2024年12月

本澤二郎の「日本の風景」(5386)

<自民党本部の裏金庫は財閥の裏献金で爆膨>

公明党創価学会の金庫の中身を知りたいと思う国民は多い。いち早く参院選向けの選挙ポスターが全国くまなくはりめぐらされている。しかも、なかなか頑丈で立派だ。金権選挙で沈没を免れたいという創価学会の内情暴露といえる証拠だが、今度は自民党総裁首相の石破茂のポスターも貼られた。自公の金権選挙にはあきれてものもいう気がしないが、カネで動く自民党と公明党の改憲軍拡核原発推進の危険すぎる右翼政治に、これからも主権者は騙されるのであろうか。


新たな自民党本部の巨大金庫にも焦点が当たっている。財閥からの裏献金のことだ。なにしろアベノミクスの円激安の金融政策によって日本財閥は、過去10年余で空前絶後の暴利を懐に入れてきた。その代表選手といえば、三井住友系のトヨタ。驚いたことにトヨタは、テスラのイーロン・マスクに倣ってトランプ献金に、確実な一歩を印した。

100万ドルがどれくらいの価値があるのか、貧乏人は理解できないが、相当な額であることは間違いない。ついでに言うと、安倍夫人を招待したトランプ夫妻への贈り物とその金額にも興味が沸いてくるだろう。アメリカの富豪大統領を何度も感動させた贈り物は何だったのか。何事もカネ、金の国際政治を裏付けている。


<トランプ就任式に100万ドル寄付の日本財閥企業>

車の関税は中国のことだと思い込んでいたが、日本にも影響が出るという。これが日本不況に更なる災いをもたらすことは理解できるが、具体的には来年1月20日の就任式前後にならないとはっきりしないものか。

ともかく、日本財閥ではイの一番トヨタが動いた。米大統領就任式に100万ドル寄付。初めて聞く言葉だ。アベノミクスの金融政策とバイデン関税で巨大な豚になって呼吸が止まりそうな状態のトヨタ。他方で、円安物価高で困窮する大衆は、飛行機代高騰で北京にも行けない貧乏人。つまりは、大衆の資金を財閥が見事に吸い取った10年余の悪政を証明している。

この悲劇的事実を国会で追及しない、与野党と言論界の闇を知りたい。渡辺恒雄を生き返らせて真相を語らせたいものだ。テレビ芸者の嘘八百の証言に振り回されている新聞・テレビの腐敗も、理解できない大衆にも困ったものだ。


<三木内閣党三役松野頼三秘書の重大証言>

財閥の金庫は、いつも自民党本部に対して開いている!この秘事を教えてくれた松野頼三秘書には、いまも感謝している。

「親父に呼ばれ、三菱本社に行ってこい、とだけ言われた。ハイといって手ぶらで行くと、担当者が待ち構えていて3000万円を用意して待っていた。当時の3000万円は価値があった。驚いて借用書を書きますかと問いかけた。いや、それは必要ありませんという。本当に驚いた」。

卒倒するような秘密の自民党本部と三菱の関係は、財閥と自民党の闇の世界を暴いて余りあろう。渡辺は知っていたかどうか。自民党担当記者で知ってるものは、一人もいないだろう。松野は防衛庁長官経験者。グラマン事件で窮地に立たされた岸信介や児玉誉士夫・笹川良一を知る実力者で、福田赳夫参謀から最後は三木派参謀として大活躍した。この秘事は政治評論家になって大分経ったころの話。松野は慶応の先輩として小泉純一郎内閣のご意見番としても有名である。


三木内閣は田中角栄内閣が金権問題で退陣したさい、クリーンな政治家として後継者に選ばれた。村上誠一郎が学生の頃か。そのころの3000万円だ。トヨタは、この10余年で安倍にどれくらい献金したのであろうか?

