2025年01月

本澤二郎の「日本の風景」(5416)

<特集「日本の警察」(1)=房総半島の闇に屈した無能組織>

やくざ暴力団が跋扈する房総半島は、国会議員から地方議員・首長のほとんどがやくざかやくざ系かその配下によって、実質的に牛耳られている。恐ろしいおそろしい房総半島では、人々がやくざ暴力団について、誰一人大っぴらに発言することはないという現実に、たじろいでいる老いた凡人ジャーナリストであることを、天下に白状するしかない。


憲法と法律・条例が正常に機能していない。宝の持ち腐れか。したがって本来、やくざ暴力団を取り締まることで、住民と企業・組織を守ることに全力を投入する責務を有している千葉県警は、極論すると、有害無益の血税を食い荒らすだけの存在になる。


特に千葉12区の君津郡市から南房総地区において生活する住民は、警察に対する信頼は極端に低く、どちらかというと皆無に近い。袖ヶ浦市で12年間市長を歴任した人物は「警察を信用できない」と当たり前のように明かした。最近出会った市原市の元市長も警察への期待を全く口にしなかった。


<暴力団追放千葉県民会議は名存実亡>

「やくざ支配」という恐怖の言葉さえも、自然に飛び出す環境が房総半島の真実である。過去に沼田武県知事時代には、暴力団追放千葉県民会議が報道機関や千葉県警を巻き込んで発足し、やくざ暴力団退治に本腰を入れた。この立派で画期的なはずの組織は、現在は名存実亡の状態に置かれて、まったく機能していない。文字通り税金泥棒の代表的組織でしかない。


<やくざ代議士の倅と運転手に乗っ取られた千葉県>

最近認識したばかりで、誰も恐怖で口にしないが、千葉県はやくざ代議士の倅と運転手に牛耳られている。これは驚くべきことである。もう半年以上前になるが、週刊文春で浜田靖一とやくざとの集合写真が大きく報道された。立憲民主党の樋高剛が飛びついて選挙戦を戦ったのだが。証拠写真から浜田幸一の息子は、父親のやくざ暴力団の人脈をそっくり継承したことを裏付けたのだが、浜田重用で軍拡路線を突っ走っていた岸田文雄は、防衛相を更迭したものの、そのあと大金を動かせる国会対策委員長の地位を与えた。最近では千葉12区のほとんどの市長、市会議員の多くが浜田派であることも判明した。


<公明党創価学会はやくざの仲間=恐怖のカルト教団>

先の総選挙では、驚く勿れ、やくざ暴力団系の候補を、平和を主張し、反暴力教団の公明党創価学会が強力に支援した。結果は、立民と維新・共産党の候補を大差で蹴散らした。アクアラインですたれ切った木更津市の有力者は「木更津は無くなった」と肩を落とした。やくざ暴力団とカルト教団の結びつきに「敵なし」というのだ。

以上のことは房総半島の常識であるが、だれも書いたり発言することは出来ない。県民はひそひそ話でしか、県政を語ることが出来ない。友人の元国会議員の弁護士は「くれぐれも油断するな」と警告してきた。日本テレビの元政治部長は「やくざはやめろ」とブレーキをかけてきた。政治屋も言論人もやくざから逃げている!


<反池田創価学会退治の顕正会に注目>

先日立民の運動員が「顕正会に注目している」との話を聞いて多少驚いた。筆者の自宅には顕正新聞が郵送されてくる。全国会議員の部屋にも郵送しているらしい。

この教団は政治に興味はないが、創価学会退治に異常な情熱をかけて信者獲得に取り組んでいる。既に250万人の会員を擁しているという。行動力は創価学会を上回るようだ。入会の多くが創価学会員とも聞く。機関紙を開くと、元学会員の体験談が載っている。戦争党になってしまった池田学会を抜け出す会員が少なくないらしい。立民党員は「政治関与をしないのが残念」と言っていた。


<昨夜も陣場台の核汚染ごみ追及の住民が我が家に>

人はみな人を利用して這い上がる動物である。損をすることはしない生き方が賢い人間という。火をつけて逃げる夜盗もいる。

「やくざと宗教から税金を取れば、消費税はいらない」という御仁は心底浜田嫌い・創価学会嫌いだが、それ以上は手を伸ばさない。人生の教訓に長けたずる賢い人間が、この世の成功者となる。


