2025年01月

本澤二郎の「日本の風景」(5421)

<特集・日本の警察=政権に従順なキャリア官僚>

日本の警察は、全体の奉仕者としての存在価値が厳しく問われている。存在してもしなくても問題ない!房総半島の住民に限った指摘ではない。ここではTBS強姦魔の逮捕を止めた、警視庁刑事部長の中村格を取り上げる。

「強姦されても告訴しない日本人女性」は今も昔も変わらない。女性にとってレイプは殺人に相当する、断じて許されない犯罪である。女性が拒否しても強姦する?筆者のつたない判断かもしれないが、あふれかえる薬物と関係している。TBS強姦魔はワシントンで仕事をしていた。かの国の薬物使用は、おそらく日本の比ではない。それらの薬物を使って強姦したのだろう。これはやくざの手口と同様である。

「木更津レイプ殺人事件」では地元の入れ墨やくざ浜名は、そのさい動画撮影をしていた。「この動画をネットに流す」という脅しは、被害女性にとってドスで心臓一突きに相当する。TBS強姦魔はどうだったのか?

改めて被害者の伊藤詩織さんの勇気に拍手したい。日本の警察は性犯罪に対して冷淡だとされる。被害者に寄り添えるような婦人警官が少ない。男性の警察官だと遊び半分に対応して、被害者を第二次被害に追い込んでしまう。詩織さんを担当した警視庁高輪署はどうだったのか。

最終的には彼女の訴えに同調し、それを裁判所も了解して山口逮捕となる手はずだった。だが、官邸の主は米国留学で麻薬を覚えてきた小僧だ。官房長官は安倍晋三首相の指示なら火の中水の中に飛び込む菅義偉。

二人とも知識・教養は低い。倫理道徳についての感度も鈍い。晋三の女性遍歴は、父親の晋太郎の秘書時代、北海道札幌のススキノ。清和会の古参秘書の解説であるが。およそ修身斉家の人ではない。昭恵に聞かなくても分かる。安倍の指示により、官房長官の菅は、直前まで秘書官をしていた中村格刑事部長に「山口強姦魔逮捕を止めろ」との指示を出したようだ。


<中村格は警察官の鏡か人間の屑か=安倍と菅は人間か>

既に司法が認めた逮捕状を捜査員は持っている。成田空港に降りたところで逮捕の手順が決まっている。裁判所は行政から独立した機関である。

中村が善良な警察官僚であれば「すべての逮捕手続きが完了しているので、それは無理です。出来ません」とはっきりと断る場面である。内心は「安倍も菅も何も知らない馬鹿だ」と思っただろう。


「強姦魔を救え」という新たな犯罪指令に、正直な警察官だと精神が凍り付く場面である。犯罪取り締まりの責任者が、犯罪容疑者を助けて逃がせ、という犯罪人逃亡犯になれというのだ。この場面で「総監にも声をかけてほしい」と逃げの一手も忘れなかった。警視総監の指示で仕方なく逮捕を止めたと釈明できる!

東大法学部で法律を学んだ学生が、行政官試験に合格して正義の警視庁幹部になった。そこで「お前犯罪をやれ」と上司に言われ、それに従った中村格には、警察の最高位の警察庁長官の椅子が用意された。菅内閣の下で、犯罪人の中村は見事に金的を射止めた。

中村格は警察官の鏡なのか、それとも人間の屑なのか。国民は後者だと批判するはずだ。

むろん、安倍も菅も人間の屑である。映像で見たのだが、殺害された安倍の銅像を建てた極右の女性の代議士がいた。そういえば中曾根康弘がロッキード事件でピンチに追い込まれた際、女の金庫番が中曽根の銅像を建て、祈る姿を写真週刊誌で見たものだ。


<出世のためなら上司の命令に従う犯罪警察官になれ?>

警察は行政の一部である。裁判所は司法である。中村格の暴走は三権分立にも違反している。官邸と警視庁による不正が問われているが、これが議会で問題になったという話を聞かない。

三権分立が機能しない民主主義はありえない。日本は民主主義が崩壊している。特に警察の腐敗はひどすぎる。

硬直した組織は、民主主義では存在が許されないのだが、それでも警察や検察はひどい。冤罪事件が多発する理由である。硬直した組織は、大衆の支持を手にすることは出来ない。公明党や共産党の低迷を見ればわかる。小選挙区制下の安倍独裁も大衆は支持しない。

