本澤二郎の「日本の風景」(5432)

<警察の中村格・検察の畝本直美は何者なのか?>

「特集・日本の警察」では、マル暴担当刑事がやくざ代議士の子分になり、今では千葉県一の資産家・タニマチになったという「悪の華」を紹介して、国民を驚愕させたが、袖ヶ浦市陣場台の核汚染ごみ不法投棄事件が解決したわけではない。来月行われる千葉県知事選に引き継がれる。房総半島の闇はさらに続く。


他方、霞が関では、TBS山口強姦魔を救済した中村格の警察庁長官就任の記憶が、現在も国民の脳裏から離れない。続きが検察の畝本直美の検事総長にもいえる。現在の文春の記事は評価できる。安倍・清和会の崩壊を確実にした裏金事件捜査をいい加減にして「救済する」という、とんでもない検事がトップに就任した問題の事案だ。捜査当局による証拠の捏造による無実の袴田巌さん冤罪事件に、正面から向き合おうとしない「検察バカ」との厳しい評価が今も消えない。


<やくざ暴力団が跋扈する房総半島と日本列島>

警察と検察が正義を放棄して腐敗まみれの社会になると、中央と地方の政治も崩壊することになる。32兆円の血税に呑み込まれたゼネコンとやくざが東京・銀座を制圧し、大手町の1%の世界に首を突っ込んだ惨劇もひどすぎる。日本にまともな国民が存在すれば、房総半島どころか全国で、怒りのクーデターが次々と起きても不思議ではない。

警察と検察の刷新が急務である。強く指摘したい。


<公共の電波悪用のフジ・日テレからNHKまでも米国の金>

ワシントンのトランプ改革が国際社会を揺るがせている。世論操作のためのUSAIDという聞きなれないあぶく銭が、公共放送を売り物にしてきたNHKにまで降り注いでいた!という重大な疑惑が噴き出した。

ジャーナリズムの本分は権力の監視だ。それのないNHKからおさらばした凡人・貧困のジャーナリストは、テレビを廃品業者に引き取ってもらって大分経つ。ところがNHKのカネ亡者は「パソコン・スマホにも税金を課す」と計画を立てている。主権者を愚弄するものだ。


NHKのでたらめぶりは、女性記者を20年も安倍に提供してきただけではなく、ワシントンの金にも手を出していた!だいたい政界にまともな人間はいない。それは地方の議員も同様である。言論の腐敗を容認する政治屋!尊敬できる政治家が一人でもいるだろうか?無政府主義者・大杉栄を惨殺した甘粕のような、悪党ばかりが血税を懐に入れてのうのうと生きている日本?


それかあらぬか2月11日に「自分は伊勢神宮に参拝してきた帰化人。参院選に出る」と言い出す中国人が現れた。伊勢神宮と日本人?過去の亡霊にしがみついて出馬する?帰化人も狂いだしたのか。ことほど日本丸は狂気の台風の渦に巻き込まれてしまったらしい。関西方面の市内を散策した法律家の報告では、旗を掲げた家は自治会長の家だけだった。念のため木更津市の農村を30分ほど散歩したが、やはり旗は一つ。建国というイカサマ休日について、現代人はもはや動じないのだろう。


<出世志向とカネ亡者ばかり=欠陥人間が多い法曹人>

話を元に戻す。検事総長・畝本直美の冤罪事件に対するコメントを文春が改めて報じていた。裁判所の判事は袴田有罪にした衣服を「捏造」と断じた。彼女はそれを「具体的な証拠が示されていない」「判決は到底承服できない。控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容であるとおもわれる」との談話を出した。

検事総長談話は、裁判所の判断を全面的に否定したものである。国民の多くが違和感を抱いて当然だろう。無実の人間の人生を奪ったことに対する反省がない畝本。彼女は人間だろうか。検事失格ではないだろうか。

彼女は、前年の東京高検検事長時代における自民党派閥の裏金事件を指揮した人物。しかも、問題の政治屋を全員不起訴にした官邸に忖度した不正検事ではないか。岸田・官邸とどんなやり取りがあったのか?萩生田光一らが不起訴になって統一教会を喜ばせた検事だったのか。


清和会の創設者の福田赳夫は、大蔵省時代に逮捕される事件を起こした。以来、彼が検察人事に格別の配慮をしてきたとの経緯はよく知られている。その伝統から清和会の継承者の安倍晋三と黒川の問題も関心を呼んだ。安倍路線を踏襲して岸田は首相になった。その前に菅義偉は、安倍犯罪処理請負人として後継者の地位をつかんでいる。石破は安倍・岸田の後継者となって、今の地位を得た。結果、ワシントンでのゴマすり発言に北京も怒りまくっている。「あちら立てればこちら立たず」の石破外交である。


筆者は長い間、司法試験の難関を乗り越えた法曹関係者を尊敬してきたのだが、今は悪党がたくさんいることを学んで失望してきている。現に現在はいたるところに弁護士がいる。誰もが検事にもなれる。仕事のない弁護士もたくさんいる。数年間、1日10時間集中して机に向かうことさえ出来れば、合格する試験である。変人なら合格する。精神の壊れた人間なら合格する。

世の中の常識を知らない裁判官も多い。とんでもない判決を出す変人判事が少なくない。彼らのうちの判事・検事は、全体の奉仕者であることを忘れている。血税で生きている人間である。国民は法曹関係者を監視する眼力も必要な時代だ。少なくとも出世志向・カネ亡者の変人を要職に就けると、主権者はひどい仕打ちを受ける。

2025年2月12日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)