「警察でさえも逃げている。武器も金も何もない人間が、なぜやくざ叩きに手を出すのか。共産党議員も逃げている」と忠告するものも少なくないのだが。そうだとすると筆者は大馬鹿人間か。


そういえば陣場台の核汚染ごみ事件に興味を示す環境派ジャーナリストもいたが、いつの間にか姿を消した。この世にやくざを退治する人間はまずいない。国民はそのために血税をはたいて警察を雇っているのだが、その警察が動かない。しかし、私刑するにも武器弾薬がない。警察官には武器弾薬がある。結局は警察に頼るしかないのだが。

結論は、市民が立ち上がり、警察を動かすしかない。動かない警察は罷免するほかない。市民に武器と弾薬がないのであれば、有能な警察組織を立ち上げればいい。

昨夜は袖ヶ浦市陣場台の核汚染ごみ排除に取り組んでいる元宏池会秘書が立ち寄って元気をくれたが、相手はやくざ系の産廃業者の和光とフクシマから核汚染ごみを持ち込んだ永朗建設。今は袖ヶ浦市政策研という市民団体と小櫃川の水を守る会も連携して、運動を展開して実績を積み上げている。「後世に核汚染のない房総半島を残したい」との殊勝な信念の人に変身している。


<村上誠一郎君に頼む=やくざ支配の日本をつぶせ!>

筆者は、民放の内実を総務相の村上誠一郎から聞いた無知のジャーナリストの代表である。現在のフジの醜聞に詳しいはずだ。フジにはリベラルな報道姿勢がない。存在する価値もない民放である。ドンである日枝久の首切りで済むのかどうか。

電波は公共の財産である。フジ解体が好ましい。そこで本日も村上に対して房総半島の警察について、再度要求したい。やくざ暴力団を退治する警察組織の改革である。福岡県では有能な県警本部長がいて、かなりの成果を上げた。やる気になればできる!政府は警察庁を改革して千葉県警の再生を図る責任がある。やくざ支配の房総半島を放置することは許されない。民主主義国家とは言えない。あまりにもみっともなさ過ぎる。頼むからやってほしい!

2025年1月26日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


悲しすぎる日本の核禁締約会議不参加=日本核武装化狙い!岸・正力・ツネら原子力マフィアが外交独占する日本の哀れ!

政府、与党は3月に米ニューヨークで開かれる核兵器禁止条約第3回締約国会議に自民、公明両党の議員を派遣する方向で検討に入った。「核なき世界」に向けた議論の内容を今後の取り組みに生かす。一方、政府は会議へのオブザーバー参加を今回も見送る方向で調整する。日本周辺の安全保障環境を踏まえ、米国の「核の傘」による抑止力を考慮し現実的な対応が必要だと判断した。複数の政府関係者が25日明らかにした。

お詫びと訂正

5410号の新井総合の4期工事の「千葉県認可」は間違っていたことが昨夜判明。県に申請を出したが正確。深くお詫びして訂正したい。関係方面にお願い。情報は正確を期すこと。



本澤二郎の「日本の風景」(5415)

<秘密は暴かれる=秘密主義反対のロバートケネディJr注目>

世はまさに「隔靴搔痒の観」を呈している。石破の政局運営がはっきりしないし、松下政経塾で偏狭な民族主義を叩き込まれている立憲民主党の野田の秘密主義と安倍側近の極右・高市早苗と日本会議の秘密主義、民間ではフジ日枝と中居事件と不可解な闇ばかりだ。公明党創価学会は都議選がらみで、自民党都議会の不正利権問題の闇の闇の行方も。

直近のロバート・ケネディジュニアのポストの翻訳  暗殺ファイルが公開される意義 JFKは警告しました。「『秘密』という言葉そのものが、自由で開かれた社会にとって嫌悪すべきものである。我々は、国民として、本質的にも歴史的にも秘密主義に反対している……… pic.x.com/BGegmx0wLA x.com/PAGE4163929/st…


ワシントンの政治変革で一番の関心事は、ケネディ暗殺の秘密が公開されるのか。強く反対してきたCIAの関与に世界は注目している。CIA廃止ともなれば、世界各国に根を張ってきた暴力的暴走組織が無くなれば、世界の闇は消えることになるのだが。


