2023年08月

本澤二郎の「日本の風景」(4911)

<日本人は100年前の朝鮮人大虐殺事件を忘れるな!>

日本政府が「近代化」と吹聴する明治維新から昭和20年に至る史実は、決して胸を張れるようなものではなく、むしろ反対の加害の悲惨すぎる実績が蓄積されてきた。これは疑いの余地がない。まともな日本人は、そこからの教訓から敗戦後に日本国憲法を誕生させた。「世界に冠たる平和憲法」(鈴木善幸首相の国会答弁)である。

歴史の教訓から盲目的になると、未来もまた盲目的になる。極右片肺内閣の過ちに多くの国民は、政治不信に陥り、不安の日々を送っている今である!


筆者は100年前の関東大震災について、確かな史実を学んでいない。母親から「親の背中から家が崩壊する様子を記憶している」という話を聞いたが、朝鮮人大虐殺のことを語ってくれなかった。房総半島の山奥に生まれた母の周囲に、当時は朝鮮人は少なかった、そのせいかもしれなかった。昨日、ヤフーニュースが韓国のハンギョレ新聞が報じた100年前の史実を掘り起こしていた。

100年前の日本が今も?と論じようとは思わないが、なんとなく無縁だとも思わない。すべての日本人に、この貴重な記事を読んでもらいたい。学校教育で教えてもらいたい。「亡国の民」にならないために!

今から考えると不思議千万である。昼飯時の巨大地震によって関東一円に大火災が発生した。家々は倒壊し、それが燃えて天を焦がす。国家神道・現人神の日本国が崩壊する阿鼻叫喚の世界さながらのものである。「朝鮮人が井戸水に毒を」から嘘情報が垂れ流され、ごく普通の日本人が朝鮮人に襲い掛かり、殺害してゆく。東京や横浜だけではない。いまの首都圏がその虐殺の毒に侵されてゆく。

止めるべき警察や「天皇の軍隊」までが、関与してゆくという信じがたい惨劇が繰り広げられる。朝鮮人の被害者6644人という。正確な数字はむろん不明。政府も加担していることがのちの調査で判明している。日本政府は敗戦後になっても口を開こうとしない。加害者だから資料などない、あっても焼却してしまう。恐ろしい国家神道・現人神の国家的犯罪史実である。しかも誰も責任を取っていない。悲劇を他人に転嫁する野蛮な国家体制下の「天皇制を存続させるための策謀」と言われている。

翻って311はどうであったろうか。ここでも広島長崎の教訓どころか、311の教訓さえドブに捨てた岸田内閣に反吐が出る。そのことさえも批判しない日本の言論界。しかも、非戦の9条憲法をないがしろにした43兆円の戦争準備に議会も司法も事実上、沈黙している。主権在民が政治屋と官僚によって棚上げされている、異様な日本ではないか。


<加害のトリチウム汚染水批判に恥さらしの異様な言論>

日本国民の多数は、東電福島原発汚染水の海洋放出を認めていない。反対している。国際社会も、である。だが、岸田内閣は8月24日に強行した。

中国はすかさず反撃の対抗策を打ち出した。当たり前のことである。中国の国民もネットを使用して抗議の電話を。

これに異様な反発をしたのが、日本のメディアだった。日本はこの件でも加害者である。反省と謝罪をすることが道理なのだが、日本政府のお先棒を担いだ。日本言論界の死そのものであろう。

真っ当な科学者は、もちろんのことで反対している。だが、彼らの声は封じ込められている。昨夕、NHKラジオは100年前の大震災の特集を延々と報じていたが、朝鮮人大虐殺について蓋をしていた。

倫理・道義・恥の文化がすたれてしまっている日本。まさに亡国の民族そのもののようで、不気味この上ない。

2023年8月31日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/1134 



関東大震災朝鮮人虐殺100年「日本、朝鮮人の遺骨掘り起しトラック3台分移送」 6644人殺害後、組織的に隠蔽 軍人と警官は処罰せず、自警団は特別赦免(韓国ハンギョレ新聞)