渡辺は大野伴睦と中曽根康弘について詳しい。特に後者の日航機事故(事件)の詳細を知っていたが、中曽根も渡辺も墓場にもっていってしまった。


<財閥闇資金・世界一の高給とり・陳情利権・血税政党助成金・内閣の秘密資金(官房機密費)・派閥と個人のパーティー集金・企業団体献金=神道財閥向け政策強要と民意無視>

世界一カネに恵まれた自民党に公明党から、いま維新・国民民主がすり寄って「カネくれ運動」で2024年も師走。貧者にはため息ばかりが出る日本も、危機到来か。

2024年12月26日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


【ニューヨーク=小林泰裕】トヨタ自動車は24日、来年1月に行われる米国のトランプ次期大統領の就任式に100万ドル(約1億5700万円)を寄付すると明らかにした。輸入品への関税強化を掲げるトランプ氏との関係構築を図る狙いがあるとみられる。


神社神道は自民党信仰=司法腐敗判決か

東京都千代田区の靖国神社の石柱に別の中国籍の男2人とスプレーで落書きをしたとして、器物損壊と礼拝所不敬の罪に問われた中国籍の無職姜卓君被告(29)に東京地裁は25日、「自らの主張のために違法行為に及ぶことは決して許されない」として懲役8月(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。


本澤二郎の「日本の風景」(5385)

<司法(最高裁)の度し難い腐敗体質>

政界・経済界・官界・言論界など、どこを向いても腐敗の闇に、この国の民主主義の危機を感じさせられる。本来は独立した公正な国民のための砦のはずの司法の闇も、深刻そのものである。新聞テレビも指摘しない。反骨のジャーナリストの役目なのか。その一角を朝日新聞がチラと報じた。


国民・主権者の守護神たる最高裁が、腐敗した政府の御用聞きに徹している。米CIAと提携していた最高裁長官がいたようだが、首相、特に右翼首相と密かに行動する悪しき最高裁長官も見えてきている。三権分立という近代法の大原則を拒絶するような判事が、最高裁に多い。善良な判事でさえも良心を披歴できない。最高裁判事の報酬は恵まれすぎている。それでも血税を負担する国民に奉仕しない。しかも、自民党総裁の安倍晋三と公明党の太田昭宏と山口那津男と創価学会の原田某らによって強行された戦争法制は、間違いなく日本国憲法に違反する。


<山口繁元最高裁長官=自公強行の米軍戦争自衛隊参戦法違憲=ただし退官後に本心明かす>

退官後の15年には朝日新聞の取材に対し、当時国会で審議されていた安全保障関連法案をめぐって「集団的自衛権の行使を認める立法は違憲だ」と述べ話題になった。

報酬をたんまりもらって最高裁判事を歴任するほとんどが、自己の良心に反して、政府の意向にのめり込む法律家を、法律家とは呼べない。識者ならだれでも知っている。

法律家は知っていて沈黙する。国家・全体主義の日本だといいたいのであろうが、それならまずは声を上げる責任と義務が、主権者にあるのであるが、それさえもごくごく一部の市民が小さな声を上げる程度である。言論の自由さえも、この国の国民にはないと考えているのだろうか。

<迎春あいさつ状100枚、久しぶりの羽田空港>

年末は何となくあわただしい。理由は新年目前、心を新たに再出発、そのための賀状執筆。金をかけての印刷で済ます日本人は、直ちに止めたらいい。もらった方が迷惑する。たどたどしい自筆に限る。せいぜい100枚が限度だ。

それを郵便局前のポストに投函して、快晴の羽田空港に向かった。4、5か月ぶりか。岩屋毅外相が24日に会見し、その日に北京入り。おかしいではないか。もっと前に明かすべきだが、身の危険を感じての対応であれば、この国の社会の不安定さを露呈していることになる。本日、中国の王毅外相と会談する。日中関係は久々に改善に向かうだろうが、両国とも政治屋の腐敗で混迷を深めている。

右翼メディアの反中報道のせいで、この日羽田に降り立った中国人に対して、警備の警察官の態度が極端に悪く、空港内を暗くさせていた。隣人に向き合えない国民にも困ったものである。

<司法・検察・警察を信じられない国民の悲劇的不幸>

司法試験目的の私学で学んだ凡人ジャーナリストは、合格した弁護士や検事・裁判官を、日本を代表する立派な識者・賢人の代表と信じて疑わなかった。それは医師についても同様で、特に東大医学部OBには、命を守るすばらしい人間だと。

