本澤二郎の「日本の風景」(5398)

<政府・日銀の円激安物価高政策は1%向け=庶民困窮策>

日本を発展途上国に追い込んだ悪政・アベノミクスが今も継続している。新鮮野菜・食料品の急騰は正月過ぎても。なぜか?馬鹿でも気付いていているに違いない。政府日銀の超金融緩和という天文学的な円札刷りまくりと金利安。

その恩恵は1%財閥。内部留保は600兆円。トヨタ・新日鉄に限らない。自公政府は1%のための金融政策を10余年前から継続して、日銀は総裁が悪党の最たる黒田から植田に代わっても変わらない。ガソリン・灯油の高騰に限らない。庶民大衆の多くが困窮し、中小企業も大ピンチ。事実上の財閥独裁政治に等しい。

伊勢神宮参拝で自民と歩調を合わせた立民・国民・維新の大政翼賛の「神の国」政治で、展望が開けるわけでは全くない。その反対である。この世に神風ゼロ!


<国債大借金あぶく115兆円予算案阻止、税収に見合った70兆円健全予算にすれば1ドル80円実現>

問題の根源は「金がない」という財務省は、それでいて野党の「カネくれ」要求を口実にして、毎年莫大な額の借金(国債)をして、これを悪魔のような日本銀行が買い込んで、1万円札を刷りまくって兜町にも流し込んで株式の高騰を演出し、1%のお腹を風船のように膨らませている。財閥はそのごくごくわずかな金で賃上げをして、自公はおろか新聞テレビで宣伝。その同じ手口を財閥の雇われ政党は、本年度でも無能無責任な野党に呑み込ませようとしている。漫画であろう。


<野党の予算案修正が政局のカギを握る!>

おおざっぱだが税収は70兆円。70兆円予算を編成すれば、日銀の暴走も止まり、一挙に1ドル80円台に跳ね上がり、大衆の消費は膨れる。海外旅行もできるようになる。日本経済は正常化する。ガソリンや灯油の価格も心配しなくて済む。

野党が自公1%内閣を押しつぶし、国民生活を安定させるというのであれば、政府自公の115兆円の風船予算を大修正すれば済む。本来の健全財政予算にすれば、円は正常な姿に戻る。115兆円のぶくぶく借金予算案を、健全な予算にして円安の恐怖を解消する。多数野党は、この予算案の大修正が容易にできる。円高に戻せば、国民生活は安心安全に戻る。小学生でもわかる理屈ではないのか。

参院選も野党が楽勝する。今どきの財閥独裁を崩壊させ、国民のための政治を回復させられる。

野党の予算案修正が政局のカギを握るのである。


<貧者救済策は財閥内部資金600兆円+富裕層増税でおつり=本物野党の政治責任=やればできる!>

教育や福祉などの予算不足も問題なく処理できる。

財閥1%の内部留保資金600兆円の活用は可能である。この20年、30年何もしない財閥経営陣は、それでも株転がしや円安による貿易で暴利を得てきた。600兆円は本来国民が手にできるお金。

株転がしで富裕層になった金持ちからも引き出せる。要するにこれらは闇献金の面々である。国民に還元することが正義である。多数野党の正義いかんで、後世にツケ回しのあぶく予算案を大修正することが可能なのだ。


反対に歴史を繰り返す大政翼賛会復活は、断じて許してはならない。以上で十分対応できるが、万一の場合は、だれでも知っている米国債の売却策。ドルが紙切れになる前に処分すると、莫大な儲けになるだろう。金持ち大国も夢ではない。特別会計にメスを入れることを忘れてはならない。


<金利上げで倒産地銀も本来の融資=地方創生実現+円高で消費活動本格化で経済浮揚>

円激安政策は、円札の刷りまくりとゼロ金利だった。これに欧米のハゲタカ基金も食らいついて暴利を手にした。植田のバカ殿は、現在も金利上げに躊躇している。

金利を引き上げると、倒産寸前の地方銀行が生き返る。地方経済にカネが出回るため、地方も活性化する。現在は地方は死んでいる。そこにやくざ暴力団の怖い資金が流れ込んで、市民生活を狂わせている。植田を切腹させる時ではないか。

115兆円の国債乱発予算案をつぶすことで、野党も国民も生き返るだろう。

2025年1月8日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


<やる気なしの無策無能の石破内閣>

(ブルームバーグ): 年明け最初の7日の閣議後会見では、経済関係閣僚から足元の為替市場で円安の流れが続いていることに関して警戒感を示す発言が相次いだ。加藤勝信財務相は、足元の為替相場に「一方的、急激な動向が見られる」とした上で、「行き過ぎた動きに対しては適切な対応をとる」と改めて市場をけん制。為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要であり、投機的な動きも含め、為替市場の動向を憂慮していると語った。