2024年04月

本澤二郎の「日本の風景」(5150)

<アベノミクス日銀操作で円超激安=後進国転落日本>

かねてから警鐘を鳴らしてきた安倍・清和会政治の最大の恥部・財閥向けの円激安・株高優遇政策が、遂にGWの初っ端に破裂した。アベノミクスによる財閥超優遇の円激安と超株高と物価高政策を10年以上も強行してきたツケが、とうとうさく裂したものである。政府は日銀・黒田東彦に勲章で応じた。黒田路線を踏襲した学者馬鹿の植田和夫に何を差し上げるのであろうか?それにしても後進国に転落させた政治責任は重い、重すぎるだろう。衆院3補選敗北どころの騒ぎではない。

油断すると、次は戦争の危機が迫る!平和を愛する日本国民の正念場である。死の商人に支配されたような自公体制と維新の暴政に引きずられていくと、日本は本当に危ない。


<外国旅行無縁の日本へと転落した安倍・清和会の見事な実績>

護憲リベラルの政治家・大平正芳大蔵大臣は「為替の安定が私の一番大事な仕事」と秘書の真鍋に語っていた。

無能・無責任の代表である長州の安倍晋三も馬鹿者の麻生太郎も、この大事なことを理解していなかった。財閥は肥え太ったが、その分、庶民の懐は軽くなった。物価高に連動する農協も輪をかけて、生鮮市場を混乱させている。以前はネギ1本100円、今は人参一本が100円。


「老人は死ね」「国民は生きるな」の政策なのだろうか。家賃を払いながら、わずかな年金生活を強いられている者は気が狂うに違いない。アベノミクスが崩壊させた日本経済は、人々に貧困を強要している。違うだろうか。私はいま亡くなった元小作農だった両親に手を合わせる日々だ。家賃不要、しかも小さな畑で無農薬野菜に精を出していられるからだ。

遅く種を植えた小さな大根は白い花を咲かせているが、今も大根おろしにして胃腸をやさしく保護してくれる。友人にもあげると、感謝された。大地を汚染する農業は、大きな自然破壊となって、日本列島を蝕んでいる。自然と共存する自然農法にしないと、人間は生きられないだろうに。


<お手柄の黒田東彦に勲章=植田和夫は?>

腰を抜かしたことは、円激安のための金融政策を強行した黒田東彦に勲章が、腐敗した日本政府によって付与されたという報道を見た。日本を後進国に貶めた悪党に勲章?天皇も狂ったか。安倍・清和会政治を象徴する、まさに事件であろう。

円を正常化する方法は、円札を刷りまくる「異次元の金融緩和」を止めればいい。しかし、学者馬鹿も止めない。その結果1ドル160円。

植田には、黒田よりも格上の勲章を用意する岸田なのか。ただし、それまで自公体制を国民が容認するのかどうか。


それだけではない、想定外の自衛隊の靖国参拝のことに平和人は、恐怖を抱いている。「5・15クーデターは再現するのか」と余計な心配をする市民も。


<政権交代で打つ手はあるか=財閥内部留保金・やくざとカルト教団の秘密口座をすべて吐き出させる?>

この後進国墜落危機の日本国民をいやす方法はあるのか?一つだけある。財閥の内部留保金、一説には600兆円と言われる資金を1億2000万人の国民に配分するのである。


消費したくても消費できない、海外旅行に行きたいが行けない市民に、安心して消費してもらうと、経済は循環する。もちろん、消費税は廃止。

もう一つの方法は、宗教に明るい友人の話では「日本の民主主義の阻害勢力はやくざと宗教。ここからカネを吐き出させる」という提案を実施すればいい。

宗教団体の秘密口座をすべて没収するだけでも、多くの国民が救われるという。納得したい。まずは円刷りまくり政策を止めれば、それだけで120円台に戻るかもしれない。気の滅入る話だが、まだ打つ手はある!

