やくざ国会<本澤二郎の「日本の風景」(3593)

<無恥首相につける薬は審議ストップ、関係者の国会喚問>

 NHKは安倍日程に合わせて国会中継をしたりしなかったりしているのだろうか。昨2月12日は部屋でパソコンとにらめっこしていたついでにラジオをつけた。たまたま自民、公明、維新の八百長質問の時ではなく、野党第一党がボールを投げていた。


 しばらくして、エースの女性議員が珍妙な改憲ボールを投げ始めたが、成果など出るわけがない。心臓は根っからの改憲魔である。どんなボールでも打ち返す。わかっていて、どうして?期待外れだ。


 シンゾウの公金・血税を自身の買収に悪用してきた、極め付きの犯罪「桜を見る会」を丁寧に徹底して追及して、国民の理解を深めるという作業から逃げたのがとても残念だった。

 テレビ観戦している善良な国民、耳で聞いている専門家もストレスが溜まるだけであろう。最後は「鯛は頭から腐る」などとなじり飛ばして時間切れ、いつもながらのやくざ国会風景である。


 「シンゾウ小僧の心臓には毛が生えている。皮膚は苔むして以前の面影はない。ガラパゴス諸島のイグアナだ。反省もできない無恥人間の代表ということが、今の野党はわかっていない。嘘や隠ぺい答弁には、国会審議を止めて、関係者を国会に招致して真相を明かすしか方法はない。どうしてそうしないのか。野党理事は毒饅頭で腹が膨らんでしまっているのだろう。まっとうな議員と入れ替えて、国会審議をストップさせる。そうしないと、やくざレベルの安倍・自公内閣を正すことはできない」

 シンゾウの秘書時代から知る清和会OBの指摘だ。「小沢一郎もボケが始まったのか。金丸信を思い出せ」との声も。



<安倍は鯛の頭なのか?>

 品格のない心臓に対して、腹に据えかねた野党議員の最後っ屁は「鯛は頭から腐る」。

 さっそく中国人に聞いてみた。「鯛は頭から腐るものか」と。返事は「中国に鯛はいないのでわからない」ということだった。


 日本では鯛は高級魚で、庶民の口に入ることはない。無知・無恥のずるい人間の心臓が、鯛であるわけがない。質問者は、心臓を買いかぶってしまっているのだろうか。

 彼はA級戦犯の孫で、こちこちのストロング・ナショナリストと欧米では分析されている。黒幕の財閥・台湾派・神社本庁・生長の家・統一教会・創価学会などは、とても利用・悪用しやすいのだろう。


 有権者の25%の最有力支援者は、信濃町の創価学会だ。この教団が覚醒しない限り、日本社会は分断のまま、国家主義と共に落下してゆく。現在がそうである。



<野党は腹をくくり解散に追い込むしかない>

 無知・無恥・無能・無責任の犯罪内閣を打倒する手段方法は、健全な野党が一本化して、政権の受け皿を用意するほかない。それがいまだ霧の中というのだから、日本国民は哀れである。


 世界では、若者も老人も声を上げて、政治の活性化に汗を流している。それはアメリカでも。民主党大統領候補の一番手に名乗りを上げているサンダース上院議員の支持者は、若者が中心である。

 宇都宮徳馬を連想する。戦闘的リベラリストである。


 金持ちから税金を集めるのだ。そして福祉を重視する。トランプを打倒できる本命候補になるかもしれない。


 日本はだれか?目に付くのは山本太郎ぐらいだ。彼の消費税10%を半減させ、その後に0%にする。これは本来の経済・景気対策である。1%財閥のためのものではない。


 環境・自然を破壊する欧米の科学技術文明は、いま地球温暖化によって崩壊している。自然と共存するしか、この地球は生きられない。16歳の少女の戦いは、賢い戦いである。除草剤・化学肥料・農薬の食糧生産を全面的に止めなければ、地球は死に絶えるしかない。


 帆船日本丸が最善の航海である。原発をゼロにするための戦いは、100年かかるだろうが、過ちは正さねばならない。人間も生き物も生き残れない。

 やくざ国会など温存できるわけがない。覚醒、覚醒するしかない!

2020年2月13日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)