<新聞テレビが報じない秘密を許さないトランプ政権>

ワシントンのトランプ政権の最大の成果は、ケネディ暗殺の黒幕を暴くことにある。米国の闇である産軍複合体に警戒心を抱いてきたケネディ大統領と司法長官のロバート・ケネディ。

二人とも暗殺された。今回、彼の三男がトランプ支援が功を奏して、めでたく入閣したことで、CIAと産軍体制の闇を暴くかもしれない。

米国の新聞テレビもCIA・産軍複合体との関係が深い。ワシントンの言論界が、そして日本の言論界が、今回の大統領選挙でロバート・ケネディJrを批判し、報道から消してきた理由である。日本のワシントン特派員は、そこでCIAや産軍複合体の洗礼を受ける。怪しげなワシントン報道が浮上することになる。


<田中真紀子の挑戦を封じ込めた小泉と北海道のやじ将軍>

ロッキード事件で田中角栄は逮捕・拘束された。事件は児玉・中曽根ルートが本丸だったのだが、中曽根派の稲葉修が法務大臣として検察を操作し、結果は田中逮捕でストップ。三木武夫内閣の失態、大失態である。

なぜ中曽根を逮捕しなかったのか?この闇に田中の娘・真紀子が挑戦する。めでたく小泉を首相に祭り上げ、自身は外相として父親の秘密を暴こうとしたのだが、小泉と北海道の小僧につぶされてしまった。彼女の怨念が消えることはない。

近年の目白の田中邸放火事件に対する当局の捜査は?しなかったと見られている。日中国交正常化を断行した大平正芳の世田谷の私邸も火事で焼けた。大平の秘蔵っ子・加藤紘一の山形の自宅も放火されている。台湾派の攻撃は放火である。これぞ日本の闇である。


<コロナワクチンの不正追及に徹したケネディJr>

この数年間の間に多くの日本人が亡くなった。原因は不完全なコロナワクチンのせいであろう。WHOも介入した不良ワクチンによる殺人事件にケネディは、膨大な資料を集め、ファウチを打ちのめした。彼は議会での証言を求められた。


ファウチの警備費用がなくなったが、個人で警備員を雇った。それくらいの資金は容易なのだ。

ロバート・ケネディJrの分厚い日本語版の三部作を読破した弁護士は「すごい」と感服した。弁護士はコロナワクチンを一度も打っていない。何度も打った日本人の40万人が命を無くした、と専門家は指摘している。


<コロナワクチン利権も暴かれる=ファウチSOS>

米CNNによると、ファウチ氏の警備費用は国立保健研究所(NIH)が負担していたが、23日夜にその警備は解除された。現在、ファウチ氏は自費で民間の警備員を雇っているという。トランプ氏は24日、記者団に「いつまでも警備を受けることはできない」と述べ、「何かあったとしても責任は感じない」という趣旨の発言をした。ファウチ氏は民主党、共和党を問わず、レーガン政権から7代の大統領にわたって医療政策について助言する立場にあり、22年に要職を辞した。第1次トランプ政権とバイデン政権による新型コロナへの対応で中心的な役割を果たし、ワクチン接種やマスク着用を推進した。

<日本のファウチは大丈夫なのか>

加藤勝信の義父・加藤六月は、安倍家のお庭番と称され、清和会で有名だった。彼は日本のファウチとも呼ばれてきた。「自民党総裁選には、その金力で出た」と冷やかされた。

ポスト目当ての出馬でしかなく、案の定、石破内閣の財務相になったのだが、借金で首が回らない日本の金庫は、米国債と日本国債ばかりだ。日本国債を刷りまくって円を激安にしてきている。

物価の急騰は財務省・アベノミクスである。財閥は肥え太り、庶民大衆は泣いている。野菜など食料品の値上げに「食べられない野菜」に悲鳴を上げている。このさいとばかり野菜やガソリンを引き上げて、生産農家から選挙資金集めと見られている。物価の急騰でトランプは復活した。自公政権も少数与党に落ち込んだ。夏の都議選と参院選は、自公敗北を約束している。日本のファウチも危ない。「不良ワクチン打て」と狂奔してきた公明党と自民党はSOS!世はまさに隔靴搔痒の観を呈しているのだが?

