本澤二郎の「日本の風景」(4944)
<やくざが跋扈する千葉県袖ケ浦市長選=40万市民の水道水危機に市民が決起か>
「やくざサン」が暴走する房総半島のやくざ代議士の地盤・千葉12区に正義と勇気の元衆院議員(環境省政務官)・樋高剛(ひだかたけし)がついに決起した。「安心・安全・安定へ大転換」を旗印に、ついに週刊文春が暴露した浜田靖一のやくざ人脈に対抗して、樋高は君津郡市の駅頭で、無党派層確保に向けて政治活動を展開している。鴨川市の元反浜田代議士後援会幹部は「驚いた。ついに房総半島も地殻変動が起きるかもしれない」と感動的な反応を見せている。「木更津レイプ殺人事件」でクローズアップされた木更津市内では、対抗するかのように「ハマコーラーメン1050円」という日本一高いラーメンが登場して市民の関心を集めている。
千葉12区は君津郡市から南房総・館山・鴨川市へと広がる広大な選挙区。土建・産廃業者から「やくざサン」と敬称で呼ばれる選挙区である。これに上命下服の公明党創価学会サンが支援する異様な選挙区で有名だ。共産党でさえもひれ伏し、誰も対抗しようとはしない。そこにベテランの衆院3期の実績のある樋高が飛び出した。老いも若きも女性も安心して暮らせる房総半島を公約して、やくざ人脈に堂々と対決する。
<やくざ人脈が発覚し防衛相更迭の浜田靖一支援の現職再選独走に市民党が待った!>
12区の首長の大半は、したがってやくざ系といってもいい。その典型が袖ヶ浦市。「役人も警察もやくざサン」の方を見て仕事をしている、と住民から厳しい目で見られてきた。
案の定、同市長の粕谷智浩は浜田が擁立した市長で、11月の市長選で再選を目指す。驚いたことに、週刊文春がハマコーのやくざ人脈を継承していた事実を暴露し、日本列島に衝撃が走っているにもかかわらず、粕谷は市内に浜田と肩を並べるポスターを大々的に張り巡らせている。「現職独走」「市民は無関心」「投票率は20%程度」とささやかれていたのだが!
まさしく樋高効果である。「40万市民に安全な水道水を」の呼びかけが、君津郡市と官房長官の松野博一の選挙区の一部姉崎地区にも波及している。「立憲民主党小沢一郎系の岡島も動き出した」との声も聞こえてきた。小沢側近の青木愛(参院行政監視委員長)は、すでにやくざ系産廃業者が太陽光発電の地中深く埋設した約60万㎥の福島の核汚染ごみ盛り土を現地視察して、千葉県と袖ヶ浦市に厳しい監視を始めた。
岡島の先代は、筆者も知る「ハマコー天敵」の一人として知られた人物。「連合の唯一平和・民主の鉄道労組・JR総連も支援する」とみていい。
市民党候補を擁立すれば、粕谷打倒の可能性が高い。
<核汚染ごみ問題と命の水問題研究に40年の実績のある千葉県を代表する教育者・関巌(せきいわお)擁立へ>
君津・木更津市を流れる小櫃川の汚染問題は、すでに君津市の水源地に1万トン以上の核汚染ごみが投棄されて法廷闘争が続いている。これが「小櫃川の水を守る会」の活動を活発化させてきた。
人間の命を守る水道水は、いま全国的に深刻な問題を提起している。麻生太郎が主導した水道の民営化が、事態をさらに悪化させている。小櫃川から取水している君津郡市などの40万人の水道もまた、間違いなく汚染している。小櫃川河口堰のシラス漁は数年前に終わった。シラスが生きられる小櫃川ではないのである。
袖ヶ浦市は君津市同様に、水源地に核汚染ごみが大量に投棄されている。周辺の農家の大半が、数年前からガンが多発している。有毒な汚染水をたれ流す悪徳企業も、林地区に存在し、同地区の清流・松川から魚も蟹もいなくなった。松川は40万市民の水道水の小櫃川取水口へと合流している。
小櫃川の水を守る会や君津郡市や袖ヶ浦市の市民運動で活動してきた千葉県を代表する教育者・関巌擁立の背景でもある。
<本人は高齢を理由に固辞、有権者は水道水汚染解決の切り札と叫ぶ>
本人は高齢を理由に市長選出馬に対して、意欲を見せながらも高齢を理由に固辞しているが、ワシントンのバイデンを見よ、と袖ヶ浦市民は納得しない。
「関市政のもとで、安心安全な水道水の確保と公正・公平な市民のための民主主義の地方自治の確立を」という熱い有権者の思いが結集している。
「君津郡市40万人の汚染水道解決に決断迫る!」という場面である。「関さんの木高の教え子もたくさんいる。官房長官の松野もその一人ではないか」といったような事情も、市民の間に広まっている。
穏健で公正無私な人柄は、最適な市長候補といえる。水問題は市民の命と直結している。「やくざに支配される袖ヶ浦市」に辟易する市民も少なくない。
「現職粕谷智浩はやくざ人脈報道で防衛相更迭の浜田靖一支援で独走?」といった予想は、林や高谷地区の「覚悟の戦い」が流れを変えてきている。10月6日の林公会堂での集会に注目が集まっている。君津市や木更津市や市原市姉崎地区からも核汚染ごみや汚染水道水問題で関係者が集まる。
核汚染ごみと有毒汚染水垂れ流しで、水源地を破壊されてしまった林・高谷地区の住民は、11月の市長選に向けて関擁立に決起した格好である。「やくざサンに身をゆだねる房総半島返上の大事な一里塚」といえる民主的異変を、これからも報道していきたい。
2023年10月4日記(反骨ジャーナリスト・政治評論家)
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