実際は全く違った。世間知らず、常識知らずの人間の屑が少なくない。それは野党の議員も大差なかった。特に自民党の森喜朗や安倍晋三・小泉純一郎らは、国際社会から恐怖のまなこで見られている神社神道にかぶれ、占いレベルの神事とやらにのめり込む。そんな輩が、日本人の政治を担当していることに恐怖を感じる昨今である。


<裁判所の再生をゆめゆめにするな>

長生きは三文の徳だ。世の中の隅々が見えてくる。この3年で「やくざ支配の房総半島」の不甲斐なさを幽谷の仲間と学んでいる。その中で市民に奉仕する議員は、小さな血税を懐に入れて、やくざ暴力団にひれ伏して生活している。哀れをかこつ。司法の再生を、夢のまた夢に終わらせてはならない。

2024年12月25日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


本澤二郎の「日本の風景」(5384)

<ナベツネ資産は「300億それとも天井知らず」に巷の怒り>

「言論人がカネ亡者」は、ジャーナリストでない明白な証拠であって、いうなれば国民を欺いた人間の屑である。その典型人に選ばれた読売グループ主筆・渡辺恒雄(人はナベツネ、彼の面倒見た恩師・宇都宮徳馬はツネ)。いまナベツネ資産が話題になっている。巷では安倍内閣以降の円激安のための悪しき金融政策で、大衆の生活は異常な物価高騰で困窮を極めている。暴発寸前の日本社会は、闇バイトなど深刻な犯罪多発が具体的に裏付けられている。


ナベツネを、守銭奴・売国奴と決めつける善良な市民は多い。読売新聞をごみうり新聞と呼ぶ人々の怒りの告発に対して、今は納得である。「世論操作・情報操作」の言論人に非ざる政府広報新聞として、恩師の言うツネは「忘恩の徒」「言論人失格」である。

「ツネの資産は300億円・いやそれ以上だ。どこに隠ぺいしたか」に関心が移っている。


<自民党議員の猟官運動にツネの一声>

やくざが跋扈する房総半島の人々は、よく民放を見たりして現代の深刻な政界の裏事情の把握に努めているようだ。昔はよくコメント取材を受けたTBSサンデーモーニング。そこに出演した、朝日新聞の女性記者の12月22日発言に驚いた、袖ヶ浦市の幽谷・陣場台の住民から連絡が入った。

「高橋順子が読売のナベツネを批判した」というのだ。「ジャーナリストの本文は権力監視。渡辺恒雄は本文を超えてしまった」という言論人としての当たり前の発言をした。女性らしさがにじみ出た優しい当たり前の発言だが、NHKや政治屋、芸能スポーツ界の偽りコメントの中で、朝日記者の発言は際立っていた。


一線を超えたツネは言論人ではなかった。ごみうり新聞を、ホテルやマンション・医師会などに無料配布して印刷部数を急増させていた。読売系の日本テレビも同罪である。


政権担当時の偏狭な民族主義者・松下政経塾の嘘つきの野田佳彦は、ツネに尖閣問題で相談を持ち掛けていた、という彼の告白証言は驚きである。日中亀裂の元凶でもあった。野田は、謝礼に血税の官房機密費を使った可能性が高い。


途方もない大金は、闇で動く。ツネは言論を背景に政界の人事にも首を突っ込んでいた?「本文を忘れた」「一線を超えた」で済む話ではない。公正取引委員会・国税庁の怠慢は度し難い。同じことは公明党創価学会にも言えるのだが。


<荒船清十郎は「ブンヤにやる金はない」と一蹴>

「特に中曽根内閣が誕生すると、猟官運動の対象がナベツネに向かった。それこそすごい金集めが闇で動いた。自民党内ではナベツネに頼め、が一般化していた」と当時を知る自民党のベテラン秘書は公言している。