硬直した自衛隊も危ない。後者の靖国参拝は由々しい一大事なのだが、議会も硬直していて追及しない。不気味な極右・日本会議は、今も闇の世界に隠れている。


<TBSの政治責任は=フジと同じか>

TBS強姦魔をYouTubeでちらりと見ることがあった。普通であれば5年、10年は獄中生活をしているはずだが、安倍と菅と中村格のお陰で、現在も自由を享受しているらしい。強姦魔の自由放任は再犯の可能性が高い。

たまに進歩的な報道特集を流すTBSだが、強姦魔に対する処分をしていない。どうしたことか?国民は忘れない。性犯罪は厳しすぎる監視も必要である。彼の生活はいまも菅が面倒を見ているのか。

強姦魔に対する処分をしないTBSはフジと同様なのか。伊藤詩織さんのさらなる追及と監視と情報発信を期待したい。


<中村格の不正警察官を排除できるか>

日本国民のほとんどが中村格という名前を記憶している。日本の警察は、中村のような犯罪警察官を排除することが出来るだろうか。ここが問われている。特にこの10余年に大きな問題が表面化した。警察を信用できない日本人は悲劇である。

2025年1月31日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


黒幕は日本会議か?

昨年10月に皇位継承を男系男子に限る皇室典範の改正を勧告した国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)に対し、政府が拠出金の使用を制限する対抗措置を取ったことを受け、NGOや市民団体が30日、外務省に措置の撤回を求める申し入れ書を提出した。


国債の利息で沈没する財政!

(ブルームバーグ): 財務省は30日、今後3年間で国債の利払い費が5割余り増加するとの試算を示した。同省が衆院予算委員会に提出した「後年度歳出・歳入への影響試算」によると、名目経済成長率を3%、消費者物価上昇率を2%とし、想定金利が28年度に2.5%まで上昇することを前提としたケースで、利払い費は2025年度の約10兆5000億円から28年度に約16兆1000億円となる見込み。同期間の伸び率は53%と、歳出全体(10.6%)や社会保障費(3.9%)、地方交付税等(14.7%)などと比べて急ピッチだ。

マイナ保険証無くせ!マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせたマイナ保険証の利用率低迷を受け、立憲民主党が衆院に提出した紙の保険証を復活させる法案が批判を浴びている。

本澤二郎の「日本の風景」(5420)

<特集「日本の警察」(4)=小選挙区制が諸悪の根源=日本沈没の最大要因=神道と改憲新聞の共闘>

日本衰退の30年は小選挙区制の実績である。警察は正義の組織から、政権に都合の良い組織に変質してしまった。最大の目的は、少数の民意で改憲軍拡を実現するための選挙制度であった。清和会と読売新聞日テレとフジサンケイグループとの共闘を具体化させ、他方で国民生活をないがしろにした。それは神道国家主義の台頭だと断罪できる。歴史の教訓を否定する改憲軍拡論を、公共の電波であるNHKまでが推進した。特に安倍内閣は、自公による戦争法、岸田内閣の43兆円の人殺し予算は、ともに平和憲法を裏切った。


自民党の神道政治連盟と闇の日本会議が主導した極右政治でもあった。個人名を上げると森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三。その亜流の麻生太郎・菅義偉・岸田文雄。岸の児玉誉士夫や笹川良一の右翼暴力団との関係が継承され、現在のやくざ暴力団の跋扈を容認し、取り締まるはずの警察・検察が、彼らとグルの関係を維持している。その典型が房総半島で起きていることを3年前に確認した。フクシマの核汚染ごみを、命の水源地に投棄するという犯罪行為にも、警察も千葉県も、そして新聞テレビも蓋をかけている。「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出(エール出版)は正しかった。


元宏池会秘書として小選挙区制導入時の自民党の会合に代理出席していた御園豊前袖ヶ浦市選管委員長が昨夜「ようやく選挙制度の見直しが始まる。本来であれば20年以上前に見直すという条件で始めたもの。1日も早く改正し、小選挙区制を廃止する必要がある。民意が反映する選挙制度であれば、やくざ暴力団が核汚染ごみを我々の住んでいる場所に不法投棄することはなかった。悔しくてならない」と連絡してきた。


