2023年12月

本澤二郎の「日本の風景」(5031)

<2023年総括=43兆円戦争準備予算=戦争は御免>

安倍政治で潤った団体は1%財閥のみだった。積みあがった内部留保は600兆円!安倍の祖父・A級戦犯の岸信介の正体と野望の大きさを裏付けて余りあろう。そんな財閥の傀儡政権に天罰が落ちた。安倍政治をそっくり継承する岸田文雄内閣の低支持率が、そのことを証明している。検察が動き、東京五輪疑獄にメスが入り、現在は清和会の裏金事件の捜査が、年をまたいで正月返上で繰り広げられている。


日本国憲法は、二度と過ちを繰り返さないため、政府の行動に縛りをかけるための基本法である。なんとしても許されない点は、戦争しない・戦争できない非戦の大原則を破り、岸田内閣は43兆円の超大軍拡・戦争国家へと突き進んでいる。断じて許容できない。アメリカの属国であることを軍事面で裏付けたことになる。「軍靴の音」が聞こえてきた、それどころではない。既に安倍内閣は公明党創価学会と自衛隊参戦のための集団的自衛権の行使を具体化させた天下の悪法を強行している。

生前の宇都宮徳馬は「日本国民の平和主義はいい加減なものではない」と叫んできたが、今も変わることはない。


<国会を無視した閣議決定政治も憲法違反>

43兆円の軍事費は、ロシアを抜いて米国と中国に次ぐ世界第3位の軍事大国を約束する、とんでもない絶対に許されざる憲法に違反するものである。

安倍や側近中の側近に高市早苗という極右の面々ががなり立て、それを岸田が受け入れたものである。死の商人がまとわりついている財閥の意向、かつワシントンの産軍体制の悲願を、議会を排除して安倍側近の閣僚が何人もいる閣議で決めた。これに識者・文化人も沈黙している。むろん、言論界も、共に共犯者なのだ。


日本国民は反対だ。戦争は憲法が禁じている。しかも、今の日本は貧困と福祉の低下で人々は泣いている。母子家庭は言うに及ばず、1か月5万円の年金生活者は、いま涙も出ないほど枯れている。戦争の前から日本国民は殺されている。恥ずべき天下の悪法である。声を挙げよう。「今だけ自分だけ」は人間の屑である。

萩生田の八王子で市民が立ち上がった。下村、西村、松野、高木、世耕、塩谷、高市の地元はどうか。


<安倍晋三の清和会独裁政治に検察が遂にメス>

韓国や台湾の検察に劣る日本検察に泣いていると、五輪疑獄事件に次いで、自民党の中枢である清和会の裏金にメスが入った。清和会事務所から清和会議員の国会議員会館にも。驚いたのは岸田の相談役のフィクサー・読売の渡辺恒雄を男にした大野伴睦の孫にも家宅捜索が行われた。「ツネも終わったな」と泉下の宇都宮が耳元でささやいてきた。


清和会崩壊である。岸田おろしどころではない。死の商人・財閥のための安倍政治の総括が、2023年12月31日。検察の対応次第で日本丸も、船底に空いたいくつもの大穴が閉じられるかもしれない。残るは野党と言論がましになるのかどうか?権力に屈しない言論が誕生するのかどうか。


<財閥1%のための国民無視の悪政>

もはや読売も産経新聞も軽視できないだろう。安倍長期政権の結末は、釈明の余地はない。1%財閥のための政治だった。60兆円のバラマキの恩恵は財閥、円激安政策も財閥、日本国民は財閥株浮揚策に国民年金を悪用され、物価の番人である日本銀行も株買いに走っている。


この10年間の財閥経営陣は何もしなくて、信じられない暴利を懐に入れてきた。他方で、貧困は民衆の心臓に突き刺さったままだ。

真の為政者は、真っ先に武器弾薬を捨てる。民のための生活にすべての舵を切る。今の安倍・岸田の政治は、悪の為政者でしかない。

マイナンバーカード保険証は、21世紀の赤紙である。赤紙を知らない国民は、恥を知るべきだろう。教えなかった学校の教師も。河野洋平はまともな政治家だったが、倅は人間失格だろう。

護憲リベラルの宮澤喜一は「権力は出来るだけ使わないことがいい」と岸田に教え諭したはずだが。


<安倍銃撃の真犯人は未だ不明>

思うに安倍銃撃犯は誰か。いまだに不明である。狙撃手は誰に雇われたものか。元自衛隊員なのか?そうだとしても誰が指示したのか。おとりを捕まえてもらちが明かない。安倍日程の詳細を知る人物は、政府自民党内にいるのではないか?