■目撃者「日本刀で斬り竹槍で刺して…妊婦も殺しました」  1923年9月1日午前11時58分、マグニチュード7.9の大地震が首都圏である関東地方を襲い、東京・神奈川・埼玉・千葉などを廃墟に変えた。地震が起きた時間が昼食時だったため、火を使っていた家が多く、火災による被害が激しかった。東京の場合は約44%、横浜は80%に達する地域が消失した。破壊された家屋だけで約29万3000棟、死亡・行方不明者は10万5000人を超え、まさに阿鼻叫喚だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5698a6a39561c3e387c406d99166857c27b807d4

関東大震災から100年を迎えるのを前に、31日などに予定されている朝鮮人犠牲者らの追悼式典の関係者が30日、日本外国特派員協会で記者会見した。大震災での朝鮮人虐殺などに触れ、「ジェノサイドについて真相を究明し事実を認め、犠牲者と遺族に謝罪し賠償しなければならない」と訴えた。

本澤二郎の「日本の風景」(4910

<岸田のハッタリ信用?=トリチウム汚染水垂れ流しで水産業は崩壊必至!福島産品に手が出せない消費者>

日刊ゲンダイや一部の地方紙を除くメディアの反中報道は、1972年前かそれ以前の日中関係の状態に戻ってしまったことを裏付けている。痛手は両国に及ぶが、世界最大の大消費国との対決は日本のほうがはるかに深刻である。マイナス面をNATO諸国が負担できるかというと、アメリカにもその力はない。アメリカ社会もいたるところで、壊れて痛々しい。経済大国も沈んでいる。日本の武器弾薬購入に大きな期待をかけている有様ではないか。ワシントンのポチである日本が逃げると、ガタガタになりかねない。むろん、3年のコロナ対策の失政で中国経済も復活の見通しが立たない。気候変動による大洪水なども災いして、人々のストレスは政権批判となって表面化している。


他方で、ロシアとNATO支援のウクライナの戦争が、国際社会に暗い影を落としている。地球の混迷を利用したかのような岸田内閣の猛毒トリチウム汚染水垂れ流し作戦は、30年どころか100年かかるかもしれない。肝心のメルトダウンした3基の原子炉を廃炉にするという史上最大の作戦について、誰も判らない。第一にフランス製のALPS除去機器にも問題がある。「処理水」といえるのか。少なくともトリチウムを処理することは不可能である。ほかにもストロンチウムなども処理できていないことも発覚した。

IAEAの「国際基準に合致している」という怪しげな判断にも、黒い影がまとわりついている。日本国民をだましても、外国人は騙せない。


水産業者を「断固として守る」とか「万全を期す」というやくざエリートのハッタリを、善良な国民は信用しない。酒と女狂いの銀座族・官房副長官に政策のすべてを丸投げしている岸田政治に、国民の信頼は集まらない。いつ倒れても不思議ではない「死に体」政権である。

事実を国民は知っている。福島産品を購入した国民は、この10年余まず一人もいない。野菜など農産物でも「福島」と判れば、安くても買わない消費者ばかりである。いわんや「福島の魚貝類に手を出す勇気ある市民」などみたことがない。


岸田文雄や原子力マフィアの経産相・西村は、最近になって急に福島を訪問して「おいしい刺身」?をテレビに撮らせているが、まさに「今だけ」である。

原子力ムラ・同マフィアの勢力が、自身の財布で大量買いすれば判らないが、現時点でトリチウム汚染水を飲んだ自民党議員は一人もいない。いわんや公明党や維新にも出ていない。致死量1mgはノーベル賞受賞科学者の言明である。この汚染水を30年、100年継続すると、インド太平洋はプラごみどころか「死の灰」に覆われるだろう。むろん、大西洋もバルト海もあらゆる海水魚介類が食べられなくなる。