近年は、まともな政治記者や派閥記者による政治を論評する、地に足に着いた政治評論家がいない。ツネにまとわりついたカネ亡者が目立つ。

今も埼玉の荒船清十郎のベテラン秘書が、ツネの正体を明かしてくれる。荒船の政治家としての「一線を超えない」秘話をあかした。

政治屋は何度でも入閣して大臣になろうとする。そのため猟官運動にのめり込んでいる。周囲が「ナベツネに頼め」と動き出した。荒船はどうしたのか。


「馬鹿者!ブンヤごときにカネを配れるか」と一蹴した。彼の政治センスは、笹川良一の笹川ギャンブル財団のトップが、一族の選挙応援を申し入れてきた時も。岸・福田・安倍の黒幕だ。自民党の全てが折れて応じるのだが、彼は拒絶した。「良一の倅の陽平が部屋を出ると、我々秘書に向かって塩を撒けと叫んだ」。

荒船の持論は「カネのない人間は選挙に出るな。出れば悪いカネを懐に入れる犯罪議員になる」。


<中山太郎は「5000万円用意すればいいかな」と派閥記者に>

母親マサが池田勇人内閣の厚生大臣、長男の太郎は福田赳夫の信用が厚かった。改憲軍拡の政治家ではなかった。秘書の有澤志郎君が好人物だった。福田派きっての護憲リベラルに期待したものだが、彼は外相になると、俄然改憲軍拡派の代表格に押し上げられてしまった。外務官僚に手なずけられたのだ。かれの運転手が最近まで国会で暴れまくっていた馬場。維新の初代の代表の父親は、笹川良一運転手。ついでに言うと、やくざ代議士の運転手が、石井準一。千葉県知事の黒幕。

それはさておき、中山は入閣直前に派閥の親分にいくら金を用意すべきか、で悩んでいた。派閥記者の筆者は、闇の金のことについて知らなかった。彼の方から「5000万円用意すれば間に合うかな」。おそらく彼はそうして外相に就任した。政治家は政治屋に変身して腐敗の泥沼にはまり込んでいく。


<千葉三郎は「入閣に大金。二度と大臣NO」>

千葉三郎は、自民党右翼の素心会の会長で知られる。彼は「岸君」と呼んでいた仲間のA級戦犯内閣の労相に就任した。「大臣は一度でたくさん」とよく話していた。二度と猟官運動をしなかった。

彼は一度だけ莫大な金を用意させられた。その金額を駆け出し記者は聞きそびれてしまった。


人事は利権の宝庫である。首相と周辺はべらぼうな大金を手にできる。この輪の中で活躍したであろうナベツネの資産は「300億どころではない」と自民党ベテラン記者は言い放った。野党にも同じ穴のムジナが見えて気味悪い。

2024年12月24日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)

 

日銀植田総裁は物価高に泣き続ける大衆の大敵!

(ブルームバーグ): 日本銀行の植田和男総裁が利上げに慎重な姿勢を示、円安傾向が再び強まっている。さらに下落が続けば、経済・物価に合わせて金融政策の正常化を進めるという日銀のロジックが損なわれるリスク。

企業・団体献金は禁止せよ!

河野洋平・元衆院議長は23日、自身が自民党総裁として関わった「平成の政治改革」をテーマに国会内で講演し、自民が禁止に否定的な企業・団体献金について「30年たっても、廃止されていないのは問題だ」と語った。


本澤二郎の「日本の風景」(5383)

<県紙・千葉日報一面トップ記事に感動した幽谷住民=上原登志江さん94歳涙の告白>

平和憲法をないがしろにする血税43兆円の戦争準備に突入した自公連立政権に対して、歴史を知る高齢者の不安は頂点に達していることに気付かない愚か者が多すぎる。「またか」という恐怖だ。80年前を記憶していない房総半島と日本列島の人々に向かって「歴史を繰り返すな」という悲鳴にも似た叫びを、94歳になる上原登志江さんが発して、怒りと無念の涙を誘っている。


戦争は恐ろしい。ヒロヒトは悪魔だったのか。登志江さんの忘れようもない悲劇の記憶と、内に秘めた怒りの告白が房総半島にこだましている。昨日はフクシマ核汚染ごみ不法投棄事件で怒り狂う袖ヶ浦市幽谷の元水田三喜男秘書の御園豊が、千葉日報のコピーを持参してきた。「ぜひ読みたい」という要望に応えてくれたものだ。

