2023年09月

本澤二郎の「日本の風景」(4940)

<円刷りまくり紙切れ政策=アベノミクス継続の岸田内閣>

「円をどんどん下げて、下げて紙切れにして、そのあとの物価対策が岸田の解散戦略」という見方が永田町では台頭してきた。危ない動きが始まっている。なぜ政府・日本銀行は、円激安のために福沢諭吉を印刷しまくっているのか。なぜゼロ金利を維持して、欧米と異なる政策をしてドル安を推進しているのか。すなわち悪政の最たるアベノミクスをやめようとしないのか。戦争準備だといえる。


「政府は際限なくいくらでも国債を発行し、借金しても日本国民は関係ない」という本まで出ている。こんな魔術が本当であれば結構なことであるが、国の負債は国民の借金である。孫や子供たちが背負うことになる。まともな為政者は、そこまで落ちてしまったのか。

岸田内閣になっても、アベノミクスをやめない。結果的にドル高に反比例して、円は1ドル150円へと激安、それでも異次元の金融緩和をやめない。ゼロ金利を是正しない。


あぶれた資金は行き場を失い、株式へとながれ、海外の投機筋にも莫大な利益を。財閥の内部留保は500兆から600兆とみられる。恐ろしい時代の日本は、国の価値である通貨の下落で、民衆は家庭崩壊して、財閥は莫大な利益を上げている。超格差社会だ。財政の健全化・円の安定による物価の安定という財政・日銀の犯罪的責任放棄の結果である。

なぜアベノミクスという暴政をやめないのか。政府与党の改憲軍拡の野望が見て取れる。円の紙切れ政策は、ハイパーインフレという78年時の敗戦時の恐怖をも、人々の脳裏に植え付けている。


<寝ぼけてしまったミスター財務官・榊原英資>

史上最低の安倍内閣の金融政策が、円激安による株高の原因である。「民のかまどの煙」など関心を示さない独裁政治を、株高で蓋をして「日本経済は元気を取り戻した」という偽りのラッパを吹いてきた安倍路線を、岸田も踏襲している。

紙幣を刷りまくれば円安になり、輸入大国日本は物価高へと舵を切る。国民生活は破綻する。

「政治は誰がやっても同じ」では全くない。悪政によって国民は疲弊し、病んでしまい、ついには命を失っていく。弱肉強食の清和会政治は、特に安倍内閣の下で極端に起きて、人々は大地をはいつくばって死線をさ迷っている。


神道カルト教団の自民党は、創価学会カルト教団の公明党に助けられ、今も政権を担当しているが、もはや国民に希望を与える力を失って、ひたすら利権政治(五輪や万博など)で日々をやりくりしている、と凡人ジャーナリストの目に映る。


野菜や果物の賞味期限切れは、値段が安くて庶民の人気商品であるが、賞味期限切れの自民公明は檜舞台から退場するほかない。反共の統一教会カルト教団で補充しても、笹川ギャンブル財団の維新、はては財閥系労働貴族の連合を巻き込んでも、無駄なことであろう。庶民の政治不信は天高くそびえている。

このまま円激安の発展途上国へと突っ込んでいくのか、財閥の意に沿った、さらなる国債大量発行による超借金・軍事大国として太平洋に沈んでしまうのか。


昨日のネット記事に米誌が、過去に「ミスター円」ともてはやされた財務官・榊原英資のコメントを紹介していたが、彼も円激安のための「異次元金融緩和」に触れなかった。彼も財閥株屋の仲間に違いない。


<NHK担当記者もとぼけてアベノミクス擁護>

円激安による物価高についてNHK記者の解説を数日前に聞いたが、彼はアベノミクスによる国債の大量発行と日銀の円刷り暴走について全く言及しなかった。犯人はアメリカの金利だと決めつけて、ごまかしていた。

アベノミクス批判は、当局からの報道規制によって禁じられているのである。異次元の金融緩和は、自民党のスポンサー・財閥の意向である。43兆円の戦争準備もその線上で踊っていることに、民衆は気付くべきである。