垂れ流しは直ちに停止するほかない。


<恥ずかしい日本言論の反中報道=元凶は日本政府・東電>

8月24日に海洋放出が始まると、日本の言論界がこぞってナショナリスティックになって14億人の中国攻撃を開始した。いっせいにナベツネ報道に徹した格好だ。

昨夜、沖縄の琉球新報社説が正論を吐いた記事を見つけた。日刊ゲンダイは筆を折る気配が全くない。昨夜の記者の取材に感動してしまった。本日の新聞のコメントに掲載されるだろう。

中国からの「抗議」の電話を、日本メディアは一斉に「いやがらせ」と切り捨てて反中報道を証明した。岸田や木原は「してやったり」と小躍りしているのか。「日本会議など連中の頭は台湾有事に有利と思い込んでいるかもしれない」と心配する識者も少なくない。


<中国系メディアの東電福島取材に厳しい枠に驚く>

CGTNをご存じか。中国メディアの日本語版だと今朝ほど確認した。彼らの取材の要望にようやく東電が応じたらしい。しかし、取材規制にビックリ!「スマホ・パソコン持ち込み禁止」というのである。

見せたくない、知られたくない場所だらけなのだ。自由な言論を規制する東電に衝撃を受ける。

このほか、取材の全過程に東電職員が同行、記者の自由な撮影や録音禁止、持ち込みは身分証明書やペンとノートと放射線測定器のみ。311から12年以上も経っている。それでも規制しないと取材させない。よほど後ろめたいことが福島東電に詰まっている証拠なのである。

要するに東電の内実は、これまでも東電の都合の良いところだけしか報道させていないということなのだ。国際社会に迷惑をかけている施設であるはずなのに、いまだに公開できない。日本は民主主義の国ではない。


CGTNの記事で、ALPSの正体の問題の一部を理解した。このフランス製の核処理機器は2013年に試運転、原子力規制委員会で合格したのが2022年。この間、水漏れなどトラブル続出の不完全な機器なのだ。あと何年持つのか?誰もわからない代物なのだ。仰天するような機器だった。日本国民は誰も知らなかった。ナベツネもそうだろう。


<福島の真実を知る竹野内真理=子供や女性の健康は無視されてきた!>

311以降の福島の惨状を懇切丁寧に教えてくれた反骨の被ばくジャーナリストは、千葉県出身の竹野内真理さん。電話での取材だったが、被ばくに抵抗力のない子供や若い女性の健康問題の実情に対して、筆者はずっと門外漢を決め込んできたため、かなりの衝撃を受け、それ以来、真剣に福島問題を注視するようになった。

いかんせん法学部だから、科学に弱い。ベクレルという単位さえも理解できない。しかし、幼児や子供たちや子供を産む若い女性が、ウクライナやベラルーシで危機的な状態に置かれている事実を知る彼女は、福島のいい加減すぎる対応に怒りのペンを走らせてきた。


妨害する原子力ムラの、ためにする刑事告訴にも脅かされ、危うくのところで国境なき記者団に助けられるという事態も体験してきた。真っ当な科学者やジャーナリストの不審死も肌で感じさせられたという。まさに日本を代表する本物のジャーナリストが、福島の現状を教えてもらい、感謝で一杯である。


チェルノブイリ原発事故を現地の学者からも学んだ唯一の日本人ジャーナリストであることも、彼女の取材力を裏付けている。福島の子供たちの被ばくについて、誰よりも心配するチェルノブイリと福島を知る唯一の本物のジャーナリストが日本に存在したことに、日本国民は感謝すべきだろう。


小論を締めくくるにあたって中国外務省報道官の発言と琉球新報社説の一部を抜粋して貼り付けようと思う。

2023年8月30日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


中国外務省 汪文斌 報道官

「日本政府が国際社会の強烈な疑問と反対を顧みず、一方的に福島の核汚染水の海洋放出を強行したことが、各国国民の強烈な憤りを引き起こした。これが今の情勢を引き起こした根源だ」

