2024年08月

本澤二郎の「日本の風景」(5271) 

<命の水の駆け込み寺=「政治生命賭けて取り組め」に頷いた共産党みわ由美県議に核汚染ごみと水銀に泣く住民感動!>

「令和2年から4年、ようやく活動が本格化してきた」とは、昨日午前、袖ヶ浦市林公会堂での住民からの「政治生命をかけて房総半島の命の水問題を、政治の力で解決してもらいたい」との懇願に対して、この日、千葉県の防災服を着て同公会堂に駆け付けた三輪由美千葉県議は、深くうなずいた。住民の偽りのない感動が印象的だった。


40万人、50万人の房総半島の水道水の安全が確保されるか。政治の対応一つなのだが、原子力マフィアが立ちはだかっている。彼らの配下がやくざ暴力団であることも、凡人ジャーナリストの脳裏をかすめる。やくざに怯える市民運動家も、日本共産党という勇気ある政党の存在に、初めて安堵した格好である。


こう表現すると何もかもが解決したような気分になるが、実際は2024・8・30がスタート台である。

彼女は現場視察に千葉県の担当者に同行を要請したが、なんと「住民とは会えない」という途方もない対応に歯ぎしりしていた。初めて核汚染ごみ問題の堀の深さを悟ったようである。


<3年がかりの運動に林・高谷地区の御園豊対策委員長ら安堵>

身から出たさびとはいえ、水源地を核と水銀で汚染されては、房総半島で生き物は生きられない。誰もがわかっている。しかし、やくざ暴力団に怯えて暮らす房総半島の人々は、30年前の小選挙区制で天地がひっくり返ってしまった。


事情通は皆知っているが、残念ながら彼らは卑怯者である。現に3年以上も、自民・公明は言うまでもなく共産党市議まで沈黙して住民の怒りを買ってきた。これには、さすがに永田町住人の筆者もため息をついてしまった。支援するはずの人たちも姿を消した。立憲民主党の関係者も。

万策尽きていた矢先に、水道危機に気付いた袖ヶ浦市の隣の市原市の加藤元共産党市議が、小櫃川の水を守る会に接触を求めてきた。彼は核汚染ごみと水銀の驚くべき汚染に気付いて党に働きかけたらしい。三輪が現場に立った。


命の水を守ることは、党派を超えた人間共通の悲願である。相手がやくざ暴力団であろうとも、屈するわけにはいかない。千葉県警が彼らとグルだとしても、それを容認することは出来ない。政府や言論機関が蓋をかけても、命の水を守ることが最優先事項である。

林・高谷の対策委員会が、ようやく一歩を踏み出し、安堵して当然である。この日の現場視察には、毎年大腸がんのポリープを切除しているY元区長も、自宅前の陣場台の現場を案内した。

千葉県民の命の水を守る戦いが、4年がかりでようやく芽を出した。反骨ジャーナリストも少し気が楽になった。


<「やくざ暴力団追放国民会議」も決起>

2013年12月、秋田県由利本荘市から母親の介護のため、木更津市馬来田の実家に戻っていた栄養士の影山友子さん(戦争遺児)が、公明党の国交相・太田昭宏が、安倍晋三とつるんで戦争体制の「特定秘密保護法」を強行した時点で、怒りの声を上げたことを思い出した。

彼女は翌年の4月28日、君津中央病院で急逝し、悲運の生涯を終えたのだが、1995年の南京・盧溝橋の平和の旅に参加してくれた因縁から、取材を進めると、背後にやくざ暴力団の「浜名」が判明した。

この時点からだ、やくざが跋扈する房総半島に気付く。警察は完全にやくざとつるんでいることも、捜査しない理由も判明した。元創価学会幹部が、木更津市内のやくざ暴力団の巣を案内してくれ、深刻な実態を知った。

房総半島は犯罪の巣であることも。共産党議員も避けて通る様子も分かってきた。房総半島は恐ろしい地域なのだ。フクシマから持ち込まれた核汚染ごみも、ゆえなしとしない。千葉県知事にまとわりつく石井準一はハマコーの運転手だと、元自民党ベテラン秘書が教えてくれた。ハマコーの正体は、渡辺一太郎や秦野章らから聞いていた。いま二代目だ。


「やくざ暴力団追放国民会議」を旗揚げした理由だ。全ての県民は、声を潜め、こそこそしながらやくざ系首長や市議・県議に近づいて利権の一部に食らいついて生活している!