「円はいくらでも印刷しても国民は無関係だ」という国債大量発行の暴論は、改憲軍拡派を喜ばせているだけである。

<戦争防止のカンヌキは国債大量発行禁止=放棄した清和会政治が戦争の危機を招来!>

「円の価値を安定させることが政府の大事な役割」と日ごろから口にしていた大平正芳。1ドル360円の1970年前後に「日本はもう160円でも可能」と蔵相経験の長かった水田三喜男に仕えた秘書が最近、明かしてくれた。ということは今の日本は1970年時代に落ち込んでしまっていることになろうか。安倍のアベノミクスで50年前の日本に落下してしまっていることになるだろう。その悪政を岸田も踏襲し、バラマキで危機的事態を乗り切ろうとしている。

天文学的な借金について小渕恵三は「日本は借金大国だ」と首相になって絶句した。政府が国債を発行し、それを日銀が円札に刷りまくって、株高を演出している。政権を交代してアベノミクスを食い止め、本来の円の価値に戻さないと、大半の国民は死んでしまうだろう。

2023年9月30日記(反骨ジャーナリスト・政治評論家)

ブルームバーグ): 「ミスター円」として知られる榊原英資元財務官は28日、円が対ドルで1ドル=150円を超えれば、日本政府は再び為替市場に介入する可能性があるとの見解を示した。155円まで円安が進むと当局は懸念を強めるとみている。(同)鈴木俊一財務大臣の「過度な変動には、あらゆる選択肢で対応する」との「口先介入」も効果がないようだ。

(追記)このところゴーヤを毎日食べている。オクラはそろそろ閉店か。いまは旬のショウガがいい。味噌をつけて食べると最高。農協の店で見つけた。狭い庭をかき回していると、大好きなミョウガが2個3個見つかった。ナスと油揚げで汁をつくり、素麺で食べるとこれもいい。店で稲庭うどんを見つけた。秋田県在住の知り合いが「稲庭うどんは最高」と教えてくれたことを思い出した。老いて痩せるのはよくない、という記事を見てしまった。新米を30キロ購入した。近所の89歳の先輩は60キロ食べている。健康が第一だ。痩せすぎは禁物らしい。友人は「おいしいものを食べて生きる」とうれしいことをいう。しかし、寿司や刺身については気が乗らない。中国では最近、新彊の淡水魚が人気と聞いた。日本はPEFASが心配。袖ヶ浦市民は放射能も。水と空気が危険水域に入った日本列島か。


本澤二郎の「日本の風景」(4939)

<やくざが跋扈する千葉県=袖ヶ浦市議会の惨状に衝撃>

極右・神の国を信仰する安倍晋三のロボットで米国バイデンのポチの岸田文雄。口を開くと「法」を口走る。それでいて側近に「酒と女」の売春防止法違反の木原誠二を起用、防衛相にやくざ代議士のやくざ人脈を継承していた浜田靖一を起用していたことが発覚、内外に波紋を広げている!


他方で、やくざが跋扈する千葉県の袖ヶ浦市では、水源地に核汚染ごみ不法投棄事件が発覚し、林と高谷の自治会住民代表の御園豊(同市選管委員長)が覚悟の怒りを爆発させている。しかし、肝心の市議会は、自公の腐敗勢力はいうまでもなく、共産党委員長を千葉県から擁立している共産党市議までも、追及をしない。

「市長はやくざ人脈に乗る粕谷という怪しげな人物。そして11月の市長選で無投票当選!民主憲法の下で、こんな無様なことが許されるか」と市民団体の「大気と水は人権4市市民連絡会」を中心に怒りと激しい反発が広がって当然。


このような場面で衆院千葉12区で新しい動きが起きてきた。「安心安全の房総半島」の公約を掲げた樋高剛。周辺では「防弾チョッキを切る覚悟で浜田を打倒する」と気勢を挙げている。この黒潮のような流れが、いま袖ヶ浦市にも及んできている。するとどうだろう、袖ヶ浦市議会が丸ごと市長と市の幹部に懐柔されていた、という信じがたい事実が発覚した。


