本澤二郎の「日本の風景」(5429)

<特集・日本の警察=千葉県警・木更津署一番の出世頭>

311フクシマの真実を見聞きしないまま、この世を去った原発推進の元祖・読売の正力松太郎の継承者、通称ナベツネこと渡辺恒雄。元共産党から右翼に転向し、A級戦犯の岸信介の流れを復活させた政界の黒幕の武器は、右翼暴力団のドン・児玉誉士夫だった。

現在を生きる日本人の全てが、現在もフクシマを知らない。「3000年後に元に戻る」と予言した米大統領・トランプに接見した石破茂が昨日、ワシントンから帰国した。地方創生をがなり立ててきた石破もまた、フクシマの真実を伝えないまま東京にたどり着いた日本国首相と、続く永田町で待ち構える野党第一党の野田佳彦は、311悲劇の時の首相経験者である。悲劇は野田の地元・千葉県にも襲い掛かっている。呪われた房総半島と日本列島!


東北復興資金・32兆円の血税を左から右に転がし、とどのつまりはやくざ暴力団とゼネコンが、放射能のカネを懐にして凱旋し、前者は今も笛や太鼓で踊りまくっているという。彼らの利権稼ぎの被害を受け、命を奪われている袖ヶ浦市陣場台や、君津の水源地の東洋一の産廃場はそのままだ。


神道相撲に興味も関心もない凡人ジャーナリストは、ようやく木更津市の市民体育館で繰り広げられていた相撲巡業で、愚民を集めてお祭り騒ぎをしていたという事実を知った。

腐敗した千葉県警・木更津署OBの加藤健吉(君津市在住)が事実上、主宰していたというのだ。千葉県警OBの出世頭として、やくざ系国会議員を顎で使って、千葉県政を背後で操っているとの声も。木更津市と袖ヶ浦市の有力者の解説にようやく納得し、本日改めて公開する。


<タニマチ・加藤健吉一座が大相撲地方(木更津)巡業主催>

フクシマから300キロ以上も離れている房総半島の水源地に核汚染ごみを搬送し、それを地中に埋めて、知らぬ存ぜぬと押し切ってきたやくざ系の産廃業者と大型ダンプを80台も動かす業者は、地元の調査で「加藤健吉の配下」と指摘している。間違いないと断定したい。


平和軍縮派の巨頭・宇都宮徳馬の盟友・水田三喜男の元後援会による命がけの調査でもある。産廃業者とダンプ屋はともに木更津市に本社を置く。産廃業者・ワコーの巨大な産廃処理場は巨大すぎて、これまた「東洋一を誇る」と市民団体幹部はうめく。とうてい武器を持たない市民には、武器弾薬の入れ墨やくざに対抗する力などない。警察力が消滅している証拠だろう。

正義と勇気を放棄した市民の大半は、肩をすくめて成り行き任せを決め込んできた。憲法が保障する主権者が沈黙しては、房総半島はアメリカン西部劇の世界そのものである。保安官の警察は、やくざにひれ伏す腐敗組織そのものであることも分かってきた。「いや公明党は違う。アカハタの共産党は違うはずだ」と市民が議会に駆け込んでも、この3年間、何も動かなかった。


何度でもいうが公明党創価学会は、やくざ・やくざ系議員の配下として集票組織として彼らの配下でしかない。日蓮のような改革組織はゼロ。「木更津レイプ殺人事件」ではやくざの味方なのだから。


他方、この10余年の日本の警察・検察は、安倍晋三の走狗となって、モリカケ事件で奔走して房総半島に目を向けなかった。第一、国会でも質問する野党議員がいない。いま原口とかいう議員が特別会計について、あれこれ質問しているが、殺害された石井紘基のような正義の士にほど遠く、何を言っているのか大衆は理解できないのだ。


むろん、フクシマ3000年問題について追及をする新聞テレビはない、日本の死んだ言論をフジテレビが代表している。32兆円問題を追及する議員も記者もいない。今の日本人は、アイヌやアメリカ先住民扱いを強いられて沈黙している。インターネットのYouTubeに載せればいいはずだが、ここはフジサンケイに並ぶ皇国史観派の右翼・日本会議が占拠してしまっている。


かくして昨年4月、天皇教スポーツの祭典が木更津市民体育館で開催されていた。加藤は既に房総半島の財閥・タニマチとして相撲界に食い込んでいた。地方巡業さえも動かしていた。これには君津郡市の議員も経済人も驚いた。ます席はざっと5万円。一度小泉純一郎の秘書の飯島勲に案内されて、両国の国技館で観戦したことがあるが、土俵上には興味などなかった。


<交通整理に古巣の木更津署動員・終わって蜜月の乾杯>

「茅野村の仙人」はこの巡業そのものさえも知らなかった。加藤は古巣・木更津署に「交通の取り締まりを指示した」とされる。第一、木更津市議会はハマコー秘書が牛耳る加藤の配下そのものだった。むろん、木更津と袖ヶ浦の有力者は「終わってからの署員大接待がすごかった。警察と加藤は身内同然だから」と市民は舌打ちしたものだ。


<やくざに乗っ取られた木更津市=入れ墨入浴風呂も>

いま木更津市議会に共産党の議席はない。立民がたったの二人、質問さえできない。質問しても水道汚染や放射能汚染の市民の命に係わる質問をしない。「形だけの監視付きの市議会。市長は誰でも務まる」という悲劇的な有様だ。

木更津市には市民もいない。愚民ばかりだ。無念だが事実である。木更津市には入れ墨やくざ専用の風呂がある、とは地元の中小企業経営者だった。これは本当のことである。

やくざ系市長の父親について袖ヶ浦市のTさんは「稲川会組長とも仲が良かった。農協預金を使い果たした悪人県議」と評した。議会と市民が腐っている世界では、まさに加藤健吉の世界そのものであることが、だれでも理解できるだろう。

君津郡市の善良な市民が「やくざ暴力団追放国民会議」を立ち上げた理由でもある。善人の結集と警察庁の大改革が不可欠だ。

2025年2月9日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)