そのうえで、「日本側がやるべきは、過ちを正し、核汚染水の海洋放出を停止することだ」と強調しました。

(琉球新報社説)海洋放出は、日本だけの問題ではない。周辺国の漁業者も風評被害を受ける。韓国政府は理解を示すが、韓国国民の反発は強い。日本政府は国内でも、漁業団体の理解を得るという約束をほごにした。国内、国外とも、理解を得ずに強行する日本政府の姿勢が今回の事態を招いた。放出を停止し、代替策の検討も含めて、国内も周辺各国とも真摯(しんし)に協議をやり直すべきだ。


本澤二郎の「日本の風景」(4909)

<明治以降の日本は朝鮮族支配か?韓流ドラマが面白い>

中国で少しばかり生活したことがある。漢民族の人口が圧倒している多民族の国であるが、少数民族のなかでも一番優秀な民族は朝鮮族である。よく働きよく勉強する清潔な民族として存在感が圧倒している。最近まで日本駐在の大使は朝鮮族で知られていたようだ。


韓流ドラマの時代劇・朝鮮の李王朝ものを見ていると日本の天皇文化と一致している点が多い。服装が酷似している。その昔、中国は皇帝、朝鮮は王制で日本は天皇制。そこには確たる序列が存在した。戦前の日本は朝鮮を植民地支配し、中国の一部に傀儡の満洲国を打ち立て、麻薬経済を大英帝国並みに実施した。

なぜ中国侵略という大野望にヒロヒトは、取りつかれてしまったのか?思うに「皇帝」の地位を奪おうとしたのではなかったのか。敗戦後に平和の衣をまとって見事に生き抜いたヒロヒトの本性が好戦派だと最近になって判った。軍刀をぶら下げた「強い明治天皇」にひかれたのだろう。

軍国主義者の中曽根康弘に単独会見したさい、一番尊敬できる日本人を聞くと彼は「明治天皇」と答えた。また天皇制は、統治に便利という認識も示した。当時は天皇家が朝鮮族という知識は全くなかったのだが。

 

鬼塚英昭の見事な明治分析によると、田布施という朝鮮族エリート部落を紹介している。岸信介や安倍晋三は、長州・山口県の田布施、小泉純一郎は鹿児島の田布施。小泉が政権を安倍に回した理由であろう。古代も近現代も秘密だらけの日本が今も存続している。

1945年8月15日に無条件降伏しても、天皇ヒロヒトは現人神から人間天皇へ、そして象徴天皇に姿を変えて生涯を全うした。おまけは「米国の属国」。このことに日本政府や沖縄県民、横須賀市民などは、今も拘束されているような人生を送っている。悲劇の存在は天皇制にある、と言わざるを得ない。

平和軍縮派の宇都宮徳馬は、よく「天皇は京都に戻って普通の日本人のように暮らすのがいい」と語っていた。皇居での「籠の鳥」は不自由この上ない。莫大な財産を吐き出して、皇居も市民の憩いの場にしたらいい。今どきの天皇制にこだわりを見せる国民は、コメ粒ほどでしかない。


天皇の官僚は、したがって戦前を引きずって国民主権の認識が乏しい。安倍は「うちの爺さんは民主主義が判らない」と言っていたが、それでも戦後にA級戦犯の衣を脱いで行政権の長(首相)になった。この流れが、彼らの天皇信仰の神道に統一教会が加わって、昨今の混迷を生み出している。


宮内庁の宴など庶民は知らないし、関心もない。いわんや奥の院での天皇の不思議な舞など知る由もないが、韓流ドラマが何となく演じてくれる。朝鮮の歴史を勉強しないと、日本の歴史も分からない。日本に本物の歴史家は生まれない。


<妓生は売春婦ではない!厳格な教育を受けた芸の達人>

韓国の昔といっても国産のポニーという車が誕生したころ、一度韓国を旅した。妓生観光華やかりし頃である。軍事政権のころだったか、KCIAが観光団にもカメラマンとして監視にあたっていた。韓国初の大衆車のエンジンは、三菱のものだった。日本を代表する財閥のテコ入れで、軍事政権は韓国経済を成長させた。

