2025年01月

本澤二郎の「日本の風景」(5404)

<石破外交を担う岩屋毅の中米韓外交が開花!>

A級戦犯内閣の「古い保守」を飛び出して、「新しい保守」を公約に掲げる外相の岩屋毅に内外の注目が集まっている。中国、韓国からトランプ政権に、いの一番接触を図るという特別任務がワシントンからも届いた。当たり前とはいえ国際社会は、日本外交を分析する上で、否応なしに岩屋にスポットを当てる必要に迫られている。


<鳩山邦夫秘書を踏み台にして政治の世界へ>

人民統治に厳しい姿勢を見せる「習近平の中国」に違和感を抱く国際社会が、日中間に新たな接近の場を作り出した。石破外交もそれに掉さしている。その任務を帯びた岩屋外相を、安倍の清和会の残党が非難を繰り返している。

彼にとっての「新しい保守」に違いない。水を得た魚のように中国から、危機的状況下の韓国も訪問し、そこで与野党の責任者と意見交換するという鮮やかな外交を展開している。


彼の生い立ちと無関係ではあるまい。鳩山邦夫秘書として、鳩山に影響を与えた政治の師である田中角栄・宇都宮徳馬・河野洋平を、邦夫のガラスを通して自身の思想へと昇華した!

邦夫は田中内閣の日中国交正常化のさい、首相官邸の地下一階の公邸の薄暗い部屋で、東京タイムズOBの早坂茂三の手駒となって官邸を駆けずり回っていた。


社長の徳間康快の用事で、早坂を訪ねる機会があった。東大を卒業したばかりの邦夫の政治修行を目撃した。鳩山家の政治後継者は由紀夫ではなく、邦夫だった。

邦夫が政界に転じると、待ち構えていたかのように宇都宮が、彼の面倒を見た。宇都宮は機会さえあれば、邦夫を北京に案内し、要人に引き合わせて、日中友好派の政治家に育てようと必死だった。

邦夫を日中友好協会東京支部の会長にしたのは宇都宮だ。日本を代表する平和軍縮派・国際政治家の宇都宮を尊敬した人物が河野洋平だった。宇都宮はロ事件で自民党を飛び出すと、河野は「新自由クラブ」を立ち上げ、一時は飛ぶ鳥落とす勢いだった。邦夫も河野の下で、そのメンバーに加わった。河野の平和軍縮と護憲リベラルは宇都宮譲りである。


<田中角栄・宇都宮徳馬・河野洋平の下で外交を学んだ邦夫>

早稲田大学を卒業した岩屋が邦夫の門をたたいた理由は定かではないが、名門の鳩山家に傾倒していたことは想像できる。岩屋は邦夫の生きざまを見て、日本の国際政治のありようを学んでいた、と理解できるのだが。

石破は、防衛相の後輩として岩屋を知り、ともに田中派をかすった政治家として同志的信頼関係になっていたのかどうか?あるいは加藤紘一との信頼関係から、日中外交を学んでいた山崎拓(元自民党幹事長)が、岩屋に手を差し伸べていたものか。


<米中間の橋渡し役に執念燃やすのか>

山崎は亀井静香が主宰する「月刊日本」によく持論を披瀝している。最近のそれが「米中の戦争をさせない日本外交」と説いている。これはワシントンのリベラル派の認識でもあるが、山崎は右翼に臆せず「日本は米中の橋渡し役」論を強く主張している。

この考え方は昔から日中友好派の立場でもある。これこそが日中友好の本丸ともいえる歴史的使命である。石破外交の先兵となった岩屋が注目される理由であろう。そのことをワシントンも認識し、あえてトランプ就任式に招待したものか。岩屋の「新しい保守」が開花することを、アジアの平和を構築するジャーナリストの一人として、心から期待したい。

2025年1月14日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


韓国を訪問している岩屋外相が、趙兌烈(チョ・テヨル)外相と会談。

(ブルームバーグ): 岩屋毅外相は12日朝のNHKの討論番組で、関税強化などを掲げるトランプ政権発足後の対応について、日米の経済関係はさらに発展させることが米国の利益にもなることをしっかり説明し理解してもらうことが大事だとの見解を示した。