1945年5月10日出撃前日の写真は、到底「ヒロヒト万歳」の表情ではない。無念の人生に泣いている。


遺書のコピーには「明日は自由主義者が一人」という文字が見える。大見出しは「大声3回さようなら」「特攻で戦死の兄忘れられず」小見出しは「死刑みたいなもの」。死刑宣告の恐怖は袴田巌さんだけではなかった。80年前には無数の学徒が強いられていた。


なぜ飛行機乗りになったのか。思うに、どうせ殺されるのであれば、鳥のように自由主義者らしく自由に空を飛んでみたかったのか。医療事故死を強いられた次男正文も、早稲田大学時代に母親とのドライブのさい「鳥になりたい」と口走った。彼も自由主義者、父親も。ジャーナリストは当然。そこから権力批判が飛び出す。今それがない。特に読売・日本テレビ・NHKは!本来国民は皆自由主義者のはずだ。


<特攻戦死の兄良司さんは「靖国NO」を叫んでいた!>

「赤紙呪文一枚で死んで来い。靖国に祀ってやる」というとんでもない、馬鹿げた国家神道の呪文に引っかかる愚か者は一人もいない。天皇制国家主義のおぞましい悪魔権力に押しつぶされたものだ。それでも、戦前の国家神道は、戦後は神社本庁と看板を代えて靖国は、いまも好戦的自民党議員とその関係者、財閥や自衛隊に影響力を行使している。


老いた登志江さんは、兄から学んで敗戦後から知っていた。余談だが、木更津レイプ殺人事件の被害者のK・T子さんは戦争遺児として、きっぱりと靖国参拝を拒絶していた。政教分離違反の神道・靖国参拝など考えられようもなかったという。しかし、これが現在も朝鮮半島の戦死者遺族を悩まし続けている。日韓の深すぎるトゲだ。

靖国は21世紀の亡霊・トリック・迷妄の最たるもので、沈没する運命にある。日本の司法も堕落してひどすぎる。この馬鹿げた迷妄から解放される寸前か。国連など国際機関が許さない。岸・森・小泉・安倍の時代は終わっているのだから。


<学徒・自由主義者の無念の遺書に泣く戦後80年の日本列島>

「靖国にはいかない」「権力主義・全体主義の国家は、必ずや最後は敗れる」との痛恨の怒りの予告をして沖縄戦で散った自由主義者の兄良司さんの無念はいかばかりだったろうか。命の叫びを、当時女学生の登志江さんは理解できなかった。無知はおそろしい。人間は「無知の知」でなければ、地獄に落ちる存在かもしれない。それにしても怪しげな宗教が今も存在し、政権与党の自民党議員のほとんどが信仰(神道政治連盟)している脅威にだれも気付こうとはしない。これこそが日本危機の最たるものである。


思えば木更津周辺には、自民党議員など靖国の靖の字を冠した名前がある。父親の思い入れで「靖国の死」を強要しているようで怖い。80年前の存続狙いであろうが、そろそろ21世紀の日本人は、卒業しなければ国際人になれない。

上原登志江さんの一石は、天をも揺るがしているではないか!

2024年12月23日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)



司法の腐敗

(朝日)第二次世界大戦で旧日本軍に所属して戦没した韓国人の遺族らが、国が靖国神社に提供した戦没者名簿をもとに家族が合祀されて人格権を侵害されたとして、名簿を提供した国に慰謝料などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第二小法廷(岡村和美裁判長)は18日、来年1月17日に判決を言い渡すと決めた。靖国神社への合祀をめぐって最高裁が判断を示すのは初めて。二審の結論を変えるのに必要な弁論を開かないため、国の情報提供に違法性はないとして遺族側を敗訴とした一、二審の結論が維持される見通し。原告らはいずれも韓国籍で、戦死または戦病死をした父親らが、日本名で靖国神社に合祀されている。2013年に27人が「侵略者がまつられた靖国神社への合祀は亡くなった家族への侮辱だ」などと訴え、名簿を提供した国に慰謝料の支払いなどを求めたほか、靖国神社にも合祀の取り消しなども求めて提訴した。第二小法廷は、原告らの主張のうち国を被告とする「情報提供行為が違法だったか」との争点だけを受理した。この点について、19年の一審・東京地裁判決は国による名簿提供に違法性はなく、憲法が定める政教分離の規定にも違反しないと判断。昨年5月の二審・東京高裁も控訴を棄却していた。(遠藤隆史)