従軍慰安婦・強制労働に対する反省と謝罪は、日本政府と財閥に期待できない理由か。

そういえば母国のはずの朝鮮半島の人々に対するヒロヒトの謝罪を記憶していないのだが。


話題を韓流ドラマに切り替える。一時期日本の農協の旅行団が、韓国を訪問していた。目的は妓生観光で、すなわち売春旅行だった。日本国民は妓生を売春婦と理解した。実際の妓生は全く違った。いま無料でパソコンから見ることができABEMAテレビで「ファン・ジニ」という妓生映画を半分ほど鑑賞したのだが、それはそれは教養も礼儀も厳しくしつけながらの芸の達人たちのことで、色恋沙汰の妓生は弾き飛ばされる。儒学にも詩文にも長けた見事な貴婦人に育て上げる。

美貌の持ち主の彼女らが、太鼓や笛や琴などの音楽に合わせて舞うのだが、この音楽が日本の宮廷の雅楽そっくりなのだ。天皇文化の源流はまさしく半島であることを裏付ける。

思うに日本のあらゆる文化は、皇帝の国の中国から半島を経て列島に伝来した。大陸からの直行便もあった。日本の歴史学者は、中国史と朝鮮半島史を学ぶことで、日本の古来より近代までの日本を知ることができる。

このような歴史学者はいまの日本にいない。天皇の官僚は、偽物の捏造された歴史を国民に学ばせてきた。それが天皇制を温存させてきた根源である。皇国史観などは論外である。


岸信介・福田赳夫・森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三・麻生太郎・菅義偉・岸田文雄の歴史観は、全面的に否定し、正さなければ21世紀を歩むことはできない。文科省の大改革をしなければ、統一教会を解散させることさえもできない。

韓流ドラマは、日本人の誤った歴史認識を正してくれるだろう。韓流歴史ドラマを見ないと、日本が見えてこない。この呪われた猛毒トリチウム汚染水垂れ流し事件を理解することさえできないだろう。

2023年8月29日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


1945年(昭和20年)8月14日から15日の二日間に発生した「8・15宮城事件」、世にいう「日本のいちばん長い日」―徹底抗戦を叫ぶ陸軍少壮将校たちが昭和天皇の玉音盤の奪取を謀って皇居を占拠したとされるクーデターで、森赳近衛師団長が惨殺される。この惨殺はなぜ決行されたのか?いつ、どこで殺害されたのか?遺体はどう処理されたのか?膨大な史料と格闘しながら真相を追っていくうちに著者は、この事件が巧妙なシナリオにのっとった偽装クーデターであることを発見した。この日本という国に、依然として残る巨大な「タブー」に敢然として挑戦する。

About the Author鬼塚 英昭
1938年大分県別府市生まれ。別府鶴見ヶ丘高校卒業後、上京。中央大学法学部で学びながら数多くの職に就く。学費未納で中退後、故郷・別府にて家業の竹細工職人となる。生業の傍ら、国内外の膨大な数の関連書を渉猟・読破、関係者にも精力的に取材を重ね、郷土史家として私家版の歴史書、『海の門』『石井一郎の生涯』『豊の国の竹の文化史』『20世紀のファウスト』を書き上げる。その研究の途次の1995年、昭和天皇九州行幸時の「別府事件」を偶然に発見、以来10年にわたる歳月をついやして上梓した前作『天皇のロザリオ』(上下、小社刊)につづき、明治期から現在までの多彩な史料を駆使して「日本の隠し事」を暴いたのが本書である。

5.0 out of 5 stars 日本国家の真相は明治維新でユダヤ国際金融権力をバックにした長州藩の田布施一味(朝鮮人系統)に国家を乗っ取られ、「万世一系」ではない天皇家は仮説の第4王朝(大室または毛利王朝?)に乗っ取られている。

本澤二郎の「日本の風景」(4908)

