本澤二郎の「日本の風景」(5295)
<女性の出世頭に就く「枕」ことば=世界共通か>
数日前からYouTube動画に、枕詞ならぬ寝所の枕が登場して、自民総裁選と米国大統領選の熾烈な戦いを印象づけている。同時に世界的に見て女性の地位は低い。低すぎる。房総半島で発生した「木更津レイプ殺人事件」(本ブログで繰り返し報道)は創価学会やくざの卑劣すぎる戦争遺児殺人事件であるが、殺人に相当するような権力闘争においては女性の秘密を丸裸にする。
ワシントンでは、女性大統領候補が過去に「枕営業」に専念しながら、出世階段を昇り詰めてきた、との醜聞が表面化した。同じようなことは、日本でも国会の議長経験者が活字にならなかったがそうだった。むろん、それ以外の有名人女性についても同様である。
今回永田町では、総裁人気候補一番手の妻がやり玉に挙がった。彼女はテレビで活躍したりしてきた美女というが、NHKのお陰でテレビのない生活をしてきている凡人ジャーナリストは、彼女が自民党若手の人気議員と結婚するまで、名前も顔も知らなかった。むろんのことで、彼女の出自は関心外のことだから知る由も興味もなかった。
ただ、自民党を日本人ジャーナリストとして50年も見聞してくると、同党の男性議員の多くが、特に実力者を含めて、女性芸能人に格別の思いを持っていることは理解してきた。徹夜麻雀好きは特にそうらしい。
現にある彼女は、めでたく参院議長になったのだが、私邸の妻の精神は破壊され、夫が亡くなってめでたく人間らしい生活を取り戻した。今度はその分未亡人は息子を溺愛し、内閣の人事にまで嘴を入れた。
そこで中国思想の登場となる。要である論語は「修身斉家の人」でなければ、人民のための平和な政治は実現できないと警鐘を鳴らしてきたのだが。悲しいことに目下の永田町には「修身斉家」の政治家はいない。堕落し腐敗した政治屋が跋扈している。特に森喜朗ら清和会の政治指導者?に群がる女性議員は、今回の総裁選にも顔を出していると事情通は指摘する。
最大のライバルつぶしが、人気候補の妻を極右サイドからネットに登場。それは右翼情報で埋まってるYouTubeでガンガン流布されている。その狙いは、万一首相夫人になったら日本は国際的に大変な事態になる、との警告を込めて宣伝しているのである。
万一の首相候補夫人が、万一日本のファーストレディーになったら、国際的に日本外交は瓦解するという不安をあおり、夫の自民党総裁資格なしを内外に印象付けている。
こうした卑怯な策略によって得するのはだれか?極右の神道・統一教会派の日本会議が期待する女性候補ということらしい。極右は例外なく手段を選ばない。何でもするところに極右たるゆえんがある。金回りもいい。菅義偉も森喜朗も共に政界きっての悪党の第一人者で、周囲に死の商人がちらつく。A級戦犯の岸信介・児玉誉士夫・笹川良一らの後裔たちが乱舞する自民党総裁選だから、途方もない波紋が起きる。
<政治と言論の劣化=男女平等は夢のまた夢>
永田町で女性法律家として、議会において活躍した元女性議員は「一概に女性だからと言って増やせばいいというのは間違い。今の自民党の議員の中には、杉田水脈やそれに類するような女性議員がほとんど」と決めつける。こうした永田町を背景にして、やくざが跋扈する房総半島の水源地の袖ヶ浦市陣場台では、多くの住民と共に、核汚染ごみ排除に奮戦している元水田三喜男秘書は「現在の政治屋はほとんどが税金泥棒だ。地方議員も役所の人間も首長も地元有力者も、核の恐ろしさを利権で蓋をしている」と怒りの告発をしている。清和会創設者の福田赳夫は、生前によく「沈黙は金」などと口走っていたが、沈黙がこの国の人心と大地と命の水を奪い去っている。
自民党女総裁候補が万一当選すると、日本は日本会議という不気味な悪魔に操られる確率が高い。歴史は繰り返される!
2024年9月25日記(松本英子生誕の地・茅野村の反骨仙人・日本記者クラブ会員)