2024年4月30日記(茅野村の反骨仙人・日本記者クラブ会員)


本澤二郎の「日本の風景」(5149)

<「夜明けの鐘が」の東京・島根・長崎の立憲民主党勝利>

野党第一党に国民の期待が集まった4月28日投開票の3選挙区の補欠選挙結果となった。歓迎したい。国民は立憲民主党に期待をかけたことになる。終盤国会の山は、安倍・清和会の裏金脱税の元凶である神道「神の国」とほざく森喜朗の国会証人喚問の行方次第だ。このことによって、6月総選挙が決まる。希望の世紀が目前である!


<国民は裏金脱税の元凶・森喜朗+笹川ギャンブル財団放任に反発している!>

選挙を総括すると、主権者である有権者の覚醒に注目したい。岸田文雄のワシントン訪問宣伝報道にもぶれることなく、自公と野党対決に正常な判断を下した。原子力マフィアと統一教会の震源地の細田博之の地元で爆発したのだから。


新聞テレビはほとんど報道しないが、43兆円の超軍拡による弱者切り捨ての戦争体制によって、日本の平和が破壊され、歴史を繰り返しかねないとの恐怖を、主権者は強く抱いている。岸田文雄のワシントン訪問が、そのことをあからさまに証明した。

身内に男子のいる家庭や自衛隊員の家族の不安は、沖縄南西諸島のミサイル基地化によって、ますます現実味を帯びてきている。ロシア・ウクライナやイスラエル・パレスチナの国家的殺し合いの阻止に無関心な、日本政府の外交にいら立ちを募らせている。

日本製ミサイルがロシアに向けられる事態が目前に迫っている。国民生活の疲弊にもかかわらず、43兆円の財閥軍需産業は、武器弾薬製造に狂奔、自衛隊は公然と戦争神社・靖国参拝を繰り広げている。戦前の国家神道と財閥と軍閥が復活している可能性を否定できないではないか。これほど危うい戦後の日本は、今の岸田内閣が初めてである。


今回の選挙結果は、そうした危険な潮流を生み出した安倍・清和会に鉄槌を加えたことにある。したがって、43兆円問題と裏金脱税の元凶である森喜朗を退治することが、後半国会の使命である。

それは民主政治の再生にほかならない。日本国憲法の航路を正常な姿に戻すためにも、安倍・清和会政治をご破算にして、国民生活重視の政治に引き戻さなければならない。1%政治から99%政治にする終盤国会にして解散総選挙に追い込むのである。


<野党共闘次第で自公政権の過半数割れも>

維新という安倍・清和会と同じ笹川ギャンブル財団や財閥のポチとなった連合に振り回される野党共闘なのか、それとも立憲と共産党を軸とする真っ当な共闘で行くのか。

社民や山本太郎らとの連携も不可欠であろう。それは要するに「護憲リベラル」による政権奪取戦略にある。平和・福祉・貧困解消の43兆円阻止の、国民のための共闘による自公追撃共闘である。

行財政改革による無駄排除内閣でもある。死の商人に振り回される戦争体制排除の護憲連合でなければなるまい。

平和無くして国民生活は成り立たない。歴史認識と憲法を中核とする非戦国・日本へと舵を切る日本にすることで、99%国民は安心安全の航海を約束できる。


<森喜朗の国会証人喚問と笹川財団メスが鍵>

何かと怖いイメージが付きまといがちな安倍・清和会政治を排除すれば、隣国との友好交流による経済的安定を確保できるだろう。

非戦の憲法を国際社会で合唱する日本外交を想像できるだろうか。

「日本国民は二度と戦争しない。日本人の平和主義はいい加減なものではない」と叫んだ宇都宮徳馬政治も、少し遡れば小日本主義の石橋湛山だ。覇権国家の戦前の天皇制国家主義は崩壊した。王道を歩む日本がいいに決まっている。

憲法に徹する政治が、戦後79年にして眼前に見えてきた!武器弾薬で平和も幸福も手にすることは出来ない!