<トリチウム汚染水で対日融和路線から舵を切った中国>

致死量1mgの猛毒トリチウムの汚染水を、海水で薄めれば安全であるわけがない。事実であれば、タンクにためておく必要などなかった。岸田や木原が飲んで証明してはどうか。正直なところ、そう言いたくなるのだが、2023年8月24日からの太平洋への放出に内外の批判が強い。特に中国・韓国・香港からの報道は手厳しい。中国政府の日本産水産物の輸入の全面禁止措置に日本政府は驚愕して反発しているが、原因は日本政府・東電あるいは日本原子力マフィアの傲慢すぎる強硬策にある。直ちに放出を中止すべきであろう。

米国の良心的な科学者は「日本のデータは不完全・不正確・不一致で一面的」と決めつけている。


中国はこれまで経済重視の立場から、日本に対して耐えて耐えて融和政策をとり続けて来たが、ついに堪忍袋の緒が切れたと分析可能である。日本の中国敵視政策に対して「もうこれまで」と対日外交の舵を大きく切ったものと見たい。麻生太郎ではないが、日本政府も国民も「覚悟」が求められようか。

岸田親書を携えて訪中目前の公明党代表の山口那津男に「来るな」とキャンセルしてきたことからも理解できるだろう。


直前の重要会議・北戴河での決定だったかもしれない?日中関係は、田中ー大平の国交正常化の1972年前か、ことによると78年前に戻ったかもしれない。14億の人口と世界第二位の経済軍事大国との対決に日本は、耐えることが出来るだろうか。出来るわけがないだろう。日本の経済は、ただでさえ中曽根バブル崩壊から40年以上も落下し続けてきた。文句なしの貧困国・超格差の沈む太陽である。これ以上、極右片肺内閣に任せていて希望など生まれない。


<清和会の安倍の対中敵視政策と岸田・木原対中包囲網で堪忍袋の緒が切れた!>

日本と中国は、72年から小渕恵三内閣までは、曲がりなりにも友好関係を継続し、両国とも恩恵を受けてきた。しかし、清和会の森喜朗という極右内閣が成立し「神の国」発言をして以来、一挙に戦前回帰の路線に急カーブを切った。

森後継の小泉純一郎は、戦争神社の靖国参拝を繰り返し強行して、アジア諸国に不安と不信を根付かせてしまった。小泉は知る人ぞ知る「鹿児島の田布施」の出身。彼は後継者に「長州の田布施」の反共右翼の安倍晋三を指名した。この場面で権力は、自民党の神道議員連盟・日本会議に移行していたことが明瞭である。戦前の国家神道・教育勅語に心酔するカルト勢力で知られる。

平和憲法を破壊することを目的としたA級戦犯の後裔らである。しかし、この事実に覚醒したジャーナリストは一人もいなかったらしい。筆者も当時は、田布施の秘事について無知だった。

安倍の内閣で中国は敵視政策の対象となった。防衛白書が裏付けている。政権は菅義偉を経て岸田文雄へと移行し、現在に至っているが、既に「宏池会の岸田」は存在しなかった。

木原に操られる政権は、ワシントンの忠犬ハチ公に徹し、反ロ軍事同盟のNATO首脳会議に参加し、軍事費を2%に倍増する超軍事大国路線を打ち出した。岸田は、安倍の敵視政策を軍事面でカバーした。そのために43兆円の巨費をぶち上げた。ここに至って中国は、就任したばかりの外交部長(外相)を更迭し、日本通の王毅を再登板させた。

外交は相互主義である。中国も本気で対日敵視政策を打ち出した?その第一弾が猛毒トリチウム汚染水垂れ流しに対する全面的な日本の水産物の輸入禁止!この後には日本商品ボイコット運動が表面化するだろう。

いまでも円激安下のゼロ金利という、アベノミクスの暴政による超物価高に国民は耐えられない。政情不安必至か!