<役人が手取り足取りの議会運営=市民代表は形だけ>

実は、市民団体を率いる元木更津高校教師の関巌らが、3年前から「市議は何もしないで血税を手にしている。許せない」と正義の声を上げた。

議会の質問は言うまでもなく、まるごと市長と市の幹部が請け負っていた!開いた口が塞がらないとはこのことか。

「もし質問内容まで役人任せであれば、この事実をチラシで全戸に配布する覚悟を決めていた」と関は明かす。かくして昨日閉会した市議会で、質問内容まで役所が用意することはやめることが決まった。しかし、それでも核汚染ごみ事件追及の質問は、共産党議員からも出なかった。むろん、公明党からも。

やくざにひれ伏す市議会と市当局を、繰り返し厳しく断罪したい。


<国民のための政治ゼロ=市民のための地方行政もゼロ>

やくざ代議士のやくざ人脈をそっくり引き継いでいた事実を、週刊文春が証拠を突き付け、公然と暴露した。これには岸田も浜田を更迭するしかなかった。むろん、木原誠二の官房副長官留任も消えた。筆者の眼力は、ツネの敗北とみている。誰か理解する国民やジャーナリストが出てくれるか、大いに注目したい。それにしても崇高なはずの首相官邸が、やくざにからめとられていることに、改めて度肝を抜かれた。2014年4月28日に非業の死を遂げた「木更津レイプ殺人事件」の被害者の泉下からの痛撃と見たい。


国政どころか地方自治もまたやくざに支配されている!あなたはどう思うだろうか。覚せい剤まみれの議員ゆえに厚生労働省の麻薬Gメンは少ない。取り締まりも弱すぎる。カネがないというのであれば43兆円を削れ、と言いたい。人殺しのための43兆円を許すと、78年前の悲劇を繰り返すことになろう。


<やくざが跋扈する千葉県では議会討論内容を役人が代行>

その昔、田中角栄の盟友・大平正芳が記者懇談で「角はえらい。議会中の答弁を毎日午前3時に起きて目を通した。役人も大変で、野党質問者から質問内容を聞き出してきて、それの答弁内容を徹夜で作成して目白の角邸に届けていた。心労で顔面神経痛になってしまった」と。


現在の麻生太郎も権力を乱用してきたが、それでも顔面神経痛になった、と周辺で語られている。

だが、やくざが跋扈する千葉県の袖ヶ浦市議は、毎日昼寝ができる。殿様家業であるが、これは税金泥棒であろう。ようやくにして市民団体の決起が事態を改善したのだが、むろんのことで11月市長選の行方を市民は重大な関心を持っている。

その昔、都知事選に青島幸男というタレントは、選挙運動をしないで当選している。「青島方式でもやくざ人脈に胡坐をかいている現職をたたき落とせる」との声も上がってきている。


<安心安全が保障されない房総半島・袖ヶ浦市の惨状>

「木更津レイプ殺人事件」はカルト教団に入会して、善良な栄養士を強姦した前代未聞の性凶悪犯罪である。

それでも警察は捜査をしない。「公明党創価学会の政治圧力」と事情を知る関係者は指摘している。


一方で、林・高谷地区の核汚染ごみ事件を取材していくと、千葉県警、特に木更津署のマル暴担当の刑事は、やくざとつるんで何もしないという。「過去に加藤という刑事は、地元やくざと一緒にばくちをしていた。刑事をやめるとハマコーが待ち構えて、君津市議のポストを用意した。これは県警内部で有名な話」というのである。

2023年9月29日記(反骨ジャーナリスト・政治評論家)


追記・日韓秘話の真実!