安倍銃撃事件に涙する人をまだ見たことがない。A級戦犯の岸信介の昭和の妖怪が徘徊する永田町を一掃する2024年でなければ、この国の沈没は止まらない。

2023年12月31日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


Live!Xデーへ■自民党と萩生田光一氏にNO!!八王子市民怒りの緊急集会!カルト、裏金、加計学園@八王子マルベリーブリッジ 2023/12/29 集会第三弾

本澤二郎の「日本の風景」(5030)

<カネ、カネ、カネの永田町住人の優雅すぎる欲望体質を初公開>

「祇園精舎の鐘の音」「盛者必衰」という平家物語が口をついてくる昨今の安倍・清和会崩壊の惨状に、一喜一憂する日本国民・民衆である。背後の黒幕の1%財閥は、年間7000円以上の記録的高値株で歓喜の年末を過ごしている。


政治家のいない政治屋ばかりの永田町の中枢に検察の雷がようやく落ちているが、財閥傀儡政権の無様なカネ疑獄事件のメスで、何人、何十人が姿を消すのか。

財閥と政治屋は何もしなくて肥え太り、他方で民衆はというと、税金でやせ細り、円激安の10年のアベノミクス強硬策による物価の高騰で、息も絶え絶え消費に目が向くわけがない。この落差をなんと評価してよいものか。官僚も腐敗まみれ、民主主義は消えて見えない2023年12月30日。


昔の我が家は、庭先で家族総出で臼と杵で餅をついた。今年は業務スーパーの切り餅、まずい雑煮で我慢するというささやかな新年となる。房総半島で採れるノリなど、どうでもよいことだが、これまで値段が高くて口に入れたことがない。永田町のカネカネをよそに、それでも動く地球は新年を届けてくる。


<財界も自社株買いで数億数十億円で昼寝、円激安政策で消費税還付、何もしない経済人で日本沈没突入>

国民生活は血税の使い方によって変わる。言論界の報道一つで政治は変わる。議会人の意思によっても変わるのだが、この言論と議会がゆでガエルのように眠っていて、依然として覚醒しようとしていない。民衆も「寄らば大樹」を決め込んで恥じない。

民主主義が機能しないと、国民生活は散々な目に遭うことになるのである。


学校教育で、しっかりと教えない日本の教師たち。ずるずると戦争に引きずり込まれようとしているのに、それにも気付こうとしない哀れな民衆か。

「ものつくり日本」は過去の話。今の日本は半導体一つとっても韓国や台湾に後れを取っている。その必要がなかった。財閥経営陣は、政府日銀の円激安政策で、眠っていても自社株買いで数億、数十億の報酬を懐に入れてきているのだから。今現在も。リスクを取る技術開発をする必要がなかった。第一、貧しい民衆とはいえ、自宅には家電製品が揃っている。車にしても10年、20年も乗れる。買い替えも不要だから質素倹約で必死に生きている。

老人だけではなく、進化するネット社会に飛び込まなくても、何とか生活は出来る。デジタルよりもアナログがいい。安全安心である。こうして20年、30年と経過してきたのだが、特にアベノミクス10年で、日本経済の実態は破綻し、安倍・清和会へのメスが注目されるゆえんであろう。


<世界一の高給取り1か月250万円、なぜ遠慮しない>

安倍の60兆円バラマキに続くコロナ対策費や、闇の東北復興資金や東京五輪賭博を経ながらも、永田町の住人は自民党から共産党まで、1か月250万円(給与と100万円文書交通費)も支給される。江東区長選で柿沢未途という不思議な名前の自民党議員が、買収に200万円以上使えるのも、毎月の報酬で十分おつりがくる。