横浜生まれの青柳敏雄は、その辺の事情に詳しい。「みんなで輪を作って退治するしかない」と昨日も電話で話してくれた。彼もやくざ暴力団追放国民会議のメンバーだ。やくざ暴力団追放国民会議に参加すれば、千葉県民は安心安全を勝ち取ることが出来る。

「ツネは児玉誉士夫の配下になって、読売を制圧したが、これは邪道だ」と宇都宮徳馬が泉下で叫んでいる。


<小櫃川の水を守る会と核汚染ごみ・水銀問題対策委が連携して原状回復に向けて驀進>

「市民運動の機関紙を書く編集員も、やくざのことにびくびくしながら書いている」という市民運動家の話に驚いたが、悲しいかなこれが房総半島の実態なのだ。


千葉県警と木更津署に要請したい。要所に防犯カメラ設置と警察車両による市内巡回に力を入れるべきであると。

昨日は小櫃川の水を守る会の富樫会長と初めて会った。彼らは横断幕やポスターを作成し、それを実践してくれた。思えば林地区には市民運動を知らない面々ばかりだ。


<しんぶん赤旗記者も取材>

数年前、初めて赤旗の紙面に載った。日曜版である。副編集長が久留里線に乗って馬来田駅で降りて取材してくれた。その時に「木更津レイプ殺人事件」の資料を渡した。永田町の名物記者の井上協君とも連絡が取れた。

彼らは千葉県委員会にも働きかけてくれたが、効果はなかった。共産党も人間中心なのだ。いい人脈でないと動かない。

今回は命の水に三輪が強く反応してくれた。赤旗記者も取材した。保守的な幽谷が珍しく赤く燃えた!

2024年8月31日記(茅野村の仙人)


のんきなトーさん!岸田総理

「秋に策定を目指す経済対策を含め、こうした対策を着実に実施し、全国の水産業支援に万全を期すことといたします」岸田総理は、漁業関係者を支援するため、国内での消費拡大や海外の販路開拓など、必要な対策を秋の経済対策に盛り込み、着実に実施すると強調しました。また、福島第一原発の2号機で「燃料デブリ」を試験的に取り出す作業が延期されたことは「重く受け止めている」としたうえで、東京電力に対し、「これまで以上の緊張感を持って、必要な対策に万全を尽くしてもらいたい」と求めました。(TBS)

本澤二郎の「日本の風景」(5270)

<恐ろしい水源地核汚染ごみ不法投棄事件=3年後に本格追及か>

「こんなことがあっていいのだろうか」。自民党派閥記者20年の凡人ジャーナリストは、今も頭が混乱している。一つはよく知る護憲リベラル派・宏池会の岸田文雄首相が、43兆円の戦争準備を始め、安倍晋三並みの改憲軍拡論を声高に叫んできたこと。同派閥に最も食い込んだ政治記者にとって、岸田の対応は青天の霹靂そのもので、想定外のことだった。もう一つは、311フクシマ東電原発がまき散らした核汚染ごみが、こともあろうに首都圏のオアシスである房総半島の水源地(袖ヶ浦市陣場台)に、木更津市のやくざ系産廃業者による不法投棄事件を住民が発見し、天下を揺るがす大騒動のはずが、新聞テレビが全く報じない、これを追及しない議会と隠蔽する行政!それはまさに犯罪的と決めつけていいほどだ。だが、彼らは国民の命に向き合おうとしない。人権侵害大国日本も極まって悪どい!