<神道国家主義と岸信介A級戦犯改憲政治を支援した読売産経!>

冒頭の見出しをじっくりとかみしめてほしい。日本をつぶした元凶は、改憲軍拡の極右・清和会と改憲軍拡の読売産経の共闘だ。日本の偏狭な民族主義・ナショナリズム化への情報操作にある。

歴史に無知な国民は、知らず知らずのうちに隣国との対立と敵視する政略の罠にはまっていく。アベノミクス犯罪を理解しない。日銀の株価操作に酔いしれている一部の株屋。ガソリンが180円、野菜も食べられない、コメも急騰している。それでも悪政の本質に気付こうとしない愚民に反吐が出る。


日本の若者300万人の死の元凶といえる「国家神道」が復活し、自治会などから大金を吸い上げている。こうした犯罪犯罪行為にも無関心な人々に、正直うんざりさせられている。


神道国家主義の独裁政治は、死刑に相当するTBS山口強姦魔を救済した。安倍と菅の実績である。警察の犯罪なのだが、当事者にためらいなどない。本人は犯罪を犯して警察庁の長官を射止めた。同じことが検事総長にも言えるが、言論界はすべて読売路線を踏襲して批判しない。

やくざ暴力団の関係者が防衛相・国会対策委員長・議院運営委員長の要職を占めているが、だれも文句ひとつ言えない。おかしいではないか。法治がすたれ人治に変わってしまった。

それでも新聞テレビは文句一ついえない。朝日新聞も死んでしまった。元凶の渡辺恒雄は死んでいない。それでも権力監視の使命を果たさない。渡辺の盾が消えても、今もフジサンケイの日枝久が君臨している。 


<「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)は正しかった>

小選挙区制は戦前派の戦犯の流れを継承する清和会の台頭を許してしまった。言論界の悪党である渡辺の黄金時代?でもあった。いま彼の遺産相続の行方に、人々の関心が集まっているのだが。

改めて思うに拙著「小選挙区制は腐敗を生む」は正しかった。

強行した河野洋平・小沢一郎らの反省を聞かない。石井一は反省の弁を本にしている。この本を激賞してくれた人物は、渡辺の政治部長の前に政治部長だった多田実。硫黄島に赤紙一枚で引きずり出されたが、幸運にも復員した中央大学法学部の大先輩。彼のゼミ学生に門田という右翼学生がいた。「あいつには困っている」と白状していた。多田から渡辺の悪行の数々を聞かされた。


読売にもジャーナリストはいたが、渡辺にすべて排除された。同じことを日枝がして、目下非難されている。


<民意を反映しない最悪の選挙制度>

憲法を破壊するための小選挙区制を30年も継続して沈没した日本!多数の有権者の意思を無効にした最悪の選挙制度である。右翼清和会の野望に呑み込まれた政治屋の政治責任は重い。強行した小沢の正論が、与野党に広がらない原因ともいえる。

大政党に有利な制度ゆえに、大きな政治変動にも対応できない。この30年の間、財閥は有効な活動の手段を打ち出せず、ひたすら政府日銀の株高政策による暴利に甘んじてきた。

特に政府と共闘してきた朽ちた言論によって、30年をいたずらに過ごして、革新的な成果を内外に打ち出すこともできなかった。衰退から衰退へとへと、あたかも地獄に真っ逆さま。311のフクシマを目の前にしながら、さらなる原発推進に突っ込んで恥じない。

民意を反映しない選挙制度のもとで、イカサマの右翼人間が政界を闊歩している。


<派閥解消で安倍独裁=日本沈没>

派閥解消は絵に描いた餅である。人間は3人集まれば派閥ができる。これを押さえつけても無理であるが、公然と派閥解消を党是とすると、自由な社会を拘束し、競争・革新の芽をつぶす。

安倍独裁は構成員を沈黙させた。公認さえとれば当選が約束される、まさに死んでしまった自民党である。ものいえば唇寒しは、自民党の共産党化・公明党化。

今の公共の衰退ははた目にも痛々しい。それは政策面にも現われ、政党の体をなさない。日本沈没は共公の出番のはずだが、第二、第三の自民党派閥レベルに落ち込んでしまった。

そのことを袖ヶ浦市の議会で目撃した。公共の存在はゼロに等しい。木更津市には共産党市議がいない。やくざ市議ばかりが目立つ。小選挙区制は腐敗を生み、革新と平和・正義を押しつぶす最悪の選挙制度である。言論界が右翼改憲政党を批判せず、支援するという独裁的後進国に堕してしまっていることにも、気付こうとしない愚民の群れに涙が出るばかりだ。警察腐敗は推して知るべし!

