本澤二郎の「日本の風景」(5335)

<AIの危険性を叫ぶ反池田学会の300万信者目指す富士大石寺顕正会の浅井会長の見識>

日本では人工知能・AIについて容認する傾向が強いようだが、専門家は「第三次世界大戦の引き金」「悪用されると人類を危険にさらす」と警鐘を鳴らしている。これに同調する動きが日本の宗教界で初めて表面化して注目を集めている。


目下、低迷する宗教界でひとり会員増で活発な活動を展開する富士大石寺顕正会(浅井城衛会長)。「日蓮聖人の教えを愚直に実践する教団」といい、池田大作批判に徹して信者獲得に成果を出しているようだ。

事情通は「過去に池田は日中友好活動を率先して1972年の国交正常化実現に貢献した。顕正会はAIによる人類絶滅危機に警鐘を鳴らすことで、池田学会を乗り越えようとしている」と語っている。


<驚愕するAI無知だった茅野村の反骨仙人>

アナログ世代の凡人反骨仙人は、AIに全く無知である。ただ、政界だけでなく、最近は房総半島の核汚染ごみ不法投棄事件(袖ヶ浦市陣場台)や創価やくざ浜名による強姦性奴隷殺人(木更津レイプ殺人事件)告発記事を書く中で、やくざ暴力団追放を叫びなが叫びながら、政治と行政の底なし沼のような腐敗を暴いていると、瞬時に文章が自動的に消される。インターネット技能が低いことも災いして、被害は大きく、その都度「AIの仕業か」とうめく。この程度の認識だから、事実上は無知に等しい。

ジャーナリスト最大の使命は「戦争阻止」にある。戦争勢力である

改憲軍拡派で核原発推進派との闘いだ。これは恩師・宇都宮徳馬の筆者への遺訓による。


<「AI悪用で人類絶滅の危機も」と訴える顕正会会長>

浅井はAI研究の第一人者で知られるトロント大学のジェフリー・ヒントンの言葉を引用するのだが、彼はIT企業「グーグル」から莫大な報酬を約束され入社したが、昨年5月退職。その理由は「このままAIを開発し続ければ、大変なことになる。これからはAIの危険性に警鐘を鳴らすために活動したい」「悪人がAIに悪い目標を与え、大量の偽情報をネット上に拡散したり、生物テロ・サイバー戦争が起こされたりする懸念を抱いている」「何よりもAIの軍事利用によって今後10年以内に、自律的に人間を殺すキラーロボットが登場し、それが大規模に実戦配備が現実なものとなる。自律的とは、目的達成に自ら判断して意思決定をすることだ」等の発言を紹介する。


<制御不能の戦争!人類も地球も破滅か>

自律的殺人ロボットとは、制御不能の戦争を意味する。現在のロシア・ウクライナ戦争やイスラエルのガザ虐殺についても、筆者などは制御不能状態と認識している。人間の手を離れて殺人ロボットが、人殺しに特化する!となると、想像を絶するものであろう。


トロント大学のヒントン名誉教授はまた「AIが自動的に攻撃目標を設定し、敵を破壊できるシステムが開発されたら、戦争の制御は不可能になり、広範囲にわたる被害をもたらす可能性がある」「AIが人類存亡の危機をもたらす恐れがある」とも警鐘を鳴らしている。


浅井はまた、人口知能開発のアメリカ企業「オープンAI」の研究者だったレオポルド・アッシェンブレナーの警告も紹介する。

彼は2027年までにAGIといわれる汎用人工知能、すなわち人間以上の知能を持つAIが、AIの研究を自動化することで科学技術が劇的に進化を遂げ、その後さらに進化したASIと言われる人工超知能、すなわち人間の知能をはるかに超越した圧倒的な知的能力を持つAIが開発され、ロボット工学・科学技術・経済・軍事などあらゆる分野に革命的変化をもたらす。これは人間にとって大きな可能性であり、大きな危険をもたらす」


以上のような説明には、AI知識がないとわかりにくいが、ともかくAIを悪用すると、地獄の地球が現出するかもしれない。あるいはAIの暴走で、地球も人類も破滅すると筆者は理解する。戦争阻止があらゆる分野で繰り広げられ、それが効果を出さないとすべてがお陀仏。こうしたAI危機をどうコントロールするか。わずかでも軍事・戦争利権に狂奔する「死の商人」が存在すれば、人類は生き残れない可能性を否定できない。戦争利権に群がる財閥と右翼政治屋の監視が、ことさら主権者のみならずあらゆる組織・団体によるきめ細かい監視機能システムが不可欠となる。


知らなかったが、国連のグテーレス事務総長は「人類を滅亡に至らせるような兵器が生まれている」と発言している。顕正会会長は「いくら科学技術が進歩しても、利用する人間の生命が濁っていると人類滅亡の危機をもたらす」と指摘しながら、この後は宗教論に入っていく。宗教・思想・哲学・教育も大事だ。

多くの国民は安直にAIを容認してきたが、以上の当事者・事情通の厳しい警鐘の紹介から、我々はただいまから腹を据えた人生進路をそれぞれが確立しなければ、未来を生きることは困難なのだ。

筆者は非戦の憲法の原点に戻ることが最善だと心底信じている。軍艦ではなく帆船日本丸である。非核・外交力・国連外交・国際協調主義である。改憲軍拡派原発推進は好戦派の立場であって、断じて阻止することが平和と安全を約束する。非武装中立は核兵器の時代においては、最善の航海を約束する!

2024年11月5日記(茅野村の反骨仙人・日本記者クラブ会員)


(毎日)米共和党のドナルド・トランプ前大統領は3日、大統領選(5日投開票)で当選した場合、選挙戦から撤退したロバート・ケネディ・ジュニア氏が次期政権で「大きな役割を果たす」と述べた。反ワクチン派のケネディ氏の主張に従い、特定のワクチンを禁止することも否定しなかった。米NBCテレビの取材に答えた。