正確には、たった一人の立憲民主党議員が現場を視察したが、なぜか国会で政府と千葉県を追及をしない、同党県議が県議会常任委員会で抽象的に追及したものの、これも宙に浮いている。原状回復のの遅れをに住民の怒りは言葉にならない。

分かってきたことは、房総半島はやくざが跋扈する不浄な政治風土。そこでので小選挙区制がそれを決定的にした。これも災いの原因だろう。住民悲願は、解決に一歩も前進していない。


だが、ようやく新しい流れが出てきた?水源地の汚染水は、小櫃川河川から吸い上げる広域水道利用者の命を危険にさらしている!水道利用者は40万人から50万人。命の水の危機に、袖ヶ浦市の隣の市原市の元共産党市議が、地元住民の説得に驚いて行動を開始した。党内に必死で働きかけて、ようやく県議レベルの行動に発展して本日現場を視察、被害者住民と意見交換する。


<2024年8月30日に共産党県議ら現地視察!>

筆者も辛抱強く3年もの間、心待ちにしていた。地元対策委員長の御園豊のそれは、目の前が大量の核汚染ごみの埋設現場だ。毎日生きた心地もしない環境での不安な日々を過ごしてきた。普通の人だと発狂するような事態である。問題の陣場台周辺農家からは、多発するがん患者のことを3年前から察知、たまたま市の選管委員長をしていた関係で、放射能測定器を借り出して測定して、運よく犯人の核を突き止めた。


まともな行政・政府であれば、即座に原状回復へと動き出す場面である。ところが、意外なことに市も千葉県も木更津署・千葉県警も、この重大な事件解決に向き合おうとしない。本日も県の担当者は、県議の要請にもかかわらず、住民との接触を逃げてしまい、三輪という県議を欺いて恥じない。


メディアも取材しない。筆者にも知り合いが救援ボールを投げてきた。もう繰り返しブログで打ち返したのだが、反骨ジャーナリストの思いは、やはり行政に動かない。しかし、さじを投げるわけにはいかない。房総半島の大気と水と東京湾を、核汚染から放置することは人間として許されない。

立憲民主党の小沢一郎側近に期待をかけたが、国会での政府追及へと発展しない。袖ヶ浦市議会の共産・公明・自民など各党も真相究明を、この3年間何もしなかった。


こんなことが民主主義の国で許されるものか。一人や二人まともな国会議員がいるはずだが、今は現役時代ではない。足腰も衰えた。

同窓の共産党元代議士にも声をかけてみた。「動かない?そんなことがあるわけがない」と怒る。しんぶん赤旗幹部にも声をかけたが、それでも千葉県委員会は動かない。共産党も死んでしまったのか?


思えば自民党派閥記者は、野党にほとんどパイプがない。自民党の権力抗争取材に野党人脈は不要である。まさにお手上げ状態だ。そんな時、市原市の元共産党市議が行動を起こした。命の水汚染に驚愕したのであろう。

市原市の共産党市議も。木更津市のたった一人の市議は、昨年12月に亡くなっている。御園は「おかしい?木更津市の人口比では、3人いても不思議ではない。少ないのはやくざ系の木更津市と無関係ではないかも」と解説した。


今回の共産党の対応には、歴史を有する「小櫃川の水を守る会」も共闘している。会長の富樫が必死で汗をかいてくれる。命の水の危機に党派は関係ない。


<命の水に行政は隠蔽と沈黙>

それにしても袖ヶ浦市と千葉県の対応は不可解千万である。憲法の精神を理解していない。公僕ではないのか。

なぜ県民の命の問題に向き合おうとしないのか。厳しい監視は、主権者と言論の責任である。市民・県民の覚醒を強く求めたい。


<国会追及を要望する林・高谷地区住民と小櫃川を守る会>

原状回復が急務である。業者は専門家の推定では「200億、300億を懐に入れた」と指摘する。この資金の一部で、問題の産廃業者のワコーは、木更津市内に巨大な工場を建設し、地方政界に闇献金していると見られている。