2025年1月30日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


石破茂も嘆く小選挙区制の大罪!

与野党が選挙制度について話し合う協議会の初会合が29日午前11時ごろに開かれました。小選挙区制度の見直しも焦点です。衆議院の選挙制度協議会は2024年12月に設置され、与野党の全会派が参加しています。現在の小選挙区制度は導入から約30年が経過し、「1位の候補者しか当選できないため、少数派の意見が反映されない」ことや、「党執行部の権力が強まり、多様な人材が育たない」といった弊害も指摘されています。石破首相も「党派を超えた検証が必要」と選挙制度改革に前向きです。

神道に浸透した外務省

外務省は29日、国連の女性差別撤廃委員会が昨年10月、男系男子に皇位継承を限る皇室典範の改正を勧告したことへの対抗措置を発表した

新潮の正論見出し=「橋下徹氏を重用するのは日枝さんの影響」「自分の脅威になる優秀な人は偉くさせない」 フジテレビを壊した根深い「日枝支配」

本澤二郎の「日本の風景」(5419)

<特集「日本の警察」(3)=続・房総半島の闇>

2025年1月27日にポーランド・アウシュビッツ強制収容所解放80年の式典が行われた。昨日のTBSのYouTubeニュースで、当時12歳のユダヤ人女性が、今を生きる人たちに「おかしいと思ったら抵抗せよ」と叫んでいた。

その言葉は日本人、特にやくざが跋扈している房総半島の住人の心に鋭く突き刺さってきた。ふと2001年1月に出版した「腐臭列島 房総半島の闇」(データハウス)を手に取ってみた。表紙の裏側の帯の見出しが「市民とジャーナリストの勇気が地域も国も変える。無関心こそが人類の敵」。


房総半島の闇は、依然として市民もジャーナリストも勇気がなかったことの証明である。そのため、警察も狂い、やくざ暴力団と手を組んでしまっていた、と言えなくもない。勇気のない市民とジャーナリストは、自らの心臓に突き刺さる警鐘である。

だが、いま新たな動きが見えてきた。小櫃川の汚染水道を飲まなければ生きられない40万人、50万人の市民の中から、立ち上がる正義と勇気に燃え滾る市民が現れてきた。地域と国を変える正義と勇気の小さな塊を、大きく育てることが出来れば、房総半島も日本列島も、健康に生きられる希望の光が見えてくる!


アウシュヴィッツのガス室に送り込まれ、110万人のユダヤ人が殺された。その同じ遺伝子を持つユダヤ人が、逆にパレスチナの無辜の民をホロコースト・大量殺害している。それに手を貸しているアメリカ。事態は再びユダヤ人に厳しい目が向けられている。歴史は繰り返される!恐ろしい人間社会であろうか。


<後進国に沈んだ野菜も食べられないインフレ大国>

1月29日は春節。無能な為政者は国を亡ぼす。打倒されまいとして、軍拡で自身を防御する。それでも旧正月に人々は故郷に帰り、餃子で腹を膨らませるが、一部の金持ちは海外旅行だ。大金を武器にして、新たな生活空間を手にしようとする。行く先は安心安全の後進国・円安の日本!こんなニュースがネットに流れた。


複数の中国メディアが先日、「今年の春節は、北京―ローマなど欧州への航空券よりも、北京―東京など日本への航空券の方が高くなっている」と報じた。


今も安倍晋三のアベノミクスに取りつかれている、自民党安倍派の残党と日本銀行の悪党は、円激安大国に追い込んでいる。犯人は超金融緩和政策だ。政府は借金である国債を大量発行し、それを日銀に円を刷って刷って刷りまくりさせる。円の価値・日本の価値はいまや後進国に転落して、人々は超インフレで野菜も買えない有様である。1リットル181円のガソリンではどこにも行けない。白菜半分で540円。生産農家は5年分の収益に笑いが止まらない。米も急騰しているらしい。農林族・自民幹事長の仕業なのか?