「仏国寺という有名な寺に宿泊しました。寺で晩さん会が開かれ、ご馳走になりました。そこで、韓国側の人たちが『皆さん、これをご存知ですか』とおもむろに剣や鏡、勾玉を持ち出して見せてくれた。それがナント、三種の神器なんです。『日本の天皇さんは、これを日本に持ち帰り、模倣して作ったんです』と言うではないですか。要するに、日本の天皇は韓国人の子孫なのだから、大人しくわれわれの言う通りにしなさい、と脅しているわけで

す」


以上の証言は1965年の日韓国交正常化秘話の一つ。天皇半島出身説について、1945年の敗戦後、伊勢神宮を徹底的に調査した内務官僚の渡辺一太郎元千葉県警本部長も、筆者に語っていた。政界には半島出身者がいっぱいいる。情けないことに現役時代は分からなかった。


訂正・浜田靖一の後任は木原稔。台湾有事派で油断できない。


本澤二郎の「日本の風景」(4938)

<9月29日は北京・八宝山革命公墓に眠る朝鮮戦争の英雄・玄愛華女史の命日>

やくざが跋扈する房総半島を「安心・安全・安定の平和な半島にする」と公約し、毎朝6時30分に木更津駅などで学生や通勤客に声をかけている立憲民主党の樋高剛(たけし)が来訪の折、名刺代わりに「平成の妖怪 大勲位・中曽根康弘」(健友館)を謹呈したところ、彼は真っ先に著者の経歴を見ながら「中国に60回も行ってるんですか」と驚いた様子である。「実際は100回を軽く超えている。ジャーナリストの記録、アルバイト原稿の大半を飛行機代に投入し、自宅はいまも豚小屋レベル」と自己紹介した。

何事も戦闘的リベラリスト・宇都宮徳馬や越谷市の人権派弁護士らの支援といえる。ついでに小さな記録は、20年の間、内閣記者会(永田クラブ)・自民党記者クラブ(平河クラブ)に在籍したこと、それに在京政治部長会8年9か月も。小さな記録ばかりだが、そこから今の自分がある。ただ手抜きしたのは、統一教会問題と神道政治連盟の野望について気付かなかった点である。これは大失態、猛省しきりだ。


それでも30冊ほどの本を書いたが、印象に残るものは「平成の妖怪 大勲位・中曽根康弘」と「中国の大警告」である。


後者の中国語本を手に取って、当時国家副主席(のちの首席)の胡錦涛が、首相就任前に訪中した小渕恵三らに向かって、彼は「中国人の思いはこの本にすべて書かれている。読んでほしい」と人民大会堂の会見の場で語った。愛読者のもう一人は、中国外交部きっての知日派の肖向前。彼は訪日の機内で読破して、何度も自宅に連絡をくれ、都内の赤坂プリンスホテルで会見した。その時の彼の第一声は「あなたは中国の本当の友人だ」と持ち前の大声で話しかけてきた。


そして3人目の愛読者が、家族総動員して朝鮮戦争に命を捧げた英雄の玄愛華さん。彼女は昨年9月29日、97歳で老衰で亡くなったのだが、彼女も92歳の時「中国の大警告」を涙を流しながら、夜も寝ないで読み続け、感動のあまり翌日未明にバスに乗って滞在先まで押しかけて感謝を繰り返した。


この本は素朴な思いで、中国人が今何を日本に期待しているのか、期待していないのか、などを旅先で尋ねたり、機内で聞いた話をまとめたものである。その中には新疆ウイグル族の20代の女性もいた。

「平成の妖怪」という本は、出版するとまもなく中曽根サイドから圧力がかかり、出版社が倒産した。筆者の仕事場も無くなった。糧道を断つ中曽根・渡辺恒雄の策略だった。恩師・宇都宮はA級戦犯の昭和の妖怪・岸信介の権力に対抗した。弟子の凡人ジャーナリストは、改憲軍拡の平成の妖怪・中曽根に抵抗した。


思うに善悪をわきまえた善人は、誰とも仲良しになれる。悪を排除する勇気は必要である。槍のような風雨に屈しないジャーナリストは、民主主義確立のためには不可欠の存在であろう。14億人の人民とは、ツネに仲良しこよし。南北の朝鮮人とも。宇都宮の平和主義に差別・偏見の壁はなかった。昨今の台湾有事などは、日米右翼の謀略作品であって、人々を偏狭なナショナリズムに追い込んで、平和憲法破壊を目的とした悪魔の所業である。いわんや戦争準備などもってのほかである。