2024年4月29日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ


本澤二郎の「日本の風景」(5148)

<非業の死を遂げた木更津レイプ殺人事件から10年=姿消した美人栄養士の瀟洒な住宅と墓地=犯人やくざ浜名は介護施設経営>

市民に姿を隠した3本指の入れ墨やくざ浜名にレイプ、性奴隷を強いられた女性に生きる道はなかった。木更津市の君津中央病院で非業の死を遂げた美人栄養士のK・T子さん、その日から今日で10年である!


戦争未亡人と遺児の瀟洒なF中学校前の住宅は、夏草が生い茂って見る影もない。往時をしのぶものは、遺児が育てた夏みかんと柚子の木。ミカンもぼたぼたと落下してくすんでいる。

小窓が割れて動物の巣になっているのだろうか。数か月前、人のいないはずのこの家が火事になった、と隣人が教えてくれた。


硫黄島に派遣される途中の輸送船に乗船していた父親は、娘の顔を見ないうちに船もろとも海中に沈んだ。未亡人は夫のために木や草花を植えて弔っていたという。庭には何本もの百日紅の木があった。真夏でも花を咲かせる木だからであろう。遺児も負けじとバラを植えて、庭を美しく飾っていた。秋田県由利本荘市での子育ても終わって故郷に戻り、老いた母親をみとって再婚する寸前に、やくざ浜名の罠にはまって息絶えた。

性奴隷から抜け出そうとした途端、浜名の恐怖のドーカツ「(動画を)ばらすぞ」と一括され、それによって突発性の大動脈りゅう破裂で非業の死を遂げた。


敗戦後、夫の実家のある木更津市畑沢から木更津港の岸壁で、幾日も帰らぬ父を待ち続けた戦争未亡人と戦争遺児。母親が「暗くなるから帰ろう」というと、幼子は「もうすぐお父ちゃんは帰る。まだ帰らない」といって母親の袖にしがみついた。哀れ木更津版「岸壁の母」か。戦争が父を、娘をやくざ浜名が奪った「木更津レイプ殺人事件」は、後世映画化するに違いない。


栄養士とやくざ浜名は、共に創価学会があだとなった悲劇である。木更津市巌根で介護施設「かけはし」を現在も経営している富津市生まれの3本指の入れ墨やくざ浜名の甘言に騙されて、アルバイトを始めた。一人住まいのT子さんは、難なく浜名に強姦され水商売を強いられ、そこから逃げ出そうとして「(動画を)ばらすぞ」という脅迫に血管が破れ、心臓が止まった。


君津中央病院にヘリコプターで搬送されたが、2日後に強い心臓も止まった。世にも恐ろしい殺人事件を遺族は隠して、祖父と母親が眠る墓地に一旦は埋葬したのだが。しかし、数年後未亡人が建立した墓地はすべて掘り返され、いずこへと持ち去られた。やくざ事件の恐怖は、家宅地のみならず、財産を根こそぎ奪ってしまう。

警察なら簡単に証拠を取れるが、ジャーナリスト単独の取材では限界があるが、それでも真相をつかむことができた。

もっと恐ろしいことは、木更津署が捜査をしない点である。


<幻となった戦争未亡人・遺児の美しい庭園と「岸壁の母と娘」

我が家の近くに二人の子供を、30代の若さで亡くした悲劇の老婆がいた。さらに二人の息子と娘のいる家庭では、息子二人を亡くした。この両家とも草花を植えて、亡き子供たちを弔っているということを知った。我が家も、医療事故死した次男正文のために草花を植えている。


戦争未亡人は戦前戦後、助産婦として大活躍した、地元ではちょっとした有名人だった。筆者を含めおよそ3000人が、彼女の手によってこの世に生まれた。大恩人なのだ。庭木や草花を愛していたのも、赤紙一枚で戦場に狩り出され、無念の死を遂げた夫への思いがそうさせていたのだった。

我が家にも彼女が育てた百日紅の遺木がある。

遺児のK・T子さんの命を奪った、富津生まれのやくざ暴力団・3本指の入れ墨男の浜名を、ペンの力で必ずや召し取って墓前に報告しなければならない。千葉県警の覚醒を強く求めていく。

