本澤二郎の「日本の風景」(5392)
<軌道修正した対中外交>
暮れから新年にかけて極右・日本会議の面々が怒りをぶちまけている。石破対中外交の軌道修正がはっきりしてきたためだ。14億人の中国との対立・敵対関係は、43兆円の戦争準備を強行してきた好戦派の財閥や「死の商人」ら台湾有事派の土台を揺るがしている。安倍・清和会の残党のイライラが伝わってくる右翼報道を目にすれば、容易に理解できるだろう。
2025年1月1日から政権延命に汗をかいた石破。能登から「日本を世界一の防災大国にする」と大風呂敷を広げて見せた。その心は「自衛隊を防災向けに使わない」という防衛省・防衛軍事族の意向を、石破自らのめり込んでいる証拠なのだが。
不況下においても軍事も強化するという二兎追いである。邪道の典型であろう。武器弾薬を放棄して大衆に血税を回すという古来からの統治原則を破っている。危険極まりないのだが、他方で北京との友好協力関係も推進する二刀流使にとって、善隣友好が平和の核心である以上、注目に値する。それは安倍・清和会の好戦的な「台湾有事」を骨抜きにするだろう。
<山崎拓進言受けた米中の橋渡し役の日本外交>
死刑廃止論者であることを三木派後継者の一人であった志賀節から、亀井静香もその一人と聞いていたのだが、彼が主宰する保守系の雑誌「月刊日本」で、元中曽根派の自民党幹事長・山崎拓の正論が載った。
「米中戦わせずが日本外交の使命」「日本は米中の橋渡し役」という正論を、首相になる前の石破を説得していたことから、この10年以上もの長い間、清和会の中国敵視政策に飼いならされて、正論を忘れていた新聞テレビも、いまだ戸惑っている。
(残念無念=これ以降の加藤と山崎の関係、大平訪中によるODA支援、加藤の活躍と山崎との友情その他の長文を瞬時に消されてしまった。日本会議・安倍清和会関連の批判記事に反応して消してくるのであろう。恐ろしいAIパソコンに恐怖を感じる。書く意欲を喪失。言論の自由を奪い取る極右・日本会議・統一教会に支配されているグーグルドキュメント)
読者諸兄には、筆者の無念を多少とも理解していただけると幸いである。それにしても恐ろしい時代であろうか。反骨の戦闘的リベラリストの闘いは、それでも続くと約束したい!大変な時代の2025年の2日目となった。
怒り狂う事態になすすべがない無力人間にいたたまれない。2025年1月2日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
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