本澤二郎の「日本の風景」(5654)
<米国民主党が社会主義に傾斜=基軸通貨ドルの衰退>
戦後80年、資本主義の代名詞を戦後ずっと掲げ続けてきたアメリカは、今では過去の幻になってしまった。以前のアメリカと今のアメリカは、全くと言っていいほど違う。トランプの内外政策の混乱が、人類にわかりやすく説明している。移民政策に力を入れてきたトランプにとって、国内に跋扈するやくざマフィア退治から始めなければならないほど、治安は乱れ切っていた。政府機関の職員を激減しなければならないほど、財政はひっ迫していた。実に37兆ドルの借金を抱えて、首が回らない。日本もまたしかりだが、与野党議員ともゆでガエルそのもので、相変わらず借金予算で事態を乗り切ろうとしている。日本政治には、トランプ改革のような大胆な行財政政策はないのだから、お話にならない。「日本は借金してもつぶれない」というおバカさんばかりだから、靖国参拝の好戦派が自民総裁選の主導権を握っている。政治と言論の狂いは日本特有で、戦前の翼賛体制そのものだ。日本は地獄への片道切符を買って、お先真っ暗闇の航海をしていることに気づかない政治屋と政党ばかりである。
対して米国は、共和党に政権を奪われた民主党は変わっていた。野党に転じた民主党は、若者を中心に資本主義とおさらばするものが大勢を占めたという。アメリカの貧困の到来に反応したものだ。
資本主義を放棄して社会主義へと舵を切っていることが、8月の世論調査会社の調査結果で判明した。ドルの沈没は、先行したアベノミクスによる円の沈没に続く。
現実の世界では、社会主義の優等生を探そうとしても見つからない。それでも、資本主義サヨナラ!ことほどアメリカの国民生活の困窮ぶりは、急激に襲ってきたものだ。バイデン政権の失政とばかりは言えない。昨今のアメリカというと、住宅を失ったホームレスの映像ばかりが目に飛び込んでくる。治安悪化と犯罪多発だ。日本もまた同様であろう。
資本主義がだめなら社会主義という民主党支持者は、社会主義で活路を見出して生き延びようとしている。すでに「市民権を得た」という。貧すれば社会主義に傾斜するのは世の常か。武器弾薬で世界を股にかけてきたアメリカは、もう姿を隠してしまった。
日本も同じだろうが、かつての社会党は日本から姿を消してしまった。小さな社民党の出番なのだが、肝心の労働組合が右に傾いて原発推進を主張して恥じない有様だ。
軍事小国が生き延びる唯一の道なのだが、これが野党からも聞こえてこない。不思議な日本をこのまま継続していいのか。
2025年9月24日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
追記 秋分の日の午前中、友人のM君が市原市加茂の無農薬有機米の収穫祭に誘ってくれた。そこで初めて裏千家の師範から、高貴な抹茶をすすめられて飲んだ。苦いので事前に甘い菓子を食べることを学んだ。
会場には72キロの無農薬有機米のおにぎりが配られた。おいしいのだ。食べ過ぎて太ったのかもしれない。日本も健康米を生産する時だだろう。コメ高騰に消費者は怒る。前日、木更津市役所の1階の大きなスーパーで、備蓄米のことを尋ねた。「以前ありましたが、今はない」というそっけない返事。農水相の小泉進次郎が嘘をついたことを見つけた。口先魔のような、ろくでもない自民党の政治屋を許してはならない。
松本英子は戦前戦後の日本の偉人
会場で、元沼田武知事の秘書をしていた村上さんと地方史研究家の塚原さんと再会した。わが望陀郡茅野村の偉人・松本英子のことが話題になった。憲法9条が誕生する20年前に、彼女は亡命先のアメリカで非戦論を唱えて、邦字紙に繰り返し書いていた。その前には津田梅子の実家に居候し、その後に日本人女性初のジャーナリストとして、足尾鉱毒事件の見事な記事で、官憲ににらまれ、やむなく自由の国・アメリカに渡った。彼女の非戦言論は、死の直前まで続いた。安倍ら右翼のアメリカ押し付け論はナンセンスであろう。
武器弾薬を持たない戦争しない、できない非戦論こそが最善の道である。
プーチン・ゼレンスキー・ネタニヤフら悪に呑み込まれた為政者にに説得できるのは、日本しかいない。
ブレーキのきかない危険すぎる防衛省
防衛省は12日、航空自衛隊のF15戦闘機を14日から、米国、英国、ドイツ、カナダに派遣すると発表しました。 派遣されるのは千歳基地所属のF15戦闘機4機と、輸送機や空中給油機で、帰国は10月1日を予定しています。 自衛隊の戦闘機がヨーロッパやカナダに派遣されるのは初めて。