本澤二郎の「日本の風景」(5382)

<国民が反対するマイナンバー=戦争体制構築か>

無知な日本人の代表を自負する凡人ジャーナリストは、いち早くマイナンバーを申請した。友人弁護士が面食らって大反対。やむなく申請を取り消したのだが、確かに国民が大反対している理由も理解できる。

昨夜も病院通いの元自民党秘書が「いま大病院が大混乱。患者の大半がマイナンバー保険証を持っていない、持っていても使わないため、治療費の支払いに病院側もものすごいエネルギーを使って処理している。病院で病気を移される。河野馬鹿太郎に怒りを覚える」と電話してきた。

戦争体制構築は、ロシア・ウクライナ戦争が見事に映し出しているではないか。


<莫大な血税投入のマイナ保険証の裏事情と河野太郎の野望>

マイナ保険証は不要である。それでも石破になっても「やる」と意固地になって突進している。彼は「軍事オタク」の武器弾薬好きの政治屋。防衛・外交・デジタルの閣僚経験の河野の素顔からも「戦争体制構築」が推認できるだろう。

最近は、ロシアやウクライナの若者や高齢男性までが海外に逃亡している。当たり前だ。誰だって「死にたくない」。兵士になれば7割から8割の確率で死ぬ。やくざ暴力団でも命がほしい。


日本の軍事・防衛当局の官僚は、戦前の国家神道と赤紙で、ヒロヒトの死の戦場に狩り出した。若者は犬猫扱いにされ、死んで「靖国」に合祀された。その数300万人。これほどの戦争体制は他国では見られない。

戦前を引きずる極右の自公政府のもとで、同じような戦争体制を構築しようとする。その先頭に立ったのは河野太郎に違いない。反戦平和の善良な国民は、河野のテレビ映像に顔をしかめる。最近では一番の嫌われ者だ。


<徹底した監視・逃げ防止の軍事作戦か>

「2万円だすからマイナンバーカードを申請しろ」に貧困家庭が応じた。筆者は2万円の人参にぶら下がりたかったけれども、歯を食いしばって屈しなかった。

河野一郎・洋平に続く3代目は、そこまでして首相の座にこだわっているのか?石破を見ろ、満足に睡眠をとることもできない。この30年の日本国首相で歴史に残るような政治家は一人でもいるだろうか。

安倍の時代から「改憲軍拡」が露骨に始まった。NHKは安倍好みの女記者を20年も侍らせて宣伝し、とどのつまりは「台湾戦争」を合唱した。それを岸田が引き継いで、安保3文書と43兆円の戦争準備に突進している。そのための「戦争要員確保計画」に違いないと専門家は指摘している。

<渡辺の悪魔の誘いを蹴飛ばした宮澤喜一>

他方で、渡辺恒雄の「改憲と原発推進を約束すれば、読売グループは政府を支援する」という悪魔の誘いをしていたのだが、断ったのは護憲リベラルの宮澤喜一くらいだ。それにしても言論を武器にして政府を手玉に取った渡辺は、日本の歴史上初めての悪党・悪魔である。平和軍縮派の戦闘的リベラリスト・宇都宮徳馬は、左翼から右翼に転向したツネを許さなかった。この悪魔から逃げまくった日本共産党も、その一味だった可能性?を否定できない。

<読売・NHK監視を怠るな>

昨日YouTubeで、自国民を収容所にいれ、多くの政治犯を惨殺したスターリンの実録映像をみながら、独裁者の恐ろしさを改めて認識したが、言論を手にすれば恐怖の独裁者はどこにでも出てくる。河野太郎は安倍レベルに違いない。主権者は政府監視の前に、言論監視をおろそかにしてはならない。特に読売・NHKに油断してはならない!

2024年12月22日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


警察の腐敗監視も!

知人から頻繁に接待を受けていたとして、国家公安委員会は20日、広島県警福山東署の署長(警視正)を減給100分の10(3か月)の懲戒処分とした。県警の警視正が懲戒処分となるのは初めて。署長は「誘いを断り切れなかった。県警の信用を失墜させ、心より反省している」と話しているといい、同日付で警務部付に異動となった。(読売)


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