統一教会自民衰退<本澤二郎の「日本の風景」(4608)

<ハマコー2世の大軍拡戦争大臣に地元の住民が大反発か

 統一教会まみれの自民党も、内閣支持率に比例して、市民の支持を失っていることが判明した。沖縄の那覇市長選の結果は、カネに執着する県民性が災いしたらしく、革新の火は消えつつあるようにみえる。しかし、首都圏は違う。その証拠がハマコー2世の足元で起きた。


 ハマコー2世が擁立した地元では名門4世の候補者が、現職無所属の女性候補に全くと言っていいほど太刀打ちすることが出来なかった。自民党の国会議員や県議を動員したが、全然歯が立たなかった。昨夜八千代市の青柳さんが、山本太郎サイドからのメールだといって結果を送信してくれたので、取材してみると、なるほど岸田内閣の大軍拡戦争大臣の冠効果は効き目がなかった。改憲大軍拡の統一教会政策と一体化した自民党を市民は撃破した。


 大借金国の日本で、大軍拡・戦争体制に直進するような統一教会自民公明を、少なくとも首都圏民は厳しい目で受け止めている。内閣・防衛省・平河町は、相当な衝撃を受けているだろう。「解散など論外」が岸田の思いといえる。

 統一地方選での自公票激減の可能性も、現状では指摘できる。


<君津市長選で自民お墨付きの有力候補が大惨敗

 前回の総選挙では、やくざ稼業で生涯を送った異色の自民党議員・浜田幸一の倅は、公明党の支援を受けて楽勝した。その後、台湾を訪問して蔡英文とも会っている。安倍の推薦もあったのだろう、なんと大軍拡防衛大臣に就任して意気上がっていた。

 地元の浜田系元市議の話だと「鈴木家という地元の名門から候補者を擁立した。確か7月のことだった。自公推薦の条件も付けた。しかし、10月23日の選挙結果は、信じられないような1万1千の大差。大惨敗!本当に驚きましたよ」という。


 ご存知、君津市は旧千葉3区だ。浜田2代で培った怪しげな地盤だ。現職の石井宏子氏は元ピアノ教師。市議・県議経験者とはいえ、地盤はそんなに固くない。カネと組織で圧倒した浜田・自民が総力を挙げた市長選だったが、蓋を開けてみると、余りにも大きすぎる大差で挑戦者の鈴木荘一氏は破れた。


<敗因は大軍拡戦争大臣・統一教会のイメージが市民に嫌われた!

 清和会が支配するような右翼的な千葉県である。統一教会の支部も存在している。自治体の福祉などの分野にも、統一教会の不気味な手が伸びているとも指摘されている。現職の知事の裏側に石井という、元ハマコー運転手から参院議員になっている利権屋がこびりついている。地元の評判の一つだ。維新の会の代表の父親も、笹川良一の運転手だった。統一教会の魔手は、君津市にも伸びているはずだ。


 「やくざと癒着している千葉県警と木更津署は、そろそろ汚名返上する時ではないか。木更津レイプ殺人事件捜査を始める時だ」と歓迎する向きも。


<千葉県は自民党清和会の牙城・松下政経塾の官房長官もショック>

 現在、岸田内閣のスポークスマン・官房長官の松野も清和会メンバー。右翼改憲軍拡の松下政経塾出身。野田佳彦と同じ思想の持ち主だ。清和会はハマコー2世をメンバーに入れない。しかし、松野と選挙区は隣同士だ。

 今回の君津市長選の結果に衝撃を受けているはずだ。統一教会と大軍拡に市民の多数は、当然のことながら震え上がっている証拠であろう。


 統一教会を解散させ、大軍拡のラッパを止めることが、国民の期待であるが、果たしてこの二つの課題を処理できるだろうか?


<ため息が出たガソリンと灯油の暴騰値段=これは日銀・黒田の手柄

 昨日は君津市農協のガソリンスタンドでガソリンと今季初めて灯油を入れた。

 レギュラー1L160円ほどだが、灯油も暴騰していた。18L缶1800円である。庶民は危険だが、灯油が一番安い。やむなくそうしているのだが、1L100円もしていた。


 円激安の成果である。寒冷地住民の負担はただ事ではないだろう。アベノミクスをいまだに強行する日銀の黒田への怒りは、これまたすごい。日米どころか日欧の大きすぎる金利差による円下落!

 安倍内閣10年の見事な実績は、日本沈没にあった。これも統一教会からの指示だったのか?否定出来そうもない。特に家庭の主婦・財布を握る市民は、震えながら暗く寒い冬に突入する。しかも、春が来ない冬季は初めてだ!

 人びとは、誰もかれもしゃもじを手に持って、街頭に出るしか方法がないのか。富裕層・資産家・財閥に重い課税を、庶民に減税を求めて!統一教会の外為法違反事件に検察は捜査を!大軍拡を消し飛ばせ!の合唱に同意したい多数国民であろう。

2022年10月28日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

https://m.youtube.com/watch?v=Szz7l6qAvpo&feature=youtu.be