コロナ対策や海外へのバラマキ、超大型予算は、政府が国債を乱発して、日銀が侵略思想家の福沢諭吉を刷りまくって、そのツケを子供や孫たちに回すからだ。これでは子供を作ることは不可能である。麻生太郎はよく知っている悪党の一人であろう。「後世恐るべし」である。男性には「戦争の恐怖」も襲い掛かる。


<盆暮のボーナス・手当・派閥から氷代・モチ代ほか>

政治屋には盆暮のボーナスもでる。共産党から自民党まで喜んで受け取っている。共産党を除いて300億円の政党助成金も出ている。秘書3人にも血税が大金支給されている。

役職に就けば手当も大金出る。運転手付きの高級車も。新幹線・飛行機もタダ。夏と冬には派閥からも大金が支給されるが、間違いなく裏金で処理される。

そして目下問題になっているパー券キックバックは無論、裏金である。パー券はいくらでも印刷できるので、金権として活用すると、これも裏金。これを専門にして売りまくる秘書も。むろん政治屋の了解の上で。

政治屋に陳情すると、裏金を要求してくる。これも大金である。裏口入学や裏口就職もスゴイ金額となる。議員一人当たり血税が1億円以上、それに加えて裏金がぼんぼんと入る。政府の官房機密費や自民党の国会対策費もすごい。まさにカネカネの永田町である。財閥と政治屋に殺されるような日本の民衆である。


<物価高に泣いている国民は年収100万、150万円>

非正規労働者で泣いている無数の若者や女性労働者を、小泉純一郎が起用した学者が強行した。郵政民営化も。これに反対した亀井静香が近年、小泉と仲良く会食している。政治屋はみなこのレベルであろう。

年収100万円、150万円で生活している多くの民衆は、声を挙げるしかない。沈黙は犯罪である。

2023年12月30日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


ヒトラーは政治的無関心のドイツ国民が誕生させた。イスラエルのネタニヤフもイスラエル国民が選んだ。安倍・清和会も日本国民が選んだ。いずれも民衆が共犯者だ。やくざが跋扈する核汚染ごみ不法投棄事件の房総半島は、公明党創価学会や神道氏子カルト教団だけでなく、傍観者の県民もまた共犯者である。


本澤二郎の「日本の風景」(5029)

<渡辺恒雄の終わりの始まり?もう終わっている!大野伴睦孫に家宅捜索に打つ手なし>

(読売新聞)自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件は12月28日、東京地検特捜部が前日に続いて国会議員の関係先を捜索し、強制捜査の対象が広がった。「清和政策研究会」(安倍派)から高額のキックバック(還流)を受けた疑いが出ている大野泰正(やすただ)・参院議員(64)。議員会館の事務所が捜索を受けても事件に関して説明することはなく、批判は日に日に高まっている。


フィクサー「ナベツネ」を誕生させた大野伴睦、その孫が安倍・正和会裏金疑惑の2番手として、議員会館事務所などが家宅捜索を受けた。ナベツネの読売新聞も、それを正直に報じた。泉下でツネの恩師・宇都宮徳馬が「ツネは終わった」と評した!

日本を代表する通信社は、以下のように記事にして全国の地方新聞に配信した。

(共同)自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件で東京地検特捜部は12月28日、大野泰正参院議員(岐阜選挙区)の東京・永田町にある議員会館事務所など関係先を家宅捜索した。


<言論界は覚醒・再生するか=権力宣伝から権力監視へ>

「チケットを売ってお金をバックする。政界では文化」との清和会のドン・森喜朗の本心を記事にしたのは週刊新潮だった。同誌は

また、2008年の暴力団組長の誕生ゴルフコンペに小林旭、細川たかしら芸能人が参加していた、とも公表している。

国民の知る権利を代表してきたのは週刊誌だった。

政治とカネは永田町の文化、カネのキックバックも文化と信じ込んでいる政界に倫理観はない。不正と腐敗に汚染された権力の中枢である。民主政治も形無しではないか。


小選挙区制下、金を使えば誰でも党の公認が取れる。即当選して金バッジをつけると、世界一の報酬を手にすることができる。しかし、それに満足しない自民党などの国会議員は、利権あさりに狂奔する。それに喜んでお付き合いする霞が関の官僚群も。