二葉百合子ではないが、本日は岸壁の母と子への誓いの日なのだ。読者諸兄の支援を強く求めたい。


<犯人も被害者も創価学会関係者=公明党の影>

このチンピラやくざのレイプ殺人事件の犯人と被害者は、共にカルト創価学会の信仰者。やくざが厚労省認可の介護施設を経営していることが、そもそも怪しい。背後に公明党の政治力が見て取れるだろう。それゆえに公明党創価学会が、鉄の蓋で隠蔽しようとしていることが、容易に想定される重大事件である。


「やくざと創価学会」は、今では常識になっている。やくざは政治力で、行政の事業に食らいつく。木更津市では入れ墨やくざが、長く市のごみ処理をほぼ独占的に行ってきている不思議な土地柄である。入れ墨専用の風呂も有名。議員にやくざ系が相当数いることも分かってきた。市長がやくざ系であるから悲劇を通り越して情けない。民主主義が機能していない。


木更津署のやくざ担当刑事が、その後にやくざ代議士の側近として君津市議会議長にまでのし上がった。その娘のラーメン店では「ハマコーラーメン」が堂々とメニューになっている。まさにやくざ暴力団の巣であることをひけらかしている。千葉県警の不条理・腐敗そのものであろう。

そこから木更津市の隣の袖ヶ浦市の水源地に、想像もできないフクシマの核汚染ごみ埋蔵事件が派生した。案の定、千葉県も袖ヶ浦市も、住民の悲痛な叫びに耳を傾けようとはしていない。房総半島の行政は「やくざ支配」という住民の指摘さえ出ている。民度の低さはいかんともしがたい。


<「やくざ暴力団追放国民会議」旗揚げへ>

うれしい報告もある。やくざ暴力団を追放する有志が「国民会議」を立ちあげる動きだ。まずは房総半島のドブさらいから、いずれ全国にも運動を展開しようという。

恩師・宇都宮徳馬のいう「50,60は鼻たれ小僧。男盛りは真っ八十」を思い出す。人間は80歳になると、世の中を理解する能力が出てくる。「世のため人のためになれ」とは80代で亡くなった祖父・松本貞二郎の遺言でもある。

1989年に千葉県知事・沼田武の音頭で「暴力団追放千葉県民会議」が誕生した。当時の9社会の支局長は全員参与になった。いま公益財団法人になっているというが、実態は何もない。知事の熊谷俊人を操っているのがハマコー運転手。話しにならない。


水田三喜男・池田淳・水野清秘書をした御園豊、やくざに詳しい日景省吾や元創価学会幹部の露崎清美、八千代市の勇者・青柳敏雄らが呼びかけ人。目下、有志を募っている。

やくざ暴力団追放国民会議の旗揚げは、むろん泉下の戦争遺児も喜んでくれているだろう。

彼女を浜名の元へと引きずり込んだ共犯者のヘルパーの吉田文枝はがんで死亡したという。因果応報か。大工の佐久間清は?

現状のまま推移する房総半島の未来は、確実に危うい。いま女性も子供も安全に暮らせる半島にすることが、今を生きる世代の使命であろう。本記事の拡散を期待!

2024年4月28日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


本澤二郎の「日本の風景」(5147)

<安倍派を介錯した安倍派の宮沢博行の見事な生きざま?>

永田町政治屋スキャンダルというと、パパ活とかデリヘルという言葉が氾濫する。小選挙区制下の優雅すぎる不道徳な実態を暴いて余りあろう。官房副長官だった木原誠二の場合、彼のデリヘルが理解できなかった。今回はパパ活だという。辞書にも載っていない。どうしたものか?ネットで調べて、ようやくわかった。清和会の安倍チルドレンの宮沢博行は、当然のことながら議員辞職した。凡人ジャーナリストは、前防衛政務官の素行が、細部にわたって週刊誌の活字になり、それを理由に議員辞職した宮沢に興味をもった。