2025年1月25日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


本澤二郎の「日本の風景」(5414)

<死の挽歌・哀傷歌と町田の柿>

どなたが歌ったものか、初めて「死の挽歌」にお目にかかった。暮れに町田のおいしい柿の中に入っていた、何のために?37歳のトシオ君からの贈り物にちがいない。公表すべきか、躊躇していたが、おいしい今ではドロドロに液状化した柿を口に入れるたびに、医療事故で二度とない人生を奪われた本人と家族の、無念すぎる怒りが込められていると思うと隠すわけにはいかない。

そういえば「町田の柿」は、房総半島のそれよりも上等である。暮れには袖ヶ浦市の陣場台の住人からも、町田柿5個いただいて不思議なことに仏壇に供えた。


<「日本 この国の姿=死者からの伝言>

10節で構成されている歌の第一節を紹介したい。赤紙一枚で人生を物理的に切り裂かれた学徒の300万余の叫びに違いない。


「20歳の僕は殺された。夜中に追われて つかまって首をつられてころされた。何も言えずに殺された」


天皇制国家主義・国家神道・教育勅語が躍りまくり始めた昨今だが、それでも神社参拝が消えない。だが、死を強いられた300万遺族の中には、靖国神社を卑下し、足蹴にしてこの世を呪いながら亡くなった人もいた。それでも日本右翼の狂気は消えない。政権党の中枢に神道政治議員連盟が存在し、疑惑続きの森喜朗は「神の国」を宣言し、全自民党議員は選挙のさい神道の神棚を祀っている。自衛隊の基地司令官室にも大きな神棚が鎮座している。防衛省や自衛隊の靖国参拝が、またしても始まった。岸田文雄内閣では「靖一」という名のやくざ代議士の子倅を防衛相に起用した。日本会議が登場し、不気味な死の流れが再現されてきた!それでも目を覚まさない日本人が今もいる。

現在の防衛相は、高知県の土建屋の倅で、元自衛官である。首相の石破茂は、核戦争を想定して「シェルターつくれ」と以前から叫んで、土建利権にも興味を示している。「死の商人」に取りつかれた輩が、永田町の腐敗した権力の地位についていることに驚く。


マイナンバーカードで夜中に追われて、捕まって首をつられる野蛮なシステムが、この民主主義のはずの日本で推進されている「この国の姿」を詠んだ、本物の詩人に脱帽である。「何も言えずに殺された」という戦前の怖い怖い日本政治が復活している。町田のトシオ君の警鐘に頷くほかない。


<自殺の私は殺された=第二節>

「自殺の私は殺された。コーヒー飲まされ眠らされ 暗い海に投げられて 冷たい海で殺された」


第三節「私も同じく殺された。事故に見せられ罠にかけられて ダンプに轢かれて殺された」


この後は「強いものには巻かれろ」式の敗北者の論理で閉める。やられっぱなしが人生には反吐が出る。堂々と立ち上がって、神道国家主義を退治すれば済むことだが、最初から白旗を掲げて恥じない。

現在はノートもスマホ、パソコンもある時代である。「情報が力」である。消されても消されても繰り返して書く力を、死の商人もやくざ暴力団も手が出ない。


恩師・宇都宮徳馬は「核戦争で殺されるよりも核に反対して殺される方を選ぶ」と開き直って、晩節を全うした。人間は信念一つで強くも弱くもなれる動物である。信念の人は核を推進したA級戦犯の安倍晋三の祖父・岸信介に対抗した。彼の父親の陸軍大将・宇都宮太郎は、当時の悪しき覇者・山形有朋に抗して屈しなかった。

筆者は宇都宮を裏切った渡辺恒雄に屈せず「ボロは着てても心は錦」を貫いてきた。


<帝京・東芝に命を奪われた次男正文に恥じない人生>

とはいえ反省はある。医療に無知だった父親のせいで、正文は東大医学部OBの教授・助教授の診断ミスを彼は無知な医師と無知な父親のために、突然人生を奪われてしまった。東芝では誤嚥性肺炎で入院数時間後に息絶えた。原因は医師看護師がたん取りを100分も放置した院内孤独死。それでも東芝は反省も謝罪もしない。初めて財閥の恐怖を知った。


無知が、この国では「殺される」「何も言えずに殺される」。赤紙一枚で殺される日本。マイナンバーで殺される日本を許してなるものか!


