本澤二郎の「日本の風景」(5337)

<米大統領選挙はトランプの返り咲きで決着>

インフレ・戦争・移民問題噴火で共和党のトランプが、世論調査の予想に反して歴史的勝利で復活、47代目の大統領に返り咲いた。復活にかける新政権誕生で、相変わらずワシントンに服従するだけの日本政府も、厳しい試練にさらされる。

アベノミクスで甘い汁に慣れきってきたトヨタなど財閥輸出企業は、東からの冷たい強風にさらされる。日本は1ドル100円に向かって物価高は沈静化し、庶民の懐に多少の余裕が出るだろう。

国民は43兆円の戦争準備を止めさせて、福祉に重点を置く政策をしなければならない。来夏の参院選が焦点だ。

安倍晋三の二の舞になると、国民は再び苦境にさらされる。


<ロバート・ケネディJrのリベラル・常識に注目>

トランプは昨日の勝利宣言で「ケネディ氏にアメリカ国民の健康を委ねたい」と約束したが、トランプ勝因はケネディの中道・常識路線の支援がモノをいった。1期目のトランプの乱暴なやり方は影をひそめるだろう。労働者にも手を突っ込む運動が勝因ともいえる。

それにしても、900回の選挙集会をやりぬいたトランプの強健な体力には脱帽するほかない。トランプとケネディの4年が順調に推移すると、ケネディ家の復活も起きるかもしれない。武器弾薬の産軍体制との行方も気になる。


<戦争とインフレ・超物価高の民主党・ハリス敗北>

アメリカの物価高は、庶民の懐を空にして、借金の山を築いた。加えてウクライナにテコ入れするバイデンの戦争に、人々は耐えることは出来なかった。

いかなる政治体制でも、戦争とインフレを克服することはできない。戦前の日本のヒロヒト体制は、現人神というカルト宗教の仮面をかぶって強行したものだが、21世紀の今日では想定できない。


<日本も43兆円戦争準備と財閥擁護超物価高で自公大敗>

トランプは「私は戦争しない。終結させる」と繰り返した。彼は力づくでプーチンとゼレンスキーをテーブルにつかせるだろう。プーチンとの仲は知る人ぞ知る。


ゼレンスキーの腐敗が表面化すれば、彼の欧米へのごね得戦争も通用しなくなる。中東は厄介だ。イランとの対話に成果を出せるか?今は誰にもわからない。ユダヤの金がワシントンを古くから抑え込んでいる。イスラエルの右翼・強硬派を抑え込めるか?なんとしてもイスラエルのガザ大虐殺をやめさせなければならない。トランプには、ノーベル平和賞がいくつもぶら下がっている。


今回のバイデン・ハリスの敗北は、戦争と超インフレ・物価高で弱者から中産階級まで疲弊した。「もう民主党はいや」という世論がトランプに味方した。それは43兆円の戦争準備と財閥金持ちのための超インフレ路線が、自公の大敗を可能にした。

日銀の金融政策・政府の借金詰め予算は、事態を悪化させ、国民の怒りを買ったものである。

日本の政治の安定は、43兆円を止めてアジアの緊張を解消し、福祉政策に総力を挙げることである。極右・日本会議や松下政経塾の、悪魔の政策を続ける台湾有事路線は許されない。これにトランプもケネディも加担しない。

2024年11月7日記(房総半島・茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


核原発と人間は共存できない!

(朝日)東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の2号機が機器のトラブルで原子炉を停止したことについて、斎藤正美・石巻市長は6日の記者会見で誠に遺憾。原因の究明と再発防止対策を強く求めていく」と話した。

JAL機長が語る日航機墜落事故の真相/中曽根総理が見した乗客520 米国救助拒否/「自衛隊が犯人」デマ拡散/杉江弘

https://www.youtube.com/watch?v=CQDwTl2GUpg

 【杉江弘さん】 ホームページ http://captain-sugie.com/