しばらくして原因が分かった。安倍・清和会の裏金疑惑の突破口を開いた勇気ある安倍チルドレンが、岸田文雄の格好だけの派閥解消に貢献したのだから。


しかし、相手は日本会議・権力主義の安倍・清和会のことだ。恐ろしい逆襲が待ち構えていた。本人は不道徳な秘事が暴かれることは考えていなかったろう。どっこい、極右の制裁は甘くなかった。逃げ場がなかった。

「安倍派を介錯する」という正義の行動の見返りは、本人以外分からないと判断していたパパ活を週刊文春に通報されていた。昨今、内部告発は週刊文春に限られている。幸運な週刊誌である。一方で月刊誌文藝春秋は、助け舟を用意している。政界きっての悪党である人物の偽りの言動を活字にした。両者でキャッチボールしているのだ。商売繁盛はナベツネの手口をまねている?分かるかな!


<修身斉家の人がいない小選挙区制下の自民党議員>

中国では、古来より国を治め、平和な天下をつくる政治指導者の要件を、すなわち治国平天下のリーダーは、修身と斉家の人でなければ務まらないと厳しい枠をはめた。ことほど人間は始末におけない動物なのだ。

公僕の資格のある人物がいない。利権に食らいつく輩は数知れず、女性をネコか犬のようにもてあそぶ政治屋ばかりといっていい。これを監視・追及する国民の代表としての言論人が、これまた全くいい加減ときている。そんな代表が読売新聞で長く君臨してきた。


渡辺恒雄の恩師・宇都宮徳馬は、「ツネの仕事は楽だよ。権力・体制にすり寄っていればカネの心配もなく楽なんだよ」と喝破した。財閥・政府に寄り添っていれば、こんな楽なことはない。図星であろう。


<野党議員の中にも修身斉家の人物がいない?>

宮沢博行は「安倍派の介錯」に貢献したが、見返りは議員辞職だった。公安警察は、全国会議員の素行を監視しているのだろう。全議員の秘密のファイルが存在しているのかもしれない。

したがって、野党はツネに政権交代の機会を手にしていることになろう。しかし、野党議員もまた脛に傷を負っている。「どっちもどっち」と言われかねない。

追及に甘さが出る。世界一の高給に満足している野党議員には、迫力不足が目立つ。「自民党のやくざ国対に、野党国対は対抗できていない」との評価につながる。現に小沢一郎は、不甲斐ない野党国対に対して日々いらだっている。野党国対の議員は、厳選して不正腐敗のない人物を選任することが不可欠だ。岸田の野党対策は、野蛮でみっともない分、効果もあって野党はきりきり舞いさせられている、と分析できるだろう。

忘れてはならないことは、宮沢の貢献に対しての岸田の礼は何なのか?

<政治改革の根本は小選挙区比例代表制の即時廃止>

政治改革は企業団体献金の厳禁と、より根本的なそれは、国民の意思が反映されない小選挙区比例代表制を廃止することである。現行制度では、神道と創価学会の組織票に野党は勝てない。自民党は野党分断策にカネを投入するだけで、大敗することはない。この悪い制度を廃止するしか、この国の民意は財閥主導で動いて、歴史を繰り返す沈没国家となるだろう。

悲しいかな宮澤博行の介錯は、まだ完結していない。森喜朗の証人喚問が不可欠だ。野党国対と自民やくざ国対を注視したい。

2024年4月27日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)

(共同)自民党の清和政策研究会(安倍派)会長経験者の森喜朗元首相は、26日配信の月刊誌「文芸春秋」電子版のインタビューで、派閥の政治資金パーティーで長年続いてきた資金還流について「知らなかった」と関与を否定した。倍派で1998年12月以降の森会長時代に始まったとの指摘に対して「私を陥れるための作り話だ」と反論した。

日銀総裁は「もっと円安だ」に衝撃!