岸田の後見人の麻生太郎は「安倍が夢にまでみた2%(超軍拡)法案が、岸田の下で1年半で成立した」と発言、訪台では「覚悟」を叫んだ。若いころからの核武装論者で知られる財閥の代理人は、すでに安倍・麻生ラインで財閥に500兆円もの内部資金を蓄財させた、ともささやかれている。


8月27日付の中国の新華社通信は、長文の記事でトリチウム汚染水の海洋放出に対して「身勝手で無責任な国家的な国際法違反」と決めつけた。政府・東電が吹聴するアルプス(多核種除去施設)が事故ばかり起こして信頼できない代物であることも、鋭く指摘していた。


中国人は78年前に起きた日本軍の恐ろしい侵略の史実を学んでいる。それがどういう結果をもたらすものか、日本会議も神社神道も忘れている。日本は侵略戦争の加害者なのだ。これから先が心配でならない。心ある日本人は、議会人・官僚・一般人に限らない。日中友好の再構築に総力を挙げるべきである。自公維体制を1日も早く葬り去るときであろう。

2023年8月28日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/684546?display=1

https://twitter.com/x__ok/status/1695385070868291844?s=20


本澤二郎の「日本の風景」(4907)

<「デリヘル」を知らなかった凡人ジャーナリスト>

最近はYoutubeをよく開く。インターネット無縁の年寄りは、この意味さえ分からないが、幸いこの程度の動画は息子のお陰で理解できる凡人ジャーナリストも、このデリヘルが登場した動画情報に接して全くついていけなかった。昨日は法律家に電話して聞いてみた。無知の知がジャーナリストの原点である。なんでも疑問を持ち、なんでも聞くことが民主主義人間の原点である。

民主主義人間のすごいところであって、これは悪しき統治者を常時監視できる社会を意味する。

パソコンやスマホ携帯の時代は、したがって悪しき統治者は、これを統制しようとしてくるため、社会は複雑・不透明化する。現に日々それとの対決を強いられることになる。

Youtubeはいいことばかりではない。支配する側に立つ悪しきジャーナリストは、嘘の情報をここでも発信している。嘘情報垂れ流しで生計を立てているのだ。恥の概念が彼らにはない。素人は引っかかる。いわば統治者の罠であることに気付かない。真実の報道か、嘘や邪悪な報道かを区別できない。そもそも大手の新聞やテレビの資質を知らない国民が多い。

しかし、彼らが支援する政府の失政や暴政のせいで、日本丸は悲劇的な貧困時代を迎えている。新聞代が高い。よって人々は新聞をとらない。活字離れである。

文字を手にしながら、文字を読まない人間社会は、ある意味で民主主義の危機そのものである。ネット情報の嘘の罠に引っかかってしまう確率が高い。独裁国なのだ。


核問題のプロは、東電福島の汚染水を汚染水と断じているが、日本政府は科学に弱い国民向けに「処理水」と決めつけ、それを新聞テレビに押し付けている。原発大国フランスの核汚染水処理機器のアルプスで処理すると「処理水だ」と勝手に決めつけている。トリチウムは処理不能で、汚染水そのものである。

昨夕、川口市の一心助君が電話をしてきた。「いまTBSの報道特集で汚染水にストロンチウムまでも残留していることが判明した。日本は本気で海洋生態系を破壊しようとしている。大変なことだ」と金切り声を上げてきた。この大ニュースをニュース欄で報道しないTBSもどうかしている?毎日新聞は書くだろうか?


<風俗店だと分かる=横文字を知らない国民は今も不明>

問題のデリヘルのことだが、風俗ビジネスとか風俗店と報道すれば、気付く国民は多いだろう。Youtubeで動画をしたり顔に流す輩は、さも得意げに「デリヘル」と口走り、カタカナ文字で紹介する。風俗店のことだ、と解説すれば、動画を見た人間も理解できる。

筆者は銀座族の官房副長官ということだけで腰を抜かした。元法相の案内で、一度だけ小一時間、椅子に座って水割り一杯が10万円と知って、銀座はジャーナリストの世界と無縁であることを知った。

