本澤二郎の「日本の風景」(5472)

<今も安倍残党組が主導権=杉田公認で露見した石破主流派>

アメリカは財政破綻を目前にして、政権は共和党改革派のトランプ移行し、目下信じられないような大軍縮と自立経済路線に舵を切った。日本はというと、神道カルトの自民党がすたれて、創価学会公明党を抱き込んで、大軍拡へと走り出したが、両党の腐敗堕落は清和会崩壊を約束したのだが。しかし、車いすの森喜朗を頂点に安倍残党の萩生田光一や高市早苗らが、神道カルトの日本会議と連携して石破の10万円商品券問題で、「第二の安倍」政権工作に必死。この国の先行きは春霞に覆われて不透明きわまりない。

その証拠がくっきりとした形で、国民の前にさらけ出されている。安倍晋三の女チルドレン・杉田水脈が自民党公認として、夏の参院選に出馬することが確定した、そのためである。これは石破主流派が、反主流派の安倍残党組・神道カルトの日本会議に屈した明白な証拠といえる。


<異様な日本の政教分離違反政治=ワシントンは宗教ペンダントで裁判所が500ドル罰金刑>

日本は法治国家である。最高峰の日本国憲法に違反することは出来ない。だが、自民党は9条解体に狂奔している。最近では戦争当事国支援に、バイデン民主党政権に従った。その前には自衛隊の参戦を安倍自民と太田・山口の公明党が強行して「戦争する日本」を可能にした。

自公はともに憲法破壊の非国民政党である。しかも、両党とも政教分離違反政党でもある。


昨日は、YouTubeでトランプ政権の広報官として活躍しているキャロラインが、ワシントンDCの連邦地裁に呼び出され、そこで罰金500ドルを課される場面を見た。原因は、彼女の胸の小さなクロスのペンダントが、政教分離違反として問われたものだ。

多くの女性クリスチャンは、首や胸にクロスペンダントをぶら下げている。キャロラインのそれも同様に見られていたのだが、実際はキリスト教団のものだった。「おかしい」というクレームが裁判所に飛び込んだのだろう。連邦地裁判事は、ホワイトハウスの人気広報官を裁判所に召喚した。そして公然と500ドルの罰金を科し、政教分離を敢然と断行した。

これには「さすがは民主憲法の先進国」と脱帽してしまった。日本では宗教団体が、カネと票で政党を立ち上げ、権力の中枢を占めている。自民党は党本部の中枢に、神道の天下を立ち上げる神道政治連盟を、保守合同で戦前派の民主党が与党に潜り込んだ時点で、カルト神道・国家神道が占拠・鎮座している。自民も公明も、明々白々たる政教分離違反政党である。


<犯罪教団・統一教会はいまだ解散せず>

保守合同で政権を担当することに成功したA級戦犯の安倍の祖父・岸信介は、側近の極右暴力団の児玉誉士夫や笹川良一らと共に、旧満州国・関東軍の仲間の韓国人・文鮮明と提携して、カルト教団・統一教会を立ち上げ、日本の宗教法人にした。

安倍が米国留学中に、生活の面倒までさせている。統一教会は岸・安倍家の身内同然のカルト教団として、無知な日本人女性から財産をすべて奪い取った犯罪宗教である。

厳に解散させられたはずの教団は、今も活動している。地方議員になっている信者もいると報じられている。カルト神社神道と統一教会は、同じ穴のムジナだ。

戦前の国家神道が、事実上復活した神社神道の金と票が安倍・清和会の残党を支えている。食らいつく武器弾薬メーカーは財閥である。創価学会と神道が、日本を代表する金と票の代表格といえる。政教分離を司法が、先進国並みにしっかりと規制しないと、この国は不気味なカ、今後も支配されることになる。

司法の腐敗がこの国を危うくさせている元凶なのだ。


<不気味なカルト信者の森喜朗・萩生田光一・高市早苗は消えず>

「日本は神の国」と豪語する森が、安倍残党のまとめ役である。「森の法的防御を今の検事総長の夫が担当している」という。日本は恐ろしく不気味な政治屋集団といえる。

この体制が杉田水脈を支えている闇組織ともいえる。萩生田や世耕など安倍側近は、法に触れても逃げおおせる犯罪的政治屋として、今も活躍している。二階が後継者を誕生させられない原因でもある。


<天皇狂・神道カルト・日本会議が闇権力維持?>

若いころは、自民党の宗教政治連盟なる奇怪な政治グループを取材したものである。和歌山の生長の家信者の玉置和夫である。日本会議の原型はここにあるのだが、今は誰も知らない。

神社神道の氏子勢力は、天皇狂・天皇教団である。神道と成長の家の野心家が、宗教政治連盟を立ち上げ、その後に統一教会を加えた日本会議は、今や公安調査庁最大の関心事といえる。


<政教分離がわからないと不気味な日本政治は理解できない>

日本政治の核心は、政教分離違反にある。したがって、多少は神道と創価学会のいい加減すぎるカネと集票について理解しないと、日本政治を語る資格などない。

凡人も最近になってようやく開眼してきた。そういえば吉永小百合が80歳になったという。彼女も日本社会の裏表を知る日本人になったかもしれない。80歳にならないと、世の中は見えない。サユリストというと、宮澤喜一を思い出す。杉田の対岸を生きてきたまともな日本人だ。石破は最悪の人物を自民党の看板にして選挙する!大敗北必至だろう。

房総半島の足元を歩いていると、神社のいい加減すぎる出鱈目ぶりを認識できる。地主・庄屋の類が真っ先に神社を立てた。実に漫画の世界である。対抗した貧者の代表が創価学会。近代も民主主義も憲法も見えないような日本人が、闇の世界を支えている。


<石破は憲政の常道に従って政権を野党に投げ出すこと>

恐ろしい戦争の時代を招来させる危険極まりない体制が構築されている。安倍残党・日本会議・財閥の動向が危うい日本の元凶か。石破の最後っ屁は、政権を野党に投げ出すことである。日本の前途は暗い。

そういえば今朝も恐ろしい報道ばかりだ。

1,自衛隊制服組トップの統合幕僚長を務めた岩崎茂氏(72)が台湾行政院(内閣に相当)の政務顧問に就任したことが、台湾当局関係者への取材でわかった。自衛隊幹部経験者が台湾側の役職に就くのは異例で、中国側は反発している。

2,夏の参院選に自民党の公認候補として立候補予定の杉田水脈元衆院議員が過去に行った差別的発言について、石破首相は21日の参議院予算委員会で「強烈な違和感を持っている」と述べ、自民党として不当な差別を許さない姿勢を強調した。

3,【ベルリン時事】ドイツ連邦参議院(上院)は21日、防衛強化やインフラ整備に充てる財源確保のための基本法(憲法に相当)改正案を採決し、3分の2以上の賛成で承認した。大統領の署名を経て成立する。インフラ向け基金の新設を含め、計1兆ユーロ(約160兆円)規模の支出に道を開く。