物価の番人の日本銀行が、日本を亡ぼしているのである。敗戦で悲嘆な苦しみを体験した戦後の政治家・財政家は、財政法を愚直に体現して物価の安定に心掛け、借金財政を封じてきたのだが、中曽根バブル崩壊で、その禁を破った。安倍内閣はデフレ解消とばかり円激安のためのアベノミクスを強行し、今も日銀はそれを進めている。国債乱発と円の刷りまくりという超金融緩和で、日本国民と日本国を途上国に貶めてしまった。超円安に発展途上国の人々が押しかけ、土地を買い占め、高級マンションを手に入れている。


日銀による超物価高・ハイパーインフレ政策である。日本国民は気が付いたら途上国の日本に驚愕している。超インフレで野菜も食べられない、果物も買えない有様!こんな生活にいつまで耐えられるだろうか。このことに野党も改革図面を書こうとしない。財閥超優遇策のアベノミクスだからである。財閥の1%傀儡政権に、人々はあれよあれよとうめくばかりだ。そのことに蓋をかけるためのジャニーズ事件と今回のフジ転落事件なのか。既に国家主義者の中曽根康弘も渡辺恒雄も、そして岸信介の孫の安倍もいない。


<財閥に乗っ取られていた千葉県庁=中山茂樹の執念の告発>

「房総半島の闇」を上梓することが出来たのは、市川市の中小企業の戦士・中山茂樹。彼も時流に乗り遅れまいとして健全なゴルフ場建設に手を出したのだが、千葉県があれこれと壁を作って彼の計画をつぶしてしまった。既に財閥に千葉県は占拠されていた。三井財閥は東京湾の埋め立てを独占していたし、熊谷組と連携して房総半島の乱開発を牛耳っていた。

千葉県庁の役人は、財閥の配下同然の扱いでしかなかった。政治は福田派清和会に牛耳られていた。


「房総半島の闇」の目次をサラッと眺めてみた。恩師・宇都宮徳馬の政治腐敗許さずの信念を見事に貫徹している。それも中山の執念の告発ゆえである。中山を紹介してくれたのは毎日新聞のKだ。彼は今どうしているのか。無事なのかどうか。護憲リベラルの大平正芳に心酔していた勇気あるジャーナリストだった。毎日新聞がカルト教団の資金に手を出し、渡辺の軍門に落ちたことに衝撃を受けていたK。


<いまやくざ暴力団に取りつかれた千葉県知事>

当時はやくざ代議士など眼中になかった。150万ドル賭博事件を起こした浜田幸一を相手にする房総半島の住民はいなかった。人間の屑に目を向ける余裕などなかったのだが。

袖ヶ浦市の陣場台の水源地に浜田系の産廃業者がフクシマの東電核爆発の汚染ごみを「60万立方メートルを埋設した」と高谷・林地区の同市選管委員長が地元の調査結果を公開したことから事態は急変する。新たに千葉県庁と袖ヶ浦市が注目を集める。

元水田三喜男・池田淳・水野清秘書を歴任した人物の調査は、正鵠を得ていた。住民の命と直結している。現に陣場台の13戸の住民の健康が損なわれていた。ガンで亡くなった住民も。そこから袖ヶ浦市長と千葉県知事の素性についての調査が始まった。いわば中山茂樹のような、しかしもっと政治の中枢にいた御園豊の調査が、恐ろしい核汚染ごみ不法投棄と徹底した役人の隠蔽をあぶりだしてゆく。


やくざ暴力団に取りつかれた千葉県庁と袖ヶ浦市である。それは木更津市や君津市、富津市も。さらに南房総にも拡大している。どす黒い闇とそれを受け入れる住民と役人と警察。千葉県警と木更津署にも深すぎる闇が存在しているではないか!

