヶ浦市林地区の無許可の産廃場では、3週間前の山火事が今もくすぶって消えない。油断すれば大火災になる。房総半島の利権目当てのやくざ系首長は、そのことに目を向けようとさえしない。それに奴隷のようにぶら下がる県民の存在に反吐が出る。
庭の桃やボケ、水仙と春一番も開花。数日後にはしおれて落下する。わかっていても美しさは、たとえようもない。
しかし、色形臭いのしない細胞を破壊する袖ヶ浦市や君津市の放射能ごみのことを、人間も鶯など小鳥も感じない。恐ろしい房総半島なのだ。
その上に、戦争の恐怖と超物価高に怯える八方ふさがりの房総の日本人。帰りがけに「武器弾薬を放棄せよ」と世界に向かって叫び続けた松本英子の非戦論の原点となった、茅野村の旧家の墓地に眠る母みつの墓参も。彼女は小泉純一郎・靖国参拝時に「戦争を食い止めろ」と息子に厳命した時の一言を思い出した。
2025年3月28日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
遊んで腐敗する官僚を退治するロバート・ケネディJr
【ワシントン】米国のロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官は27日、自身の率いる厚生省の規模を大幅に縮小する方針を明らかにした。同省を再編成し、一部の地方事務所を閉鎖する計画だ。リストラ計画が完全に実施されれば、自主退職者と合わせて同省の人員は約4分の1減り、6万2000人程度になる。また、地方事務所10カ所のうち五つが閉鎖される。同省は、必要不可欠な医療保健サービスに影響は生じないとしている。
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