本澤二郎の「日本の風景」(5336)
<天皇制は民主化した欧州の王政に学ぶとき>
化石人間となった王政改革は、時代の流れに違いない。日本の戦前の遺産・皇室典範に国連から「おかしい」と批判が届く日本の天皇制も、政治改革の一環として手を付けるべき時であろう。
現代人にとって、戦前の信じられない「現人神」から「人間世界」に引きずり降ろされた象徴天皇制も、いざ蓋を開けると、仕える役人は「現人神」で仕えてきたものばかり。広島長崎の原爆投下を「やむを得なかった」と肯定したり、沖縄をそっくり米国に委ねたり、戦前と変わらなかった「象徴天皇制」のヒロヒト。
時代は21世紀だ。神道カルトの日本会議任せの皇室から、民主化した天皇制・皇室に衣替えをする好機だ。国民はもはや「無縁の存在」として関心を示していない。
新聞テレビや週刊誌のゴシップ記事の時代は幕引きし、21世紀の民主化した「祭祀天皇」から、人間らしい象徴にするときだろう。スペインの王政がその契機をつくってくれている。罵声・泥投げにも平然と対話する国王に乾杯したい。
<宇都宮さんは「京都に帰って日本人として自由に」>
恩師・宇都宮徳馬さんは、皇室の内情に詳しい戦後の数少ない政治家の一人だった。父親が陸軍大将で、若い皇太子の教育も担当していた関係で、天皇家を特別扱いしなかった。
「人間天皇として自由で人間らしい生活を国民も望んでいる。原始の祭祀の舞をしてる姿など不必要だ。宮内庁などいらない。国民との格差は不要だ。自由に人間らしい質素な生活を京都で送れる時代だよ」と明快に語っていた。
檻に入れられて拘束された動物のような扱いは、直ちに止める。政治家の皇室利用は論外だ、というのである。父親の陸軍大将からの影響であろう。まさに正論である。
宮内庁という血税を使った組織は不要である。過剰な警備などもってのほかであろう。自由に市民の間に入って、自由に意見交換もする天皇制へと変革する時であって、たかが伊勢神宮など神道の操り人形の世界から解放される。多くの国民の願いであろう。
自公体制崩壊の今こそその時であろう。日本や米国の新聞も、スペイン国王夫妻の行動と住民の対応に脱帽する報道をしていた。真実の報道として注目したい。
2024年11月6日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
「帰れ!帰れ!人殺し!」スペイン国王夫妻に罵声連呼…泥を投げつけ “今世紀最悪の洪水”で200人以上死亡「国の対応に対する国民の怒りが一気に爆発して国王に」
住民らは、石や泥などを投げつけたり、「人殺し」とシュプレヒコールを上げたりして、現場は一時騒然となりました。スペイン東部では、先週、大雨による大規模な洪水が発生し、これまでに200人以上の死亡が確認されています。いまだに捜索が進んでいない場所もあり、さらに死者が増える可能性があります。一部の地域では、わずか8時間で1年分の降水量を記録するほどの大雨になりましたが、地元当局からは、住民に建物の中にとどまるよう呼びかけるメッセージが届いたのは、すでに街中で洪水が起き始めていた後でした。被災した住民「警報を出していたら、助かったのに」「なぜ誰も来なかった?どれだけ時間がかかるんですか。4日経っても誰も来ていないじゃないですか」国王夫妻は、罵声をあびせられながらも、被災した住民との対話を続けました。一方で、視察に同行したサンチェス首相は、混乱のなか、早々に現場を離れていました。
(米CNN)被災地訪問の国王にブーイングや卵投げ、甚大被害に住民の怒り噴出 スペイン
旧安倍安倍派は20人に落下した「裏金連立」の石破体制!
自民党の高市早苗前経済安全保障担当相は11月5日夜、東京都内のホテルで萩生田光一元政調会長、古屋圭司元国家公安委員長らと会食した。出席者によると、高市氏は「自民党がガタガタしていたら野党になってしまう。結束して党をもり立てよう」と呼び掛けた。
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