<世のため人のために尽くして死ぬ!>

政権を自由に転がし、犯罪者のような姿で死ぬという言論人が消えたばかりだが、筆者は15歳で上京して北辰電機に就職し、その直後に80代の祖父・貞次郎が亡くなる。大田区下丸子から君津郡馬来田村七曲の祖父の枕もとで、わずか15歳の右も左もわからない孫に対して彼は「世のため人のために尽くせよ」と言い残して息絶えた。月給6000円。1000円を大事にポケットに入れて渡したが、彼は拒絶した。代わりに言葉を発した。

「敗者になるな」との遺言だった。いま小櫃川水道水の汚染と陣場台の核汚染ごみ事件、さらには足元の「木更津レイプ殺人事件」の解決に御園豊らとともに決起している。死の挽歌を蹴飛ばして進むわれ!

2025年1月24日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


本澤二郎の「日本の風景」(5413)

<フジテレビのガンは久枝の長期独裁の膿>

新聞を買わない・読まない・テレビもない仙人は、ナカイを聞いたこともないし、全く知らない。そいつのために美人社員を提供してトラブル発生で大騒ぎだという。ミーちゃんハーちゃん向けの話題らしいが、問題の根っこに目を向けることがジャーナリストの視点であろう。

フジの問題の根源は、いうまでもなく日枝久という悪の長期独裁体制にある。彼の仲間が確かツネだった。二人で民放をいいように操っていたらしい。真っ当な編集人を窓際に追い払って唯我独尊体制を敷いてきた結果、膿がたまりにたまった結果の一つが表面化した。既にツネはいない。露見はそのためのものであろう。

9000万円の真相を全公開する必要がある。言論界に深刻な課題を突き付けている。いまだに男尊女卑が存在していることに恐怖を覚える。


<公共の電波=権力監視機能放棄=ゴミ売りに連座>

正直なところ、日枝を全く知らない。政治記者だったのかどうか?

民放は政治家とのからみが深い。駆け出し記者のころのことだが、A級戦犯の岸信介の先輩・千葉三郎の部屋を覗くと、よくフジテレビの記者と出くわした。

事務所の寺部秘書が「うちの先生の面倒でフジに入った」と教えてくれた。ちなみにツネは、平和軍縮派として政治家人生を全うした宇都宮徳馬の政治力で、読売新聞に入社したものである。ついでにNHKの海老沢勝次は、茨城の橋本登美三郎か。衆院議長の額賀福志郎も、そうである。

政治記者も政治家も、そして秘書も一緒に出世する日本の狂ったシステムに驚く。ツネは大野伴睦派、海老沢は清和会・福田派、筆者は宏池会が最初だった。

政治記者歴一番の筆者も日枝を全く知らない。政治記者は通常は、自民党担当の平河クラブで轡を並べる。記者は記者クラブで横にもつながっている。言論界は、政治記者が主流である。これほど新聞と政治は相互補完・かばい合い・もたれ合いという関係にある証拠であろう。これも日本的といえるかもしれない。


マスコミの腐敗が表面化しない理由なのだ。むろん、政府の言論統制には、新聞も関係している。悲劇的なことは、そこに「暴力」もかかわることも。ツネと児玉誉士夫と中曽根康弘の関係は、異様であるが、そこにCIAも関係すると、永田町とワシントンが動く。日本政治の分析は、専門の政治学者も遠く及ばない。

民放テレビ局は、国民の電波を利用することで金もうけしている。国民のためでない企業の金もうけを手伝って、金もうけしている。しかし、これは国民を裏切る行為である。

権力監視という使命を果たさない民放を、許認可の権限を有する総務省は、排除できるのだが、自民党の大臣は個人の利益で動く。菅義偉は特にひどかった。


<ジャーナリズム回帰が不可欠>

政治の腐敗は言論の腐敗と結びついている。国民の命と財産を守る言論が、この国に存在すれば、自民党の不正腐敗は減少してきたはずだが、現実は安倍独裁の下で腐敗は深化してしまった。公明党でさえも腐敗が蔓延していて恥じない。「日蓮仏法も効果なし」と非難されて久しい。


背景に言論の腐敗が存在している。ツネ亡きあと、今は権力を監視するジャーナリズム回帰が不可欠である。日本政治の腐敗は、新聞テレビの腐敗と連動しているのだから。この自覚と改革が言論界に強く求められている。そのきっかけが、読売の再生とフジの日枝独裁を始末することであろう。

