本澤二郎の「日本の風景」(5465A)
<命の水・核汚染の環境政策ゼロ公約の千葉県知事選の悲劇>
木更津市内の公民館で、過去に触れたことがない「民話」の話を聞きに行った。何のことはなかった。昔は修行僧が列島内を旅していた。彼らが宗教的説話を言い残していて、それが民話となったものと理解した。人間の不幸と宗教は、現在も継続して政治の分野を制圧している。好例が自民党のカルト神道、公明党の創価学会カルトであろう。集票と集金がお目当てだ。
アメリカでは、テスラCEOのイーロン・マスクが、教会で洗礼を受けたとの報道が。彼は日本の財務省に相当する借金地獄にメスをいれるというすごい実績を残し、トランプ改革の先陣を切っている。ついにトランプやイーロンの参謀エンジン役・ケネディ家のロバートJrが、米国時間の3月13日に上院で厚生長官就任の承認を受けた。これはすばらしい。
<選挙公報に環境政策はゼロの悲劇>
翻って我が房総半島・千葉県知事選の広報を、主権者である仙人も公民館訪問で、ようやくのことで手に入れた。木更津市は元やくざ代議士の巣で知られる。市政は「ハマダ市」に変質、やくざ暴力団が大手を振って木更津署を実質、支配している、と指摘する地元有力者は泣いている。中古のスズキの愛車のアンテナは折られたままだ。新聞を購読していない家には、選挙の広報紙も届かないため、知事選候補者の公約が不明だったのだが、それが投開票日の目前になって、凡人ジャーナリストも、ようやく手に入れることが出来た。幸運に感謝したものの、公約を見てやはり悲しくて泣いてしまった。
「命の水である汚染問題」いわんやフクシマ東電核爆発による核・放射能汚染土や汚染がれきゴミについての重大な疑惑、房総半島の深刻すぎる汚染水道水の命の環境問題を、すべての候補者の公約に全くなかった。むろん売名目的のふざけた候補者には無縁だった。
各党の魑魅魍魎の化け物利権屋がまとわりついている現職は「県民の命を守る」としながらも、一行たりとも具体的な環境政策はなかった。
30年も議員秘書をしていたという「革新候補者」の公約にも、命の水に対する公約はなかった。これこそが史上最低の千葉県知事選挙なのである。房総半島の有権者・県民の命については、知事候補者の目線に入っていなかった。
<緊急アンケート調査に2候補が回答・その中身は?>
13日付けで「憲法がいきる明るい千葉県をつくる会」の知事候補・小倉正行は、市民団体の御園豊と柴崎翔平あてに回答してきた。「憲法が生きる」とはうれしい悲鳴だが、回答は1、県民の不安問題を無視していることは重大で、これは地方自治・住民自治の否定。「命の水」と自然環境を守るため、県は地元と納得を前提に解決すべきだ。2、自然環境の破壊は人災。千葉県の豊かな自然と環境・安全でおいしい水道水源を守ることは、県民の命と健康、地域を守ることと一体。県は工事の停止、許可取り消しなど必要、可能な措置を取るべきだ。3、必要な条例・改正で産業廃棄物処分場と残土処分場設置の立地規制を強化し、県政運営に努めたい。
小櫃川の水を守る会の歴史は古い。袖ヶ浦市の政策研究会もそうだし、同市の水源地の陣場台にワコーエコテックの違法産廃場に核汚染ごみ埋設事件や、日高金属の銅線洗浄工場からの排水に水銀が発見されているが、この深刻すぎる事件の表面化は3年前からだ。
小倉回答は、事前に市民団体の苦悩と活動を全く知らなかった。これは新聞テレビが報道しない点にも問題がある。急ぎ国会で放射能問題を追及することが不可欠だ。直ちに行動を起こしてもらいたい。陣場台周辺の家庭からは、数年前から健康被害がずっと続いている。選挙後も、一人の県民としてゆでガエルの政党に檄を飛ばして行動を開始する責務があろう。
<「期待の星」?再選必至の現職候補の回答は?>
いま6時過ぎだ。間もなく再選必至の現職候補の回答が届くころだ。4年前はすっかり騙されて投票してしまった。今回はNOである。郷土愛ゼロ・命の水ゼロの熊谷は、どんな回答するか。待ちきれないので一旦、ここでブログ発信しようか。
2025年3月15日記
追記
<熊谷俊人事務所から柴崎・御園宛にFAXで回答案>
1、(新井総合問題について)第一期処分場において、施設の構造や維持管理について「関係法令の基準への不適合や違反事項は認められないものの、処分場内の保有水が流出したと判断される事案が発生したことから、事業者に対し、事業者に対し、引き続き必要な対応を講ずるよう指導していく。
2、最終処分場の設置等に際には、環境影響評価の手続き、事前協議制度、法令に基づく審査など、周辺の生活環境保全に取り組んでい取り組んでいる。今後も環境が適切に保全されるよう取り組みを継続していく。
3、公共用水域や地下水の監視や森林整備と保全など総合的対策を実施している。引き続き取り組んでいく取り組んでいく。
<無様すぎる役人の回答に房総人は衝撃か>
千葉県と熊谷県政の無様すぎる回答に地元住民は衝撃を受けるだろう。「取り組んでいる」「指導していく」という空虚な役人の言葉の羅列に県民は、本当に泣いてしまうだろう。
誠意ある回答は期待していなかったが、これでは話にならない。陣場台の核汚染ごみ事件などは、鼻から回避している。熊谷の背後の怪しげな人物が見えてくるではないか。改めて千葉県と熊谷県政の正体を浮き彫りにした回答(案)であろうか。
房総半島の自然は、崩壊へと真っ逆さまに突っ込んでいる!
(7時30分記)
世界は破滅寸前!次々とフクシマ再現か
世界原子力協会(WNA)は、向こう数カ月にわたって海事、航空、石油・ガスなどの業界から支援の動きが広がるとの見通しを示した。WNAによると、原子力発電は現在、世界の電力の9%を占めている。世界には439基の原子炉があるが、今年の序盤時点で稼働中の原子炉は411基程度にとどまっており、設備容量は合計371ギガワットとなっている。
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