自民党の森山幹事長や公明党の西田幹事長ら与党の訪中団12人は13日、北京を訪問し、清華大学を視察した後、現地時間の夕方には中国共産党の李書磊中央宣伝部長と会談しました。会談の冒頭で、李中央宣伝部長は「現在、国際情勢と地域情勢は流動的になっていて、日中関係は改善と発展に向けた重要な時期にある」と述べ、今回の訪中をきっかけに、理解と相互信頼を増進させる。


本澤二郎の「日本の風景」(5403)

<人生の決め球=善人に出会えるか否か>

偉ぶるわけではないが、人にはそれぞれ「品格」の有無がある。善人もいれば悪人もいる。その決め手は「いい人に会えるかどうか」で決まる。善人に出会えても、それでもカネで道を外れる大バカ者がいる。本日は電通の成功者となって資産をため込んだ高橋治之の、東京五輪犯罪で地獄に落ちた様子を取り上げる。


国策会社そのものといえる電通は、新聞テレビの報道に嘴を入れながら政権与党の自民党本部と一体化して、国の政策や予算にも介入する恐ろしい広告会社だ。戦前の満州傀儡政権では、岸信介らと「アヘン王」と呼ばれた里見甫にたどり着く。侵略戦争利権とも深く結びつく。


そんな電通に人生をかけた高橋治之は、安倍晋三や森喜朗・石原慎太郎らが画策した東京五輪計画に深く関与する。「高橋のお陰で小池百合子らは助かった」との指摘も。豪邸と運転手付きの高級車を乗り回す高橋は、人間の屑・品格とは無縁の人生に終わった。


国や地方のイベントの大半は、利権と腐敗を象徴する。関西の万博やカジノ建設も政治屋の利権に他ならない。そこには笹川ギャンブル財団の野望も見て取れる。背後に控える維新の正体が、とことん暴かれるかもしれない。政治とは正義の文化と書く。不正が国民生活を貶める。いい人間に出会えないと、だれもがこの地獄の罠にかかってしまう。人との出会いは人間にとって一番大事!


<悪に染まった電通・高橋治之> 

自民党本部の古参職員に聞いたことがある。「用もないのに電通職員が毎日党本部に押しかけてきていた」と証言した。選挙ともなれば、電通がポスターを印刷することは当たり前。党本部の選対に浸透し、公約にも介在して、自民党の勝利に汗をかく。戦前の国家神道、現在の神社本庁とも連携して、それぞれの選挙事務所の中心に「神棚」を設置して、候補者に日夜拝礼させるというバカげた信仰を強要する。

自民党を支える電通職員は、自民党の大物の世話役を、首相官邸では日本最大の記者クラブ所属の記者の素行調査までも行っていたことが、最近になって判明した。要するに、悪しき権力の補佐機関どころか、主役を演じる役割を担ってきた。違うだろうか。


東京五輪腐敗の元凶として、発覚すれば「高橋は安倍や森の代わりに罪をかぶる」ことがほぼ決まっていた。東京地検特捜部は、そうして高橋を逮捕して地獄に引きずり込んだ!安倍との約束はどうなったんだ、と本人がわめいても安倍はこの世にいなかった。

電通と自民党権力は、一体化して日本の闇を形成している。


<安倍後見人の森喜朗を救済した検察の不条理>

そこで問題になるのは、正義の検察のはずがその実、絵に描いた餅でしかないという現実に、日本の民主主義の「品格」のなさ、いい加減さが指摘されている。韓国のそれと比較すると、日本の法治の不健全さをも露呈している。


だれもが知っている森に焦点を当てなかった検察。特捜部の敗北を意味する。それは安倍の清和会の裏金問題でも、検察は法治を放棄して、事実上捜査しなかった。その責任者が検事総長になり、彼女の夫がなんと森救済の元検事だった。悪辣すぎる人事を岸田が強行した点を国民は記憶している。


<フクシマ蓋掛け談合利権の東京五輪の正体>

筆者が東京五輪にこだわる理由は、大義のない腐敗五輪の背景が、フクシマの核汚染隠しと、それによる東北復興の遅れによる被害住民を棄民に追い込むことが、だれもが理解できていたからだ。それに金もない。ツケは後世の人々に負わせるという安倍や森、石原の利権稼ぎが明確に認識できたため、ライブドアのブログで廃止論を展開した。すると翌日からブログが使用できなくなった。


