本澤二郎の「日本の風景」(5428)

<特集・日本の警察=千葉県警と木更津署にやる気なし>

政治・経済・社会環境が人間を変える。成田騒動では乱暴すぎた佐藤内閣の暴走が、無垢な農民の戸村一作を誕生させた。いま袖ヶ浦市のフクシマ核汚染ごみ不法投棄事件に逃げ回る、やくざに呑み込まれた千葉県の熊谷県政・同市のやくざ系市長・千葉県警と木更津署の不条理な対応に対して、問題の陣場台の元地主の家督を相続した御園豊を中心とした住民が、やくざ暴力団勢力と手を組む警察と行政に不屈の闘争を挑んでいる!


筆者は警察が正義を貫けばやくざ暴力団による戦争遺児殺害事件もフクシマ放射能汚染ごみ事件も「1日で解決する」と信じる反骨のジャーナリストゆえに、この3年間、我ながらよく飽きもせずに、木更津署の不正腐敗を暴く闘いを続けてきたことに感心している。

このままごみ溜めの房総半島を放置すれば、人間も動物も3000年(トランプ説)健康に生きることは出来ない。戸村一作や日蓮の信条も理解できるだろう。房総半島を希望の半島にすることが、日本列島の希望を約束する!


<戸村一作になった御園豊>

御園豊との出会いは、彼が水田三喜男元蔵相の後継者となった池田淳が自民党宏池会に所属したため、国会議員会館で名刺交換する機会ができた。そこには中曽根派の文教族・砂田重民の秘書だった女性秘書が、現在の彼の妻だ。陣場台の山林王となった彼の恵まれた人生は、多少の贅沢も許された。幼くして陣場台の山林で炭焼きしながら、久留里の農林学校を卒業してたくましく成長し、その過程で政治に手を出した。水田の秘書は、この界隈の太い人脈と関係していた。御園の母方の祖父が水田の一回目の選挙から手伝っており、彼もビラ貼りをした。長じて運転免許をとると、運転手として運動員へ。そして秘書になる。

自宅前を走る幽谷街道の舗装は、彼がNHKのOBの建設大臣・水野清秘書時代に、千葉県と建設省を動かして整備したものという。我田引水も、当時は意外なことではなかった。

水野は赤城宗徳秘書から政界に飛び出し、大平正芳を支えた護憲リベラル。赤城は岸内閣の防衛庁長官として自衛隊出動を阻止した立派な政治家で、宇都宮徳馬や水田とは旧制水戸高の仲間。

水野秘書の松本さんとは、永田町でよく出会った。彼との賀状のやりとりは、倅とも続いた。船橋に住んでいるはずだ。

いま御園も戸村一作になって、腐敗した権力・警察に立ち向かっている。木更津市犬成の山林でも、産廃が不法投棄され、問題になっているが、地主の一人がNHK役員。すぐ御園に連絡が入った。犯人は入れ墨やくざで、現在も問題になっている。


<知事・熊谷を操る自民の石井準一に注目>

千葉県の不正腐敗について、御園らは「自民党参院国対の石井準一」とにらんでいる。石井と熊谷は、千葉市の利権あさりで同根であることを突き止めたのだ。知事再選を狙う熊谷の不正は、フクシマの核汚染ごみ不法投棄事件と関係がある、とにらんでいる。

石井はハマコーの運転手、倅の靖一と連携して不正を働いている、と地元では有名である。公明党創価学会も!

「千葉県と千葉県警にも資料を持ち込んで解決を要請して3年が経つが、県は動かない。調査もしない。許せない」と御園の怒りは頂点に達している。


<「核汚染ごみ」から逃げる名前だけの生活安全課>

警察には「生活安全課」という組織ができて大分経つが、成果を聞くことはほとんどない。つまらない事件を扱うが、大きな山は政治と行政に任せて、あとは逃げる。

千葉県警と木更津署の生活安全課は、まったく機能していない。「税金泥棒だ」と陣場台の住人の指摘はその通りであろう。

この国から正義が消えている。自公政治を支える官僚組織と地方の組織もそうであろう。

フクシマ核汚染ごみ事件の背後には、いうところの原子力マフィアの存在が見て取れる。ヒロシマ・ナガサキの教訓を学ぼうとはしない正力松太郎・渡辺恒雄と不正官僚と利権科学者の群れだ。


<共産党の国会追及の行方に重大関心>

いまなすべきことは、いかに日本国民に陣場台の案件を知らしめるか。その一つが国会での追及であるが、立憲民主党に期待をかけたが、効果はなかった。フクシマ汚染に関与した当時の民主党が、いまの野田佳彦である。大増税派で知られる。松下政経塾は偏狭な民族主義・改憲派でも知られる。


<木更津署生活安全課はやくざに目を向け市民に敵対!>

山林王の家督を相続するという運命を歩んできた御園は、幼くして陣場台のクヌギを炭焼きし、その後はシイタケ用にクヌギと共に生きてきた。そのクヌギは使えない。フクシマの放射能汚染が原因で、いま房総半島のクヌギは暖炉用だ。

その周囲の住民は健康被害で泣いている。既に3人は肺がんで命を奪われた。「健康調査」を市に訴えても効果なし。やむなく県警に要請すると「木更津署に行け」と。同署は「市や県から指示がないとできない」と言って逃げまくっている。

その現場を反骨言論人も、しかと目撃した。明らかに警察は「税金泥棒」である。市民の叫びに応じない。なぜか?


そう、警察とやくざ暴力団は身内同士。木更津レイプ殺人事件も捜査しない。フクシマ核汚染ごみの不法投棄事件は、やくざの犯罪である。警察は知っている。知っていて市民に向き合わない!

恐ろしい房総半島は、恐ろしい日本そのものであろう。

2025年1月8日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)



安倍家のお庭番を押し切った石破茂=まだ油断できない!

学校法人森友学園への国有地売却に関する財務省の公文書改ざんをめぐり、関連文書の存否も明かさず不開示とした国の対応を「違法」と認めた大阪高裁判決について、政府は6日、上告しないことを決めた。加藤勝信財務相は記者団に文書の存在を認めた。政府は今後、改めて開示の是非や範囲を検討する。改ざんを強いられて自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(53)が、財務省と近畿財務局が検察庁に任意提出した文書について情報公開請求し、その後、不開示とした国の決定取り消しを求めて