派閥の大将と参謀ら幹部連は、権力闘争と、金集めには派閥の構成員に党員集めと金集めを競争させている。当選した議員は、派閥の階段を這い上がるため、金集めに秘書のおしりをたたいたりして休む暇もない。「今だけ金だけ自分だけ」の政治家ではない政治屋ばかりの永田町でいいのか。


そこに首を突っ込んで、あれこれと知恵を授ける政治記者。派閥記者も因果な商売である。改憲軍拡と核兵器開発を想定した原子力発電所推進の、A級戦犯の岸信介に仕えた正力松太郎の読売と日本テレビの頂点に立ったナベツネ。そのスタートは、左翼運動を投げ捨てて、右翼暴力団の児玉誉士夫に従った。

ロッキード事件では、自民党幹事長の中曽根康弘と共にあやうく引っかかりそうになったが、二人は運よく逃げて児玉が失脚した。ツネの前任政治部長・多田実が筆者に打ち明けた秘話である。


昨日、念のため読売・日本テレビの元幹部に確認の電話を入れてみた。彼はツネと元NHK会長の海老沢勝二の関係に触れた。在京政治部長会で名刺交換した記憶がある。公共放送のNHKを安倍広報にしたツネと協力した人物との指摘は、そして20年も安倍の下に、安倍好みの女性記者を侍らせたこととも関係しているのか。


<日本記者クラブ・日本新聞協会の組織をリベラル体質に改革>

もう10年近く所属する日本記者クラブに足を向けていない。理由は公平公正な日本記者クラブの運営が、ツネの意向で動かされていることを確かめたからである。改憲軍拡を良しとする風潮は、ツネの実績であると断じたい。自民党内閣を監視するどころか、腐敗を助長させている。ツネに引きずられる記者クラブと新聞協会を、国民の手に戻すことが不可欠である。憲法に恥じない体制にしよう。

2023年12月29日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


本澤二郎の「日本の風景」(5028)

<与党裏金事件・議員会館捜索!それでも地方袖ヶ浦市は核汚染ごみ事件にそっぽ、お祭り気分に批判続出>

自公独裁に幕が降りようとしている永田町など無関係とばかり、やくざ系自民国対委員長が率いる千葉県袖ケ浦市は、再選したばかりの市長が「自分と家族を祝ってクリスマスに巨大なミラーボールツリーをを設置した」と評判になっている。

称して「そでがうらウインターフェスト2023」。市が地元観光協会と共催という触れ込みだが、地元市元幹部は「大金のほとんどは市の税金。再選したばかりの市長の幼子を想定した贅沢なキンキラキン行事。カネはない。観光客もいない袖ヶ浦市のでたらめすぎる税金泥棒との批判も当然だ。2024年の市議会で追及されるだろう」と強く反発している。

「地元の新聞・千葉日報は、2面のトップ記事として大宣伝。12月23日の夜に撮影した誰も見たこともないカラー写真を掲載した。まるで協賛記事だ。多くの市民は知らない。新聞を見て知った。再選したばかりの市長にあきれる」とも批判している。


<核汚染ごみ不法投棄近くで、既に肺がんで3人も亡くなってる林・高谷地区住民の天を衝く怒り!>

この市長は、再選選挙戦ではやくざ系代議士と一緒のポスターを市内全域に大量に、しかも数か月前から貼り付けて、対抗馬なくし作戦に徹した。「対抗馬が出れば再選できなかったのではないか」との声も市民の間から聞こえてきている。それにしても、物価高と悪戦苦闘している市民が、クリスチャンばかりとは限らない。「クリスマスを悪用したような市当局の、まるで税金泥棒のようなイベント行事」に批判は止まらない。

