本澤二郎の「日本の風景」(5389)

<「今だけカネだけ自分だけ」の出鱈目超借金予算案閣議決定>

森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三のA級戦犯内閣の政治路線を継承する政府予算は、出鱈目で莫大な借金を後世に残すものである。2025年の石破茂内閣も同様である。そこには当たり前の行財政改革がゼロ。それがわかっている補正予算審議でも、政治屋の質問はちまちました「カネくれ運動」。


現在のような不況下の時代は、真っ先に武器弾薬費用を排除する。その分を貧困層に回すことで、経済危機を乗り切る。そうした古来からの舵取りの常道を排した主張を与野党議員は要求しなかった。本予算審議も同じか。


莫大な借金予算は膨らみ続けて、返還する余裕はない。悪党は戦争ですべてをチャラにしようとしている。歴史を知る識者は、こうした予測をしているはずだが、世界一高給を食んでいる政治屋と官僚は「今だけカネだけ自分だけ」の悪政にどっぷりつかったままである。腐敗の元凶である森は、今も太陽の下で暮らしている。岸信介・児玉誉士夫・笹川良一・中曽根康弘、そして正力松太郎・渡辺恒雄の改憲軍拡原発推進路線は、変化はない。戦前の天皇制国家主義による戦争体制は、今も存在している「死の商人」国家ではないのか。識者文化人は目を覚まし、声を上げよと叫びたい。


<国民のために軍事・防衛費大削減+国債超削減不可欠>

世界不況下の今はきびしい。厳しさに耐える冬の季節を、人々は夜も働いて生活している。子ども食堂が常態化しているではないか。例外は一人1%と株屋。そして官僚と政治屋。こうした超格差をいつまで続けるのか。


戦争準備の43兆円を凍結するか、排除すればいい。優雅すぎる自衛隊を、靖国参拝促進の防衛省は、足元の能登半島地震による大災害に大動員しなかった。いまも泣いている住民は少なくない。裏金接待の川崎重工と自衛隊の構造的腐敗は、すべての軍需産業に及んでいるだろう。

天文学的な国債という巨額借金は、いまでは当たり前になっている。超インフレか戦争を想定しているであろう清和会路線を食い止めないと、この国の先行きは地獄に落ちるだろう。


<腐敗言論は石破に同時選挙で野党けん制の不条理>

渡辺恒雄という世紀の悪党の永田町操作を学んだらしく、彼の残党記者は「野党の攻勢に同時選挙で対抗せよ」と石破に言わせている。

少数与党を励ます言論界も腐ってしまっている証拠だろう。渡辺の残党と安倍の残党が提携しているのであろうか。気味が悪い。真っ当な言論人がいない。精神病は永田町から言論界にまで及んでいる?


<後世に空前絶後のツケ回し=借金で首絞める子供や孫=沈む日本丸は確実>

どうしても気になるのが、後世を生きる人々の重すぎる荷物のことである。既にひとり1000万円の借金をしている。自民党から共産党まで、この深刻な事態に目を向けていない。

借金を増やし、超インフレか戦争をして日本丸を太平洋に水没させようとしているのであろうか。「先のことなどどうでも構わない」という返事が永田町からはね返ってきている。

政治屋の全てが精神病にかかってしまっている!政権を野党に委ねる受け皿が存在しない現在か。民主主義がまるで機能していない。


<行政改革で無駄を排除した国民のための予算に修正不可欠>

115兆円予算案?どうかしている。だれも文句を言わない。日本崩壊など考えない政治屋予算案だ。ツケを子供や孫に回す従来からの手口だ。石破茂も最悪の暢気なトーさんなのか。

「今だけ自分だけ」の115兆円バラマキ予算案に抵抗すれば、解散で野党をせん滅するという脅し予算案でもある。永田町の腐敗をことさらに象徴している!

2024年12月29日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


2025年度の予算案は一般会計の総額は115兆5415億円となり、2年ぶりに増加しています。これまでの最大だった2023年度予算を上回り、過去最大です。歳出では、▼医療・介護・年金など社会保障費に38兆2778億円。▼防衛力の抜本的な強化に伴い、防衛費は初めて8兆円台に到達します。▼教育関連では、教員の残業代の代わりに支払う「教職調整額」について、現在は基本給の4%となっているところを5%へ引き上げます。こうした政策的な経費のほか、▼国債費も過去最大となり、国の借金である国債の返済と利払いにあてる国債費は28兆2179億円に。日銀の利上げを背景に利払い費が膨らみ、今年度の当初予算に比べて1兆円以上増えています。

巨大原発計画の自公内閣 政府が次のエネルギー基本計画の原案で、原発を最大限活用する方針を盛り込んだことをめぐり、福島第一原発事故に関する訴訟の原告団が、国に異議を唱えるよう福島県の内堀知事に求める申し入れ書を26日、県に提出しました。

安倍派を告発した宮澤博行は男でござる!

「政治の道に再チャレンジしたい。政治関係者ではなく、議員でありたい。県議や市議はしっかりした方がいるのでお任せしたい。国政を見ていくと、皆さん自民党には不満、立憲には不安がある。自民党の中に入っちゃうと、(世の中を)変えられないということがこの12年間で逆にわかりました。自民党経験者として別の形で政治を変えていく。それに、私はどうしてもチャレンジしたいんです」