本澤二郎の「日本の風景」(5388)

<野菜急騰!農林中金の巨額損失の穴埋めか>

野菜が高騰している。ずっと前からだ。野菜を食べられない若者や子供、老人の健康が心配される。気候変動を口実にしているのか?いや違う。農家の畑は以前から元気だ。

白菜を買おうとして止めた。前年に比べてぐんと値上がりしている。白菜だけではない。キャベツも。生姜は中国産に人気が集まっている。輸入野菜は心配だが、そうとばかり言っていられない。

筆者は農家のためのはずの巨大銀行の農林中金が、暴利を狙った危険すぎる外国債権を大量買いした巨額損失が関係していると認識している。農林官僚ら当局の腐敗も重なって野菜高騰操作であろう。穴埋めは決まって庶民大衆だ。血税の投入も。

世界一高給取りの政治屋は気付かない!

昨年の正月もそうだったが、農家は休み返上で「道の駅」などに大量出荷してほくほく顔との報告を受けている。冬でも青々としたキャベツなどが畑一面見事である。

1か月前は初めて冷凍大根を買った。12本ほどの沢庵用大根の葉をすべておじやにして食べた。質素倹約も板についてきた。日銀の植田など富裕層は、まったく関係がないだろうが、貧困層は新鮮野菜から遠のくのはつらい。アルバイトで生活する母子家庭のことを思うといたたまれない。

先日は、パソコンメールに東電料金不払いという仰天通知が届いた。農協のJAバンクからの自動引き落としが、311フクシマの核汚染ごみの東電に支払われていない?やむなく息子に聞いたが、いやがらせに違いないというので、そのままにした。農林中金・JAバンクは、こうした実態を承知しているのか?


<若者・非正規社員の野菜離れ深刻>

そういえば業務スーパーの冷凍食品に庶民は群がっている。新鮮野菜など新鮮の付く食品はなんでも高騰している。唯一の例外はモヤシぐらいか。


最近になって初めて冷凍餃子を食べるようになった。悪くない。おいしい。北京の家庭餃子とは違うが、たまには悪くない。おそらく非正規社員など不安定な職場で働いている若者たちは、野菜離れを起こしているのではないだろうか。

日本を「地域の大国」という言葉に驚いたが、観光で生きる日本は、明らかに発展途上国・後進国に落ち込んでいる。むろん、1%とそれにぶら下がる富裕層は無関係だろうが、そのうち作家が「貧困物語」を書くかもしれない。


<円安・アベノミクスの金融政策止めろ!>

昨日創価学会系のヤマダ電機が店舗を閉鎖しているという報道があった。カルト教団の墜落を印象付けているが、選挙ポスターをみると、今も莫大な資金が信濃町と小さな島に眠っているのであろう。

いうまでもなく、消費が伸びない原因は、アベノミクスによる円激安の金融政策に起因する。購買力平価にすれば、1ドル80円。庶民の懐は開いて消費は上がる。外食産業も元気が出てくる。他方で、財閥の内部留保は600兆円!本来は庶民が受け取る金のはずである。

いま黒田東彦はどうしているのか?「植田和夫の食卓が気になる」と人々は怒り狂っている。

アベノミクスが止まらない背後には、財閥と清和会の存在を見て取れるだろう。この国を駄目にした清和会の存続が、この国の危機をもたらしてきた元凶である。萩生田・高市はそれでもバッジをつけて離さない。


<家庭菜園で小さな生姜に農家バイトのおばさんはグー>

肥料も農薬も使わない家庭菜園の収穫は、いうまでもなくパッとしない。それでも今年は生姜を10個ほど植えてみた。

小さい生姜が取れた。それを洗っていると、近所のおばさんが声をかけてきた。

「小さいけど薄切りにして酢などで漬けて毎朝食べようと思う」と返事をすると、彼女は「それはすばらしい。グー」と応えた。彼女は毎年農家のビニールハウスなどでバイトをしている。農家事情に明るい。言わんとしていることは「小さくても無農薬・無肥料が最高」といって誉めてくれたのだ。


<沢庵漬け>

昨年は沢庵漬けに成功した。妹宅の見事な大根20数本をつけ、1か月ほど前に食べ終わった。塩分の取りすぎに違いないが、後半は洗い流してらっきょう漬けの酢に入れて食べると、申し分なかった。

今年は近くの農家から12本、1000円で購入し、昨日つけたのだが、米ぬかや果物の皮などたっぷり入れて漬けた。うまくつくかどうか?量が少なすぎて心もとない。

いずれキムチにも挑戦したい。売っているものは、余分な化学品で味を調えていて気味が悪い。朝鮮半島の農家の本物の味を確認したいものだ。しかし、白菜が高騰していてはそれも無理かも?

野菜の高騰は腐敗役人の価格操作に違いないが、連中は日本人の健康を破壊している悪人に違いない。昨日は映画「孤高のスナイパー」を見た。デンマーク映画か。悪を憎む大衆はどこの国にもいる。

2024年12月28日記(戦闘的リベラリスト)



財閥の裏金はいたるところで!原資は血税!

海上自衛隊の潜水艦修理をめぐる裏金問題で、川崎重工業は27日、2023年度までの6年間で架空取引の総額が約17億円に上っていたとする社内調査の結果を発表した。裏金から潜水艦乗組員の物品への支出は少なくとも40年にわたっており、防衛予算をめぐる官民の癒着ぶりがあらわになった。