本澤二郎の「日本の風景」(5468)
<房総半島山林火災は第二の大船渡大火災か?!>
3月7日に袖ヶ浦・市原・木更津の境界線で、通行人が火災を見つけて通報し、消防車が6台ほど出動し、重機を使っての昼夜の消火活動が行われていたことが、千葉県知事選の投開票後に東京新聞と朝日新聞が報じた。近くには水銀垂れ流しの銅線洗浄工場(日高金属)や障害者施設の「柊の里」。さらに陣場台の違法産廃場には、フクシマの核汚染ごみ埋設現場や養鶏場もある。水源地の林地区の西側には、首都圏の行楽施設・ドイツ村が。場合によっては、房総半島大火災になる場面も想定される。気を許せない火事は今も燃えている!
「柊の里から区長に連絡したいと言ってきて驚いて現場に行った」と核汚染ごみや水銀汚染の地元対策委員長の御園豊が山林火災の概要を連絡してきた。「市は地元住民にも通報していなかった。我々はロサンゼルスや大船渡の火災を連想して青くなって、寝ることもできない。それでいて市の担当者は、あと2か月はかかる、という始末だ」と言って嘆く。
<房総半島は危険がいっぱい!>
現場はまたしてもゴミ捨て場。この問題をすでに地元・政策研前会長の関巌がブログに発信している。彼は「盛り土のように高く積まれたごみが醗酵して自然発火したと考えられる」と指摘していた。
地元の通報で、東京新聞と朝日新聞が3月16日に報道したが、袖ヶ浦市は市民に通報さえしていなかった。命の水道汚染や核汚染ごみの調査に対して、いい加減すぎる対応をしてきた粕谷という市長は、やくざ代議士の倅が支援した再選市長。さもありなん、と市民はあきれ返っているが、万一大船渡のように、房総半島一帯が火の海になる可能性を否定できない深刻な事態だ。
房総半島の水源地には「危険がいっぱい」「危険と隣り合わせ」なのだ。
<銅線洗浄工場近くの不法ゴミ捨て場があと2か月燃える!>
実績ゼロの再選した熊谷俊人の公約は「災害に強い千葉県」のはずだったが、どうして房総半島のゴミ捨て場は、ゴミの種類によっては自然に「燃える」のだ。こうした不法ゴミ捨て場は、掃いて捨てるほどあるが、実績ゼロで再選した熊谷の黒幕・石井準一はどうするか?
水道管もそうだが、房総半島のゴミ捨て場の総点検が不可欠であろうが、そうした気配はゼロ!その際は放射能測定器が必要だ。
「市の担当者は消えるのにあと2か月」と林区に説明したというから、本気で泣けてくる。
高く積み上げられた今回の火災ごみは、自然発火する。ロスや大船渡はどうだったのか。ゴミも油断がならない。ぼんくら知事の熊谷には理解できないだろう。千葉県民は自己防衛しないと生きられない!
<大量の水道水による消火活動=水道費は誰が負担?>
今は杉の枯葉がいたるところに散乱している。ここに点火すると、山林火災は一気に燃え広がる。山火事の季節なのだ。
消防車は林地区の水道水にホースを接続し、それを次々とつないで現場の山林ゴミ捨て場に放水している。10日からどれほどの水道水を使用したものか。
経費は相当なものになるだろう。消防団員の健康管理も大変に違いない。ぼんくら市長は現地を視察したのか?これも分からない。水道料金は市民に負担させるのであろうが、かなりの額になるだろう。あと2か月も。気を抜けば、房総の山林が燃え盛るのだから。
<袖ヶ浦市の隠蔽工作に不安=恐ろしややくざ系市長>
袖ヶ浦市林地区に通い始めて3年。地方自治のいい加減さにあきれてものもいえない。不幸にして仕事で役人との接触は、ほとんどなかった。政治家というよりも、政治屋の権力闘争にのめり込んできたせいだ。昔の官僚は、政治屋の攻防戦をしり目に、国民生活の基盤を守り抜いてきたが、安倍内閣がそれを崩した。
忠誠を尽くす役人に責任を負わせるという悪しき制度を導入したため、いい官僚は姿を消した。「国民のため」の役人は消えた。それが地方にも影響を与えたものか。市民のために働く役人はゼロ。国も地方も悪政がはびこる。
袖ヶ浦市の隠蔽と嘘と誤魔化し行政は、あまりにもひどすぎる。市長がやくざ系だと、そこに倫理や正義は消える。やあまりにも
市民は、悪しき恩恵を受けることになる。水源地を産廃場にすることにためらいを持たない市政が、ずっと継続してきた。ロスや大船渡の大火災は、重すぎる教訓を投げかけている。マッチ1本で廃墟となる房総半島なのだ!
2025年3月18日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
亀よりノロい浜岡原発解体工事
中部電力は17日、2009年から廃炉作業を続けている浜岡原子力発電所1、2号機(静岡県御前崎市)のうち、2号機の原子炉解体作業に着手したと発表した。1号機の原子炉も来年度に解体作業を始める。原子炉の解体は国内の商業用原発では初めて。
トラブル相次ぐ伊方原発3号機
3号機を巡っては定期検査中だった20年1月、原子炉内で核分裂を抑える制御棒1体を誤って引き抜いたり、電源を一時喪失し燃料プールの冷却が一時停止したりするなど4件のトラブルが相次いだ。
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