<拙著「中国の大警告」(データハウス)に涙した肖向前・胡錦涛に次ぐ愛読者は家族総動員して朝鮮戦争体験者>

東北地方で生まれ育った玄愛華さんの波乱万丈の人生は、夫を早く失い、嫁ぎ先から追い出され、母親の手にひかれながらの日中戦争下の放浪生活!想像を絶する体験を誰も活字に残せない複雑で困難な悲劇の日々を過ごしてきた。

食べるために延安の毛沢東の赤軍に入った夫に家族全員が命を委ねるしかなかった。こんなことは世界でもないだろう。貧困が二重三重にまとわりつく戦果の軍隊生活を、二人の娘の手を引きながら生きる母のきつい軍隊生活さえも、いまでは紹介できない。

ソ連のスターリンにねじを巻かれた中国人民革命軍は、赤軍の林彪が指揮する東北部隊に対して朝鮮戦争の主役を任せるが、最高幹部の林彪は、食うや食わずの戦い疲れのため反対したが、毛沢東は代わりに彭徳懐を総指揮者に任命した。それにしても家族総動員の戦争を聞いたことがない。その時、玄愛華さんにはゼロ歳の長女と2歳の長男がいた。夫と母の5人で朝鮮半島に渡った。ちなみに竹槍と鉄砲の戦いのような中国軍とアメリカ軍の戦闘を、誰もが分かっていた。現に100万の朝鮮派遣軍の死者は想像を超えていた。毛沢東の長男はここで戦死している。



<1972年9月29日は日中国交正常化の記念日>

明日の9月29日は、田中角栄総理と周恩来総理が1972年、戦後最大の外交課題の日中国交正常化のための「共同声明」に署名した記念すべき日。当時訪中した同行記者団は各社とも政治部長。駆け出し記者の筆者は、3歳の長男・春樹を肩車に乗せて羽田空港で見送った。


愛華さんは晩年、道路で転んで障害者となった。およそ4、5年の間、北京に滞在中、週2回介護に汗をかいた。両手から両足、頭部を指圧するのだが、次男正文の介護で力をつけた筆者のマッサージを、彼女は一番喜んでくれた。時には北海道の民謡「ソーラン節」を歌ってくれた。

朝鮮戦争では看護兵と日本語通訳で活躍したのだが、同僚は天皇の関東軍から抜け出した日本軍医と看護兵。後者は毎晩泣いていた。様子を尋ねると敗戦目前にしたハルビンでの悲惨すぎる事実を明かした。幼子は逃亡の邪魔になるといって、関東軍の逃亡兵が貨車に幼子を押し込んでガソリンをかけて焼き殺したことや、幼子を自ら殺した事実に共に泣いたという秘話も語ってくれた。

9月29日は国家的にも個人的にも忘れられない記念日となった。人間を差別してはならない。差別が争いの原因である。死の商人は差別主義者である。

2023年9月28日記(反骨ジャーナリスト・政治評論家)


本澤二郎の「日本の風景」(4937)

<ハマコー人脈を継承していた浜田靖一とやくざの証拠文春写真やっと入手>

昨日は大根の種を少し蒔こうとしていたところに二人の客人が姿を見せた。お陰で関心を持っていた週刊文春の複写が手に入った。事情通であれば当たり前のことだが、最近の若者は知らない。「まさかやくざが国民の代表である衆院議員!嘘だ」という返事が返ってくる。「政治音痴の公明党創価学会の会員は、上からの指示でやくざに投票してきた」というのが実情であるのだから。


筆者には思い出がある。岸信介の娘婿の安倍晋太郎取材を兼ねて、よく安倍のライバルで福田赳夫側近の田中龍夫の事務所に飛び込んだ。あるとき金庫番で有名な中内節子が「どちらの出身」と聞いてきた。「木更津」と正直に答えると、なんと彼女の口から「どうしてやくざが国会議員なの。有権者は何を考えているんでしょうね」と心臓を突いてきた。