いまから考えると犯人は電通に違いない。言論の自由を奪い取る電通と自公政権の癒着が見て取れる。ブログを止められた衝撃は当事者でなければ、その深刻さは理解できない。

権力を監視する反骨の本ブログを叩き潰した自公内閣。公明党創価学会の腐敗もまた、政権与党に入り込んで、平和を封じ込めて、戦争法制にのめり込む。


2013年の時点で、公明党創価学会は崩壊した。離脱した会員が富士大石寺顕正会に大量入会しているという。池田大作の死が、信濃町の瓦解を速めている。300万会員目前の顕正会に政界も注目しているらしい。AIに警戒する同会の対応も。


<メディアを操る言論の自由封じる悪の電通>

高橋治之犯罪は、即電通犯罪を意味する。電通社長も関与しているが、検察は高橋逮捕で打ち止め。これも検察の犯罪を内外に露見しているのだが、新聞テレビは厳しく批判して検察を健全化させようとしなかった。この場面での渡辺恒雄の画策は表には出ていない。渡辺側近の真相公開記事が出るのか、それとも鉄の扉で封じ込められているのか。

渡辺と電通の関係も知りたい。電通と読売の癒着、読売とNHKの関係も気になる。電通の腐敗と読売の腐敗を誰が暴くのか。日本の言論の健全化は、まだ先のことでいいのか。日本の民主主義にブレーキをかける新聞が、言論界に存在し、存在していることを国民はしっかりと理解することが重要である。

朱に交われば赤くなる!本当のことである。善人に出会えたことに感謝できる人は、この世の幸せ者である。

2025年1月13日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


森喜朗に心酔した電通の高橋治之と安倍の約束

質素なスポーツの祭典だったオリンピックを巨額の利益を生み出すイベントに変えた電通にあって、長年、スポーツ局に君臨した高橋治之氏。慶応幼稚舎から慶応大学に進み、電通、という当時の超一流企業にコネで就職。誰もがうらやむエリートコースを進んだ人物は、なぜ逮捕された

「●●さんに『過去に五輪招致に関わってきた人は、みんな逮捕されている。私は捕まりたくない』と言った。すると●●さんは『絶対に捕まらないようにするから、五輪招致をやって欲しい』と。その言葉があったから招致に関わるようになったんだ」(文春)


原子力マフィアに取りつかれた島根原発所長

構内で原子力規制庁の検査官から確認証を受け取った島根原発の岩崎晃所長は「原子力発電所の運転は地域のみなさまの信頼があってこそ成り立つもの。安全を第一に取り組んでいく」と述べた。


宇都宮徳馬を裏切った読売の渡辺恒雄は言論人失格


早くも白旗掲げた石破茂

東南アジア2カ国を訪問していた石破首相が、この地域の平和と安定の重要性について、アメリカの次期大統領の「トランプ氏と認識の一致をみたい」と述べました。


「ボロは着てても心は錦」の凡人ジャーナリスト


本澤二郎の「日本の風景」(5402)

<「丸腰では外国の侵略=軍拡で平和維持」は愚者の道>

正月の餅はどこの家庭でも雑煮が一番。中には焼いて醤油をつけて海苔巻きにして食べるのもいい。本場のノリだと余計に焼きもちに目が向く。房総半島では正月3が日は、夫が雑煮を作って妻や子供に食べさせる風習が、今も残っている。


昨日は中農のS夫妻が雑煮の会を開いてくれた。子供時代に引き戻してくれるようなものだから、朝から気分爽快。免許証の更新も済ませてほっと安心も手伝って、2025年の最初で最後の本格的な房総雑煮に大満足。多少の酒も入ってほろ酔い気分。雑談に花が咲いた。武田川の水質汚染・湧き水のいっせんぼく汚染の話題も。米つくりも大変な時代に突入している。それでいて「税金が上がった」という深刻な話題も。


今大軍拡で血税が武器弾薬に化けて軍需産業・財閥はウハウハ、アベノミクスで笑いが止まらないトヨタは、米国大統領・トランプ就任式に100万ドル献金、日本製鉄はUSスチール買収と話題が広がる。