特に袖ヶ浦市の山間部の林・高谷地区住民や水田耕作者、小櫃川汚染河口で漁師をしている市民、さらには全市民の命の水道水汚染問題を追及している市民の怒りは、尋常ではない。

核汚染ごみ事件や、解体業者の日高金属からの汚染水事件を追及している住民の怒りは、当然のことながらすさまじい。高谷・林地区の対策責任者の御園豊さんらは「千葉日報を見るまで気付かなかった。腰を抜かすほどびっくりしている。もう3年前から本格的な水と土壌を検査してほしいと環境部に掛け合ってきたが、彼らはカネがないといって、いまだにしっかりした調査をしてくれない。カネがないは嘘だったことがミラーボール問題で判明した。我々の目の前では、日高金属の汚染水・産廃業者・ワコーの核汚染ごみのことで頭がくらくらしている。それでも市は調査をしようとせず、問題はないと市長も逃げている。核汚染ごみ現場周辺では、既に3人の住民が肺がんで亡くなっている。ほかの住民の多くが、大腸ガンなどのために手術をしたり、病院通いをして泣いている。1日も早い行政の対応が求められている。原状回復と病に臥している住民の命を救済するために、市当局は全面的に取り組む責任がある。警察に告発して業者を逮捕する責任を、なぜ放置・放棄して、すべてをやり過ごそうとしているでたらめな市政に全面的に対決する」と住民の怒りは痛ましく、想像を絶するものがある。


<木更津署生活課の松島警部補?も日高金属の取り締まり拒否>

市民の命と健康が脅かされる事態が発生すると、いち早く警察が動く。民主政治のイロハであるが、千葉県警も木更津署もそうした当たり前の法的義務を果たそうとしない。住民の偽りのない認識である。核汚染ごみ事件を県警本部や千葉県庁に提出した林区の役員は、一向に動かない警察に不信感を抱いている。


日高金属の汚染水は、素人が見ても判る写真を提示して、木更津署生活課の松島課長に調査の依頼をしてきたのだが、2022年2月14日午後5時30分に住民を呼びつけて、責任者の松島は「解体業の水質についての基準がないので取り締まることは出来ない」と逃げの回答してきた。このような場合、即座に調査するのが生活課の任務だが、千葉県警木更津署はそうしなかった。


やくざ(犯人特定)による「木更津レイプ殺人事件」についても、同署は告発状を突っ返すという暴挙を、平然と告発者の面前で行った。法律違反だ。徹底追及をする理由である。

ついでにいうと、犯人は創価学会関係者。政治の圧力に屈したとみて、今後も追及をやめることはない。やくざと連携する千葉県警と木更津署のドブさらいは、天命といえるだろう。


<台湾韓国にも劣る日本の行政と検察捜査機関>

話しを変える。韓国の捜査機関のみならず、台湾の捜査機関もすごい。台湾では、現在総統選挙が繰り広げられている。読売の現地報道によると、市議会の議長選挙の不正を追及するだけではなく、廃棄物の不法投棄事件にも検察は斬りこんでいる。以下の記事を参照してもらいたい。


(頼氏は今年1月、市長や市内選出の立法委員を引き連れ、党員向け集会で深々と頭を下げた。市議会の正副議長を選ぶ投票で民進党市議による買収があったとして、検察の捜査が進んでいた。その前月には市内での廃棄物の不法投棄で計100億円近い利益を得たとして、元党中央執行委員の会社が摘発された。政権が進める市内の太陽光発電事業で企業との癒着も明るみに出た。)

戦後78年、それでも米国の属国!沖縄・玉城知事に続け!

