本澤二郎の「日本の風景」(5402)
<「丸腰では外国の侵略=軍拡で平和維持」は愚者の道>
正月の餅はどこの家庭でも雑煮が一番。中には焼いて醤油をつけて海苔巻きにして食べるのもいい。本場のノリだと余計に焼きもちに目が向く。房総半島では正月3が日は、夫が雑煮を作って妻や子供に食べさせる風習が、今も残っている。
昨日は中農のS夫妻が雑煮の会を開いてくれた。子供時代に引き戻してくれるようなものだから、朝から気分爽快。免許証の更新も済ませてほっと安心も手伝って、2025年の最初で最後の本格的な房総雑煮に大満足。多少の酒も入ってほろ酔い気分。雑談に花が咲いた。武田川の水質汚染・湧き水のいっせんぼく汚染の話題も。米つくりも大変な時代に突入している。それでいて「税金が上がった」という深刻な話題も。
今大軍拡で血税が武器弾薬に化けて軍需産業・財閥はウハウハ、アベノミクスで笑いが止まらないトヨタは、米国大統領・トランプ就任式に100万ドル献金、日本製鉄はUSスチール買収と話題が広がる。
既に「武器弾薬で身を固めないと侵略される?」という自民党改憲派のいう愚者の論理が飛び出した。愚者と賢者の話題は、やくざ暴力団追放国民会議という房総・日本列島の抱える深刻な課題を身近なものに。近くの「道の駅」がやくざの手に落ちているという話にも発展してゆく。
このような場面でも、3年前から小櫃川の水を守る会や袖ヶ浦市の陣場台の核汚染ごみ不法投棄事件や銅線洗浄工場からの水銀事件、産廃業がやくざの利権となって、木更津市の山林も入れ墨やくざによる残土投棄事件発覚などの深刻な事態を、本ブログで発信してきた手前、ちょっとした事情通になった気分で「賢者の論理」の説明を少しばかり披露することが出来た。
<丸腰論は血税確保の財閥・死の商人の策略>
丸腰論は自民党改憲派・A級戦犯内閣の路線を継承する安倍晋三や側近の高市早苗、萩生田光一ら清和会の面々がよく喧伝する「愚者の論理」である。
その狙いは、血税を武器弾薬の生産に向けるものだ。結果として教育や福祉・医療などに回す資金がなくなり、そのツケは民衆に被害が及ぶ。
愚者の言い分に対しての賢者の反論は、宇都宮徳馬らの平和軍縮派の断固たる主張である。吉田茂・石橋湛山・三木武夫・池田勇人・大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一・水田三喜男ら、護憲リベラル派の立場である。
最近では清和会の安倍とその仲間たちの台湾有事論が圧倒。北京も国内の混乱を抑え込むための策略として、台湾独立論を制圧するために武力統一論を口にするため、日米右翼の台湾有事論を正当化させる?愚者は北京の愚かな放言を口実にしているにすぎない。岸田文雄の43兆円超軍拡論は、そうして具体化したものだ。「岸田の祖父は岸と共に満州利権で大儲けした悪党」との指摘も浮上した。
血税分捕り合戦は、丸腰論の立場だといえる。底が割れている。日本人の平和主義は「いい加減なものではない」という宇都宮の反論は、永遠に正しい。戦争・核は悪魔という思想は、人類共通の理念である。
<賢者は軍縮平和による安心安全=9条は日本人・松本英子の200年前の戦争防止の叫び>
日本国憲法は戦争放棄と軍備放棄を謳った最高法規である。この思想は今から200年前に日本人ジャーナリスト・松本英子が、天皇制国家主義の日本から逃避、事実上の亡命先のアメリカで、堂々と叫んだ平和哲学である。
日本人女性初の言論人として、彼女は足尾鉱毒事件を詳細に活字にして軍国主義に突入する政府に立ち向かった。この記録は国会図書館に眠っている。東洋の思想と西洋の思想を体得した松本英子は、わが故郷の茅野村の神童で、津田梅子などのレベルではない。
松本英子を学ぼう。府馬清の「松本英子の生涯」という本に、彼女のすごい一面が記録されている。木更津市在住の府馬夫人宅には、今も資料の一部が残っている。国会図書館は彼女の記録を収集すべき道義的責任があろう。神童・松本英子は、近代日本の最高峰の偉大な言論人・思想家なのだから。
房総半島を核汚染ごみの大地にしてはならない。やくざ代議士の暴力の千葉県にしてはならない。やくざ暴力団追放国民会議の真意を理解してもらいたい。余談だが、幼児期の松本英子を教育した父親が眠る茅野墓地に、東芝の医療事故で命を奪われた次男正文の粗末な顕彰碑を建立した。20年後には筆者もそこで休む!
丸腰論など愚者の戦争犯罪人の言い分であり、蹴散らすほかない。
2025年1月12日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
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