住民は「やくざ暴力団追放県民会議」を立ち上げて反撃を開始した。その筋からのいやがらせを筆者と御園が受けている。幸い、御園家の家柄には、警察などの人脈が多い。幼いころは水田三喜男秘書、ついで宏池会の池田淳の第一秘書、水野清建設大臣秘書を歴任するなど、千葉県自民党のやくざ人脈に詳しい。

筆者も、公明党創価学会がらみとみられるやくざ浜名の殺人事件(木更津レイプ殺人事件)取材で、いっぱしの社会部記者に復権。やくざ代議士のハマコー側近が、元千葉県警刑事だったことも分かってきた。県知事の熊谷俊人側近の石井準一は、ハマコーの運転手だったことも。過去に「腐臭列島 房総半島の闇」(データハウス)を出版した当時を想起してきた。全くの無知蒙昧の徒ではない。

この世に生まれた以上は、子孫にいい房総半島を残す責任がある。この核汚染ごみ事件の真相解明と原状回復は、その一つに過ぎない。共産党が総力を挙げて、核汚染ごみ解決に切望する義務に目覚めるか?よく知る秦野章元警視総監、渡辺一太郎元千葉県警本部長らが泉下で「早く解決してやれ」と怒鳴っている。

2024年8月30日記(政治評論家・茅野村の仙人)


本澤二郎の「日本の風景」(5269)

<日本は輸入大国=なぜ円高に舵を切らないのか=貧困社会>

政治とは、正しい文化と書くまつりごと、すなわち困っている人々に光を当てることである。そのための政府だ。国民の生活を安定させる、安心した生活を保障することが基本。金融政策において「通貨の安定」が重要で、そのため中央銀行の使命は「物価の番人」として責任を果たすことに尽きる。ましてや日本は、輸入大国である。1ドル80円の正常値に回復することが、政治の眼目であろう。野党も言論も覚醒しなけれなならない。


ところが、過去の10年を振り返ってみると、日本銀行は株屋の総元締めとなって、財閥・資産家のために働くという本末転倒路線に終始してきた。その犯人は安倍内閣が強行したアベノミクス政策。金利ゼロにして円を刷りまくって、価値を落とす激安にして、貿易で暴利を得させ、同時に有り余った金を株式に投入し、庶民大衆を途方もない物価の高騰の渦に巻き込んだ。現在でも人々の生活を困窮させている。


安倍の国葬を見るがいい。大半の国民がそっぽを向いた。「ざまあみろ」という怒りの声が列島にこだました。自公政権が完璧な財閥の傀儡政権に変質したことに、人々は現在も憎しみを抱いている。余談だが、戦争責任を回避した神道・靖国勢力に対する反発は、隣国のみならず国際社会で消えることはない。戦争犯罪勢力のA級戦犯の岸信介の流れをくむ森喜朗以下の清和会政治は、それでも生き残るため、現在進行形の自民党総裁選挙に賭けている。不気味さを漂わせて恥じない。ここに目を向けないと自民党政治を理解することは出来ない。

悲惨で残酷すぎる歴史を総括できない神道と、財閥と跋扈する「死の商人」ら軍事部門と、それを支援する原発推進・平和憲法破壊勢力言論に対して、平和国民は警戒と監視を強めて当然であろう。「渡辺恒雄は忘恩の徒」だと断罪した平和軍縮派の宇都宮徳馬の「戦後の日本人の平和主義はいい加減なものではない」のだ。9条の会の澤地久枝さん一人だけではない。


<財閥株屋優遇の円安断固NO>

過去10余年の日本政治は、財閥のための株屋を中心に動かされてきた。現在もその延長線上にある。90%の国民の生活は現在も軽視されている。「日本にバングラデシュの若者がいれば革命が起きる」との声も巷でささやかれているのだが。

しかも、岸田内閣は新たに全国民を博徒・ばくち打ちのやくざ社会にしようとしている。アベノミクス第二弾であろう。官僚も財閥にからめとられている証拠だ。永田町・霞が関も大手町に屈した格好である。これが人々が暮らしやすい国らしい国なのか?