既に「武器弾薬で身を固めないと侵略される?」という自民党改憲派のいう愚者の論理が飛び出した。愚者と賢者の話題は、やくざ暴力団追放国民会議という房総・日本列島の抱える深刻な課題を身近なものに。近くの「道の駅」がやくざの手に落ちているという話にも発展してゆく。

このような場面でも、3年前から小櫃川の水を守る会や袖ヶ浦市の陣場台の核汚染ごみ不法投棄事件や銅線洗浄工場からの水銀事件、産廃業がやくざの利権となって、木更津市の山林も入れ墨やくざによる残土投棄事件発覚などの深刻な事態を、本ブログで発信してきた手前、ちょっとした事情通になった気分で「賢者の論理」の説明を少しばかり披露することが出来た。


<丸腰論は血税確保の財閥・死の商人の策略>

丸腰論は自民党改憲派・A級戦犯内閣の路線を継承する安倍晋三や側近の高市早苗、萩生田光一ら清和会の面々がよく喧伝する「愚者の論理」である。

その狙いは、血税を武器弾薬の生産に向けるものだ。結果として教育や福祉・医療などに回す資金がなくなり、そのツケは民衆に被害が及ぶ。

愚者の言い分に対しての賢者の反論は、宇都宮徳馬らの平和軍縮派の断固たる主張である。吉田茂・石橋湛山・三木武夫・池田勇人・大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一・水田三喜男ら、護憲リベラル派の立場である。


最近では清和会の安倍とその仲間たちの台湾有事論が圧倒。北京も国内の混乱を抑え込むための策略として、台湾独立論を制圧するために武力統一論を口にするため、日米右翼の台湾有事論を正当化させる?愚者は北京の愚かな放言を口実にしているにすぎない。岸田文雄の43兆円超軍拡論は、そうして具体化したものだ。「岸田の祖父は岸と共に満州利権で大儲けした悪党」との指摘も浮上した。

血税分捕り合戦は、丸腰論の立場だといえる。底が割れている。日本人の平和主義は「いい加減なものではない」という宇都宮の反論は、永遠に正しい。戦争・核は悪魔という思想は、人類共通の理念である。


<賢者は軍縮平和による安心安全=9条は日本人・松本英子の200年前の戦争防止の叫び>

日本国憲法は戦争放棄と軍備放棄を謳った最高法規である。この思想は今から200年前に日本人ジャーナリスト・松本英子が、天皇制国家主義の日本から逃避、事実上の亡命先のアメリカで、堂々と叫んだ平和哲学である。

日本人女性初の言論人として、彼女は足尾鉱毒事件を詳細に活字にして軍国主義に突入する政府に立ち向かった。この記録は国会図書館に眠っている。東洋の思想と西洋の思想を体得した松本英子は、わが故郷の茅野村の神童で、津田梅子などのレベルではない。


松本英子を学ぼう。府馬清の「松本英子の生涯」という本に、彼女のすごい一面が記録されている。木更津市在住の府馬夫人宅には、今も資料の一部が残っている。国会図書館は彼女の記録を収集すべき道義的責任があろう。神童・松本英子は、近代日本の最高峰の偉大な言論人・思想家なのだから。


房総半島を核汚染ごみの大地にしてはならない。やくざ代議士の暴力の千葉県にしてはならない。やくざ暴力団追放国民会議の真意を理解してもらいたい。余談だが、幼児期の松本英子を教育した父親が眠る茅野墓地に、東芝の医療事故で命を奪われた次男正文の粗末な顕彰碑を建立した。20年後には筆者もそこで休む!

丸腰論など愚者の戦争犯罪人の言い分であり、蹴散らすほかない。

2025年1月12日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


危機を売り込む原子力マフィア

(朝日)福井県内に原子力施設のある関西電力、日本原子力発電、日本原子力研究開発機構のトップが10日、杉本達治知事と米沢光治・敦賀市長らを年始のあいさつで訪ねた。


株はギャンブル

(ブルームバーグ): 2025年に入って早々、市場の楽観的な見通しに暗雲が立ち込めている。米株式市場は年初から不安定な滑り出しとなっていたが、10日にはほぼ全面的な売りにつながった。


日本財閥カネ余り現象

日本製鉄会長怒りの会見のワケ 対米投資・輸出への影響は?


