本澤二郎の「日本の風景」(5373)
<無知の人間は「無知の知」人間>
房総半島は気が付いてみると「やくざ支配」の土地柄であることを知って数年経った。「捜査しないやくざ犯罪の木更津レイプ殺人事件や袖ヶ浦市陣場台のフクシマ東電核汚染ごみ不法投棄事件に手を出さない警察・行政・メディア」が凡人ジャーナリストを覚醒させてくれた。
木更津市の有力者の酒問屋オーナーだった平野さんや、陣場台の御園豊元水田三喜男秘書らのお陰でもある。善良な人は真実を明かしてくれる。そんな時に「フクタ故郷講座」が、昨日富来田公民館で開催され、中世の武田城や一族の歴史を学んだ。まさに無知をさらけ出す2時間だった。人間は無知の知の繰り返しで一生を終える動物であることを。主催者に感謝したい。
<中世の記録のない日本>
山梨県の甲斐武田は有名だ。それがどうして房総半島の木更津市の真里谷という山地に飛び出して、陣を構えたのか。小学校の遠足で古城の跡地で燃えた黒米を手にした記憶があるが、それ以上のことは記憶にない。理解できる人間ではなかった。中高年でないと無理である。
燃えた黒米は合戦で敗北したものであろう。それがいつだったのか?なんと「記録が残っていない」と館山市学芸員40年の専門家が明かしてくれた。1450年ごろのことらしいが、文字があるのにない。漢字文化がなかったのか不足していたのか、それとも証拠を燃やしてしまったものか、ということも断定できない。
今を記録している筆者は驚くばかりである。確かに現在も政府・政党、学者でも不都合な事実は隠蔽する。警察でさえも証拠を捏造する。恐ろしい前近代がこびりついている。いわんや中世においてはおやか。「金で動く日本政治」を追いかけるジャーナリストでさえも、カネで動く。
はっきりと証拠が残るものもある。先般は同じ講座で加曾利貝塚古墳を見学して、知識を深めることが出来た。
なんとなんと真里谷の武田城近くにも、城が2か所もあるというのだ。全く知らなかった事実だ。むろん、いつ築城し、いつ破壊されたのか、ここは不透明である。南房総には滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」という物語を、兄が馬来田中学生のころ「先生の講談を聞いて面白い」と口走っていたことを覚えている。
富津市と対岸の横須賀は近い。小泉純一郎の飯島秘書が「選挙になると稲川会横須賀一家の連中が地元から消える。原因は船で富津に渡ってハマコー選挙をやっていたことが分かった」と途方もない事実を語ってくれたことがある。
房総やくざ暴力団と横須賀やくざの稲川会連合による総選挙の壮観さは、けだし一見の価値があったろう。昔からやくざ暴力団と警察の深すぎる仲が存在し、それが木更津レイプ殺人事件捜査に悪影響を与えていたのだ。むろん、フクシマの核除染ごみ事件に警察が沈黙する理由といえる。
中世の鎌倉幕府のころは、海路で房総半島は地の利に恵まれていたのであろう。いまの東京は水源地で交通の便は悪かった。東京直下型地震に震え上がる理由なのだ。
それはそれとして我が地元に城が三つもあったという。それと今のやくざ暴力団との関係はどうなのか。敗者はやくざで生き延びたものか?
<不都合な史実は証拠隠滅対象>
平安期には紫式部の源氏物語が燦然と輝いている。ひらがな文字も一般化していた。記録を残す手段はあったのだが。
あるいは証拠隠滅は民族の欠陥なのか。敗戦時、ハルビンの731部隊は、真っ先に山のような書類を燃やし、一帯を灰色につつんだ。東京でも、日本列島全土で史実を燃やし続けた。敗戦時の日本の悪行を灰にしてしまった。
史実を灰にする文化が日本民族の特性なのか?逆に言うと、善良な統治者がいない日本、あるいは悪人の国だったのか。史実隠蔽が大好きな日本人?そこにやくざ暴力団が忍び寄る原因だったものなのか。研究する価値があろう。
日本人にとって、これほど正義の重みを裏付ける証拠はない。日本研究はまだ不十分すぎる!
2024年12月13日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)恐ろしや極右女自民党の原発推進派でつくる議員連盟の会長らが12日、首相官邸を訪れ、改定作業中の新たなエネルギー基本計画から、2011年の東京電力福島第1原発事故後の計画に明記してきた「可能な限り原発依存度を低減する」との文言を削除するよう求める決議文を、石破茂首相に提出した。決議では脱炭素電源としての原発の最大限活用の明記や、新型の原子炉のリプレース(建て替え)について、同じ電力会社であれば、廃炉が決まった敷地とは別の原発の敷地でも建設できるようにすることを求めた。「最新型原子力リプレース推進議員連盟」の稲田朋美会長は「電力需要は増加する。脱炭素社会の実現からもお願いしたい」と訴えた。韓国野党の正義最大野党「共に民主党」が4日に発議した弾劾訴追案には「いわゆる価値外交という名の下に地政学的なバランスを度外視して北朝鮮、中国、ロシアを敵視し、日本中心の奇異な外交政策に固執し、日本に傾倒した人物を政府の主要な職位に任命するなどの政策を展開した」として「(こうした政策によって)北東アジアでの孤立を招き、戦争の危機を引き起こし、国家の安全保障と国民保護の義務をかなぐり捨ててきた」と書かれている。
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