2025年1月29日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


本澤二郎の「日本の風景」(5418)

<特集「日本の警察」(3)=言論界とかばい合いと女性差別>

やくざ暴力団を取り締まらない千葉県警と木更津署に絞った記事を書き始めると、目の前でフジテレビ事件が勃発、お陰でナカイは中居だと判明した。中居の性犯罪に世論が怒り狂っていることも、無知な凡人は大いに納得した。ならば犯罪捜査の警察は、今どうしているのか。警視庁詰めの社会部記者は睡眠不足で取材している?どうやらそうではないらしい。おかしい、狂った言論界は、今も警察と癒着している。


「フジ疑獄事件はジャニーズを上回る」との指摘もある。総務省と民放の犯罪との声も。渡辺恒雄と日枝久の防御線が切れたためのフジの性犯罪事件発覚との鋭い分析も、大いに納得できる。

捜査権限を法的に認められている警察と検察の出番であろう。警察は主権者である国民の負託を受けた正義の組織である。その収入は国民の血税だ。

強姦など性犯罪は殺人に相当する。女性の人権を根底から奪う重罪である。女性を貢ぎ物・性奴隷に悪用する行為は、中世の文化そのもので、21世紀において許容されることはない。女性蔑視・男尊女卑の文化に対して、命がけの汗かきが、まずは捜査権を有する正義派の警察の責務であろう。異論があれば本ブログに投稿してもらいたい。特にやくざ暴力団と結びついている政治屋・政党・官界・財界の声を聴きたい。


<日枝久独裁の「フジテレビ免許取り消せ」が天の声>

読売新聞に鎮座した正力松太郎レベルの鹿内などという反共右翼主義者らが立ち上げたフジテレビには、もともと権力を監視するという報道姿勢は皆無だった。フジ産経の報道姿勢は、どちらかというと反共主義を宣揚するような自民党右翼政権との癒着が顕著な民放と新聞だった。

思い出すと、自由言論の東京タイムズに入ってきた産経新聞記者は少なくなかった。北京で亡くなったK支局長もその一人で、早稲田大学では過激派に所属していた。酒とたばこで命を縮めてしまったことは無念だった。天安門事件のさいは、長安街の街頭によじ登って取材していた。当時の北京支局長は運転手付き、コック付きの恵まれた生活を保証されていた。


いえることはフジ産経は、右翼権力政府には好都合な報道機関だったことから、政府や警察にはありがたい存在だった。しかし、国民目線では信用できないマスコミの代表として、言論機関としての評価は低かった。今回の事件は、国民の電波を利用させてきた総務省の罪も問われている。フジにその資格はない。免許を取り消すことは不可欠だろう。村上誠一郎総務大臣の判断にかかっている。公共の電波は民放からラジオにも及ぶ。有害無益な民放とラジオを清算する好機である。


<中居は性犯罪者=警視庁は逮捕して捜査しろ?>

中居は性犯罪者という理解が民間では当たり前のようだ。昨日のフジの記者会見には400人の報道陣が集まった。会長・社長のトカゲの尻尾斬り会見に誰一人納得しなかったようだ。背後の独裁者の日枝久の雲隠れにこそ、フジ事件の元凶が潜んでいるのだから。

今朝のネット報道では、いまも性犯罪者を「さん」「氏」と呼んでいるではないか。他紙や他の民放も問われている。ラジオタレントの生島ヒロシも引退するという。彼の犯罪は何か。明らかにしてもらいたい。この機会に権力監視のジャーナリズムを復活しなければ、中世の性犯罪はなくならないのだから。

国民はいま警視庁の対応に注目している。伊藤詩織さん事件では菅義偉官房長官(当時)も絡んだTBS強姦魔の逮捕を阻止した事件が、今も決着がついていない。


伊藤詩織さんのBLACK BOX(文藝春秋)>

「検察が逮捕状の請求を認め、裁判所が許可したんですよね? 一度決めた事を何故そんな簡単に覆せるのですか?」すると、驚くべき答えが返ってきた。「ストップを掛けたのは警視庁のトップです」

以上は詩織さんのTBS強姦魔事件の極め付きのコメント。これもすごい民放がらみの性犯罪事件である。詩織さんの勇気ある告訴に高輪署が動いた。裁判所も逮捕状を発行した。それでも逮捕寸前にTBSワシントン特派員の山口は救われた。山口が官邸に泣きついて首相の安倍晋三と官房長官の菅義偉が、警視総監に泣きついたのか、官邸特権を乱用して厳命したのか、どちらかであろう。

かよわい伊藤詩織さんも強くなった。法的な救済策はあるはずである。更なる勇気を出して山口に鉄槌を加えなければ、法治国家と誰も胸を張れない。伊藤さん!さらなる戦いをして全国民にもっと正義と勇気を与えてもらいたい。房総半島の筆者も、さらに勇気と正義の闘いをしなければならない。房総半島を健全にしなければ、子孫に対して胸を張れないのだから。TBSも逃れられない大罪を抱えていることを強く指摘したい!