これには反論できない。浜田幸一について警視総監・秦野章や千葉県警本部長の渡辺一太郎やその後輩たちにも確認した。間違いなく浜田はやくざだった。日本で最初で最後のやくざ代議士として生涯を終えた。残念ながら葬儀の風景を確認しなかった。「足を洗っているのではないか」という凡人ジャーナリストの判断は間違いだった。


そこで倅の靖一はどうか?中選挙区制のころは、水田三喜男・千葉三郎ら自民党の大御所と言われる人物からハマコー派の実情を容易に手にできた。次なる問題は「ワカ」と呼ばれていた靖一は、やくざと手を切っているのか。

今回の週刊文春に掲載された記事と写真でハマコーやくざ人脈を継承していたことが発覚した。国会議員としても人間としても失格だ。議員をやめるしかないだろう。


前回の選挙の期間中、木更津から久留里・亀山を経由して鴨川へとハンドルを握った。驚いたことに国道沿いの選挙ポスターはすべて靖一宣伝ばかり。事実上、無投票選挙を印象付けていた。「ヒトラーの世界か」と考え込んで、改めて憂鬱になってしまった。だが、歴史は動く。靖一独裁を裏付けた証拠写真を週刊文春がすっぱ抜いた。その写真が手に入った。インターネットを開くと、毎日新聞と東京新聞も報じていた。


「やくざに乗っ取られた千葉県・房総半島」「行政が委縮して住民自治のない千葉県」をも露呈していた。君津市に次いで袖ヶ浦市の水源地に核汚染ごみがやくざ系の産廃業者によって不法投棄された理由と背景でもあった、と断罪できるだろう。


<「木更津レイプ殺人事件」犯の浜名は創価学会に姿を隠して介護施設経営で強姦殺人>

凡人ジャーナリストがやくざ退治に覚醒した原因は、2014年4月に発生した「木更津レイプ殺人事件」取材からである。犯人は富津出身のやくざ浜名の強姦性奴隷殺人事件に遭遇したことにある。

木更津署が即座に逮捕する事件のはずだった。しかし、警察は動かない。森英介元法相の秘書官に要請したところ、同署次長が捜査を約束、同署やくざ担当の刑事2課長と同係長が腰を上げてくれたのだが、人事異動で担当者が代わると態度は一変した。政治がらみの事件として処理した可能性を否定できない。

この事件は、公明党創価学会関連の重大深刻な殺人事件である。ある時期から創価学会が取材を妨害してきた、いわくつきの事件であることも分かってきた。

「創価学会は生きてる人間を重視するカルト宗教」であることも。たとえやくざでも、生きてる犯罪者であれば保護する。そのことを「木更津レイプ殺人事件」で学んだ。


犯人は、やくざと介護施設経営・カルト教信者という3足の草鞋を履いている人物だ。配下には、ヘルパー吉田ふみえと大工高橋清の存在も確認している。うそ発見器で簡単に裏付けがとれる殺人事件である。真っ当な宗教であれば、犯人をかくまうことではなく、自首を進めて罪を負わせる事件である。

姿を変えることで「真人間」と印象付けるやくざが、やってることはやくざそのものなのだ。


<木原誠二事件関連でもやくざから教会の牧師になり、同じ犯罪を繰り返していた!>

浜田靖一問題の証拠写真には「友人の出家祝い」とある。坊主に変身して「善行を積む」といえば聞こえはいいが、実際は浜名同様に元のままと専門家は指摘する。

そのことが、目下の政局を揺るがしている木原誠二事件でも発覚した。なんとやくざが牧師になって日本と韓国を渡り歩いている、というのである。

木原事件追及の第一人者は、Youtubeで公表している。やくざに知恵を授けているのは「ヤメ検」というが、元東京地検特捜部の若狭勝の解説は立派だ。権力に迎合していない。警察の腐敗を暴いていて信用できる分析である。