本澤二郎の「日本の風景」(5401)

<宇都宮徳馬のペンネーム・高杉俊輔軍部批判の読売に戻れるか>

戦前の読売新聞を知っている識者が、この世に一人でもいるだろうか。戦前の言論統制下の時代に高杉俊輔の偽名で軍部批判をした、偉大な言論人が読売新聞にいたことを。高杉晋作と伊藤俊輔(博文)から取ったペンネームの宇都宮徳馬の軍部批判は、他の追随を許さなかった。「権力監視こそがジャーナリズムの本文である」と宇都宮は繰り返し筆者に叫んでくれた。


その反骨の読売を、御用新聞に変質させ、部数拡大による情報操作に徹した悪の経営者がA級戦犯の正力松太郎である。その正力の後継者が、最近亡くなった渡辺恒雄。その渡辺の保証人になって読売に入社させた人物こそが、宇都宮徳馬である。渡辺は恩師を裏切ってA級戦犯内閣を支えた右翼のドン・児玉誉士夫の配下となって、読売の頂点に立った。右翼に転向した渡辺を、宇都宮は「ツネは忘恩の徒」と厳しく非難した。以上は真実である。


正力は原子力発電所の推進派で改憲軍拡派。渡辺はその継承者として憲法改正試案をまとめた平和主義の大敵、ジャーナリズム破壊者として生涯を終えた。

ツネ亡き読売は、高杉俊輔の反骨の新聞に回帰して、民意を体現する民主主義のジャーナリズムに復帰できるだろうか?ごみうり新聞で墜落してしまうのであろうか。

ユダヤ人の識者は1年で覚醒したが、読売に識者がいるだろうか。

 (ユダヤ系である仏の歴史人口学者・家族人類学者のエマニュエル・トッド氏は、「イスラエル・ガザ紛争」に関して、これまで発言を控えてきたが、自身のユダヤ家系の歴史にも触れながら、躊躇いながらも初めてこの問題にコメントした=文春)


<言論の使命は権力監視=やめた新聞の凋落>

八千代市の友人が財経新聞のコピーを送信してくれた。日本ABC協会の新聞の発行部数(昨年9月公表)を紹介してくれている。それによると、ほとんどの新聞の激減に驚くが、特に読売の凋落が目に付く。真実かどうか1000万部突破と喧伝してきた読売は、600万部を割っている。

このABC調査は新聞社の公表数字を基礎にした、かなりいい加減な水増し数字である。読売のタダで配る「おしがみ」の部数は、業界では有名だ。実質で500万程度か。


改憲軍拡の好戦的御用新聞を読者は知っている。野球好きもたかが知れている。中曽根バブル経済の崩壊に比例して部数減は止まらない。読売の「中曽根新聞」「安倍新聞」はよく知られている。

権力に迎合する新聞の価値は低い。信頼度は低すぎる。

原発推進の結果が311東電フクシマの核爆発。それでもさらなる原発大国を目指すその先には、日本核武装計画が透けて見える。歴史に無知な日本人でも、80年前の悲劇を知っている。戦争の悲劇は、イスラエルのガザ攻撃やロシア・ウクライナ戦争が、目の前で演じられている。二つとない命を捨てる人間はいない。憲法の平和主義を破壊したい日本人は少数である。韓国の目下の政情が教えてくれる。誰も好んで靖国に合祀されようとは思わない。与野党こぞって伊勢神宮を参拝してもNOである。

政府広報の読売の部数激減は自業自得である。


暴力に屈した朝日新聞の復活に期待したが、その形跡は見られない。創価学会資金に委ねた毎日新聞もさえない。極右・日本会議や安倍の清和会を持ち上げるネット記事は見受けられるが、正体が割れている。反骨の言論でなければ、新聞が生き残ることは不可能である。


<「健全な言論の自由」は民主主義の要>

94歳で人生を終えた恩師は、新聞と議会が健全に機能しないと、民主主義は本物にならないと後輩を叱咤していた。いま新聞も議会も「死に体」である。

異常な政治不信を政権交代へと持ち込めない不甲斐ない野党は、伊勢神宮参拝による大政翼賛会「神の国」へと国民を引きずり込もうとしている。21世紀の「神の国」は、悪党の岸信介や森喜朗、安倍晋三を想起させるだけだ。