(朝日)日本銀行が現状の金融政策の維持を決めたことを受け、植田和男総裁は26日の記者会見で、足元で急速に進む円安について「今のところ基調的な物価上昇率に大きな影響は与えていないと判断した」と述べた。


本澤二郎の「日本の風景」(5146)

<壊れた平和!どこへ行く暴走する自衛隊=怖い戦前回帰>

43兆円・巡航ミサイルと台湾有事大合唱の安倍・清和会政治に追随する右翼メディアの戦争報道に「平和が消えた」と人々は青くなっている。武器弾薬に化ける銅線がべらぼうに高くなったことを、やくざが跋扈する房総半島の袖ヶ浦市林地区(日高金属事件)でも気付かされた。この不況下に日本財閥工場(軍需産業)は、うなりを上げている現実を新聞は報道しない。


連動して武器弾薬を使用する自衛隊・防衛省も、途方もない「戦前回帰」に突っ込んでいることが判明してきた。隊内では戦前の侵略戦争の用語が飛びかっている!そのことを首相も防衛大臣も意に介そうとしない。むしろ、推奨していると市民は受け止めている。


歴史の教訓から「二度と戦争しない、させない平和憲法」を軽視する輩が、言論界にも出てきている。政情は危うい日本から、危なくなった日本に移行している。主権者を管理する悪しき政策が、女性閣僚によって具体化、実現している岸田内閣。日本の軍国化にワシントンは感激して、愚かな首相を歓待したばかりだ。非戦の憲法をドブに捨てている日本政府は、まさにヒトラーの手口そのものであろう。


<飛び出す「大東亜戦争」「近衛兵」など侵略戦争肯定>

冒頭の記述は、小説ではない。事実を指摘したものである。(この項の文章が一瞬で消えた。AIの仕業なのか。いつものことながら衝撃。グーグルも言論の自由の大敵・グルなのか)武器弾薬を手にする現場も変質していた。神道カルトゆえか。日本を「神の国と信じる」、途方もない狂気の信者集団の清和会政治(森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三)の成果であろう。


戦前の日本そのものか。「神の国」カルト信者の清和会は崩壊したが、清和会に乗り移った宏池会の岸田文雄のもとで、見事に生きている。護憲リベラルを完全に放棄した岸田内閣に驚愕する主権者は少なくない。

防衛大学校の教育の正体が、いま表面化している。「大東亜戦争」と口走る国家主義者で、渡辺恒雄の盟友・中曽根康弘の口から直接きいたことがあるが、いまや一般の自衛隊員がそのことを使用している。「近衛兵」も。精神が戦前の軍隊と戦後の自衛隊は同じになっていた。

戦争厳禁の9条を放棄した自衛隊に変質してしまっているのか。もはや単なる杞憂ではない。防衛大学校を視察した時、校内の書店にまともな護憲リベラルの書物が全くなかったことが気になっていたが、実際は「戦争する軍隊」教育に徹していたことになる。


<靖国・戦争神社参拝で気勢上げる狂気の自衛隊>

靖国神社には、赤紙一枚で天皇の戦争に狩り出され、命を亡くした悲劇の若者やA級戦犯も合祀されている。世界から戦争神社として恐れられている。各国の要人の参拝はない。ワシントンの要人も千鳥ヶ淵の墓苑に行く。

だが、安倍・清和会の裏金問題のさ中に自衛隊幹部らが、公然と集団参拝をしていた。木原稔というがちがちの軍拡派大臣は、事実上黙認している。憲法も自衛隊法も生きてはいない!