<正義が存在する日本国にしたい=学校教育の基本>

正義のない社会も国も無法地帯となる。アメリカの西部劇の舞台では、暴力(銃)がすべてだった。無法者が街を支配し、保安官も従った。正義は言葉でしかなかった。誰もが銃で身を守ることに専念した。その伝統が今もアメリカ社会に根付いてしまって、子供までが銃を乱射して世界を驚かせている。日本は大丈夫か?大丈夫ではない。銃がやくざ暴力団の手に渡ったままだ。警察の取り締まりが全くきいていない。そのことで政治家・官僚・財界人・判事も震え上がる日本であろう。やくざが薬物を使って女性をレイプする日本、それをまねる無法者も少なくない。かくして正義は消え、警察は税金泥棒と呼ばれて、この国は不健全な狂気の社会に。円安政策による異常な物価高。野菜も食べられない庶民。政界の腐敗に右翼政党の政権は対応不能だ。

今からでもいい。学校教育現場で正義を徹底的に教える。不正義の人間は許されないという家庭・社会・職場の環境にするのである。不正義の人間が住みにくい社会にする。すなわちそれはやくざ暴力団追放国民会議の活動の基本である。正義のない人間は警察官として失格、罷免する社会にするのである。警察がしゃんとすれば日本も生き返る!

2025年1月28日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


本澤二郎の「日本の風景」(5417)

<特集「日本の警察」(2)房総半島の闇に屈した無能組織>

昨日は初めておわびと訂正文を書いた。緊張感が低下していたせいか。情報への確認が甘すぎた。相手はやくざ暴力団が潜んでいる組織だ。一般の企業がやくざ暴力団を使って、フクシマの東電の3号基(東芝製原子炉)の核爆発による核汚染ごみを、現地から300キロ離れた風光明媚な首都圏のオアシス・房総半島の水源地に、こっそりと投棄することはまず100%想定できない。


栃木県宇都宮市に降り注いだフクシマ東電原発からの膨大な量の汚染ごみを、そっくり受け入れた東洋一といわれる君津市怒田の新井総合の産廃場経営者は、果たして人間なのかどうか。それを容認した君津市の議員や市長は何者なのか?


専門家の小出裕章の知識を借りなくても、人間は核を操作することは出来ない。核は地球上に存在してはならない、すべての生き物を破壊し、存在してはならない物質である。金に目がくれる普通の人間でも、手を出せない恐ろしい恐ろしい物質である。200億や300億いやそれ以上の金もうけが出来たとしても、人間の心が少しでもあれば絶対しない。なぜなら日本は、かの侵略戦争でヒロシマとナガサキで体験しているのだから。


<皮膚が垂れ下がった子供の写真を東京タイムズ1面に掲載>

都合の悪いことは教えない、知らせない日本の戦後教育の恩恵を受けた地方の子供には、机もましな電灯もなかった。馬来田村の木造の教室に小さな図書室ができると、むしゃぶりつくように本を読み漁った。ただし、家の薄暗い居間に寝転んで、太陽が沈むまで読みふけって、近視という不便な病にかかってしまった。無知が健康を破壊する。

身体髪膚これを父母に受くあえて毀傷せざるは孝の始めなり

中国の偉人には頭が下がる。実にいいことをいう。小学生で親孝行に失敗して、近眼の眼鏡をかけなければならなくなった凡人。大好きな相撲で何度も眼鏡を破損し、その都度母親を泣かせた。貧乏人の子供に眼鏡代の負担は大きかった。

こんな有様だから社会科の先生は、中学になってもヒロシマの被ばくについて教えなかった。中国侵略による蛮行など知る由もなかった。東京タイムズ政治部に所属し、正義の政治家・宇都宮徳馬と親しくなった。彼は核武装国家に走る岸信介の腐敗に一人対決していた。彼がとことん面倒を見た読売新聞の渡辺恒雄は、仇敵の手足になってしまう。反撃の武器が「軍縮問題資料」という月刊誌。

その雑誌に何度も文章を書いたが、あるとき恐怖そのものの写真を見つけた。童子の皮膚が無数に垂れ下がった写真だった。これこそが被ばくの恐ろしさを一目瞭然、誰にも教えていた。たまたまデスクの仕事も兼ねていた。その写真を東京タイムズ1面に転用し、貼り付けた。社長の徳間書店オーナーが仰天して警鐘を鳴らしてきたが、一度きりの冒険とばかり無視した。