2025年1月23日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


本澤二郎の「日本の風景」(5412)

<米トランプの「偉大なアメリカ」=衰退した今を裏付ける>

超軍事大国と超経済大国は両立しない。ホームレスとインフレ大国のアメリカは、普通の課題だらけの大国に過ぎない。ドル体制も揺らぎ始めている。失業と物価高で、極端な1%国家となって、景気要因の消費が減退する国になってしまった。

「昔を懐かしむ保守的な元中間層が押し上げたトランプ政権」は、自国の経済立て直しに関税国家で生き延びようとしている。今もロス・エンジェルスは燃えている。それでも気候変動・地球温暖化対策にはソッポを向く。

唯一の期待は、プーチンとの人脈による戦争終結である。


<武器弾薬の世界支配の限界か>

1993年のアメリカ取材が懐かしい。この時点でアメリカン・ビッグ3は、日本の財閥車に対抗できず、疲弊していた。

ワシントンの頭脳は日本株式会社の1%財閥打倒に四苦八苦していた。軍拡日本にペンタゴンの制服組は「日本は再びアメリカと戦争するつもりか」と警戒心をみなぎらせた。復活した日本軍国主義に対する警戒心は、ワシントンのリベラル派の本音である。

国家神道と天皇教育と靖国神社の日本復活は、恐怖の対象といえるだろう。日本に軍事基地を設けて、政権の首根っこを握ろうとするホワイトハウスに正直驚いた。その真相の一部を「アメリカの大警告」(データハウス)に紹介した。戦後日本の米国通の第一人者・首相の宮澤喜一は、絶賛するはがきを自宅に送ってくれ、著者を驚かせた。宮澤のような護憲リベラル派のいない自民党に興味を失って大分経つ。


靖国参拝に舵を切った防衛省・自衛隊と与野党党首の伊勢神宮参拝は、まさに戦前回帰した日本を国際社会に発信している。恐ろしい衰退した日本を印象付けている。


日本の首相に参勤交代を要求し、日本を属国化することに狂奔することが、米国の対日政策の根幹と言えなくもない。神社は不気味な印象を、国際社会の識者に植え付けている。天皇制国家主義を裏付ける伊勢神宮参拝と靖国参拝は、不気味な日本の象徴である。


<米国の奇跡は起きない=地球と世界を敵に回すだけ

ともあれ、武器弾薬で世界に挑んだ戦前の天皇制国家主義日本は、2発の原子爆弾で敗北した。

即座にGHQは、国家神道を廃止したが、しかし、伊勢神宮も靖国神社はそのまま存続し、国家神道は神社本庁として継続している。財閥も軍事も復活した日本に対して、隣国はおろか世界も警戒している。

米国のCIAが戦犯内閣を復活させ、その後継の福田派が復活し、森喜朗のもとで「神の国」宣言し、続く小泉純一郎が公然と靖国参拝を繰り返し、隣国を震え上がらせた。安倍晋三は、米国が警戒するロシアのプーチンとダンスを踊りまくって、ワシントンの心臓を恐怖に追い込んでいた。


トランプの奇跡は起きないだろう。世界に敵を生み出すだけである。もはやアメリカは普通の大国に過ぎない。世界に号令をかける力を失ってしまった。日本も原始宗教でもって、世界を押さえつけることなど100%ありえない。


<日本の安倍・清和会(日本会議・統一教会)崩壊>

安倍と森・小泉の清和会は、崩壊したものの、その残党は日本会議と統一教会に隠れて抵抗を続けている。

神道政治連盟の靖国派の森は、検察による疑獄事件から逃亡し、最近は検事総長の夫が防御しているという。小泉の靖国参拝は、息子の進次郎に継承された。日本国憲法の政教分離に違反する点で、公明党創価学会と同様である。日本の闇は深い。アメリカの闇であるケネディ暗殺の秘密が間もなく明るみに出る。


清和会の独裁は終わった。韓国の独裁も幕を引いた。独裁は言論の死と比例する。読売のドンのいない日本で、覚醒するのであろうか。今のフジの久枝がどうなるか。権力を監視しない日本の言論は、君津や袖ヶ浦の核汚染ごみ事件からだと、実によく見える!

トランプ独裁の行方と米国の言論の監視に注目が集まっている。

2025年1月22日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


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