凡人ジャーナリストは、政権の黒幕は改憲狙いの読売の渡辺恒雄とみている。宇都宮徳馬が「忘恩の徒」と断じたツネの悪行は数知れないだろう。


<木更津市内のラーメン店に「ハマコーラーメン1050円」「細川ラーメン750円」?>

21世紀の金集めの手段であろうか、ラーメン一杯が1050円!木更津市内に誕生したラーメン店のハマコーラーメンの値段である。何もない時代を生きてきた日本人は、すべからくラーメン好きだ。昼時国会内の自民党総務会長の部屋に行くと、一階の人民食堂のラーメンをご馳走してくれた。現財務省の父親・鈴木善幸さん。官邸のカレーライスもいいが、筆者はいつも国会記者会館のラーメンを食べた。注文すると、すぐ出来るからである。

安いラーメンで生きてきた人間は、1050円という金権ラーメンに驚く。入れ墨のやくざで満席か。ハマコーが健在のころは、市内の店という店はハマコーの色紙を飾っていた。ないとやくざがいやがらせをしてきた。

福岡県議団幹事長が「自民党本部は異常だ」と叫んでいるようだが、自民党の隅々が異常であろう。特にハマコー選挙区の地盤は尋常ではない。


<衆院3期の樋高剛がやくざの房総半島に覚悟の殴り込み!>

いいニュースが飛び込んできた。立憲民主党で3期当選の樋高剛が千葉12区に殴り込みをかけてきた。昨日袖ヶ浦市の水田・池田淳・水野清の秘書を歴任した御園豊と一緒に、樋高が姿を見せた。

名前からして勇敢だ。野党を一本化すれば、靖一打倒も夢ではない。公明党は麻生太郎から「ガンだ」と断定されても反論できないほど落ち込んで元気がない。創価学会からも樋高支援の流れが出てくるだろう。水の問題。核汚染ごみの問題でガンが多発してきている房総半島なのだから。

参院行政監視委員長の青木愛についで、樋高も水・環境問題に

取り組んでいくという。早稲田OBは野性的で頼もしい。次男正文も泉下で応援するだろう。


<やくざ一掃に期待する木更津・君津・袖ケ浦・館山・富津・南房総・鴨川・鋸南の有権者>

樋高の名刺をもらって、初めてここが千葉12区であることに気付いた無知な凡人ジャーナリストだった。木更津・君津・袖ヶ浦・富津の君津郡市のほか、館山・鴨川・鋸南・南房総の8市だ。

彼のスローガンもいい。安心・安全・安定の房総半島へと「大転換する」ことを公約していることも知った。千葉県警もやくざの仲間ではいられなくなるだろう。

「覚悟の殴り込み」に拍手したい!房総半島の夜明けが近い!

2023年9月27日記(反骨ジャーナリスト・政治評論家)


本澤二郎の「日本の風景」(4936)

<田中角栄を裏切った山東昭子は女性の鏡は真っ赤な嘘>

人間は万事塞翁が馬に違いない。それでも世紀の女狂いの木原誠二には言葉も出ない。ましてや、左翼から右翼に転向して、右翼政権を「言論の武器」を巧みに悪用して世論操作することを恥じない天下の悪人・渡辺恒雄は、そのことで日本国憲法を破壊し、主権者たる国民を地獄へと追い込んでいることに驚愕するばかりだ。

 

世論操作が可能な言論を独占することで、人々の運命を変えることができる!信じられない悪政がここ10年、30年と継続する過程で、日本はおかしくなってしまった。「議会と言論が狂うと民主主義は健全に機能しない」と生前の宇都宮徳馬さんは、繰り返し叫んでいたが、現実はその通りとなってしまった。


特に生死をかけた中国との国交回復の成果が振出しに戻ってしまった悲劇は、日本人として涙が出てくる悲しい現実である。


その元凶に女の政治屋が関与していた史実を、全国民は記憶しておくべきだろう。日本の男尊女卑は、神道という原始の戦争カルト教に起因する。先日終わった「国技」の相撲は、男たちに天皇の前で「戦い」を強いるものである。仏教には「戦い」を強いるような行事はない。相撲に女たちの関与は禁じられている。土俵に女が入ることさえ許されない。女が立ち入ると「けがれる」というのだ。なんともひどいカルト戦争教を、いまの自民党は選挙必勝宗教とあがめているから不思議このうえない。神道の秋祭りにも反吐が出る。