政府も中央銀行も国民目線がないのではないか。

財閥の内部留保資金はくさるほどある。さらに43兆円!狂っているのではないか。能登半島では、壊れた住宅の解体作業さえも進行していない。貧困生活に苦しんでいる家庭が少なくない。年金も危うい。自暴自棄の若者が増えて当然か。

本来の1ドル80円にすれば、国民生活は一変する。消費も回復し、経済も好循環といいことずくめだ。


<日本銀行は物価の番人=使命果たせ!>

あまりにも行き過ぎた円激安のアベノミクスを総括し、黒田や植田という日銀総裁の政治責任と、財務相の麻生太郎も同罪として追放すべきだろう。天の声である。

「政府最大の使命は通貨の安定」(大平蔵相)である。それをぶち壊した安倍政治を総括し、断罪しなければならない。悪政を支援したNHKや読売の報道も、万死に値するだろう。

「NHKはいらない」「読売をつぶせ」の声は広く列島に鳴り響いている。


<1ドル80円に戻せ!=消費全開で海外旅行も出来る日本へ>

はっきり言おう。左翼から右翼に転向した人物が統制する読売言論は、いらない。宇都宮の平和主義が、全人格をかけて厳しく断罪してきた事実を今を生きる日本人は、忘れてはならない。

日本の右翼は、戦争肯定勢力である。歴史を反省しない盲目の言論である。その結果がフクシマの東電原発の崩壊だった。それを房総半島の君津や袖ヶ浦で発覚した。

落ち込んだ日本財閥を、全国民が貧困を強いられながら支えさせられてきた。1ドル80円に戻そう。貧困をなくして、庶民も海外旅行もできる日本にすることが、今何よりも大事な国民政策である。国民の生活に目線を向ける政治の開花の秋でなければなるまい。

2024年8月29日記(茅野村の憲法仙人)

https://x.com/ugaya/status/1825755584047755574

https://x.com/ChSakura217/status/1767474244815114556

https://youtu.be/I9mjr7_QxGM


本澤二郎の「日本の風景」(5268)

<それでも野党は勝てない=野田出馬にうんざり国民>

ロシアのパブロフ外相ではないが、ウクライナ戦争という「火遊び」によるバイデン以下NATO諸国の指導者たちの人殺し作戦は止まりそうもない。戦争による人類の経済的損失は計り知れない。中東のヒトラーまがいの人物に支援を送る米産軍複合体の戦争屋は、笑いが止まらないだろう。


その中で命を奪われる無数の若者と遺族の無念は、80年前と同じで計り知れない。今こそ平和外交を実践する日本外交のはずだが、永田町の腐った連中にそうした信念のある人物がいない。

はっきり言わせてもらうと、それでも秋の総選挙で自民党は負けない。野党は勝てない。驚いたことに野党第一党の代表選挙に、尖閣問題で日中分断を強行し、消費税を嘘ついて引き上げ、フクシマの東電原発の処理に失敗した、松下政経塾の神道派の野田佳彦を擁立するというのである。偏狭な民族主義は、与野党共通なのか?

もうこれだけで野党の勝利はおぼつかない。安倍の清和会と大差ないのではないか。「松下資金」がまだ眠っているのか?


<大量総裁選出馬=100万党員に金の爆弾>

立憲主義を党名にした政党が、その意味することと実際が乖離している今の立憲民主党を、国民は政権交代の国民政党だと判断していない。ひところの社会党のような「ネズミを捕らない猫」と認識する有権者は少なくない。


特定秘密保護法・自衛隊参戦法・共謀罪に最近では、マイナンバーカードによる超監視社会化路線。自公による「戦争体制化」にブレーキさえ掛けられない。


自民党はアベノミクスで、財閥スポンサーは空前絶後の金をため込んだ。政府の組織上げての株転がしで、羽の生えた円札とドルを抱え込んで満足している。そこへとさらに43兆円の武器弾薬投入で、国民負担は急増。財閥は、盆と正月が一緒に来たかのように浮かれている。

