本澤二郎の「日本の風景」(5365)

<世は麻のごとく乱れ=狂気が支配する日本と世界>

ワシントンに盲従する日米韓体制の一角が崩壊した。反北朝鮮右翼政権のユン大統領が、国民と野党の大攻勢に精神が狂ってしまったらしく、クーデターを予感したものか、非常戒厳令を発して自らの首を絞めてしまった。ワシントンも東京も腰を抜かしている。


そのワシントンでは、バイデンが次男の犯罪をもみ消す大統領令に署名して、路上生活者らで埋まる巨大都市の住民を驚かせている。次期大統領のトランプ犯罪もちゃらにするという法制度に人類は驚かされたばかりだ。米国の「大統領」は戦前の天皇と変わらないらしい。困った大国である。


そのトランプ次期大統領は、BRICSによるドル体制に挑戦する動きをけん制するため、100%関税を声高に叫び始め、世界崩壊さえ予感させている。アメリカと世界の崩壊への助走かもしれない。これでは人権弾圧のロシア・中国叩きもタカが知れる。


ユダヤ・イスラエルのネタニヤフのパレスチナ人大虐殺に対する戦争犯罪に対してICCは、珍しく正義の逮捕状を出したが、そのICCがユダヤロビーの金工作に悲鳴を上げている。本末転倒であろう。

世は麻のごとく乱れるとは、世界全体が狂気に包まれ、比例して気候変動で地球までも崩壊へと導いている。


<1ℓ180円から185円=財閥向けアベノミクス円激安効果=沈黙する愚民と言論界と野党>

日本も安穏な高度成長を経て墜落期に突入して、政変を予感させているが、天皇制国家主義下の財閥傀儡政治に野党も言論も押しつぶされて、民主主義は形だけ!

特に安倍内閣のころから日本は極端に変質し、庶民大衆は納税者の権利を放棄させられ、国民総背番号制による監視・統治のデジタル・戦争体制へと追いやられ、超物価高に泣かされながら厳しい生活を余儀なくさせられている。「年収1000万円の日本人の睡眠時間は3時間」だと昨夜息子に教えられ、ショックを受けたばかりだ。戦争の恐怖に怯えさせられている43兆円軍事費は明白な憲法違反だが、与野党とも事実上、受け入れてしまったのか。


野党の無能・無力に、人々は右往左往している。それに言論も権力監視をする爪をもぎ取られてしまっている。昨夜はリッター当たり180円、185円のガソリン時代に突入するというニュースだった。車にも乗れない時代の到来は、ひとえに円激安政策による。


本来の1ドル80円にすれば、国民は消費を増やし、希望の人生を約束されるのだが、どっこいアベノミクスは財閥暴利の政策である。アメリカのように札を刷りまくって刷りまくって円の価値を下げる。ドルと円の価値は異なるのだが、大馬鹿な安倍は気付かなかった。現在、財閥の内部留保資金は200兆円から600兆円に膨れ上がり、新日鉄でさえも米USスチールを買収すると大声を張り上げている。

トヨタの暴利もすさまじい。こうした暴利は国民に還元される金である。石破は危機脱出にまたしても安倍と同じく靖国神社参拝だけでは不足とばかり、地元の神社にも出向いて「幻想の神風」頼みというから、彼の脳みそも狂ってしまっている。


企業団体献金を禁止して、財閥のカネによる操り人形を禁止することが、国民のための政治を約束する。ナベツネ言論を即刻退治しないと、この国の未来はない!

2024年12月5日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)