ツネ亡きあとに高杉俊輔の読売復活は、夢のまた夢に違いない。偏狭な民族主義や皇国史観の狂気など論外である。


<房総半島から嘲笑=税金泥棒を批判しない新聞は新聞に非ず>

フクシマの核汚染ごみ不法投棄事件を目の前にして、房総半島の正義は、やくざ暴力団を放任する警察と行政と新聞に激しい怒りを、誰もが感じ始めている。

筆者の周囲にも「やくざ・やくざ系に清き一票を入れるな」と声を出す有権者が現れた。もうそれだけで、公明党創価学会カルトが委縮してるではないか。房総半島の嘲笑が、声になって反響が出てきた。保守的な無党派住民の切実な叫びが、革新政党を動かし始めてきている!近い将来、政党機関紙や一部の新聞に波及するはずだ。

2025年1月11日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
原子力マフィア退治! もんじゅ西村裁判 � JAEA(日本原子力研究開発機構)

日 時: 2025年1月17日(金)14:00 〜  場 所: 東京地裁  530号 訴訟名: 損害賠償請求(JAEA) 被 告: JAEA(日本原子力機構)、元秘書役(田島)  原 告: 西 村


"日本の裁判所が「正義」よりも大事にしているもの…「靴ナメ」に等しい屈従さえも可能にする”ピラミッド型ヒエラルキー”の実態!" https://l.smartnews.com/m-16KsBtY/he9jzB

本澤二郎の「日本の風景」(5400)

<西部劇の世界が今の房総半島にも?>

YouTubeで米西部開拓時代の史実を映像化した本格的な映画を観賞した。牧場を分断する乱暴で貪欲な利権鉄道開発には、政治や司法を壟断してゆく先兵に、暴力のギャング団の存在があった。善良な住民はトサツのように殺されていく。アメリカ西部開拓は、先住民の殺戮は言うに及ばず、市民がようやく手にした土地をも奪いつくす。そこで抵抗する人間の命は風前の灯火だ。アメリカの銃社会の原型は、米国史そのものなのだ。彼らはキリスト教国を名乗りながら、人間や地球が手にしてはならない核兵器開発とその使用を、非白人国の日本で炸裂させた。


大西部開発時代の鉄道敷設工事は、人間を貪欲な鬼畜の世界に追い込んでいく。空前の鉄道利権強奪に札びらと暴力が、司法・議会を手玉にとる。そこでは抵抗する者たちも武器で、利権屋のギャングに対抗、恐ろしい殺し合いを繰り広げてゆく。アメリカ民主主義の限界であろう。その同じ悪の道を、核兵器で墜落した敗戦国の保守傍流政治の日本が追いかけている!歴史は繰り返すのか。


アジアでは、大英帝国のテコ入れを受けた明治の天皇絶対制が、日清日露戦争で勝利した。ヒロヒトの日本軍は、太平洋戦争で核の洗礼を受けて墜落したものの、岸信介戦犯内閣は歴史の教訓を忘れ、敗者復活よろしく原子力発電所建設から核保有国に変身、その過程でやくざ暴力団を駆使して、無知な住民をねじ伏せて、54基もの原発を建設した。だが天は許さず、311の巨大地震で核爆発したフクシマの東電原発の洗礼を受ける。ヒロシマとナガサキに次ぐチエルノブイリ、フクシマを、賢明なドイツ国民は原発を放棄したが、戦犯国家主義政権の日本は、新たな核融合巨大利権原発に突進して恥じない。その過程では札びらと暴力で、反対派を駆逐する原子力マフィアに敵なしか。やくざ暴力団を時に地中に潜ませ、時に浮上させる。

いま君津市や袖ヶ浦市、木更津市などで起きている「やくざ支配」の房総半島とアメリカ西部開拓時代の負の手法と構造的なつながりを印象付けている。


保守本流の吉田茂、池田勇人、大平正芳、宮澤喜一、加藤紘一に「闇の暴力装置」はなかった。法治に徹していたのだが。


<熊谷俊人県政の深すぎる闇>

翻って房総半島の政治に目を転じると、水面下で蠢くやくざ人脈に驚愕するばかりなのだが、人々はまるでそれが当たり前の「民主」と思い込もうとして野菜や果樹、漁業に汗をかいて、暴力と共存する生活に甘んじている。