だが、日本の学生はのんびりしたもので、バングラディシュとは違う。「中国レベル」以下と指摘する向きも。


今回の自民党総裁選は、自民党の100万党員に大金を投入する絶好機といえるだろう。公明党創価学会は、落ち込んでしまい山本太郎の人気に劣るという世論調査も飛び出した。自民は安倍と森の東京五輪利権に浮かれたが、維新は大阪万博とカジノ利権を暴かれて元気がない。

共産党が踏ん張る場面だが、金がなくて運動員に力がないという。房総半島の袖ヶ浦市では、目の前のフクシマ核汚染ごみにソッポをむいていて、同市内の活動家の失望と怒りを買っている。しかも、志位和夫の足元で起きていて、お話にならない。やくざ代議士系や女性検事総長など千葉県も人材が枯渇して悲しい。


言いたいことは、自民党の100万党員がひとり活性化することだ。その勢いが総選挙へとなだれ込むと、いよいよ読売のナベツネ悲願の憲法の平和主義・戦争しない日本を逆転させる!国際環境はウクライナと中東で十分であろう。


<財閥の内部留保で腐るほどの資金力>

米国だけではない。莫大な資金を保有するところに課税を強化する。当たり前のことが、貧困国に落ち込んだ日本では起きない。なぜか?懸命な小学生でもわかるだろう。

財閥の内部留保は、極端な日銀の円刷りまくりによる激安とゼロ金利で、空前の利益を懐に入れた。人間に例えれば超肥満体質で死にそうなくらいである。財閥経営陣は、自社株を買うことで、膨大な利益を上げ、1年で億万長者になる。この悪質なアベノミクスのからくりについてさえも、ナベツネ言論に歩調を合わせ、野党は追及しない。野党議員は、自民党の下駄の雪なのか?


<反安倍の宏池会林陣営に上川陽子が割り込む岸田の横やり>

共産党までが眠りこけている惨状ゆえに、筆者は反安倍の林芳正に少しばかり期待をかけている。日本国を貧困に追い込み、戦争へと無知な国民を追いこんだ長州の独裁者に抵抗してきた林である。

父親の遺伝子があれば、平和外交に日本丸の舵を切り替えるはずだ、との思いからでもある。

だが、岸田はツネ・森や統一教会同様に、笹川ギャンブル財団に呑み込まれているのだろうか。まだ未熟すぎる上川陽子の出馬に手を貸したものかどうか。上川の背後について懸念する見方もある。


<改憲軍拡の嵐=43兆円の武器弾薬=阻止できない野党>

安倍内閣以降、心配性になってしまったものか、それとも当たり前の不安なのか。

自衛隊参戦法さえも阻止できなかった野党である。日本国憲法の土台が崩壊する事態にさえも対応しなかった野党。それさえも黙認した日本の大学生諸君は、バングラディシュの若者とは異質なのだ。

正義を見失い、歴史の教訓を学ぼうとしない日本の若者に希望を見いだせない市民運動家らの苦悩を知ると、もはや人間としての存在価値はなくなってしまう。


言論界は相変わらず読売ナベツネ改憲論に抑え込まれている。NHKの責任は重い。43兆円を阻止しない野党、軍靴の音に抵抗しない日本の言論。

軍閥がはびこっていた時代でも若槻礼次郎のような軍縮平和の士が存在した。敗戦後の日本の経済復興に働いてもらう100人の経済学部の学生を、平川村の林(現袖ヶ浦市)の幽谷に隠遁させ、学徒出陣を免除した。無事に戦後を生き抜いた彼らの遺言には「戦争はするな」。この歴史の叫びが今もこだましている。そこに核武装のための核汚染ごみが不法投棄され、それを必死で隠蔽する袖ヶ浦市と千葉県!

この国はどこへと突っ込んでいくのであろうか!