(産経)米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡り、国が移設に反対する県に代わって工事の設計変更を承認する「代執行」に向けた訴訟で、同県の玉城デニー知事が27日、承認を命じた福岡高裁那覇支部判決を不服として、最高裁に上告したと明らかにした。逆転勝訴しない限り工事を止めることはできないが、玉城知事は「最高裁で判決の問題点を明らかにし、多くの県民の願いを訴える」と述べた。

2023年12月28日記(政治評論家)

沈黙・無関心は犯罪の共犯者である

本澤二郎の「日本の風景」(5027)

<金庫番・会計責任者(秘書)と議員は一体=火の中水の中>

永田町では「世紀の大捕物」が始まっている。この10年の間、血税を自由自在に操って大きな腹を膨らませてきた安倍・清和会の4人の幹部(松野博一・高木毅・塩谷立・世耕弘成)が真っ先に東京地検特捜部の事情聴取を受けた。

安倍の懐をよく知る最側近の女性記者や財務相経験者にも、捜査の手が伸びるか注目されている。「事情を知って安倍が激怒」といった捏造報道も浮上し、捜査を混乱させる動きも。


かつて「国会議員秘書残酷物語」をエール出版の依頼で取材したことがある。ほぼ100%秘書である金庫番と議員は一体である。ことが起きれば「秘書が」という合唱が議員の側から起きてくる。

秘書に犯罪事実を請け負わせて議員は「生き残る」ことになっている永田町方程式。秘書生活は楽ではない。A級戦犯の岸信介の金庫番は「塀の上を歩いて金集めをするものだ」と清和会議員秘書に覚悟を求めていた。本当のことである。


政治家・政治屋の秘書は、覚悟を求められる残酷な仕事をこなしている。したがって「いくら国会議員が秘書と口裏を合わせていても、秘書は逮捕される運命にある」よって「捜査はそのことを百も承知しているのだが、官邸の主からの天の声を検事総長は逆らえない」という関係にもある。

古来より「大山鳴動して鼠一匹」が付きまとうことになる。とはいえ今回の清和会捜査は、国際社会も注目しているし、主権者の国民の大半が、政府自民党や公明党維新にまで不信感を募らせている。不支持拡大は事実である。それでも、野党よりのはずの連合の女性会長が、とうの昔に「革新を放棄」したような共産党を嫌って、野党共闘に反対しているため、自民党と岸田内閣を安堵させている。

自民党内の棒倒しも起きないことが、岸田政権を存続させている。清和会捜査にブレーキをかけない理由ともなって、検察陣の追い風になっている。


<不記載・虚偽記載を独断では不可能>

はっきりと国民は、現状を理解する必要がある。政治を動かしている原動力は、カネと票である。民主政治がカネで動いている以上、政界にはやくざごろつきがはびこることになる。


「木更津レイプ殺人事件」や袖ヶ浦市の「核汚染ごみ」の不法投棄も、ごろつきやくざと無関係ではない。

やくざに狙われた国会議員も逃げまどう。昔の話だが、中曽根派の若手議員が話してくれた。男前のいい彼は、多分銀座の女性と関係していた。するとやくざが脅しまくってきた。下手すれば、選挙で落選するかもしれない。あわてて親分の中曽根の下に駆け込んだ。


さすが児玉誉士夫の靴を磨いたとの噂もある中曽根親分は、児玉に直訴した。途端に脅しまくってきていたやくざは、その後姿を消した。例のロッキード事件で沈没した児玉、対して中曽根は首相の座を射止めた。人間の運命は神仏に左右されることはない。余談だが、ロ事件で危ない時、中曽根の金庫番はなんと中曽根地蔵を作って捜査を免れるように祈っていた。女性金庫番はすごいと思ったものだ。今回はどうだろうか。


<問われる検察・検事総長のやる気>

「不記載、虚偽記載は、会計責任者との共謀が認められれば政治家も立件対象となる。ただし、共謀の成立には、政治家からの積極的な指示があったか、会計責任者からの報告を具体的に了承していたかを立証する必要がある」と報じられているが、真実は一つ。金庫番秘書と議員は一体である。

火の中も水の中も一緒。政治屋の夫婦仲は、安倍家もそうだったが、壊れてしまうのが普通。政治屋と金庫番は何事も一緒に行動する。会計責任者の独断は、まずありえない。不思議にも女性を信用する議員ばかりである。


検察のやる気が問われる永田町捜査なのだ。

2023年12月27日記(政治評論家)


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