本題に入る。山東昭子という参院議長が存在した。それ以前には扇千景もいた。彼女のことを安倍慎太郎夫人はよく知っている。前者は田中角栄が政界に引き上げた。当時は「人寄せパンダ」と呼ばれていた。そこに尊敬の観念はなかったのだが、そのことが怨念化したのかどうか不明だが、彼女は田中・大平の命がけの中国との正常化を破壊した元凶である。

尖閣諸島問題を国際舞台に引き上げた主役。彼女は右翼作家の石原慎太郎(当時は都知事)のもとに尖閣を利権問題として持ち込んで、隣国との重大な対立の種をまいた。角栄への裏切りである。山東と同じくらい永田町で生きてきた凡人ジャーナリストには、彼女と一度も会ったことがない。その必要もなかったからである。


<現在の43兆円超軍拡戦争準備に石原慎太郎・野田佳彦(松下政経塾)にボールを投げて尖閣国有化した日中友好破壊者>

山東昭子と尖閣(地権者?)と石原慎太郎とその先に当時の首相・野田佳彦の密談の中身は、どのようなものだったのか。

角栄に育てられた山東が角栄を裏切って「尖閣」を、反中台湾派(青嵐会)に持ち込んだ理由は、今も謎である。埼玉の地権者?は何者かも正体不明だ。


野田佳彦は国民を裏切って消費税を引き上げて民主党政権をつぶした御仁。神道教育を身にまとった松下政経塾の怪しげな出身だ。安倍のために国会で弔辞を読んでいる。政経塾には官房長官の松野博一も、極右の高市早苗もいる。創立者の松下幸之助の野望が見て取れるだろう。金持ちのお遊びではなかった。

戦争で空前の暴利を手にする輩は、財閥である。死の商人がまとわりついている。

いま国民が気が付くと、43兆円の戦争準備が始まっている。日本にもワイマール体制を破壊したヒトラーのような人物が、清和会・日本会議にいたことになる。それを批判しなかった朝日新聞も毎日新聞も、すでに財閥の先兵である電通に支配されている。背後に渡辺恒雄が暗躍していると分析したい!


日中国交回復に汗をかいた戦後最大の成果を、最近は台湾独立派と連携する麻生太郎らによって破壊されてしまった。修復はできるだろうか?


<日本の歴史学者・井上清の本を読め・天皇制国家主義の過ちが見えてくる!>

話を変える。北京の人民大学に留学した人物が、一度だけだったが上海の従軍慰安婦問題シンポジウムで通訳をしてくれた。偶然だが知り合いの中国人ジャーナリストが、彼の面倒を見ていた。そんなことから父親と数回会ったという。父親は三菱総研の研究者だった。

彼は別れ際「この本はすばらしい。ぜひ読みなさい」と言われた。その本を友人の書棚で見つけてめくってみて驚いた。その人は京大名誉教授の、まさに反骨の歴史学者の井上清の著書だった。尖閣は日本固有の領土という外務省の甘い分析を批判していた。


かくして彼の慧眼に触れる機会を手にした。敗戦後の国家神道廃止や財閥解体のいい加減さを鋭く批判していた。一宗教法人でしかない神道が、戦後も大手を振っていることに怒りのペンを振るっていた。それは財閥に対しても。戦争は財閥とカルト宗教によって遂行される。

43兆円の背景を見せてくれる井上歴史書は、誰もが学ぶべき歴史書であろう。天皇制国家主義は歴史の遺物である。


改めて言えることは、山東・石原・野田は、43兆円戦争準備のA級戦犯といえるだろう。政治家が政治屋という政商まみれになると、国は敗れるしかない。非戦の9条を死守する使命が日本とアジアに課せられていることを学ぶことができる。

2023年9月26日記(反骨ジャーナリスト・政治評論家)


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