それにしてもすごい被ばく映像で、今もその写真をくっきりと記憶している。やくざ暴力団にも見せてやりたい写真だった。東京タイムズ政治部記者の20年は、優に渡辺を抜いた最長記録保持者、政治部長歴8年9か月も在京政治部長会の記録。実に痛快な東京タイムズ時代を過ごすことが出来た。徳間康快に感謝したい。彼の日中友好に向けた映画「敦煌」(大映)制作支援も楽しかった。初めて女優・三田佳子とおしゃべり。中島源太郎文相と三田と3人の記念写真は中島の長男・隆太郎君のシャッターである。ゼロ戦の中島飛行機の御曹司は、映画監督から政界に転じていた。


<なぜ原発を続けるのか=右翼の狙いは日本の核武装=戦争利権>

ドイツ首相として311フクシマの核爆発に驚いて、ドイツを脱原発に舵を切ったメルケルの英断は「ドイツ・ファースト」である。日本・ファーストも「脱原発」であるが、いまも国連の核禁止締約国会議に参加しない日本政府に驚く。

脱原発とインフレ退治を公約にした政権構想を、野党が一致して打ち出せば、自公を壊滅させることが出来る。そうしない野党は、やくざ暴力団のいやがらせに屈しているのかもしれない。

自民公明は言うまでもなく、野党もまたやくざ暴力団に狙われると腰が引けてしまう。真っ当な政策を打ち出せない。それは言論界もそうで、日本の良識と言われてきた朝日新聞も暴力に屈した。読売新聞の渡辺恒雄は、右翼暴力団のドン・児玉誉士夫の力で頂点に立った。

A級戦犯の岸の周りにはやくざ暴力団が多数控えていた。中曽根康弘は児玉の靴磨きをして天下人になった。「やくざ暴力団にエサを撒いているのが財閥」と宇都宮が教えてくれた。

「ペンは剣よりも強し」は嘘であろう。渡来人の天下は、鉄の武器で列島の先住民を圧倒して権力を握った。渡来人の後継者らが政権の中枢を握っている日本。

アメリカ・ロシア・中国が強いという理由は、暴力(武器)が勝っているためである。日本政府は警察と自衛隊とやくざで政権を維持している。そうしてみると、原子力マフィアにやくざがまとわりつき利権を奪うのも納得できる。


「霞が関の犯罪」(リベルタ出版)で厚労省の官僚を批判する本を出した時、右翼暴力団が登場したものだから、その人物と日本記者クラブで応対した。自宅のガラス窓に数発の空気銃の穴が。あとで気付いてびっくりした。


<財閥右翼がやくざ暴力団を養って日本を殺している!>

日本の治安は安全と信じ込んできた凡人ジャーナリストは、いま考えが少し変わってきた。安全神話は言論人による。警察と記者の作品であって真実ではない。

昨日も武田川を覗いてみた。川面が風にまかせて小さくゆらゆらと揺れながら流れている。平和そのものの風景だが、5、6年前にはスイスイと泳いでいた鴨の群れがいない。原因はフナやドジョウなどの小魚がいないせいだ。汚染川に魚はいない。小鳥もいない。日本列島のいたるところで、生き物が住めない河川が増えてきた。

産業廃棄物処分場が毒物で覆われ、それが雨水などで地中や河川、水田などに浸み込んでしまっている。毒物をまき散らすことのできる無法者はだれか。指摘しなくてもわかる。法律や条例の規制を平気で破るやくざ暴力団を野放しにしている日本の政治と行政と警察が、この国を地獄へと追い込んでいる犯人なのだ。

2025年1月27日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


どうする敗戦時レベルの借金=命を削る行財政改革不可欠!

財務省によると、日本の普通国債残高は2024(令和6)年度末に1105兆円と見込まれ、借入金と地方債を合わせると1315兆円と対GDP比で214%に達する見通し。これは終戦直後の対(名目)GDP比約200%と同程度となる。この時は財産税による国民や企業への大増税、それとハイパーインフレーションによって5年後には15%弱まで低下した。いわば民間の多大な犠牲により、短期間のうちに財政健全化が果たされている。


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