2024年8月28日記(茅野村の仙人)


本澤二郎の「日本の風景」(5267)

<澤地久枝女史「9条の会」健在!死の商人に屈しない!>

YouTubeのTBS報道特集で勇気をもらった。霞が関の外のことについて疎すぎる凡人は、94歳の澤地久枝さんのことを、初めて知った。元気だ。「9条の会」の生き残りという。彼女の生きざまはすごい。14歳で旧満州から逃れてきたという。14歳だと女の世代ではないか。それにもかかわらずソ連兵の蛮行や、中には当然、反日化した現地住民に襲われる。その危機から逃れて、博多港に帰国したという。

戦争の恐怖を大陸で体験した彼女の作品は、すべて真実の記録に違いないが、自民党派閥政治に人生を賭けてきた凡人は、TBS番組で彼女の苦闘を知った。本物の護憲派である。


「無知」は、人間である限りあきれるほどいつまでもまとわりつくものなのだ。ありがたいことに彼女は、満州からの逃避行体験が護憲平和の原点となって「9条の会」を立ち上げ、今や一人で牽引している。戦争ほど恐ろしいものはない。そのことを体で体験したすごい女性である。憲法ジャーナリストは、100万の味方を得たような気分である。「澤地さんに負けるな。彼女に続け」である。彼女は、改憲軍拡言論のけん引役・読売の渡辺恒雄と同世代だが、彼女は車いすではない。


<恐ろしや?高村正彦・統一教会顧問弁護士が官邸で発破?>

日本国憲法は健在である。狂っているのは財閥など「死の商人」と、彼らに雇われている無節操な自民党・公明党・維新の好戦派である。清和会の安倍晋三が毎日のように「改憲ラッパ」を吹き鳴らしていても、日本国民の平和主義は健在である。その代表が94歳の澤地さんだ。神社本庁や創価学会が踏ん張っても、9条や20条を変えることはできない。

自民党の憲法調査会の面々を調べ上げなくても、彼らはいわくありげな「悪魔」人間である。菅義偉も岸田文雄も同じ穴のムジナだ。貧困の日本国民は、武器弾薬の43兆円をじっと目を凝らして監視している。政権交代で排除する世論が噴き出すだろう。


昨日の首相日程を覗くと、いかがわしい人物が官邸に足を踏み入れていた。元三木派のたった一人の極右弁護士の高村正彦。彼の正体を三木側近の志賀節が教えてくれた。彼は統一教会の顧問弁護士をしていた、問題の政治屋だった。安倍の死後、統一教会の異様な金集めが暴露された。莫大なその金は、韓国の文鮮明に届けられていたのであるが、高村はその一部を顧問料として懐に入れていた。

この高村の正体を暴いたのは、同じ長州の岸信介の実弟・佐藤栄作の長男の信二。統一教会は、森喜朗・萩生田光一や笹川ギャンブル財団のみならず、高村ら顧問弁護士が、現在も死守している。文科省もその枠の中で動いて、国民を騙している。小泉進次郎の支援勢力でもある。恐ろしい事態は今後も続くのか!

自民党の不気味な膿は、以前と変わらない。そのままなのだ。日本政府の腐敗は、地中のマグマとなっている!


<倅の教育に失敗した河野洋平>

昨日河野洋平の倅、太郎が自民党総裁選出馬会見をした。期待するものは何もなかった。父親の護憲リベラルの政治理念は、どこ吹く風である。安倍や岸田同様に意図的に「国際情勢の変化」を強調することで、自身の防衛相・外相・デジタル相の実績を誇示する幼稚な主張が目立った。

河野洋平が軽蔑気味に口にしてきた「ミニ・アメリカ」の日本にするというのだろう。43兆円への懸念はゼロ、憲法を踏まえた主張はゼロ。危うさだけがにじむような会見だった。親父の教育の失敗と断じたい。修身斉家の人は自民党にいない。


澤地久枝さんにはあと10年頑張ってもらうしかない。

2024年8月27日記(非戦言論・松本英子の茅野村の仙人)


危ない岸田監視を忘れるな!

午後1時56分、官邸発。同59分、同党本部着。

同2時5分から同22分まで、高村正彦同党憲法改正実現本部最高顧問。同31分から同55分まで、森山裕同党総務会長。同3時から同29分まで、元宿仁同党本部事務総長。同30分から同37分まで、古屋圭司同党憲法改正実現本部長。


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