国民の目には「いつでも戦場で命を捨ててやる」との開き直りと映る。自衛隊の最高指揮官である岸田は、この自衛隊の第暴走に沈黙している。恐ろしい政府に涙が出てくる。


<自衛隊基地目撃談=司令官室に神棚・基地内に神社>

もう10年前かそれ以上まえのことである。自衛隊の基地視察をした時に一番驚いたことは、戦前がそっくり存在していたことだった。そこの基地は山口県。岸や安倍の故郷、明治の山県有朋や右翼が大好きな吉田松陰の地元の基地だった。

彼らはこの時とばかりに自衛隊の正体を見せつけたのだ。これも不思議なことだった。自衛隊の基地内に神社があった。戦前がそのまま温存されていたのだ。「神風」なんて吹くわけがないのだが、何かにしがみつかないと安心できないという隊員に信仰されているのだろうか。

基地の責任者は、近くの豪華な神社に案内して、見学者に参拝を強要してきた。気味が悪いが、好学のためと思って「原始のお祓いカルト」を目撃することにしたのだが。


そして隊内を一巡したあと、司令官室で司令官の歓迎を受けた。そこにも戦前が生きていた。彼の頭上になんと神棚が祭ってあった。自衛隊員は神道カルトを強要されているのであろう。戦前の軍隊が、そっくり基地内に存在していた。この国の野党議員の無力さにも驚く。野党も言論も自衛隊の戦前化について、沈黙していることになる。


<野党無力=震えあがる沖縄県民>

安倍の時代に「台湾有事」が叫ばれた。台湾の独立派と連携しているのであるが、新たに危機を作り出す策略である。台湾有事はない。99%ない。自国民を殺戮する指導者などこの地球に存在しない。米国の台湾研究者の7割が「台湾有事はない」とアンケートに回答している。筑波大学大学院名誉教授・進藤栄一も「月刊日本」の取材に対して明言している。


問題は国民と野党の無力すぎる対応にある。沖縄など南西諸島は安倍によって基地が次々と強行され、比例して「戦争の危機」に脅かされる。震えあがる沖縄県民を守る主権者・日本国民は、声を大きく上げるべきだ。せめてロバート・ケネディJrと連携することが好ましい。岸田の「ワシントンの属国」が、日本に危機を招来させている。以下に東京新聞の記事を貼り付ける。

2024年4月26日記(茅野村の平和憲法仙人・日本記者クラブ会員)


“大東亜戦争”とは、1937年7月7日の盧溝橋事件を発端とした日中戦争から始まる、大日本帝国による一連の戦争を指す。

「“大東亜戦争”という呼称は、かつて日本が戦争を始めるための口実として使われました。当時の東条英機内閣が、真珠湾攻撃の直後、〈欧米からアジア諸国を解放して“大東亜共栄圏”をつくる〉と言い、“大東亜戦争”という呼称を閣議決定。アジア諸国への侵略を正当化したのです」そう解説するのは、防衛ジャーナリストの半田滋さんだ。

戦後、GHQ(連合国軍総司令部)により、大東亜戦争という呼称は禁じられた。林芳正官房長官も4月8日の記者会見で、「“大東亜戦争”という用語は現在、一般に政府として公文書で使用していない」と見解を示している。にもかかわらず、第32普通科連隊は、なぜ公式のXで“大東亜戦争”と投稿したのか。

■“天皇のための軍隊”の名称を使用

元文部科学省事務次官の前川喜平さんは、こう分析する。

「自衛隊員のなかに、戦前の国体思想が蔓延しているように思います。つまり、〈日本は天皇を中心とした神の国〉〈天皇は父であり、国民は天皇と国家に忠誠を誓わねばならない〉といった考え方です。ですから彼らにとって“大東亜戦争”という呼び方は、ごく自然なものだったんでしょう」

実際に自衛隊自身はどう受け止めているのか。防衛省陸上幕僚監部広報室に問い合わせると、こんな回答が。

「世間を騒がしたという事実はございますので、こういったことのないようにやっていかねばならないと認識しております」

ところが、第32普通科連隊はX上のプロフィールに「近衛兵の精神を受け継いだ部隊」と記載。“近衛魂”と大きく記された旗の下で、隊員たちが記念撮影している写真を現在も紹介している。“近衛兵”とは、かつて存在した天皇を守る親兵のこと。平和憲法下で国民を守るために存在する自衛隊の役割とは相いれないものだ。天皇に忠誠を誓って戦うとでも言いたいのだろうか……。


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