明確な将来的悲劇について、後世の房総半島の住民の課題に目を向けようとはしない。やくざ暴力団は、行政や警察を駆逐して「税金泥棒」にして久しい。


無知な凡人ジャーナリストは、4年前に新米の千葉市長候補に清き一票を投じるという過ちを犯してしまった。

出自不明の新米知事が、千葉市庁舎の建設利権で懐を温めていた事実を知らなかった。彼の仲間の石井準一の利権あさりは、知る人ぞ知る。目下、自民党参院議員の国会対策委員長として、衆院議運委員長の浜田靖一と連携して、千葉県政を牛耳っている。房総半島の野蛮な腐敗構造が見えてきた。「腐臭列島 房総半島の闇」(データハウス)の続編を日々ブログで発信しているのだが。


3月の千葉県知事選で再選を狙う熊谷は、ずばり悪党である。自民党政治屋と変わりない。それでいて立憲民主党と自由民主党の推薦を受けて、再選戦略を見事に固めていた。やくざ暴力団の仲間と事情通は決めつける。彼は新年の「ちば県民だより」を自身の広報宣伝に悪用している人物だが、そこで「治安対策について不安を感じられている方も多いかと思いますが、市町村や県警などと連携して、防犯カメラの設置や高度なスマートフォンデータの解析による捜査などにより、安全安心なまちづくりを推進」などとうそぶいて恥じない。


松下政経塾の偏狭なナショナリスト・野田佳彦の嘘は、既に立証されているが、やくざ代議士の運転手を側近にして利権あさりの実績を有するとされる熊谷の言動には、今ではまったく信用がない。

小櫃川の水を守る会や袖ヶ浦市陣場台の核汚染ごみや水銀汚染事件に、命がけで取り組んでいる住民の怒りは、県知事の熊谷の腐敗に向けられている。

「熊谷はどこの馬の骨かわからない男。石井は千葉県を代表する利権政治屋。ハマコーの倅を凌駕する悪党」だと元水田派の有力者は、厳しく指弾、追及している。共産党や公明党市議まで委縮させているやくざ暴力団の房総半島の警察力は、ゼロに等しい。


<暴力を背景にした権力維持=A級戦犯内閣を継承する自公体制>

池田大作時代の創価学会のことを当時の広報担当から聞いている。信濃町界隈は、財閥がエサを撒いている右翼暴力団の街宣車が騒々しく徘徊していた。それが自民党の配下に入ると、ぴたりと止まった。公明党創価学会の右旋回は、太田昭宏と山口那津男の時代に極右の安倍晋三の配下となってしまった。


戦争拒否の自衛隊が、同盟国アメリカの戦争の先兵となる戦争法制を強行した。宗教学的に言うと、カルト神道が創価カルトを呑み込んでしまったことになる。仏教が神道に屈するという恥辱には、反池田の富士大石寺顕正会の猛攻を受けているという。顕正会に入会する創価信者は激増しているとも。


暴力による教団防衛は、天皇教の神道、統一教会についで、創価学会も!「木更津レイプ殺人事件」の取材過程でも判明した。千葉県警・木更津署が、やくざ暴力団の凶悪事件捜査をしない原因を、水田派有力者の解説に頷くほかない。


60年安保騒動で児玉誉士夫や笹川良一の暴力装置を利用した岸の汚染した水脈は、安倍時代に沸騰し、彼らが血税の32兆円の東北復興資金にまとわりつく。その関連で東電フクシマの核汚染ごみが、袖ヶ浦市陣場台の水源地に、地元の研究家によると、実に60万立法メートルも不法投棄されている。

陣場台核汚染資料が、3年を経過して県議会共産党に持ち込まれた。しんぶん赤旗の報道に注目が集まっている!

本日は腐敗権力と暴力の連携は、アメリカの西部開拓時代の腐敗構造と酷似しているという初公開!日本人の覚醒が待たれる。

2025年1月10日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


米国の日本属国に自信満々!

(読売)米国のラーム・エマニュエル駐日大使は9日、日本製鉄のUSスチール買収計画にバイデン米大統領が禁止命令を出したことを巡り、「日米同盟は強固であり、一つの買収案件で揺らぐようなことはない」と大使公邸で記者団に語った。


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