したがって、公明党の遠山といった創価大学OBの銀座族に驚愕して当然だった。このような腐敗人間に投票した創価学会員が、千葉県のやくざ系政治屋に票を投じる不思議も理解できる。有権者が腐ってしまっている。「木更津レイプ殺人事件」を裏付けているようで気味が悪い。

デリヘルを今も知らない市民が少なくない。大手の新聞テレビは、すべて政府系だから報道しない。NHKは断固として真実を報道しないのだろう。無知を強要する日本の言論界に、この国に希望はない。


<「出張売春」なら理解できる市民は少なくない>

ともかく最近の日本人は、日本語を使わない。会社名義も訳が分からない。正体を隠した詐欺的なビジネスが横行している証拠であろう。堂々と日本語を使え、と言いたい。

小学生でも読める日本語で活動すべきであろう。このことを中国でも感じることがある。漢字文化は人類の成果である。書はすたれない。文化の象徴である。パソコンを使っていると、漢字を忘れる。ノートに文字を書くことを忘れない人間でありたい。ゆえに外国語をカタカナにして喜ぶ日本人はどうかしている。英語を小学生から教えている?愚の骨頂であろう。

韓国も漢字を捨てている。ハングル文字と併用したらいい。文字はその国の文化そのものである。


「出張売春」にしてはどうか。これなら多くの国民は理解できるだろうし、そんな人間が首相官邸にいることに世界は驚愕するだろう。皇族は過去の遺物であろうが、天皇も仰天するデリヘルではないだろうか。時代の変化は性文化に象徴されるものか。木原誠二が「日本の性文化」を語ることに興味がわいてきた。

 

<覚せい剤・官房機密費・やくざ疑惑も浮上か>

法律家は性欲には個人差があると断定する。漢方では老人の性行為は寿命を縮めると説く。「皇帝の短命が裏付けている」のだから正しい見方であろう。誠豪という言葉を知らない。性豪は聞いたかもしれないが、木原はこの口なのか。

それにしても酒と女の二刀流使いを岸田文雄は、政策のすべてを任せている。愛人の子供の七五三参りが報道されているところからすると、神社神道の信者なのか?そうだとすると、自民党の神道議員連盟の幹部かもしれない。森喜朗や安倍晋三のような「神の国」の信者か。そのうち戦争神社・靖国参拝をするのだろうか。神風は存在しない。

木原は明らかに宏池会の人間ではない。財閥・日本会議が宏池会に送り込んだ工作員なのか。

「木更津レイプ殺人事件」やTBS強姦魔事件からすると、中北誠二は覚せい剤常習者ではないだろうか。銀座の女性は若くて興味がなくなり、埼玉県の選挙区に隣接する所沢に拠点を移したのか。覚せい剤使用となると、やくざが関与するが?


官房副長官は官僚機構の頂点である事務次官の上位だ。官房長官は千葉県市原市の清和会構成員。頼りない、木原が操れる岸田好みの「適材適所」の人物?

役所の最高級報酬人間だとしても、銀座族の本妻と愛人の生活費だけでも大変な出費を伴う、と法律家は指摘する。そうだとすると、血税である官房機密費に手を突っ込んでいる疑惑も出てくるだろう。下衆の勘繰りか?


<中北・木原誠二は官房副長官を辞めろ=岸田の重い罪>

悲しいことに野党は寝ている。笹川良一の糸を引きずる維新は、必死で木原をかばっている。統一教会も気が気ではないだろうが、もはやお陀仏の時期を迎えている岸田内閣。

43兆円の超軍拡予算確保で恐ろしい戦果を挙げた木原も、いまや岸田墜落に手を貸してしまった。即座に責任を取って辞任しなければならない。文春記者も命がけの取材をしている。勝負はあった!

岸田はとんでもない性豪を側近にして、内閣は風前の灯である。その罪科は計り知れない。総辞職の場面である。

2023年8月27日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


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【特集】何者 木原誠二という男 | 週刊文春 電子版
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