本澤二郎の「日本の風景」(5399)

<千葉県老人大学・日下部行明元園長最後の賀状に感動>

「老人大学の園長の時に講師としてお迎えしてからもう35年余り、年月の過ぎるのは早いものですね」の賀状に目が止まった。

毎年いただいてきた年賀状の主は、香取市八日市場の日下部行明さん。れっきとした千葉県人である。いい人は房総半島にもいたのだ。

ずっと不思議な先輩の𠮟咤激励の賀状は、いつも本人の文字だ。印刷ではない。自自筆文字の威力は印刷文字に勝る。凡人ジャーナリストを35年も励ましてくれた恩人がいたのである。


思い出すと、千葉県の新聞支局長会(九社会)のメンバーだったころ、産経新聞の那部さんが本社政治部に異動したさい、彼が千葉県老人大学の講師を依頼してきた。彼も同窓だった。その後に日本記者クラブ事務局長を長く務めた。学閥は不思議なものである。

正しくは老人大学校で生徒数は数百人。講義は2時間。まだ40代、おしゃべりの訓練には格好の場所だった。確か5年程度続けた。拙本を何度も購入してくれた。日下部さんは老人大学の生徒会長のような責任者だった。

世の中の政治外交などの関心事をわかりやすく解説し講義することで、生徒の喝采を浴びて筆者も楽しかった。むろん、日本国憲法を基軸に話した。


「間もなく94歳、体力の衰えも感じています。最近は何をするにもおっくうになってしまいました」「このようなわけですので、来年からまことに申し訳ございませんが、年賀状を止めたいと思います。今まで長い間のご厚誼に感謝します」

11歳年上の人生の先輩から叱咤され、激励されながら生きてきた自分を心から誉めようと思う。これこそが人生か。


<2025年自筆100枚、やくざ暴力団追放国民会議を知らせる賀状で打ち止め!>

郵政民営化はよかったのか。大きな赤字は農林中金を連想させる。はがき類の大幅値上げが賀状離れの原因か。それだけではない。印刷文字の無力さを人々に伝えている。中国ではやめて20年近い。

筆者は暮れにがんばって100枚自筆賀状を投かんした。これが最後である。房総半島最大の恥部は、やくざ代議士を誕生させ、今はその倅と運転手が衆参議員。房総半島がやくざに乗っ取られ、警察も公安委員会も行政もやくざ支配に屈して、風光明媚な房総半島が核汚染ごみや水銀で汚染され、これから数十年、数百年かけて生き物すべてが淘汰、減少死滅していく。


無法無天のやくざを追放しないと、房総半島に民主主義は、確立しない。首都圏民や永田町・霞が関・大手町もまた地底の暴力に汚染されている。政治が腐ると、他の全ても腐敗し、悪臭を放つ。


木更津市犬成地区の山林では、不法残土事件を被害住民が警察を呼んで調査を始めると、そこに現れた責任者は入れ墨やくざ。警察官が住民を規制する本末転倒となった。その近くにはワコー(和幸)の巨大な産廃処理施設。石井準一や浜田靖一のポスターが。堅固な施設は、フクシマ東電の核汚染ごみ不法投棄での暴利が原資という。千葉県警も木更津署も千葉県も木更津市も、この山林被害に沈黙している!


そんな無責任無能な県知事を自民と立民が再選させる!房総半島の住民は「自分は無関係」とタカをくくっている。房総半島の汚染、ごみ溜め化は、住民によって引き起こされているのだ。住民はやくざの協力者なのである。恥の文化のない房総半島と日本列島なのだ。やくざに塩を送る公明党創価学会の罪もまた重い。


<80歳の関巌教師は「本ブログを毎日見ている」と賀状に>

君津や袖ヶ浦の水源地に大量の核汚染ごみを埋められるという天地をひっくり返す重大事件は、袖ヶ浦市林地区の前同市選管委員長の御園豊が突然、茅野村の仙人宅に押しかけてくれて腰を抜かした。

しかし、それでも形も色もにおいもしない放射能の恐怖を、物理学に弱い愚かすぎる役人も、一般住民も覚醒しない。知事も国会議員も、信じられないが加害者として無関心を決め込んでいる。権力監視を放棄した新聞テレビも。恐ろしい事態が、もう10年前から続いているというのにである。科学者も沈黙している。御園らが放射線測定器で見つけて3年以上経つが、市も県も逃げまくって調査しない。

動転するような事態に追い込まれた凡人ジャーナリストも無力すぎてくやしい。せめて毎日のブログで警鐘を鳴らしているのだが、金目当ての市民運動家も期待できない。


そうした中で80歳にして今も地元の高校生相手に教壇に立っている関巌が、賀状で「毎日見てます」と伝えてくれた。生徒にも伝えているかもしれない。大きな励みだ。


<木更津レイプ殺人事件被害者K・T子さんも戦争遺児>

関さんとの出会いも御園を通して。勇敢で正義の市民運動を組織して君津郡市で活躍している。市長に担ぎ上げようとしたが断られた。驚いたことに彼は戦争遺児だった。母子家庭の苦境を乗り越えてきた人間は強い。

戦争遺児といえば、やくざ浜名に強姦され、性奴隷から逃げ出そうとして「ばらすぞ」とドーカツされ、その衝撃で突発性の大動脈破裂で即死した木更津市の悲劇の栄養士もだ。極刑に相当する犯罪人を、木更津署も千葉県警も公安委員会も放置している。

このやくざは、公明党創価学会の信者だとわかった。「かけはし」という介護施設のオーナーだ。いまも木更津市の福祉データに掲載されている。市長もやくざ系で知られる。もうこのことだけで浜名を逮捕しなければならないのだが、木更津署の刑事2課は放任している。公明党創価学会の圧力なのか。

房総半島のやくざの闇も深い。


<やくざ暴力団追放国民会議の使命は重い=支援参加を>

やくざとカルト教団の脅威を教えてくれた人物も袖ヶ浦市に住んでいる。しかし、表に出て声を上げようとはしない。やくざへの恐怖を知っているためか。沈黙の民が房総半島とこの国を危機に追い込んでいる。教師の使命は正義の人間作りにある。

以上は賀状からの触発記事である。

2025年1月9日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)